BLアニメのおすすめランキング！人気作・名作をジャンル別に紹介【2019最新】

BLアニメとはボーズラブアニメのこと、つまり男性同士の恋愛を描いたアニメのことを指します。そして腐女子とは、ボーズラブ作品を好む女性ファンのことを言います。今までは一部の腐女子がひっそりと楽しむものだったBL作品。

しかし最近では、同性愛を扱ったドラマ『おっさんずラブ』がヒットするなど、BL作品が一般の人の目にも触れられるようになり、腐女子層をターゲットとしたマーケティングが積極的に展開されるようになってきました。

ここでは根からの腐女子はもちろん、BLに興味はあるけれどどう踏み込んでいいかわからない、という人にもおすすめの人気・名作BLアニメを、ジャンル別にランキング形式で紹介していきます。男女の恋愛とはまた違った甘さ、切なさを感じることができる珠玉のBLアニメの数々をお楽しみください。

ここでは公式BL作品だけでなく、腐女子に人気の非公式BLアニメも紹介していきます。非公式BLアニメとは、BLアニメとして作られているわけではないものの、BLに見えるようなシーン・演出を意図的に入れていると思われる、男同士の絡みが多いアニメのことです。

公式のBLアニメと違って、1つ1つのシーンを男同士の友情として捉えるか、恋愛感情として捉えるかは視聴する側次第になります。そのため妄想の余地があり、二次創作などで盛り上がるという特徴があります。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（甘々系）第10位は『パパとKISS IN THE DARK』です。原作は南原兼によるBL小説。2005年にOVA化されました。近親相姦ものですが禁じられた関係特有の重苦しさ、痛々しさはほぼありません。ハイテンションと甘々とシリアスの配分が絶妙で、気軽に楽しめるBLアニメです。

主人公は高校1年生の宗方美良（CV緑川光）。美良の恋人は、人気俳優の宗方鏡介（CV三木眞一郎）です。この2人は親子なのですが、とてもそうは思えないほど毎日イチャイチャしています。しかしある日、鏡介と美人女優・宇都宮美月との熱愛が報道されました。また、実は自分と鏡介が本当の親子ではないということも知り、美良は混乱していきます。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（甘々系）第9位は『恋する暴君』です。原作は高永ひなこによるBL漫画。2005年にドラマCD化、2010年にOVA化されました。ゲイの男とホモ嫌いな男の恋愛を描いており、同性愛に対する厳しい見方もきちんと描写された、甘さとリアリティが同居する作品です。

主人公の森永哲博（CV鳥海浩輔）は、大のホモ嫌いである先輩の巽宗一（CV緑川光）に長い間片思いしています。告白はしたのですが、相手にされずナアナアのまま時が過ぎ、森永は正直疲れ切っていました。そんな時、知り合いから渡されたのが怪しいドリンクでした。

既成事実を作ってしまえと煽ってくる知り合いにそんなことはできないと告げ、しかしドリンクを捨てることもできずにしまい込んだ森永。それを見つけた巽が、酒と間違えて飲んでしまったから大変です。思いがけないチャンスに、森永の心は大きく揺さぶられることになります。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（甘々系）第8位は『課長の恋』です。原作は九州男児によるBL漫画。2004年にドラマCD化、2010年にOVA化されました。この世に生まれて33年目にしてようやく自身がホモであることを自覚した課長の恋を描いた、オフィスラブストーリーです。

大宝和彦（CV置鮎龍太郎）は生まれてから33年間、彼女ができたことがありません。そんな彼に初めての恋人ができました。それが新入社員の男性、原田龍（CV野島健児）です。ようやく見つけた運命の人を前にして、和彦は変態心が押さえきれません。かなりズレた方向に突き進みながらも、和彦は龍との愛を育んでいきます。
 

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（甘々系）第7位は『生徒会長に忠告』です。原作は門地かおりによるBL漫画。2007年にドラマCD化、2009年にOVA化されました。天然男たらしの先輩と、それに振り回される後輩の甘々な恋愛を描いた作品です。

知賀泰広（CV杉田智和）は、柔道部に所属する高校1年生。彼は生徒会副会長もしている、イケメン男子です。そんな彼が気になっているのは、同じく柔道部に所属しており、生徒会会長を務めている2年生の国斉裕三（CV鳥海浩輔）。国斉は決して美形というわけではないのですが、様々な男を虜にする不思議な魅力の持ち主でした。

天然でふわふわしている国斉の面倒を見ている内に、知賀は国斉に恋愛感情を抱くようになり、国斉もまた知賀を意識するようになります。互いが互いを想っていて雰囲気は甘々なのに、双方が少しずつズレていて、なかなか噛み合わない焦れったさが癖になる作品です。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（甘々系）第6位は『パパだって、したい』です。原作は世尾せりなによるBL漫画。2019年にテレビアニメ化されました。略称は「パパした」です。年下男子と色っぽい子持ちパパの甘い恋愛が描かれた作品です。

阿澄皇哉（CV山中真尋）は、家政夫のバイトをしている大学4年生。彼は成瀬家で家政夫をすることになります。成瀬家はシングルファーザーの成瀬圭壱（CV寺島惇太）と、彼の息子である壱佳の2人家族。皇哉はホモというわけではないのですが、妙に色気のある圭壱にドキドキしてしまいます。何とか仕事に集中しようとする皇哉。しかし圭壱の寝室でAVを見つけてしまい、それに恥じらう壱佳を見た瞬間魔が差してしまいます。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（甘々系）第5位は『LOVE STAGE!!』です。原作は漫画家の影木栄貴と蔵王大志によるBL漫画。2014年7月にテレビアニメ化されました。芸能一家に生まれたオタクな男の子と大人気若手俳優の甘酸っぱい恋を描いたシンデレラ・ストーリーです。

原作者の1人、影木栄貴はロックバンド「BREAKERZ」のボーカル、DAIGOの実の姉です。そのため作品にはDAIGOをモデルにしたキャラクターが登場しており、アニメではDAIGOがそのキャラクターの声を担当したことで話題となりました。華やかな芸能界を舞台に繰り広げられる、ハイテンションラブコメディです。

主人公の瀬名泉水（CV代永翼）は、漫画家を夢見るオタクの大学生です。彼は大物歌手の父親、大女優の母親、人気ミュージシャンの兄を持つ芸能一家の末っ子です。泉水は幼い頃に女装して出演したCMでの失敗がトラウマとなり、芸能界が嫌いになりました。

そんな彼に、トラウマになったCMの10年後という設定のCM依頼が入ります。共演するのは、今をときめく大人気俳優・一条龍馬。龍馬は10年前に共演した幼い泉水を女の子と思っており、一目惚れをしていました。泉水が男だと知った龍馬は最初こそ戸惑うものの、想いが変わることはなく、泉水に必死のアプローチを始めます。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（甘々系）第4位は『ひとりじめマイヒーロー』です。原作はありいめめこによるBL漫画です。『ひとりじめボーイフレンド』という作品があり、そのスピンオフとして生まれました。2014年にドラマCD化、2017年にテレビアニメ化されています。数学教師とヘタレヤンキーのピュアな恋愛が描かれたBL作品です。

ヘタレヤンキーの勢多川正広（CV増田俊樹）は、喧嘩が強い高校教師の大柴康介（CV前野智昭）に出会い、彼に憧れて舎弟にしてもらいます。面倒を見てもらっている内に、正広は康介に対し憧れ以上の気持ちを抱くようになりました。

一方康介も、複雑な家庭事情から他人に甘えることを知らない正広に、弟分以上の気持ちを抱きます。自分の居場所を求めていた正広と、その居場所になりたいと願う康介。2人の不器用でピュアな恋愛が、時に穏やかに、時にハイテンションに、時に切なく描かれています。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（甘々系）第3位は『世界一初恋』です。原作は中村春菊によるBL漫画。本作は2011年にテレビアニメ化されました。アニメの他にもドラマCD化、小説化、ゲーム化など様々なメディアミックスが展開されている、BL業界屈指の人気作品です。

主人公の小野寺律（CV近藤隆）は、小野寺出版の御曹司です。元々は小野寺出版で文芸の編集者をしていましたが、周囲から七光りと言われることに嫌気が差し、丸川書店に転属。エメラルド編集部で、全く経験のない少女漫画編集に携わることになりました。そこで出会ったのが、敏腕編集長の高野政宗（CV小西克幸）です。

何と彼は律が高校生の頃付き合っていた、初恋の人でした。高野は再会した律に「もう一度好きだと言わせてやる」と宣言。一度は止まった2人の恋が、10年の時を経て再び動き出します。リアルに描かれた出版業界と、想い合っているのになかなか前に進むことができない律と高野の関係性が見所のおすすめBL作品です。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（甘々系）第2位は『抱かれたい男1位に脅されています。』です。原作は桜日梯子によるBL漫画。2015年にドラマCD化、2018年にテレビアニメ化されました。芸能界を舞台とした恋愛模様が描かれた作品です。イケメン俳優同士のキュンキュンする恋が楽しめます。

芸歴20年のカリスマ俳優・西條高人（CV高橋広樹）。彼は「抱かれたい男ランキング」で5年連続1位を獲得していたのですが、芸歴3年の新人俳優・東谷准太（CV小野友樹）についに1位の座を奪われてしまいます。

ある日、西條は東谷と東谷主演の作品で共演することになりました。西條は東谷に対し思うところがあったのですが、東谷はそんな西條に懐き、何故か2人で飲みに行くことに。その際の失態によって東谷に弱みを握られた西條は、東谷に抱かれてしまいます。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（甘々系）第1位は『純情ロマンチカ』です。原作は中村春菊によるBL漫画。ドラマCDを始め小説化、ゲーム化など幅広くメディアミックス展開された名作です。2008年にテレビアニメ化されました。変わり者の小説家と元気いっぱいな大学生の恋愛を描いた、甘々作品です。3位の『世界一初恋』同様、BL業界では頭ひとつ飛び抜けた人気を誇る作品となっています。

高橋美咲（CV櫻井孝宏）は、兄の友人である小説家・宇佐見秋彦（CV花田光）と出会います。当初は兄にベタベタする秋彦に対し嫌悪感を抱いていた美咲ですが、一緒に過ごす時間が多くなるにつれて、少しずつ仲良くなっていきます。一方の秋彦も、当初は美咲の兄に向けていた恋心を、美咲に対し抱くようになりました。

2人は個性豊かなキャラクターたちに囲まれて度々トラブルに巻き込まれながらも、少しずつ距離を縮め、やがて恋人という関係になります。男同士で想いが通じ合った先には何が待っているのか、何を考えるべきなのか。秋彦との関係と周囲との関係、自分の未来についてを一生懸命考える美咲が健気で、自然と応援したくなる作品です。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（シリアス系）第10位は『冬の蝉』です。原作は新田祐克によるBL漫画。2007年にOVA化されました。本作はBL漫画『春を抱いていた』の中で登場する映画から生まれました。『春を抱いていた』の主人公2人の前世編という位置づけの作品です。

激動の時代、幕末。徳川の幕臣である秋月景一郎（CV森川智之）は、長州藩士の草加十馬（CV三木眞一郎）と出会い、強く惹かれ合うようになります。しかし徳川と長州は敵対関係になり、戦争へ突入。2人は逆らえない時代の流れに引き裂かれてしまいます。恋愛の尊さ、切なさを繊細に描ききった時代劇BL。出演した声優もシナリオを読んで涙したという名作です。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（シリアス系）第9位は『間の楔』です。原作は吉原理恵子によるBL小説。1992年にOVA第1期が発売され、1994年にOVA完結編が発売されました。また2012年からはリメイク版のOVAが販売されています。ドラマCDもリリースされました。

舞台は近未来。主人公のリキ（CV関俊彦/伊藤健太郎）は、歓楽都市ミダス郊外にあるスラムで暮らしている、不良グループのリーダーです。リキの生きている世界は女性の絶対数が少なく、同性同士の性行為は当たり前。

不良のグループのメンバーも、リキと関係を持ちたいと思っていました。ある日、スリをしようとカモを物色していたリキは、エリート人工体であるイアソン・ミンク（CV塩沢兼人/大川透）に捕まってしまいます。リキはイアソンのペットにされてしまい、屈辱の日々を送ることになりました。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（シリアス系）第8位は『百日の薔薇』です。原作は稲荷家房之介によるBL漫画。2007年にドラマCD化され、2009年にOVA化されました。主従関係に萌える人におすすめのBLアニメです。

タキ・レイゼン（CV千葉進歩）は、神代から続く名門一族・レイゼン家の人間で、第15機甲師団「ローゼンメイデン」の師団長。そんな彼に仕えるのは、第15機甲師団の大尉であるクラウス・フォン・ヴォルフシュタット（CV井上和彦）です。

クラウスは元タキの学友。本来彼は敵国の人間なのですが、自国を棄ててタキに忠誠を誓う騎士になりました。強い絆で結ばれている2人ですが、取り巻く環境は彼らにとってとても厳しいもの。障害の多い恋は戦況の悪化に伴いさらに過酷になっていきます。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（シリアス系）第7位は『NO.6』です。原作はあさのあつこによるSF、ディストピア小説。本作はBL作品ではありません。しかし、BLと取られても仕方のない描写が多々見受けられるため、非公式BLとしてランキング入りしました。2011年にテレビアニメ化。同年にコミカライズも登場しました。

理想都市「NO.6」。そこに住む少年の紫苑（CV梶裕貴）は、12歳の誕生日に手負いの逃亡者・ネズミ（CV細谷佳正）と出会います。紫苑はネズミを助けるのですが、それが治安局にバレてしまい、これまで住んでいた高級住宅街から準市民が生活する街に追いやられてしまいました。それから4年後。紫苑はある事件に巻き込まれたところネズミに再会。彼と一緒に暮らすようになり、共に「NO.6」の現実に直面します。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（シリアス系）第6位は『裏切りは僕の名前を知っている』です。原作は小田切ほたるによるダーク・ファンタジー漫画。BL作品として発表されたわけではない、非公式BL作品です。2010年にテレビアニメ化。その他、ゲーム化や舞台化もされました。特殊な力を持つ一族と、悪魔たちとの戦いを描いた作品です。

主人公の祇王夕月（CV保志総一朗）は、児童養護施設で生活する高校生の少年です。彼は触れた相手の感情を時々読み取ることができるという特殊能力を持っていました。そんな夕月の前に、美しい青年「ゼス（CV櫻井孝宏）」が現れます。夕月は初対面のはずの彼に、不思議な懐かしさを感じていました。彼との出会いのあと、夕月の身の回りで不思議な事件が相次ぎます。

実は夕月は長い間「悪魔（デュラス）」と戦っている一族「祇王家」の人間で、戦いに巻き込まれる運命にあったのです。夕月は何故か自分を大切にしてくれるゼス、そして前世からの仲間だという「戒めの手（ツヴァイルト）」たちとともに、熾烈な戦いに身を投じていくことになります。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（シリアス系）第5位は『炎の蜃気楼』です。原作は桑原水菜によるライトノベルシリーズ。本作は少女向けの文庫レーベルから発行されており、BL作品として発表されたものではありません。

しかし物語の途中からBL的な要素が濃くなっていき、ついには男性同士の性描写が登場するようになりました。2002年にアニメ化。その他コミカライズ化やOVA化など、様々なメディアミックスが展開されています。

舞台となるのは、かつて戦で敗北した戦国武将が怨霊として甦り、現代で争いを繰り広げる世界。この世界には、戦いを終わらせるために怨霊を調伏する力を持った者たちが存在していました。彼らは死ぬたびに他人の身体を乗っ取ることで現世に魂を残し続け、戦いを繰り返しています。

主人公の仰木高耶（CV関俊彦）は、上杉景虎の魂を持った存在なのですが、彼はわけあってその記憶を失くしていました。そんな彼の前に直江信綱（CV速水奨）が現れ、高耶に課せられた使命について語ります。BLという一言では表現できない、壮大なスケールの物語です。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（シリアス系）第4位は『好きなものは好きだからしょうがない！』です。原作は18禁BLゲーム。略称は「好きしょ」です。2000年から小説版シリーズが販売され、2001年にはドラマCD化、2005年にテレビアニメ化されました。甘いシーンと重たい設定のバランスが絶妙で、独特の世界観にぐいぐい引き込まれてしまう作品です。

主人公の羽柴空（CV緑川光）は、感情に素直な元気いっぱいの少年です。空は学校の校舎から転落するという事故を起こししばらく入院していました。ようやく退院した空の前に、空と寮の同室になるという美しき転入生・藤森直（CV保志総一朗）が現れます。

彼は空の幼なじみなのですが、空は直のことを全く覚えていませんでした。空に幼い頃の記憶がないのは、凄惨な過去のせいです。空は自らの記憶に関する謎に迫っていく内に、大きな事件へと巻き込まれていくことになります。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（シリアス系）第3位は『お金がないっ』です。原作は篠崎一夜によるBL小説及び香坂透によるBL漫画。2007年にOVA化されました。ドラマCDも複数巻販売されています。ガラが悪いヤミ金会社の社長と、天使のような容姿の少年との恋愛が描かれたBLアニメです。

女性と見紛う美貌を持つハーフの少年・綾瀬雪弥（CV福山潤）は、借金のカタとして競売にかけられてしまいました。彼を競り落として救ったのは、金融業を営む強面の男・狩納北（CV小杉十郎太）です。狩納は以前綾瀬に救われたことがあり、彼を助けたのはその日の恩返しのつもりでした。

しかし綾瀬はそのことを覚えておらず、苛立った狩納は綾瀬に綾瀬を競り落とす際に要した金額、2億円を返済するよう告げます。借金を返すまでは、綾瀬は自分のものだと言うのです。優しくしたいのに強引な手段しか使えない男と、心優しい天使のような少年の不器用な恋物語が幕を開けます。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（シリアス系）第2位は『LOVELESS』です。原作は高河ゆんによるSF・ファンタジー漫画。男性同士のキスシーンなどがありますのでランキング入りしていますが、厳密にはBL作品ではありません。非公式BLです。2005年にテレビアニメ化。複数回ドラマCD化もされています。本作はBL要素の他に、女性同士の恋愛要素も含まれています。

主人公は小学6年生の男の子、青柳立夏（CV皆川純子）。立夏は2年前に記憶喪失となっており、2年前から現在までの記憶しかありません。そんな立夏には唯一の理解者であった兄の清明がいたのですが、清明は何者かに殺害されていました。

ある日、立夏の前に清明を知る謎の男・我妻草灯（CV小西克幸）が現れます。彼との出会いをきっかけに、立夏はスペルバトルなるものに巻き込まれていくことになり、また兄の死の真相にも迫っていくことになります。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（シリアス系）第1位は『Hybrid Child』です。原作は中村春菊によるBL漫画。3つの短編からなるオムニバス形式の物語です。2014年にOVA化されました。とにかく泣ける切ない物語が見たい人におすすめの作品です。一途な恋を描いた、切なくも温かい愛すべきお伽噺をお楽しみください。

「ハイブリッド・チャイルド」。それは持ち主の愛情を受けて成長する、人の形をした存在です。ただの機械や人形ではありません。主人と「ハイブリッド・チャイルド」の数だけそれぞれの想いがあり、紡いできた物語があります。

名門一家の御曹司である和泉小太郎（CV岡本信彦）にも、葉月（CV鳥海浩輔）という「ハイブリッド・チャイルド」がいました。葉月は長い間小太郎のお目付け役として傍にいたのですが、彼には寿命が近づいており、ある日突然倒れてしまいます。葉月を助けたい一心で自分にできることを全部しようとする健気な小太郎の姿に、アニメを見た人は胸を打たれることでしょう。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（ほのぼの・コメディ系）第10位は『ユーリ!!! on ICE』です。2016年に放送された、漫画家の久保ミツロウとアニメーション監督の山本沙代原案のフィギュアスケートアニメ。

BL作品として作られたわけではないので、非公式BLとなります。男性同士のキスシーンがあったり、指輪交換シーンがあったりと、腐女子層を狙っていると思われる描写が多々見受けられたためランキング入りしました。ロシアのフィギュアスケーター、エフゲニア・メドベージェワもファンであると公言して話題となった、大ヒットアニメです。

勝生勇利（CV豊永利行）は、いまいち自分に自信が持てず結果を出せない崖っぷちのフィギュアスケーター。グランプリファイナルで惨敗し故郷で引きこもっていた勇利のもとに、ある日突然、男子フィギュアスケート界の王者ヴィクトル・ニキフォロフ（CV諏訪部順一）がやってきます。

ヴィクトルは勇利が自分のプログラムを滑っている動画を観て、勇利のコーチになろうと思い立ったのです。2人はコーチと選手として少しずつ絆を深め、共にグランプリファイナル優勝を目指して進んでいきます。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（ほのぼの・コメディ系）第9位は『キレパパ。』です。原作は高城リョウのBL漫画。2004年にドラマCD化、2008年にOVA化されました。タイトルの『キレパパ。』とは、「キレイでキレやすいパパ」という意味。テンション高めな主人公の言動にクスリとしてしまうラブコメディです。

主人公の鷹司千里（CV緑川光）は、35歳の新人ミステリー小説家。彼は5年前に妻と離婚しており、高校生の息子と2人で生活しています。たった1人の息子が可愛くて仕方がない千里は、息子に近づく輩をありとあらゆる手を使って追い払ってきました。千里は息子の友人である榊俊介（CV櫻井孝宏）も追い払おうとするのですが、彼の狙いが息子ではなく千里であると発覚。千里は年下の俊介に翻弄されます。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（ほのぼの・コメディ系）第8位は『グラビテーション』です。原作は村上真紀によるBL漫画。1997年にドラマCD化され、1999年にOVA化、2000年にテレビアニメ化されました。バンドのボーカルを務める青年と人気小説家の恋を描いたハイテンション・ラブストーリー。作中で流れる楽曲のクオリティが高く、話題になりました。米国で発売された、最初の日本産BL漫画の1つです。

主人公の新堂愁一（CV関智一）は、「BAD LUCK」というバンドのボーカリストです。彼は夜の公園で美形だが性格の悪い小説家・由貴瑛里（CV井上和彦）と出会い一目惚れ。押して押して押しまくる猛烈なアタックの末、恋人のような関係になりました。しかし由貴は暗い過去のせいでかなり性格が歪んでおり、愁一になかなか心を開いてはくれません。愁一は音楽活動をしながら、由貴の心に寄り添おうと奮闘します。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（ほのぼの・コメディ系）第7位は『同級生』です。原作は中村明日美子によるBL漫画。2008年にドラマCD化され、2016年にアニメ映画化されました。思春期真っ只中の男子高校生同士の恋愛を描いた作品で、学生時代ならではの爽やかさが感じられるのが特徴です。

高校2年生の草壁光（CV神谷浩史）は合唱祭の練習中、同級生の佐条利人（CV野島健児）が口パクをしていることに気づきます。佐条が口パクをしていたのは手を抜いていたからではなく、歌が苦手なため周囲に迷惑をかけないようにするためでした。そして1人の時にこっそり練習していたのです。そんな佐条の真面目さに好感を抱いた草壁は、彼の練習に協力するようになり、いつしか2人は惹かれ合うようになります。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（ほのぼの・コメディ系）第6位は『ヤリチン☆ビッチ部』です。原作はおげれつたなかによるBL漫画。2016年にドラマCD化され、2018年にOAD化されました。原作の漫画は、2012年からイラスト投稿サイトの「Pixiv」で不定期連載されています。

主人公の遠野高志（CV小林裕介）は、少し人見知りの気がある高校1年生。東京から山奥にある全寮制の男子校「私立モリモーリ学園」に転入してきた高志は、楽そうだからという理由で写真部に入部しました。写真部に所属していたのは、個性が強すぎる先輩たち。

実は写真部は通称「ヤリチンビッチ部」と呼ばれており、その活動内容は同性間での性行為だったのです。高志と、同じ1年生で写真部への入部を希望している加島優（CV濱野大輝）は、1ヶ月以内に性行為を行うことを部員から義務付けられます。ぶっ飛んだ設定に唖然としながらもついのめり込んでしまう、不思議の魅力を持ったアニメです。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（ほのぼの・コメディ系）第5位は『学園ヘヴン』です。原作はSprayにより発売された18禁BLゲーム。2006年にテレビアニメ化され、ドラマCD化、舞台化もされました。平凡な男子高校生が、エリート学園で様々なタイプのイケメンに囲まれて恋と友情を育んでいく作品です。

主人公の伊藤啓太（CV福山潤）は、強運であることだけが取り柄の高校1年生。ある日彼の元に、全寮制の超エリート学園「ベルリバティスクール」、通称「BL学園」からの入学許可証が届きます。何故自分に許可証が届いたのかわからないながらも、学園へと向かう啓太。

彼は辿り着いた学園で、個性豊かなイケメンたちと出会い、様々なトラブルに巻き込まれていくことになります。原作のゲームは選択で結ばれる相手が変わるのですが、アニメ版では想いを通じ合わせる相手が1人に絞られています。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（ほのぼの・コメディ系）第4位は『ギヴン』です。原作はキヅナツキによるBL漫画。その人気から2016年にドラマCD化され、2019年にテレビアニメ化されました。2020年にはアニメ映画化される予定となっています。

高校生の上ノ山立夏（CV内田雄馬）はギタリストですが、ギターへの情熱は冷め始めていました。そんな立夏はある日、壊れたギターを持った佐藤真冬（CV矢野奨吾）と出会います。立夏が真冬のギターの弦を張り替えてやると、真冬は立夏に懐きました。

当初は真冬の存在に戸惑っていた立夏ですが、真冬の天才的な歌唱力を目の当たりにしたことをきっかけに音楽への情熱を取り戻していき、真冬を自身のインストバンドに引き込みます。共にバンド活動をしていく中で、立夏はどんどん真冬に惹かれていくことになります。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（ほのぼの・コメディ系）第3位は『学園ハンサム』です。本作は2015年にOVA化され、2016年にテレビアニメ化されました。大学の生徒が結成したサークル「チーム欲求腐満」が制作した動画をニコニコ動画に投稿したところ多くの反響があり、それをきっかけにゲーム制作に着手。完成した同人ゲームがアニメの元になっています。

主人公の前田良樹（CV花江夏樹）は、高校2年生。彼は親の転勤により、久しぶりに故郷に帰ってきました。そこで県内トップクラスの名門男子校、私立薔薇門高校へ転入することになります。薔薇門高校にいるのは、個性的なハンサムばかり。良樹は様々なタイプのイケメンと友情や愛情を育んでいくことになります。顎が極端に尖った特徴的なビジュアルのキャラクターたちが多数登場。顎のインパクトが強すぎる新感覚ラブコメディです。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（ほのぼの・コメディ系）第2位は『SUPER LOVERS』です。原作はあべ美幸によるBL漫画。2011年にドラマCD化、2016年にテレビアニメ化されました。苦労性の長男と美形の双子、野生児な末っ子を中心として物語が展開されるトラブル・ラブストーリーです。

海棠晴（CV前野智昭）はカナダで育った帰国子女のクォーター。彼は母親が危篤との知らせを受けカナダに向かいます。しかし危篤というのは母の嘘。彼女が晴を呼び出した理由は、新しい弟・零（CV皆川純子）を紹介するためでした。零は晴の母に引き取られた元孤児で、森の中を狼犬とともに裸足で駆け回るような野生児でした。

最初の内は晴から距離を置いていた零でしたが、めげずに優しく接してくる晴に少しずつ心を開き、やがて2人は日本で共に暮らすことを約束します。ところが、帰国後、晴は事故に遭い零の記憶を失くしてしまいました。時は流れて5年後、零は晴と一緒に暮らすため日本にやってきます。晴と零の関係はもちろん、彼らを中心とした複雑な家庭事情にも注目したい、しっかりとしたストーリーが売りのBL作品です。

【2019最新】BLアニメのおすすめ人気名作ランキング（ほのぼの・コメディ系）第1位は『この男子、人魚ひろいました。』です。本作は2012年に発売されたOVA作品です。若手のアニメ作家・山本蒼美がほぼ1人で制作しました。「この男子」から始まるBL作品は複数あってシリーズ化されており、本作は「この男。」シリーズの第2弾となっています。

高校生の川内洲（CV梶裕貴）は、祖父を亡くして海辺で泣いていました。そこで足を滑らせて溺れてしまうのですが、美しい人魚の青年（CV緑川光）に救われます。洲は人魚の青年にイサキと名付け、一緒に暮らすことになりました。人魚との生活は戸惑いの連続。しかし優しいイサキの存在に洲は癒やされ、徐々に抱いていた寂しさを忘れていきます。

独特の色彩で描かれた美しい映像が、人魚と人間の恋というファンタジーな世界観を魅力的に際立たせており、ストーリーも切なさと温かさが折り重なって心地良さすら感じる秀逸さ。誰かを思い遣る気持ちの尊さを教えてくれる、珠玉の青春ラブストーリーです。30分程度のショートストーリーなので、手軽に見れるというところもおすすめポイントです。

おすすめのBLアニメを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。BLアニメは、ただ男性同士の絡みを描いているのではありません。同性同士の恋愛だからこそ生まれる恋の葛藤、偏見や差別、人に抱く愛情とは何かなど、とても深いテーマに触れているのです。

BLアニメを見て、人を思い遣る気持ちとは何か、真実の愛とは何かを学びましょう。先入観や偏見で他人を傷つけない優しい人間になるためのピースが、BLアニメには散りばめられています。