2018年05月31日公開
2018年05月31日更新
ミスターサタンは魅力・すごい理由まとめ!裏設定や強さ・戦闘力を紹介
ドラゴンボールに登場するミスターサタンと言えば、セル戦でも魔人ブウ編でも登場していたビーデルの父親です。ミスターサタンの戦闘力は決して高くなく、セル戦以降では天狗になっています。それなのに、彼は世界を救った英雄として民衆から支持を得ています。民衆を虜にするミスターサタンの魅力とはどんなものなのでしょうか?ミスターサタンの強さや魅力、本名などについて紹介していきます。
目次
ドラゴンボールの紹介
ドラゴンボールは鳥山明先生原作のバトル漫画で、週刊少年ジャンプにて連載していました。非常に人気があり、ドラゴンボールの影響で少年ジャンプの発行部数が上がりました。鳥山先生はマジュニア編で連載を終了させる予定でしたが、発行部数が下がってしまうなどの理由から編集部が連載終了を許さず、フリーザ編では人気がうなぎのぼりでした。テレビアニメや劇場版、ゲームなども非常に人気でした。
鳥山先生の強い意向で魔人ブウ編で連載を終了する事になりましたが、当時の編集長は最初知らなかったというエピソードがあります。魔人ブウ編で連載を終わらせるにあたり、ドラゴンボール作品がもたらす利益は集英社だけでなく、テレビアニメを放送する東映アニメーションやグッズ展開をしているバンダイの業績や株が下がる可能性があった為、各企業のトップで会議を行うなど、異常事態となりました。
各企業の業績低下などが最小限で済むよう配慮した上でドラゴンボールは連載終了となりました。ドラゴンボールGTは業績を低下させない為、社員の給料を払う為に続編として製作されたのではと言われています。金儲けに走っているとファンに思われがちで、ドラゴンボールGTの評価は低いです。ドラゴンボールの原作で10年後の未来に話が飛んだのは、鳥山先生がドラゴンボールの続編を書きたくなかった為だったと言われています。
ミスターサタンを画像つきで紹介
ドラゴンボールの原作、其之三百九十三「新しい神様」で初登場したミスターサタンは身長188cm、体重94キロで、趣味はオークションとゴルフです。ドラゴンボールの後半のセル戦から登場するミスターサタンは主要キャラクターの一人です。魔人ブウ編でも重要な局面でも登場しているキャラクターです。アクションスターのような風貌で、黒い道着を着て、カーリーヘアーに割れた顎が特徴的です。
ミスターサタンというのは格闘家としてのリングネームであり本名ではありません。英語が使われている所で翻訳版の「ドラゴンボール」が発売された時、サタンという名前は悪魔の意味があり、不穏当だった為ギリシャ神話のヘラクレスのファーストネーム「Hercule」が使われました。Z戦士と呼ばれる孫悟空達と比べると非常にコメディ色が強いキャラで、殺伐とした戦闘シーンが増える中でムードメーカーのようなキャラです。
原作者の鳥山明先生は個人的に最も好きなキャラクターであり、個人的に描いていて一番楽しく、威張っているけどせこいキャラが好きと話しています。好きな5人の戦士に悟空、クリリン、ベジータ、ピッコロの他にサタンの名前を挙げていて、セルゲームの時、お笑いキャラで終わる予定だったサタンを、担当編集者がこのキャラは面白いと言った事で鳥山先生も乗り気となって、以降も登場するキャラクターになりました。
格闘技の世界チャンピオンのミスターサタンは悟空達が参加しなかった第24回天下一武道会で優勝を果たしています。セルや魔人ブウを倒すきっかけを間接的に作ったキーパーソンで、悟空達が倒したという真実を知らない民衆はその場にいたサタンがセルを倒したと思い込んでいて、英雄だと言われています。魔人ブウの時はドラゴンボールで記憶を抹消されているので、地球人はサタンが何かから世界を救ったという曖昧な意識です。
ミスターサタンの本名は?
世間ではミスターサタンの名前で有名ですが、本名はあるのでしょうか?ミスターサタンの本名はあまり出てきませんが、本名は「マーク」です。マークというミスターサタンの本名の由来は悪魔をもじったものであると鳥山先生は話しています。ミスターサタンの住む地域では苗字と名前が分かれていないので、本名のマークのみです。ミスターサタンの名前ばかりが登場するので本名のマークはあまり知られていません。
ドラゴンボールの原作内でマークという本名は出てきません。確認するとしたらドラゴンボールの関連書籍となります。なので、ミスターサタンが本名だと思っている人は大勢います。アニメなどでもミスターサタンという名前で通っているので、なかなか本名を知る機会はないでしょう。ミスターサタンの本名を知らない子供達も多くいるでしょう。
ミスターサタンは一度も死んでいないキャラクター
地球はたびたび危機に晒され、その度にドラゴンボールを使って蘇っています。悟空やクリリン達はすでにドラゴンボールを使って蘇った事があります。地球人の多くも死んで生き返っていますが、地球人の中で二人だけ一度も死んでいないキャラクターが存在します。亀仙人の姉である占いババとミスターサタンの二人です。
魔人ブウ編で、魔人ブウが放った地球人を滅亡させる光線で地球で唯一生き残ったのがミスターサタンです。占いババはその時、あの世に避難していて無事でした。地球人の中で唯一死ななかったミスターサタンの強運と悪運の強さは世界一と言えるでしょう。その後もブウ編ではミスターサタンはいい働きをして地球を救った一人となっています。
ミスターサタンの格闘家としての強さとは?
ミスターサタンの戦闘力の強さですが、手刀で瓦割をした時は15枚中14枚を割りました。他にも岩を頭で割り、大型バス4台を引っ張り、分厚い電話帳を3冊引きちぎるなどしました。悟空達が参加する前の天下一武道会の予選ではパンチングマシンで最高記録の139点を記録しています。一般人の中では高い戦闘力を持っていますが、娘のビーデルの方が強いと悟飯は評しています。
修行もしないで威張るサタンに対して、娘のビーデルは苦言を呈しています。天下一武道会ではスポポビッチや拳銃を持った相手を倒す場面があり、決して弱くない戦闘力を発揮しています。鳥山先生はミスターサタンの強さについてボブ・サップほどの強さはないかもと話しています。自分の実力に対して自信があり、相手を見下したような言動が目立ちますが、相手の実力を知った後は態度が変わって自分の身の安全を第一に考えます。
ミスターサタンの戦闘力は?
ミスターサタンの戦闘力は「18」です。初期の悟空の戦闘力は「10」です。ミスターサタンの戦闘力は初期の悟空よりかは強いです。ミスターサタンは拳銃を持った相手にも臆する事無く戦う事が出来るので一般人の中では強い方と言えるでしょう。若い時に亀仙人に弟子入りしていたらもっと強くなったのでは?とファンの間では言われています。
セルゲームでのミスターサタンの働きとは?
セルゲームでは世界チャンピオンとしてセルとの戦いに挑み、その場にいた悟空達は身の程知らずのバカ、素人、バカの世界チャンピオンなど、呆れた様子が見受けられました。悟空達の技を見ても手品やトリックと決めつけていて、セル戦の途中まで言い続けていました。自己顕示欲が強く、お調子者のミスターサタンですが、セル戦で頭部のみの人造人間16号の最後の頼みを引き受けています。
ミスターサタンの働きで、絶望していた悟飯にアドバイスと未来への希望を託してセルに破壊されています。彼の死を見た事で悟飯は超サイヤ人2に覚醒しているので、結果的にミスターサタンは地球を救う為の働きをしています。強い正義感を持っているミスターサタンは卑劣な悪人に対して怒る場面があり、ただのお調子者ではありません。
ミスターサタンの魔人ブウ戦での働きとは?
セル戦でキーパーソン役だったミスターサタンは魔人ブウ戦でもキーパーソンとなっています。当初、魔人ブウに会った時、ミスターサタンは魔人ブウと友達になろうとしました。純粋な動機ではありませんでしたが、その事に対してピッコロは力は俺達に敵わなくてもお前の父は誇り高いチャンピオンだとビーデルに話しています。魔人ブウ戦ではベジータと友情を交わしたブウを救い出しています。
更に元気球を作る時は自分の人気を利用して元気の収集に貢献し、倒れていたベジータを救い出し、悟空から世界の救世主かもなと認められています。戦闘力の強さは高くなく、口だけのサタンを軽くみていた悟空達もこの一件でサタンへの見方を変え、天下一武道会ではサタンの顔を立てようとしています。ブウの記憶は地球人から消され、ミスター・ブウと名を変え、子犬ベエと共に一緒に暮らしています。
ミスターサタンの家族構成
ミスターサタンは20代前半で結婚していて、相手は美人歌手のミゲルです。当時、「天使と悪魔が結婚」と世間を大きく騒がせました。二人の間には一人娘のビーデルが生まれており、ミスターサタンの妻であり、ビーデルの母でもあるミゲルは亡くなっています。妻亡き後、チャンピオンの座を利用して女遊びをしているサタンに娘のビーデルは呆れ果てています。二人家族ですが、使用人は数多くいます。
ドラゴンボール超のミスターサタンは?
魔人ブウの戦いが終わった後、悟飯とビーデルは結婚して、二人のために豪邸を建てています。ミスターサタンは世界平和大賞を受賞した時に貰った1億ゼニーを親戚である悟空に渡しています。娘のビーデルを溺愛していますが、同じぐらい孫のパンの事も溺愛しています。ビーデルと悟飯の交際当時は自分より強い男じゃないと付き合うなといい、当初は弱そうな悟飯を快く思っていませんでしたが、現在は良好な関係を築いています。
ミスターサタンの声優を画像付きで紹介
ミスターサタンの初代声優郷里大輔を画像付きで紹介
ミスターサタンの初代声優は郷里大輔(ごうりだいすけ)さんでした。声優、ナレーター、俳優として活躍しており、本名は長堀芳夫(ながほりよしお)さんです。悪役や豪傑なキャラクターを多く演じていて、太く迫力のある声と定評があります。悪役を演じる事が非常に多い郷里さんですが、郷里さんの性格は正反対で温和で優しい性格です。しかし、本気で怒るととても恐かったと声優の小野坂昌也さんが話しています。
郷里さんがミスターサタンの声優を降板した理由は、2010年1月17日に東京都中野区の建物の隙間でうつぶせの状態で倒れているのを通行人が発見しました。郷里さんの手首や腕から血を流していて、倒れている傍に遺書とナイフがあったことから、警察は自殺とみていますが、所属事務所の青二プロダクションは死因を急性心不全と発表しています。糖尿病を患い、視力が低下した事から仕事が思うように出来ないと漏らしていました。
出典: https://prcm.jp
養成所以来の親友で、念願の初共演を迎えた際は、郷里さんと焼き鳥屋で泣きながら飲んだという井上和彦さんはアンパンマンの収録時に元気がなく、結婚してお子さんもいたのであまり連れ出すのもと思って付き合いが減ったのは残念、もっと話したかったと郷里さんの死を悼んでいます。ドラゴンボールのビーデル役の皆口さんはビーデルを演じる時が来ても郷里さんがサタンじゃないならビーデルをやりたくないと泣きました。
ミスターサタンの二代目声優石塚運昇を画像付きで紹介
郷里さんが亡くなり、二代目のミスターサタンとなったのは石塚運昇(いしづかうんしょう)さんです。声優だけでなく俳優、ナレーター、演出家としても活躍しています。舞台俳優と声優としての経験を生かして演出や演技指導も手掛けています。アフレコの仕事を引き受けましたが、舞台とのギャップに悩みつつも仕事の本数を増やし、ポケットモンスターの仕事で初めて視聴者を意識するようになったと語っています。
石塚運昇さんはポケットモンスターではオーキド博士やナレーションなどを長らく担当しています。郷里さんから石塚運昇さんに代わった事に対して、郷里さんのイメージを大事にしてキャスティングされたとファンの間で言われていますが、同時に郷里さんのサタンが恋しいというファンも多くいます。サタンと言えば郷里さんというファンが多くいるので仕方ない事ですが、勿論、石塚さんの演技の方が好きという人も大勢います。
ミスターサタンの師範が桃白白に殺されている過去
ドラゴンボールの原作内で明かされていませんが、ミスターサタンは「サタンの城」という格闘術の道場に通い、強運のおかげでライバルや対戦相手が食中毒などで対戦不能となり、世界チャンピオンの座につきました。ミスターサタンという名前は道場からとられています。師範と遠征先の南の都に行った際、酒場で桃白白の髪型をからかい、師範は殺され、重傷を負ったサタンは強そうな相手とは戦わないと心に誓いました。
ミスターサタンはクリリンと同い年?
意外と知られていませんが、実はクリリンとミスターサタンは同い年です。クリリンもミスターサタンもエイジ736年生まれで悟空の一つ年上です。二人の見た目からするととても同い年には見えないという声が多数あります。悟空とも一つしか違わないという事にも驚く声が多数あります。ミスターサタンがクリリンと同い年という設定に意外と驚く人は多いでしょう。
ミスターサタンの魅力とは?
バトルシーンが多いドラゴンボールの中で、ミスターサタンはとてもコメディ色の強いキャラクターです。シリアスな展開が続いていても、ミスターサタンが出てくると一気に脱力感に襲われる人も多いでしょう。自己顕示欲が強く、セコイ人間で、強い相手を見ると途端に逃げ腰になってしまうお調子者のミスターサタンの魅力とはなんでしょうか?ミスターサタンには意外と魅力があると言われています。
ミスターサタンの魅力と言えば、地球人の多くから支持されるカリスマ性でしょう。ミスターサタンの声が聞こえると一斉に元気玉の元気収集に協力しました。悟空やベジータのような強さや戦闘力はありませんが、ミスターサタンにしかないカリスマ性で地球を救うキーパーソンとなっています。ミスターサタンの魅力の一つは強さや戦闘力ではなく、人を惹きつけるカリスマ性と言えるでしょう。
ミスターサタンの他の魅力と言えば、勇気でしょう。セル戦では頭部だけになった人造人間16号の最後の頼みを聞き入れます。一緒にいたアナウンサーは殺されるからやめた方がいいと制止しましたが、名前も知らないやつが戦っているのに逃げられないと言って悟飯の元へ人造人間16号の頭部を投げました。この行動が結果的にセル戦での勝利に繋がったので、ミスターサタンの功績とも言えます。
魔人ブウ戦でも倒れて動けないベジータを救出に行っています。ブウと悟空の戦いを見ていたのに、人命救助に向かう勇気は素晴らしいものです。サタンが動かなければ、ベジータは助かりませんでしたし、悟空も元気玉を打つタイミングを逃していたでしょう。決してかっこいいわけでも、戦闘力が高いわけでもありません。しかし、勇気をもって行動に移す強さはミスターサタンの魅力と言えます。
ミスターサタンのもう一つの魅力と言えば、優しさでしょう。魔人ブウが登場した時、悟空達は力で排除しようとしていました。それが彼らの強さですし、戦闘力が高い以上、地球の為に戦って倒そうとするのは当然です。しかし、ミスターサタンはブウと戦うのではなく、コミュニケーションをとりました。戦うのではなく、逃げるのではなく、ブウと対話する道を選びました。相手とコミュニケーションをとる姿は魅力的に見えます。
正体がわからないブウと戦う事を怖がったミスターサタンはブウと交流し、強さではなく、優しさでブウの心を開きました。ミスターサタンにもう殺さないと約束をさせるぐらい仲良くなったのです。しかし、心ない人間の行動で事態は悪化します。ミスターサタンは同じ人間相手でも怒りを見せ、拳銃を持った相手に果敢に挑んでいます。人の為に怒るのは優しさからであり、ミスターサタンの最大の魅力は優しさと言えるでしょう。
ミスターサタンの面白いシーンを画像で紹介
ミスターサタンの面白いシーンを画像で紹介①
お調子者であることがよくわかる画像であり、ブウ戦の中で笑いを誘う画像でもあります。ミスターサタンの間抜けともいえる姿に悟空が言葉を失っています。しかし、バトルばかりの殺伐とした空気が続いていたので、読者はホッとしたのではないでしょうか?読者を笑わせる事が出来るのもミスターサタンの魅力でしょう。画像を見て、思わずクスリと笑ってしまう人は多くいるのではないでしょうか?
ミスターサタンの面白いシーンを画像で紹介②
セル戦で相手の強さを感じ取れないミスターサタンのパフォーマンスは悟空達からすると呆れてしまうものでしょう。しかし、ミスターサタンはとても真面目にしている画像です。敵のセルでさえ、呆れてしまっています。シリアスな空気は台無しですが、読者にとっては息抜きが出来る画像でしょう。実際、ミスターサタンのパフォーマンスに地球人達は沸きあがっています。希望をみせるパフォーマンスは素晴らしいと言えるでしょう。
ミスターサタンの面白いシーンを画像で紹介③
トランクスの相手を天下一武道会でした時の画像ですが、大きく吹っ飛ばされて壁に激突したのに、強がりを貫き通したプライドの高さは天下一品でしょう。ここでチャンピオンらしく振舞う強さは素晴らしいです。読者からするとやせ我慢をしている事がよくわかる画像ですが、必死に強がるミスターサタンに笑いを誘われるファンが大勢いました。決して情けない姿を見せないミスターサタンの強がりが光る画像です。
ミスターサタンの面白いシーンを画像で紹介④
魔人ブウ編で悟空が合体する相手を考えた時、傍にいたミスターサタンで想像した時の画像です。合体しても強さが増すどころが弱くなると考えている悟空ですが、何より面白いのは悟空とミスターサタンが合体姿でしょう。悟空の道着を着たミスターサタンというのはとても面白く、緊迫した空気の中で読者の笑いを誘うワンシーンです。
ミスターサタンの本名や魅力について紹介しました
意外と知られていないミスターサタンの本名や、彼の強さ、戦闘力が高いのかどうかなどを紹介しました。ミスターサタンの本名は原作の中で使われている事はほとんどありません。強さも一般人よりは強い程度で、戦闘力も決して高くありませんが、ミスターサタンにはカリスマ性や優しさなどの魅力があります。憎めないキャラクターのミスターサタンの事が好きというファンは意外と多くいて、今後の活躍にも期待しましょう。