【幽遊白書】美しい魔闘家鈴木は闇アイテムのスペシャリスト！強さや能力は？

幽遊白書に登場する美しい魔闘家鈴木はピエロのような扮装で自分のことを美しいと言うキャラクターです。暗黒武術会で裏御伽チームの一員だった美しい魔闘家鈴木は、その個性的なキャラクターで今もなおファンがいます。この記事ではそんな美しい魔闘家鈴木について紹介します。美しい魔闘家鈴木が気になる方はぜひご覧ください。

幽遊白書は1990年から1994年まで週刊少年ジャンプで連載された、冨樫義博先生の漫画作品です。全19巻が刊行されています。連載当初はオカルトコメディな作風でしたが、連載が進むうち異能をつかって妖怪と戦うバトルものへと路線変更します。連載が終わって時間が経った現在でも人気が高い作品です。

主人公の浦飯幽助は地域でも有名な不良でしたが、あるとき交通事故にあった子供を助けて死んでしまいます。しかしこの死は霊界にとって予想していなかったことであり、幽助は生き返るためのチャンスを与えられます。霊界案内人のぼたんに導かれ、霊体の幽助は人間や迷える魂を助けていきます。

美しい魔闘家鈴木は初登場時、怨爺という老人の姿に扮していました。その正体が明かされた経緯を紹介します。暗黒武術大会の準決勝で浦飯チームと当たったのは裏御伽チームで、そのなかに怨爺と呼ばれる老人の姿がありました。怨爺は数々の闇アイテムを作成し、裏御伽チームの勝利に貢献してきた人物です。裏御伽チームは強力な闇アイテムを使用したものの、次々と浦飯チームに破れていき、最後に怨爺が残りました。

怨爺と対戦することになった幻海は戦いを開始する前に正体を表せと告げます。すると老人のマスクの下から、ピエロの格好をした若い男が現れます。男は自らの名前を「美しい魔闘家鈴木」と告げます。変装していたのは、最も嫌いな生き物である老人に化けることで自らの闘争心を高めるためでした。美しい魔闘家鈴木は老いを醜いことだと考え、老いる前に美しいまま死にたいと言います。

美しい魔闘家鈴木は常にピエロの格好をしていますが、その理由は自分を伝説として残そうと考えているからです。美しい魔闘家鈴木が言うには、人々は姿形のわからないものを想像してそれを伝説として語り継ぐので、ピエロの格好で素顔を隠しているそうです。また、美しい魔闘家鈴木は大会で優勝した暁には老人と自分に反対するものを皆殺しにすると宣言します。美しい魔闘家鈴木は承認欲求の塊のようなキャラクターです。

そんな大口を叩いた美しい魔闘家鈴木でしたが、霊気を使わない幻海の単純な肉体攻撃でボコボコにされてしまいます。自称する美しい顔も見る陰なくボコボコになり、あえなくそのまま退場となりました。

上記のセリフからも分かるように、名前に並々ならぬこだわりが感じられる美しい魔闘家鈴木ですが、違う名前を使っていた過去がありました。過去に戸愚呂と対戦したときの美しい魔闘家鈴木の名前は「強い妖戦士田中」でした。どちらにせよ苗字に形容詞をつけるのが好みのようです。

美しい魔闘家鈴木の特技は妖力をこめたアイテムを作ることです。美しい魔闘家鈴木は裏御伽チームのメンバーにそれぞれの性質に合わせて闇アイテムをつくり、強さを引き出してきました。美しい魔闘家鈴木はアイテム作成にかけては天才的と評されています。

美しい魔闘家鈴木が作成した闇アイテムを紹介します。一つ目は奇美団子です。これは裏御伽チームの黒桃太郎が使用したもので、猿・雉・犬の三種類の団子が存在します。この団子を食べたものはそれぞれ魔猿の装、魔雉の装、魔犬の装に変化でき、防御力、スピード、攻撃力が上がります。黒桃太郎は受けたダメージから敵の攻撃力を記憶する能力を持っていたので、このアイテムがその強さを最大限に引き出しました。

二つ目は逆玉手箱です。これは裏御伽チームの裏浦島が使用したもので、箱の中の煙を吸い込ませると敵を戦闘不能な状態まで若返らせられるというものです。ただ、裏浦島と蔵馬との戦闘に使用された際は胎児以前の状態までに戻したことで蔵馬を南野秀一と融合する以前の妖狐にしてしまい、墓穴を掘りました。

三つ目は死出の羽衣です。これは裏御伽チームの死々若丸が使用したもので、この布に包まれたものはランダムの場所へ転送されます。転送する場所を持ち主が選ぶことはできません。桑原との対戦時に使用されましたが、運のいい桑原は隣の競技場まで飛ばされただけですみました。

4つ目は魔哭鳴斬剣です。これは裏御伽チームの死々若丸が使用したもので、死霊を呼び出すことができます。死霊のあげる悲鳴は聞くだけで抵抗力のないものの生命を奪います。この剣から繰り出される「爆吐毒触葬」は死霊の悲鳴を増幅させた衝撃波をぶつけ、敵を跡形もなくします。弁慶すらあまりの恐ろしさに使わず封印したと言う逸話があるアイテムです。

5つめは前世の実です。これは魔界で近年発見されたトキタダレ花の果肉で、浦飯チームに破れた美しい魔闘家鈴木が蔵馬に手渡しました。蔵馬を妖狐の姿に戻した逆玉手箱の原材料であり、飲めば長時間前世の姿に戻ることができます。ただ実験段階のアイテムであり、実際に蔵馬が鴉との戦いで使用した際、予想より早く効果が切れてしまうなど難点もありました。

6つめは試しの剣です。これは浦飯チームに破れた美しい魔闘家鈴木が桑原に手渡したもので、持つものの気を吸い取って成長する妖刀です。ヒル杉から作られており、その形は持つものの気の性質次第で変わります。桑原は戸愚呂兄との戦いでこれを使用しました。

美しい魔闘家鈴木は暗黒武術会の準決勝に進むほどの強さを持っていましたが、それは過去の屈辱的な敗北が生んだものでした。美しい魔闘家鈴木は過去に戸愚呂弟と戦ったことがあり、そのときの戸愚呂は30％の強さしか発揮していなかったにも関わらず取り乱して命乞いしました。靴の裏を舐めてでも助かりたいと思った美しい魔闘家鈴木を見て、戸愚呂は憐れみ、見苦しいを通り越してゴミにしか見えないと告げました。

美しい魔闘家鈴木の能力を紹介します。美しい魔闘家鈴木の能力の一つはレインボーサイクロンです。これは波長を変えた七色の妖気を放出する能力で、千の技を持つと言う美しい魔闘家鈴木の技のなかでも最も気に入っているひとつだそうです。二つ目の能力は爆肉鋼体です。これは戸愚呂弟のように自身の筋肉を硬く肥大化させる能力です。

これらの能力をつかっても暗黒武術会で浦飯チームに完全に敗北した美しい魔闘家鈴木でしたが、物語の後半で大幅な成長を遂げます。魔界のパラーバランスが崩れることを阻止するため、蔵馬は美しい魔闘家鈴木を含めた6人の特訓を行います。これにより美しい魔闘家鈴木は急激な成長を遂げ、かつての戸愚呂を超える力を手にします。ただ、魔界統一トーナメントでの美しい魔闘家鈴木の活躍は描写されることはありませんでした。

美しい魔闘家鈴木の度を超えたナルシストが、戸愚呂への屈辱的な敗北によるものなのではないかと考察するツイートです。美しい魔闘家鈴木は浦飯チームに敗北したあと普通になったので、あの言動は自己防衛だったのかもしれないというのがわかります。

自分の名前に「美しい」という言葉を入れ、マッドな発言を繰り返す、ピエロに扮した美しい魔闘家鈴木が読者に残すインパクトが伝わってくるツイートです。この方は、「美しい魔闘家鈴木」と言う名前も、語呂がよくて繰り返して言いたくなるようです。

蔵馬の特訓によって、屈辱の敗北を期したかつての戸愚呂弟より強くなった美しい魔闘家鈴木ですが、周囲の成長はそれ以上で活躍の場がなかったことを惜しむ気持ちがよく伝わってくるツイートです。

幽遊白書には魅力的なキャラクターがたくさん登場しますが、登場回数が多くなくあまり活躍もしていない美しい魔闘家鈴木には根強い人気があることがわかるツイートです。「美しい魔闘家鈴木」という個性的な名前もその人気に一役買っていることがわかります。

調子に乗った言動を繰り返す美しい魔闘家鈴木が幻海にやられるシーンに、スカッとしたという感想が多く見られました。

ナルシストな発言とその個性的な名前で印象に残る人気キャラクター、美しい魔闘家鈴木について怨爺との関係や強さ、能力などをまとめました。美しい魔闘家鈴木は幽遊白書登場時はチームメンバーをサポートする能力に長けていましたが、物語終盤では自分自身の力を得ることができました。美しい魔闘家鈴木の活躍を自分の目で見たい方は、ぜひ幽遊白書を読んでみてください。