2019年10月18日公開
2022年11月09日更新
【テニスの王子様】大和祐大はイメチェンした?手塚国光との関係や強さも考察
テニスの名門校を舞台に天才テニス少年の活躍を描いた人気コミック作品「テニスの王子様」。テニス部部長として回想シーンに姿を現したのが本記事の主役・大和祐大です。再登場した続編シリーズ「新テニスの王子様」では、衝撃的なイメチェン姿を披露、熱心な読者を驚かせました。これから、大和祐大のプロフィールから技の強さ、手塚国光との関係やアニメでの声優の紹介まで気になる情報をまとめてお届けします!
大和祐大とは?
テニスの王子様の作品情報
それでは、本記事の主役である大和祐大についての解説に入る前に、本作「テニスの王子様」の作品情報を紹介しましょう。
テニスの王子様の概要
「テニスの王子様」は、テニスの名門校を舞台に天才テニス少年の活躍を描いた許斐剛によるコミック作品です。「テニプリ」の愛称で広く親しまれ、アニメやゲーム、ミュージカルなどメディアミックス展開も活発に行われています。また、その人気から関連グッズも多数販売されるようになりました。特に女性ファンを中心に爆発的な人気を呼び、キャラクターグッズ年間売上げでトップの座を占めるまでになっています。
漫画「テニスの王子様」は、週刊少年ジャンプにて1998年41号掲載の単発作品を皮切りに翌1999年の32号より連載が開始されました。連載はその後2008年14号までの9年間に及んでいます。さらに、2009年3月から月刊誌ジャンプスクエアに続編シリーズ「新テニスの王子様」が連載が開始されました。単行本は全42巻で、累計発行部数は6000万部に上っています(2019年5月現在)。
前述のようにテニスの名門中学校を舞台に主人公の少年がテニス全国大会優勝を目指していく話になっていますが、テニスを知らない人でも楽しめるよう、ルールの説明などが話中に挿入されています。また、主人公が繰り出すテニスの技は当初は実際に試合で使われているものに限られていましたが、26巻で主人公が無我の境地を開いてからは、超人的な技の描写が多くなっています。
テニスの王子様のあらすじ
主人公は、アメリカ各州のテニス・ジュニア大会で4回連続優勝を果たした天才テニスプレーヤーの越前リョーマ。アメリカから凱旋帰国したリョーマは、テニスの名門校として知られる青春学園中等部に入学します。
入学後リョーマは、すぐさま名門テニス部に入部。全国制覇を目指す青学テニス部でも、1年生にしてレギュラーの座を射とめます。そんなリョーマでしたが、クールで泰然とした態度が誤解を生み先輩たちから睨まれることになります。しかし、そんなことは気にもかけずにレギュラー陣との交流戦に臨むリョーマ。その後も体力戦や頭脳戦を駆使した試合の模様が描かれ、痛快なスポーツ漫画が展開していきます。
大和祐大のプロフィール
ここで本記事の主役大和祐大のプロフィールを紹介します。大和祐大は、身長182㎝で体重67㎏、利き腕は右腕のテニスプレーヤーです。ただ原作漫画・テニスの王子様での大和祐大の登場シーンはごく限られており、回想シーンのみでお目見えします。ところが、その後制作されたアニメ作品では登場シーンも増え、主人公・越前リョーマとの邂逅も果たしました。
大和祐大のテニスのプレイスタイルは、防御主体でプレーをするカウンターパンチャーです。ベースラインギリギリのところでストロークを続けながら相手のミスショットを狙ったり、相手が体勢を崩して自滅するように厳しいコースを突いていくスタイルを得意とします。相手がたとえ新入生であっても物腰は柔らかく言葉も丁寧ですが、問題行為に対してはとても厳しく、すぐにグラウンド100周のペナルティを課したりします。
部長という立場から部員に対して厳しく接していると考えられます。中学生の時に大きなケガを負い、その後の選手生活では大きな実績を挙げることができなかったようです。その証拠として肘にはひどい傷跡が残っていました。テニスの王子様の回想シーンでの限られた時間の中で見る者の記憶に残るキャラを示した大和祐大。
わらび餅が大好物で、趣味は川柳、今一番欲しいものを聞かれて筆と答えるなど現代っ子とは思えない落ち着いた風情を漂わせています。コンタクトではなく眼鏡を愛用し、短く刈った頭髪には緑のバンドをつけている至って地味ないで立ちをしていました。ところが、そんな大和祐大が、テニスの王子様の続編シリーズ「新テニスの王子様」では衝撃的な再登場を果たすのです。
大和祐大はイメチェンした?手塚国光との関係は?
大和祐大はイメチェンして登場
前述のようにテニスの王子様では回想シーンでのみ姿を見せた大和祐大。ところがシリーズ2「新テニスの王子様」では、17歳以下の選手で構成されるUー17の日本代表候補として堂々の再登場を果たします。しかもイメチェンでの登場。特徴的だった眼鏡はなくなり、髪の毛を茶色に染めた上パーマまでかけるといった見事なイメチェンぶりで、名前を聞かなければ誰なのか分からない衝撃的な姿を晒していました。
そんなイメチェンで変わり果てた大和を一目見て、手塚国光は部長!と声を掛けていました。イメチェン後の大和祐大に、手塚は一度は会っていたと考えられます。作中では大和祐大が大きくイメチェンを遂げた理由について明かされることはありませんでした。しかし少なくとも青学中等部3年生たちの多くは、イメチェンの理由について理解していたと言われています。
大和祐大と手塚国光の関係や試合結果
大和祐大と手塚国光の関係
変貌を遂げて再登場した大和祐大に対し、手塚国光は躊躇することなく「大和部長!」と声を掛けました。果たして大和祐大と手塚国光の関係とは、どのようなものだったのでしょうか?実は、新入生・手塚国光がテニス部に入部した時に部長を務めていたのが誰あろう大和祐大でした。
大和祐大と手塚国光の両雄が初めて相まみえることになった時、大和のひじの状態は既にかなり悪化していました。何度テニスをやめようとしたかわからないと、後に述懐していた程です。その後、直接対決に臨んだ大和祐大と手塚国光。手塚国光との対決を大和祐大は自身の引退試合と位置づけていました。
大和祐大と手塚国光の試合の結果
新テニスの王子様で再登場を果たした大和祐大。Uー17の日本代表チームを陰で支える3番コートに属し、5番コートとの入れ替え戦で手塚国光との直接対戦に臨みます。前シリーズ「テニスの王子様」では一年生の手塚国光に敗北し、部長としての面目を潰された大和祐大でしたが、秘技・幻有夢現を繰り出し手塚国光を追い詰めるなど健在ぶりを見せつけます。
チームに貢献することを最優先に考えた手塚国光は、腕にかかる負担の非常に大きな手塚ファントムを使って勝ちにいきます。そんな手塚国光に対して大和祐大は、チームのためではなく自分のために戦うように声をかけました。その結果、手塚国光は大和の言葉通りにテニスを楽しむことを思い出し、天衣無縫の極みの発動に成功、大和祐大をコートに沈めました。
大和祐大の強さや技
和祐大の強さ
ここからは「テニスの王子様」大和佑大の強さや得意技について解説していきます。まず強さを表すステータスですが、スピードやパワー、スタミナ、メンタル、テクニック全ての項目において2という評価で低い数値に止まっています。
3番コートを維持するのは困難な強さとなるでしょうが、手塚国光との試合で見せた相手を確実に追い詰めていく戦い方は、強さのステータスには表れない要素なのかも知れません。
身体能力
上記の通り強さのステータスは、どの項目も5段階評価で2と低く、身体能力については見るべきところがないと言えます。
フットワーク
上記のステータスから評価を下すのであれば、大和祐大のフットワークはかなり低く、手塚国光とラリーをすることでさえ困難だと言えるでしょう。
技術
テクニックについても評価は2ですから低いのですが、ラケットで打つ直前に狙うコースや打球の強さを変えるという高度な技術を持っています。亜久津仁が無没識という形で同様の技術を披露しています。
ゲームメイク
上述の評価では、このパラメーターで3番コートにいること自体が不思議であるという意味のコメントが記されていましたが、それを可能にしているのが大和祐大のゲームメイクの巧みさと言えるでしょう。高い洞察力や豊富な経験が現在の大和を支えているのです。
責任感やカリスマ性
名門テニス部の部長を務めた大和祐大は、責任感やカリスマ性において定評がありました。時に厳しく、またある時は優しく部員に接し、なにより責任感の強さにより慕われていた大和祐大。一度はテニスを諦めかけた手塚国光が後に青学の柱として大成したのも大和の功績の一つと言われています。
大和祐大の技
大和祐大の技は、手塚国光との直接対決で披露した幻有夢現(げんうゆめうつつ)。優れた選手になると、相手が打球を放つ前にフォームなどで打球を予測しアクションに移ります。それを利用して直前に打球のコースや強さを変えることで相手に幻を見せ別の方向に移動させるというのがこの幻有夢現という技です。
手塚との対戦では、実際には無い位置にボールがあると錯覚させるのに成功、見事空振りに仕留めています。ステータスが低くても3番コートの座に留まっている大和ならではの、意表を突いた戦い方と言えるでしょう。
大和祐大のアニメ声優
池田政典のプロフィール
- 名前:池田政典(いけだ まさのり)
- 生年月日:1966年12月1日
- 年齢:52歳(2019年10月現在)
- 出生地:京都府
- 身長:175 cm
- 職業:俳優、声優、歌手
- 事務所 ケイエムシネマ企画
アニメで大和祐大役を演じた声優・池田政典について紹介します。1986年20歳で千葉真一が設立したジャパンアクションクラブに所属した池田政典。声優の前にまずアクション俳優としてデビューします。以後「月曜ゴールデンドラマ」や「火曜サスペンス劇場」などサスペンスドラマを中心に数多くのテレビドラマに出演。また、同じ年に「ハートブレイカーは踊れない」で歌手としてもメジャーデビューを果たしています。
声優としては、1993年アニメ「バトルスピリッツ龍虎の拳」のロバート・ガルシア役でデビュー。声優としての活動は、本作「新テニスの王子様」大和祐大役以外に「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」の志々雄真実役が有名です。その他にも数々のアニメに声優としてに出演しています。
池田政典の主な出演作品
次に、大和祐大のアニメ声優・池田政典の主なアニメ出演作を紹介します。
- 1993年 バトルスピリッツ 龍虎の拳( ロバート・ガルシア役)
- 1996年 るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(志々雄真実役)
- 2000年 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ(ナレーション、ハサン 役)
- 2001年 テニスの王子様( - 2012年、大和祐大 役)
- 2004年 吟遊黙示録マイネリーベ(アルバート 役)
- 2007年 家庭教師ヒットマンREBORN!(XANXUS 役)
- 2016年 ナンバカ(傷の男 役)
大和祐大のキャラソンやグッズ
大和祐大のキャラソン
「テニスの王子様」大和祐大のキャラクターソングは、園田健太郎作詞・作曲の『幻有夢現』。2013年6月発売のCD「THE BEST OF U-17 PLAYERS V YUDAI YAMATO」の中に収められています。
「誰も素顔に気付かせはしない」という歌詞で始まるこの曲は、華麗にイメチェンした大和祐大を歌っていると考えられます。一方、アニメくじの賞品として制作された「さくらさくら」は、テニス部部長を務めていた頃の大和祐大を思わせる内容になっています。
大和祐大のグッズ
出典: https://frequ.jp
最後に「テニスの王子様」大和祐大のグッズを紹介しましょう。彼のグッズにはステッカーやカード、根付けなどが用意されています。また、本作で縁の深い手塚国光や入江奏多と一緒に描かれているイラストのグッズもあります。
ほとんどの物は、大和祐大が頻繁に登場するようになった「新テニスの王子様」からのイラストが使われていますが、中には一年生のかわいい手塚が描かれているグッズもあり人気のようです。
大和祐大に関する感想や評価
大和祐大ってヤバいな!
ここまで「テニスの王子様」大和祐大の特集記事をお届けしてきましたが、最後に彼に関する感想や評価を紹介します。
大和祐大って名前も好きだし、声も好きだし、顔も好き。
— アルカリ@テニプリっていいな (@yukimuraseiiti3) March 4, 2019
性格優しいし、言葉も優しいし、茶目っ気があるのがいいし、高校デビューしちゃうし、その上で手塚に尊敬されてるのヤバいな
身長182センチの一人称ボク
苦手な事正座って
わらび餅たらふく食べさせたい
大和祐大に関する感想や評価、最初に紹介するのは大和祐大の何から何までが好きという方です。名前も好きだし声も顔も好きと明言。その上、茶目っ気があるところにも好感が持てるそうです。182センチの体格に似合わず一人称ボクと可愛く、好物のわらび餅をたらふく食べさせたいと心情を吐露していました。
信用ならない!
手塚国光に潰されたのはおそらく大和祐大なんですがあの男は仕返しに青学の柱を手塚に背負わせていったので信用ならない(突然の悪口)
— ガーベラ (@gabera12345) March 5, 2019
大和祐大に関する感想や評価、続いて紹介するのは先の方とは逆に、大和祐大が信用ならないと言う方です。「青学の柱をになれ」と励ましたのを、負けた腹いせに手塚に重荷を背負わせたと解釈していました。人それぞれに色んな見方があるという事でしょう。
心にめり込んで来る!
大和祐大すごくゆーっくり、ゆーっくりと、だけど物凄い力で私の心にめり込んで来る😌💫
— 志木丈 (@shikijyo_) August 26, 2019
大和祐大に関する感想や評価、最後に紹介するのはゆっくりと時間をかけて大和祐大の魅力にハマりつつある方です。すごくゆーっくりだけど物凄い力で心にめり込んで来る、と大和祐大のキャラを言い表していました。
大和祐大についてまとめ
ここまで、「テニスの王子様」の大和祐大に焦点を当て、イメチェン前とイメチェン後でのキャラの変化や手塚国光との関係、さらにはアニメで大和の声を演じる声優のことなど、様々な情報を紹介してきました。
「テニスの王子様」ではテニス部部長として回想シーンという限られた時間に姿を現した大和祐大。続編シリーズ「新テニスの王子様」で再登場した時には、衝撃的なイメチェンを遂げており、熱心な読者を驚かせました。青学の柱と謳われるまでに成長した手塚国光との出会いは、大和祐大がテニス部部長を務めていた頃の事。新入生で先輩との関係に悩む手塚に「青学の柱なれ!」と励ましたのは、他ならぬ大和祐大だったのです。
そんな大和祐大のテニスの実力の評価は、全項目で平均以下の2。にも拘らず3番コートを維持できたのは、防御主体のプレイスタイル・カウンターパンチャーと幻有夢現という相手の意表を突く技の成果とされています。この記事で大和祐大に興味を持った方は、新テニスの王子様の登場シーンに注目してみましょう。両極端の評価がある大和祐大ですが、自身がどのように感じるか実際に鑑賞してみるのも良いかも知れません。