2019年11月06日公開
2019年11月06日更新
ドラえもんがネズミに耳をかじられるシーンとは?耳あり画像や青くなった理由も紹介
ドラえもんがネズミに耳をかじられるシーンや、そのシーンが描かれている物語に関して紹介。また、ドラえもんが耳をかじられる瞬間の画像と、耳ありのドラえもんの画像も集めてみました。特に耳ありの画像は少ないので必見です。さらに、ドラえもんの体が青くなった理由も紹介します。ドラえもんが青い理由に関しては、もしかすると新しい発見があるかもしれません。知っている方もそうでない方もその目で確かめてみてください。
ドラえもんとは?
ここでは、ドラえもんがネズミに耳をかじられるシーンや、そのシーンが描かれている物語に関して紹介します。また、耳をかじられる瞬間の画像と、耳ありのドラえもんの画像も集めてみました。特に耳ありの画像は少ないので必見です。さらに、ドラえもんが青くなった理由も紹介します。ドラえもんが青い理由に関しては、いくつも説があるため、新しい発見があるかもしれません。
ドラえもんの作品情報
ドラえもんは、藤子・F・不二雄さん作の漫画です。作者が一番長く書き続けた作品で、国内のみならず、海外でも高い人気を誇る作品です。1969年から連載が開始し、さらに1973年からはアニメも放映開始されます。アニメは途中で打ち切りとなって放映されていない期間もありますが、2005年の声優や制作スタッフ一新による大幅リニューアルを得て、2019年現在も放映が続けられています。
ドラえもんの長編作品は、映画化もされています。毎年3月、春休みごろに公開されています。今までに40作品公開されていますが、2005年にドラえもんを始めとする、主要キャストの声優交代があり、2006年以降は過去の作品のリメイク版も公開されています。中でも、2014年8月公開の「STAND BY ME ドラえもん」は初のフル3D作品で、内容は過去の物語のリメイクですが、多くの人の感動を呼び、大ヒットとなりました。
ここで、ドラえもんの簡単なあらすじを紹介します。勉強もスポーツもダメな冴えない小学生・野比のび太の悲惨な未来を変えるべく、のび太の子孫・セワシが未来からネコ型ロボットのドラえもんをのび太の元に送ります。ドラえもんはひみつ道具を使ってのび太を助けますが、ついついのび太は調子に乗ってしまい、時にはドラえもんに怒られ、結局はしっぺ返しを食らってしまいます。
踏んだり蹴ったりな時もありますが、時にはドラえもんやしずか、ジャイアン、スネ夫と大冒険を繰り広げます。そして、少しずつ未来は変化を遂げていきます。また、初めは単なるお世話係だったドラえもんとのび太の関係性も変わり、家族同然の深い友情で結ばれていきます。
ドラえもんのプロフィール
まずは、ドラえもんの簡単なプロフィールをまとめてみました。
- タイプ:ネコ型
- 愛称:ドラえもん、ドラちゃん
- 生年月日:2112年9月3日
- 製造場所:トーキョーマツシバ工場
- 身長・頭囲・胸囲:全て129.3cm
- 体重:129.3kg
- 好物:どら焼き
- 嫌いな物:ネズミ、寒さ、病院
- 親族:ドラミちゃん(妹)
ドラえもんのプロフィールは、とにかく「129.3」で固められています。これは、連載開始当時の小学校4年生の平均身長が「129.3cm」だったため、のび太の身長を越えないようにとの配慮で、ドラえもんの身長が定められたところから来ています。体の部位の大きさや誕生日、ネズミから逃げる速度(129.3km/h)まで、あらゆるものが徹底して1293の数字の並びになっています。
ドラえもんはロボットとして様々な機能を搭載していますが、ほぼ故障しています。本来は、鼻は人の20倍の嗅覚を持ち、ひげは遠くの物を感知出来る高性能のレーダー、足は静かに歩ける機能を持っていますが、全て現在は使用できません。耳も「遠くの音や特殊な音も聞こえる高性能の耳」でしたが、耳をネズミにかじられたため、今は人と同じ程度の聴力しかありません。ちなみに、ドラえもんのスイッチはしっぽです。
ドラえもんは「ネコ型」のロボットですが、そのずんぐりとしたた体型から、初対面の人によく「タヌキ」と間違えられています。長編映画では、ドラえもんがタヌキと間違えられてはネコと訂正するというシーンが、毎回のように登場します。
ドラえもんがネズミに耳をかじられるシーンや経緯とは?
ネズミに耳をかじられるシーンや経緯①原作
原作のドラえもんでは、本物のネズミに耳をかじられるという設定になっています。ドラえもんが誕生してからまもなく10年という2122年8月30日、ドラえもんが優雅に昼寝をしていたところをネズミに襲われました。そして、耳を失い、この時からネズミ嫌いになります。
ネズミに耳をかじられるシーンや経緯②新設定
映画「2112年 ドラえもん誕生」では、セワシのネズミ型工作用ロボットに耳をかじられるという設定になっています。もちろん、この時からネズミ嫌いになります。ただし、原作とは違い、映画では耳をかじられた直後は修復が可能だったため、ドラえもんはすぐに病院へ行きます。
しかし、病院でトラブルが発生し、結局耳は修理不能となってしまいました。そして、ドクターは「耳がなくても機能としては問題ないから」として、ドラえもんから耳を完全に撤去してしまいました。ちなみに、ドラえもんが病院を嫌いになったのも、この時からとされています。
ネズミに耳をかじられるエピソードの作品
2112年 ドラえもん誕生
「2112年 ドラえもん誕生」では、ドラえもんは「製造過程でのトラブルで、頭のねじが一本外れたために、他の子守ロボットと違う個性をもった個体」となっており、そのためにロボット養成学校の特別クラスに編入することになります。そこで、友人となるドラえもんズとの出会いや、ノラミャー子との初恋が描かれています。この時はもちろん、他の個体と同じ「耳あり」でした。
ドラえもんの耳がネズミにかじられる一件は、ロボット養成学校卒業後、のび太の子孫・セワシの家の居候となってから10年経ってから起こります。耳をなくし、落ち込むドラえもんに、さらに初めて対面した妹のドラミから、セワシがいなくなったことを告げられます。最終的にはその一件を解決に導き、セワシとドラえもんは絆を深めます。
その後、貧乏なセワシを幸せにしたいと考えたドラえもんは、最も出来の悪い先祖・のび太の歴史を修正するため、20世紀に行く事にします。このように、のび太の家にドラえもんがやってくるまでの経緯を描いています。ちなみに、DVDの表紙にいるミニドラは、セワシ行方不明の一件の際に、犯罪者の逮捕に貢献したため、記念して作られたとなっています。ドラえもんをモチーフとしているため、初めから耳はありません。
ドラえもんが生まれ変わる日
2007年9月7日、ドラえもん誕生日1時間スペシャルとして、「ドラえもんが生まれ変わる日」が放送されました。このアニメでは「ドラえもんの誘拐」を中心に、ドラえもんの誕生や耳を失う過去を織り交ぜて、制作されています。その辺りの大筋は映画と同じなのですが、この物語ではドラえもんとのび太の絆を中心に描いています。
ここからは、簡単にあらすじを紹介します。同窓会に参加したドラえもんは、他のロボット養成学校の卒業生の姿を見て、自分がのび太の役に立てていないのではないかと疑問に思って落ち込んでいた時、突然誘拐されます。セワシとドラミちゃんと一緒に、のび太が捜索していると、ドラえもんがトーキョーマツシバ工場にいる事が分かります。実は、誘拐したのはマツシバ工場の工場長だったのです。
工場長は、不良品を出してしまったことを悔やみ、ドラえもんを修理して優秀なロボットに生まれ変わらせようとしていました。ただし、そうなれば記憶もリセットされ、のび太との思い出はなくなってしまいます。のび太がやめさせようと駆け付けますが、ドラえもんもリセットする決意を強く固めており、二人は一度は別れを決めます。最後は、二人の絆に感化された工場長が修理を辞め、ドラえもんとのび太は20世紀に帰っていきます。
ドラえもんの耳あり画像
耳あり画像①未来
未来で量産されているネコ型ロボットは、黄色で耳ありです。ドラえもんも誕生してから約10年は、同じように耳ありでした。耳の形は、本物のネコに例えると「プリックタイプ」と呼ばれる、ぴんと立った耳の形をしていました。
ところで、ドラえもんの妹・ドラミちゃんにも実は耳がありません。これはドラえもんとは違い、初めから耳を持たずに誕生しています。耳のように見える赤いものは、実は大きなリボンとなっていて、これが耳の働きの代わりを果たしています。では、なぜドラミちゃんには耳がないのか、これにも理由があります。
実は、ドラミちゃんが創られた際、ドラミちゃんを創っていた博士が、「ドラえもんが耳のある妹を見たらどう思うか、耳をなくして悲しんでいるドラえもんを元気づけたい」という思いをもっており、それであえて耳ではなくリボンにしたのだそうです。
耳あり画像②耳をかじられる
ネズミによって、耳をガタガタにかじられるドラえもんです。その涙を流す姿から、いかにショックが大きかったかが垣間見えます。ただし、この画像ではまだ、耳の原形をとどめているので、まだ耳ありドラえもんに近い姿です。この後、全て失ってしまう事になります。
耳あり画像③青耳
青い耳のドラえもんが出てくる作品として、1990年3月公開の映画「ドラえもん のび太とアニマル惑星」があります。ここでは、住人と同じ姿になるように、のび太達はひみつ道具の「動物ごっこ帽子」をかぶっています。そして、ドラえもんは青いネコの耳をつけています。ちなみに、この時もタヌキと呼ばれてしまうシーンが登場し、ネコと訂正しています。耳があっても、そのずんぐり体型からタヌキに見えてしまうようです。
また、2004年公開の映画「ドラえもん のび太のワンにゃん時空伝」でも、青い耳のドラえもんが登場します。この時はアニマル惑星の時よりも、顔に毛が生え、ネコに近い風貌に変わっています。余談ですが、2019年3月公開の映画「ドラえもん のび太の月面探査記」のPR動画やグッズの中には、映画に登場するうさぎにちなみ、うさぎの耳をつけたドラえもんが登場しています。
ドラえもんが青くなった理由
ここからは、耳をかじられる前は身体が黄色かったドラえもんが、どうして青くなってしまったのかを紹介します。実はドラえもんが青くなった理由としては3説挙げられています。ただし、その理由が公表された時期がずれており、世代によって知っている理由が違うということが明らかになっています。
青くなった理由①大泣きした振動で塗装が剥げた
ドラえもんはネズミに耳をかじられ、丸い頭になってしまいます。それを見たガールフレンドに大笑いされ、ショックを受けたドラえもんは大泣きします。その時の振動で黄色いメッキがはがれてしまい、下地の青い色の体になってしまいます。
青くなった理由②大泣きして錆びた
「2112年ドラえもん誕生」では、ドラえもんが大泣きするまでの過程を、さらに詳しく描いています。ネズミに耳をかじられたドラえもんは、その時は修復が可能だったため病院へ向かいますが、トラブル発生により、結局ドクターによって耳を撤去されてしまいます。
耳がなくなり、丸い頭となったその姿を、お見舞いに来たガールフレンドのノラミャー子に大笑いされてしまいます。すっかり落ち込んだドラえもんは、元気を出そうと「元気の素」を飲もうとします。
しかし、誤って「悲劇の素」を飲んでしまい、三日三晩泣き続ける羽目になります。この時、「大泣きした振動で黄色いメッキがはがれた」という設定だったようですが、その設定に無理があって伝わっていないと、製作陣が「涙が体に当たって錆びたために青くなった」と言う設定に変更したという話も存在します。ちなみに、泣き続けたため声も枯れてしまったというのは、映画で生まれた設定です。
青くなった理由③青ざめて青くなった
今までの理由は「メッキがはがれた」というものでしたが、これは違います。ドラえもんがネズミに耳をかじられた後、自分の頭から耳がなくなった姿を鏡で見て、ショックを受けて青ざめたというものです。
最も一般的な青くなった理由はどれ?
現在、「耳なし姿を見て青ざめて体が青くなった」という理由は公式な物ではありません。元々耳がなくなった理由は、正式には定められておらず、1970年代にコロコロコミックで連載されていた、方倉陽二さん作の漫画「ドラえもん百科」で青ざめたという設定が紹介されました。それが広まり、そのまましばらくは「方倉設定」として定着していました。
「ドラえもん百科」で紹介されたものの中には、正式にアニメの設定として使用されたものもあります。しかし、藤子・F・不二雄さんは、ドラえもんが青くなった理由としては良しとはしていなかったようです。そこで、「2112年 ドラえもん誕生」で正式に「大泣きした振動で塗装が剥げた」と設定され、作者本人も太鼓判を押したそうです。
ドラえもんが青くなった理由に関しては、公式な理由が定められたとはいえ、後付けで理由ができた関係で、世代毎に理由の認識に差があるようです。ドラえもん百科を読んでいたであろう世代(目安1985年以前生まれ)は、「青ざめて青くなった」という理由の認識が高いようです。一方で、1995年以降生まれの世代は、すでに映画で「大泣きした」という理由が公表されているので、そちらの方が認識が高いようです。
その間の世代は、「振動で塗装がはがれた説」が雑誌で公表されています。ちなみに、原作では元々ドラえもんは青かったという前提で描かれており、コミック11巻で初めて耳のエピソードが登場します。なので、それまでに読むのを辞めてしまった大人の世代は、黄色いドラえもんを知らないという人もいるようです。
ドラえもんの耳に関する感想や評価
ドラえもんに耳がなくて青くした理由ってきちんと語られてないのかな?有名な設定上の話でなくて。
— (・ε・) (@puppuku) May 16, 2019
誕生に至るドタバタからして、ネズミに齧られたって所まで考えてないんじゃ無いかなぁと思うんだよね。
単純にモデルにした起き上がり小法師が青くて耳なしだったからかな? pic.twitter.com/n4FcfByPSE
藤子・F・不二雄先生は、締め切り直前で絶望していた時、起き上がり小法師と猫の姿から、ドラえもんを思いついたそうです。ドラえもんの耳の設定は後づけされているため、誕生した時には、もしかすると耳ありドラえもんで構想を練っていたのかもしれません。ただし、次のような情報も上がっています。
ドラえもんの耳がないのは、ネズミにかじられたからではない。
— ドラえもんの魔法 (@doraemonnomahou) November 1, 2019
巨大な化けネコのように見えることを防ぐために「耳を取っちゃえ」と思ったと、藤子さんは述べている。
耳を取ってしまったことに関して、どこで述べていたのか、その詳細は不明です。しかし、少なくとも藤子・F・不二雄さんはあえて耳がないドラえもんというキャラクターを創り出し、この世に送り出したということは間違いないようです。
ドラえもんの色が青い理由が世代毎に違うって面白いなw僕が小さい頃はテレビでドラえもんはねずみに耳かじられてその姿を鏡で見て顔面ブレイブルーになったって言ってたんだけどなぁ。
— ビーエービー (@NIGHTMAREOFBAB) November 12, 2013
ドラえもんの色が青い理由の認識が世代ごとに違う事は、先に述べています。これに関しては、親子の会話で食い違うという場面もあるようです。ドラえもんが耳がない理由もそうですが、青い理由に関しては、事あるごとにつぶやかれており、意外と関心が高いようです。
ドラえもんの耳についてまとめ
今回は、ドラえもんがネズミに耳をかじられるシーンに関して紹介しました。また、耳ありドラえもんの画像や、体が青い理由も複数紹介しました。実は発行元の小学館は「ドラえもんの設定は複数ある」と公表しているようなので、公式として定められてはいますが、絶対ではないようです。このような現象が起こるのは、人気があり、長期にわたって愛されているからでしょう。今後もまた変わっていくかもしれません。