【3月のライオン】土橋健司の魅力と強さを考察!将棋ロボと呼ばれる理由は?

『3月のライオン』は将棋を題材とした漫画で、プロ棋士の土橋健司というキャラクターが登場します。土橋健司はロボットと称されるほど研究熱心な棋士です。また、宗谷冬司とは幼い頃からのライバルで、『3月のライオン』では名人戦で2人の対局を見ることができます。この記事では、土橋健司の棋士としての強さやモデルとなっている実在の棋士、作中で描かれた両親とのストーリーなどを紹介します。

【3月のライオン】土橋健司の魅力と強さを考察!将棋ロボと呼ばれる理由は?のイメージ

目次

  1. 土橋健司とは?
  2. 土橋健司の魅力
  3. 土橋健司の強さと将棋ロボと呼ばれる理由
  4. 土橋健司のモデル
  5. 土橋健司に関する感想や評価
  6. 土橋健司の魅力と強さまとめ

土橋健司とは?

3月のライオンの作品情報

土橋健司は『3月のライオン』に登場するキャラクターです。『3月のライオン』は将棋を題材とした作品ですが、将棋だけでなくそれを取り巻く人物達の人間関係や青春を描いた作品です。『3月のライオン』では土橋健司の対局シーンだけでなく、両親とのプライベートなシーンなども描かれています。ここでは、土橋健司が登場する『3月のライオン』の概要やあらすじを紹介します。

3月のライオンの概要

『3月のライオン』は、羽海野チカによって連載されている漫画です。ヤングアニマルで2007年から連載されています。監修は将棋棋士の先崎学で、単行本では先崎学が将棋コラムを書いており、こちらも好評です。『3月のライオン』は2016年にアニメ化され、NHK総合で放送されました。

また、2017年には実写映画化され、前編・後編に分けて放映されました。実写映画では、主人公の桐山零役を神木隆之介、川本ひなた役を清原果耶、幸田香子役を有村架純、二海堂晴信役を染谷将太が演じました。

3月のライオンのあらすじ

『3月のライオン』の桐山零は、中学生でプロ棋士になった天才です。物語開始時は17歳の高校1年生で、高校には1年遅れで入学しました。引っ込み思案な性格で、対局のために学校を休むことが多いので、学校では友達が出来ません。ある日未成年にも関わらず、先輩棋士からお酒を飲まされてしまい、酔っ払った状態で道端に放置されていました。

川本あかりが酔っ払っている桐山零を介抱したことで、川本家と深く関わり合うようになります。『3月のライオン』の物語開始時は、極力人と関わらないように過ごしていましたが、川本家や他の棋士と交流していくうちに心に変化が訪れます。

土橋健司のプロフィール

土橋健司は宗谷冬司や島田開、隈倉健吾とほぼ同期です。将棋に対する熱意が高く、毎日パソコンに向かって研究しているタイプです。両親からは「将棋のことになると言う事きかん」と呆れられることもあります。この研究熱心なところから、ロボットといわれています。飛行機が苦手なので、どこまででも電車を使って対局に訪れます。

棋竜戦では、東京から7時間半かけて鹿児島まで来ていました。また電車が好きで、鹿児島に来た時は九州新幹線や「たまて箱」という鹿児島ならではの列車にも乗れたと興奮していました。電車での長旅も苦ではないようです。

TVアニメ「3月のライオン」公式サイト

土橋健司の魅力

土橋健司の魅力①面白いことが好き

土橋健司の魅力は、対局中でも研究したら面白そうな方に乗っかっていくところです。普段はロボットのように一人でコツコツ研究をするタイプですが、対局では面白い方に乗っかることもあるため、相手の棋士を驚かせることもあります。それが描かれているのは、藤本雷堂との棋竜戦です。土橋健司は基本的には普段の研究の成果を挙げていくタイプですが、藤本雷堂はその時の状況によって波が激しいタイプです。

どちらも違った強さを持つ棋士なだけに、多くのプロ棋士達が対局に注目していました。藤本雷堂は序盤からさっそく仕掛けてきます。土橋健司はそれに対して、罠なのかと考えます。しかし、これより先に新しい研究が待っているのではないかと、様子を伺いながら差します。すると藤本雷堂は、土橋健司の読み通り穴熊囲いを使ってきました。これは王将の周りを囲むことで王手をさせない有名な戦法です。

藤本雷堂は穴熊囲いを作り、土橋健司が罠にひっかかって飛び込んでくると思っていました。しかし、土橋健司はその穴熊囲いを見て、じっくり観察したほうがたくさんのことが研究できて面白そうだと思います。そしてなんと土橋健司は罠に飛び込まず、自分も穴熊囲いを作り始めたのです。これには藤本雷堂も驚き、焦りを見せました。

土橋健司の魅力②両親に対して優しい

土橋健司の魅力は、両親に対して優しいところです。土橋健司は家で将棋の研究をしている間は、まるでロボットのように両親の話を聞こうとしないので、一見冷たそうな印象を受けます。また両親も、それだけ研究している息子が、宗谷冬司との戦いで負けてしまうと落ち込んでしまうのではないかと気にかけていました。

しかし土橋健司は両親を思いやる姿もあります。毎回対局をした後は、その土地の特産品などのお土産や両親が好きなものを買って来るのです。研究していない時は両親とも普通に会話しています。また研究熱心な性格から、落ち込むということはありません。負けるとまだ研究したりないものがたくさん見えてきて、宗谷冬司とは一緒に研究する約束をして帰ってきました。そんな土橋健司に、両親は安心します。

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土橋健司の強さと将棋ロボと呼ばれる理由

宗谷名人に迫る棋力と強さ

宗谷冬司との名人戦では、初めて土橋健司の棋風が描かれました。土橋健司が勝利した初戦に対して島田開は、「土橋九段の深く潜った研究の跡に震えました」と語り、努力家だと思っていた自分の甘さを反省していました。それほど相手を研究しつくしており、それを対局で出せるほどの強さを持っています。

また、集中力の高さも土橋健司の強さの一つです。宗谷冬司との対戦では、持ち時間を消費して深く集中する場面がありました。互いに持ち時間を使い切って長い対局を終えた後、感想戦は深夜まで行われました。毎日長時間研究しているだけあり、凄まじい集中力を持っています。

将棋ロボと呼ばれる理由は人間味がないから?

土橋健司は、作中でもそのストイックさからロボットと称されています。土橋健司は前夜祭でも、対局が行われるホテルで温泉や美味しいものを堪能せずに一人で研究に没頭します。朝起きたらおにぎりを3つ食べ、詰将棋でウォームアップをします。毎回同じ行動をするため、周りからは「中にロボットが入っている」といわれていました。

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土橋健司のモデル

土橋健司のモデル①三浦建太郎

三浦建太郎は1966年7月11日生まれの漫画家です。代表作には『ベルセルク』などがあります。羽海野チカとも交流があり、『3月のライオン』の2巻特製カバーやカバーイラスト、アニメの第1話と第23話のエンドカードのイラストも描いています。

土橋健司のモデル②三浦弘行

三浦弘行は1974年2月13日生まれの日本の将棋棋士です。土橋健司と同じように、研究家として知られており、1日10時間も勉強することがあるそうです。そのストイックさから「武蔵」と呼ばれることもあります。段位は九段で、1995年には棋聖戦で羽生善治を破り、タイトルを獲得しました。

2002年には3月のライオンの監修を務めている先崎学を破りNHK杯で優勝しています。土橋健司のモデルになるほどの相当な実力者です。

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土橋健司に関する感想や評価

映画で『3月のライオン』を観て、原作を読み始めたという方も多いようです。土橋健司の棋士として将棋に対する姿勢や、両親とのストーリーを見て、それだけでも映画が一本作れそうだという方がいました。それだけ土橋健司のストーリーは評価されています。

『3月のライオン』ファンの間では、土橋健司のモデルが三浦弘行であることは既に知られており、有名です。こちらの方は、土橋健司の努力家なところとロボットといわれるほどの研究家なところ、面白い戦法などを三浦弘行と重ねているようです。

土橋健司と宗谷冬司の名人戦は、ファンからも好評の対局でした。ロボットのような土橋健司とポーカーフェイスな宗谷冬司という変わった二人の戦いだっただけに、印象に残っている方も多いようです。戦いが終わった後は、ライバルである宗谷冬司と一緒に研究の約束をしているところも、仲が良くてほっこりすると評判でした。

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土橋健司の魅力と強さまとめ

土橋健司は、周りからロボットと言われるほど研究に没頭する棋士でした。しかしちゃんと人間味もあり、両親には毎回対局のたびにお土産を買ってきたり、将棋の他に電車が好きで興奮して語る一面もあります。実力は藤本雷堂からも認められており、すっかりお気に入りになっていました。一見冷たそうな印象がありますが、実は研究熱心なだけでとても魅力のあるキャラクターでした。

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