2019年12月20日公開
2019年12月20日更新
【千と千尋の神隠し】大根の神様が優しい!名前はおしら様?登場シーンや正体を考察
スタジオジブリ作品で「千と千尋の神隠し」この作品は日本国内は勿論、海外でも高い評価を受けています。この記事は、そんな大人気となった「千と千尋の神隠し」に登場する「大根の神様」についてをまとめた記事です。「千と千尋の神隠し」に登場する「大根の神様」はエレベーターに乗っていたあの大きな大根の形をした神様です。「大根の神様」その名前は「おしら様」と言います。「大根の神様」「おしら様」の登場シーンや正体を考察していき、「大根の神様」は優しいのか?気になる可愛い「大根の神様」「おしら様」に迫ります。
大根の神様が登場する千と千尋の神隠しとは?
出典: https://ciatr.jp
「大根の神様」が登場する「千と千尋の神隠し」についてを紹介していきます。「千と千尋の神隠し」とは10歳になる少女「千尋」が引っ越し先へと向かう途中、近道をしようと入ったトンネルから神々のいる世界へと迷い込み、魔女の湯婆婆により掟を破った両親は豚に姿を変えられしまいます。「千尋」は魔女の湯婆婆の銭湯で働きつつ両親を元の姿に戻し人間の世界に戻るまでを描いた物語です。
千と千尋の神隠しの概要
「千と千尋の神隠し」の作品概要を紹介していきます。10歳の少女「千尋」が、引っ越し先へ向かう途中に父親の近道するという提案で偶然立ち入ったトンネルから、神々のいる世界へ迷い込んでしまうという物語です。
「千尋」の両親は掟を破ったとして魔女である湯婆婆により豚の姿に変えられ、「千尋」は、湯婆婆が経営する銭湯「油屋」で働きつつ、両親を元の姿に戻し人間の世界へ帰るまでを描いています。「千と千尋の神隠し」の制作するきっかけとなったのは、宮崎駿監督の友人の10歳になる少女を喜ばせたいという事から始まりました。この少女が、「千と千尋の神隠し」の主人公である「千尋」のモデルになりました。
企画した当初は、信州にある山小屋で、年に一度合宿を開いていました。ある夏、少女達と山屋の近くの川を散歩中に、ピンク色の運動靴を川に落としてしまいます。少女の父親と宮崎と鈴木が必死でピンク色の靴を追い、川からピンク色の靴を拾った出来事が、宮崎駿監督の印象に残りました。このエピソードは「千と千尋の神隠し」のクライマックスのシーンで使用されました。
「千尋」が「ハク」から靴を拾おうとして川に落ちてしまうシーンで使われています。この運動靴がピンク色です。「千と千尋の神隠し」は2001年の7月20日に日本で公開されます。興行収入は日本歴代興業収入1位となる300億円を超えました。この記録は未だに破られる事はありません。第52回ベルリン国際映画祭で「ブラディ・サンデー」を受賞します。
そして金熊賞を同時に受賞しています。第75回アカデミー賞でアカデミー長編アニメ映画賞を受賞しました。2016年には、21世紀の偉大な映画ベスト100」の第4位に選出されています。2016年のスタジオジブリ総選挙で1位を獲得し、7日間限定で、全国5カ所の映画館で再上映されました。
千と千尋の神隠しのあらすじ
「千と千尋の神隠し」のあらすじを紹介していきます。10歳になる少女「千尋」は、両親と一緒に引越し先へと向かう途中、父親の近道するという安易な提案で立ち寄った森の中の奇妙なトンネルを通った事から無人の街へ迷い込んでしまいます。「千尋」達が迷い込んだ地は、怪物のような姿をした八百万の神々が住む街でした。八百万の神の世界は本来、人間が来てはならないところとされていました。
「千尋」の両親は神々が住む世界の飲食店で食べ物を勝手に口にしてしまった為、罰として豚の姿に変えられてしまいます。「千尋」も帰り道を失い身体が消えてしまいそうになりますが、この神々の世界で暮らす少年「ハク」に助けられます。 「ハク」は、八百万の神々が客として来店する銭湯「油屋」という名の湯屋で日々働いていました。この油屋の経営者は、相手の名前を奪い支配している、「湯婆婆」という恐ろしい魔女でした。
「湯婆婆」は仕事をしていない者の姿を動物に変えてしまう、と「ハク」は「千尋」に告げました。そこで「ハク」は「千尋」に、「湯婆婆」に雇ってもらえるよう助言し、「千尋」は「湯婆婆」に仕事をさせてもらえるように頼み込みます。「千尋」は本当の名を奪われて「湯婆婆」に「千」と新たに名前を付けられ、銭湯「油屋」で働く事となりました。
「ハク」は「千尋」に本当の名前を忘れてしまうと元いた人間の世界には戻れなくなると教えてくれました。「ハク」も魔女「湯婆婆」により本当の名前を奪われてしまい、自分が何者であったのかを思い出せずにいたのです。しかし、不思議な事に「ハク」は「千尋」の事を覚えていてるのだと告げます。一方、「千尋」には、「ハク」の正体は心当たりがなく思い出せずにいました。
豚に姿を変えられた両親を助ける為に、銭湯「油屋」で働き始めた「千尋」でしたが、「千尋」が人間である事が理由で「油屋」で働くの者から疎まれ、強烈な悪臭を放つ客の相手まで押し付けられてしまいます。「千尋」の実直な働きぶりにより、その客は実は川の神で大量の砂金を店に支払い、「千尋」は銭湯「油屋」の皆から一目置かれる存在となりました。
「千尋」はその川の神から不思議な団子を受け取りました。 翌日になり、「湯婆婆」の言いつけにより「ハク」は、「湯婆婆」と対立している双子で姉である「銭婆」から、魔女の契約印を盗みました。しかし、「銭婆」は「ハク」を追跡し強力な魔法で「ハク」に重傷を負わせ、「湯婆婆」の息子である「坊」も魔法でネズミの姿に変えてしまいます。
「千尋」は「ハク」が傷を負ったのを見て「ハク」に不思議な団子を飲ませて助けますが、「ハク」は瀕死の状態になります。「千尋」は「ハク」を助けたい一心で、危険を承知の上で「銭婆」の元へ謝りに行こうと心に決めます。一方「油屋」では、「カオナシ」という化け物が入り込み従業員を飲み込んでは暴れていました。
「カオナシ」は「千尋」が親切にした事で「千尋」を気に入り、金や食べ物で「千尋」の気を引こうとしますが、「千尋」は全く興味を示さず「カオナシ」は激怒しさらに暴れ出します。「千尋」追いかけ、「千尋」は不思議な団子を「カオナシ」に与えます。すると「カオナシ」は従業員を吐き出し、騒動が静まります。「千尋」は皆に感謝され、その後、「カオナシ」とネズミに姿を変えられた「坊」と一緒に「銭婆」の元を訪れます。
一方、意識を取り戻した「ハク」は、「湯婆婆」に「坊」が偽物である事を教え「坊」達が「銭婆」の元へ行ってしまったことを「湯婆婆」に告げます。「ハク」は、「坊」を連れ戻してくることを条件に、「千尋」と豚に姿を変えられた両親を解放するよう迫ります。そして、帰る手段のなかった「千尋」を迎えに行きます。「銭婆」から許された「ハク」と「千尋」が一緒に「油屋」へ戻ります。
その途中で「千尋」は幼い頃の記憶が蘇り川に落ちた事を思い出します。その「川」が「ハク」の正体である事に気付きます。「千尋」が幼い頃、「ハク」の中で溺れそうになった事があり、その時「千尋」は「ハク」に浅瀬まで運んでもらい、助けてもらいました。「千尋」が「ハク」の本当の姿に気付くと「ハク」も自分の本当の名前を思い出し名前を取り戻します。
その後、「油屋」に戻った「ハク」は、約束通りに「千尋」と豚に姿を変えられた両親を解放するように「湯婆婆」にお願いします。従業員一同も、既に「千尋」の味方になっていました。「湯婆婆」は、「油屋」の前に沢山の豚を集め、その中から両親を言い当てろと難題を「千尋」に与えます。「千尋」が、この中に両親はいないと正解を見事に言い当て自由の身となりました。「千尋」は従業員達に祝福されながら「油屋」を去ります。
「ハク」は「千尋」を途中まで見送ると、自分も「湯婆婆」に元の世界に戻るつもりでいると伝えると「千尋」に告げ、再会を約束し2人は別れます。無事人間の世界に戻った両親が、最初のトンネルの前で、何事もなかったように待っていました。人間の世界に戻った「千尋」が帰って来た道を振り返ると、トンネルは来た時と違う姿に変わっており物語は終わります。
大根の神様が優しい!名前はおしら様?
「千と千尋の神隠し」に登場する「大根の神様」ですが、「大根の神様」は優しいと話題になり、「大根の神様」のルックスがかわいいと話題になっています。そんな優しい「大根の神様」の気になる名前から話題になったかわいらしさを紐解き紹介していきます。
大根の神様が優しい・かわいいと話題に
「千と千尋の神隠し」に登場する「大根の神様」が優しい・かわいいと話題になったのは「千尋」が「湯婆婆」の元に1人で行く事のなった時、エレベーターで「大根の神様」と同乗したときのことです。そのエレベーターの中で「千尋」を気遣う優しい行動を見せます。優しいのはそれだけでなく「大根の神様」は「千尋」が人間だと分かっていながら騒ぎ立てもせず、見守っていました。
その姿が優しいと話題になりました。そして、「千尋」がエレベーターに乗った時、「大根の神様」のひと際目立つ大きく真っ白な体が「大根の神様」1人でエレベーターの中はいっぱいになってしまいます。小さな子供の「千尋」がひょっこりとエレベーターに同乗している姿がかわいいのです。
大根の神様の名前はおしら様
「千と千尋の神隠し」に登場する「大根の神様」には名前があります。作品の中で名前で呼ばれる事はありませんでしたが、「大根の神様」の名前は「おしら様」と言います。エレベーターが1人で埋まるほど体も大きく優しい「大根の神様」の名前「おしら様」と言えば全国的にも有名です。
大根の神様の登場シーン
「千と千尋の神隠し」に登場する「大根の神様」である「おしら様」の登場シーンについてをまとめました。エレベーターで登場した時のシーン、川の神で登場した時のシーンについて紹介していきます。
登場シーン①エレベーター
「千と千尋の神隠し」に登場する「大根の神様」である「おしら様」の登場するシーンはエレベーターです。「千尋」が「湯婆婆」の元に1人で行く事のなった時、既にエレベーターに乗っていたのが「おしら様」です。
「おしら様」1人でいっぱいになっていたので印象深いシーンでもあります。エレベーターに乗って「千尋」を湯婆婆のいる最上階まで案内する優しい「おしら様」随所で「千尋」を気遣う優しい「おしら様」の姿がこのシーンで描かれています。
登場シーン②川の神
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「千と千尋の神隠し」に登場する「大根の神様」である「おしら様」の登場するシーンは川の神のシーンです。川の神が現れ「千尋」が手伝い汚れを落とし帰って行くシーンで登場しています。「千尋」が大仕事をした後、皆が大喜びしている時に扇子を持ち大きな体を揺らし舞い踊っている姿があります。
大根の神様の正体や誕生秘話
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「千と千尋の神隠し」に登場する「大根の神様」である「おしら様」ですが、この「おしら様」の正体はいったい何なのか?そして、「大根の神様」である「おしら様」が誕生日した秘話を紹介していきます。気になる「おしら様」の正体や誕生秘話に迫ります。
大根の神様の正体①農耕や馬の神様
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「千と千尋の神隠し」に登場する「大根の神様」この「大根の神様」の名前は「おしら様」です。劇中では名前も呼ばれる事もなく登場するシーンも少ないのですが、「おしら様」の正体は農耕や馬の神様です。東北地方で信仰されおり、家の神様としても知られています。東北地方以外にも、地方により「おしら様」を祀った神社が多く存在しています。
大根の神様の正体②誕生秘話
「千と千尋の神隠し」に登場する「大根の神様」である「おしら様」の誕生秘話についてですが、東北地方に伝わる言い伝えによると、ある農家に美しい娘が両親と共に暮らしていました。この一家は一頭の牡馬を飼育していました。娘は、馬がとても好きで、とうとう、娘は馬と夫婦になってしまったのです。
それを知った父親は、激怒し、馬の首をはねてしまいました。娘は、馬の首に飛び乗り娘を乗せたまま空へと昇っていきました。そのまま天に昇った娘が、「おしら様」になったという誕生秘話があります。「おしら様」のご神体が大きいのは、馬と娘の体が一対となっているからです。
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両親が悲しみにくれていたある日、 天に昇った馬と娘が、夢枕に立ち「土間の臼に馬の頭の形をした白い虫がわきます。その虫を桑の葉で飼い、私の代わりに大事に育てて欲しい」と言います。娘の言う通りに、その虫を大事に育てました。その虫が蚕で養蚕を始める事になったという伝説があります。「おしら様」が養蚕の神と呼ばれている理由です。
大根の神様に関する感想や評価
「千と千尋の神隠し」に登場する「大根の神様」である「おしら様」に関する感想や評価についてをまとめました。真っ白な体と優しい正確で「千尋」を応援した「おしら様」登場シーンは少ないですが、どんな評価や感想があるのか早速見ていきましょう。
千と千尋の神隠しに登場する大根のような神様は、「おしら様」と言います。東北地方の旧家を中心に信仰されている神様であり、農耕や養蚕を司ります。
— 神代 有 @北陸オカルト会 (@Occult_Hokuriku) August 17, 2019
おしら様の祀り手は女性が中心であり、これはおしら様が女性の守神としての機能を持つ事に由来します。劇中でも、結果的に千尋を助けていましたね。 pic.twitter.com/I7fI6E7n6g
「千と千尋の神隠し」に登場する「大根の神様」である「おしら様」は東北地方で信仰があり、子供が好きだからこそ優しい行動を取ったのだという感想も多くあり、東北地方の方はこの神様が「おしら様」という名前だという事も気付いたという方も多くいました。
おしらさまが一番好きだな、最後舞い踊ってるのかわいい #千と千尋 pic.twitter.com/i9LXGTg3GH
— mao (@maophot) August 16, 2019
「千と千尋の神隠し」に登場する「大根の神様」である「おしら様」は登場するシーンこそ少ないのですが、見た目のインパクトが強く特に「おしら様」が扇子を持ち舞い踊っている姿がかわいいという感想も多くありました。
#ジブリ映画の好きなシーン
— 安酉鵺 (@AtoriNuE) September 12, 2019
千と千尋の神隠し、腐れ神が川の主様になって飛び去った後、事態を見ていた神様達が踊り出すシーンで、おしら様(盃かぶった大根みたいな神様)が扇持って踊ってる所。その後も何かと優しい pic.twitter.com/tqyYGzrMm2
「千と千尋の神隠し」に登場する「大根の神様」である「おしら様」がエレベーターに乗って登場し、無言の優しい行動で「千尋」を助けた事で、この神様が気になり調べたという方も多く、名前は「おしら様」と言い「子供好き」であるという事で一連の行動に納得したという感想も多くありました。
大根の神様についてまとめ
いかがでしたか?「千と千尋の神隠し」に登場する「大根の神様」について、「大根の神様」はしっかり名前も「おしら様」と言い子供好きで優しい神様である事が分かりました。この「おしら様」に注目して今一度「千と千尋の神隠し」をご視聴して頂くとより楽しめますので、是非ご覧下さい。