【暗殺教室】浅野学秀のプロフィールまとめ！キャラの魅力・性格や声優も紹介

生徒たちが学校の担任教師の暗殺を企てていく松井優征によるサスペンス風の学園コメディ漫画「暗殺教室」。週刊少年ジャンプで2012年31号から2016年16号にかけて連載されました。

一方、テレビアニメの放送（2015年1月から6月まで）やゲームソフト販売、さらには実写版映画も公開（2015年3月）されるなどメディアミックス展開も盛んに行われました。また、2015年10月より『最強ジャンプ』にてスピンオフ作品「殺せんせーQ!」の連載が開始され、翌2016年にはアニメ映画が公開されています。

漫画「暗殺教室」の舞台となるのは、進学校・椚ヶ丘中学校にとっては目の上のたん瘤的存在の3年E組。成績が悪ければ素行も悪い落ちこぼれ生徒を集めたクラスです。ある日、この3年E組を防衛省の職員と異様な姿をした超生物が訪れるとことから物語は始まります。

マッハ20という驚異のスピードで空を舞い、月のほとんどを破壊して三日月にしてしまったというこの生物は、次のように一方的な通告をします。「来年3月までに自分を殺せなければ地球を破壊する」と。さらに、自分を椚ヶ丘中学校3年E組の担任教師とするようステイトメントを追加しました。

この通告に当惑した政府は、取りあえず3年E組に謎の生物暗殺を委嘱します。当初はやる気のない生徒たちでしたが、成功報酬100億円という法外な金額に目がくらみテンションはマックスに。ところで暗殺に関しては以下のようなルールがありました。

生徒たちは様々な方法で殺せんせー暗殺を図りますが、すべてマッハ20を誇る殺せんせーの目にも止まらぬ速さや予測不能な行動に阻まれ、結局は殺せんせーによるキツイご指導を受ける羽目になる生徒たちでした。

暗殺者とその標的という異常な関係にも関わらず、生徒たちの多くは殺せんせーの授業を受けることで前向きな学校生活を送ることができるようになっていきました。以前の「学校中から差別された底辺学級」という環境から解放されていったのです。ところが、そんな関係性に水を差す事態が迫りつつありました。世界中から次々に暗殺者たちが送り込まれようとしていたのです。

浅野学秀のプロフィールについて解説していきます。まずは彼の人物情報についてです。名門・椚ヶ丘中学・理事長の一人息子にして、生徒会長を務める浅野学秀。学年トップ学業成績とＥ組の暗殺者たちを軽々と投げ飛ばす逞しい肉体を持つ文武両道に秀でた生徒でした。しかし優等生という表の顔とは裏腹に、クラスメイトを自分の駒として扱い、理事長である父親さえも支配下に置こうと企んでいました。

理事長の教育方針や家庭環境の影響から、浅野学秀は上下関係以外の仲間とのつながりを築いていくことが出来なくなっていました。対等な関係というものを認めようとしなかったのです。本来仲間であるはずの友人についても、自分の持ち駒の一つとして扱うようになりました。一つの目的を共有し仲間意識の高いE組には、特に強い敵対心を持っていました。

しかし偏った人間関係しか持てない浅野学秀でしたが、交遊関係は以外にも広く、海外にまでたくさんの友人がいたようです。彼らと意思疎通を図るため、英語をはじめとしてフランス語や韓国語、そしてポルトガル語にまで精通していました。学校一の秀才と言われる所以でしょう。　

次に浅野学秀の容姿について。オレンジがかった明るい茶色の髪と眼光の鋭さが印象的な外見をしています。見た目はカルマと似ているという声もあるようです。

親子でありながら父である理事長からは「浅野君」、逆に父を呼ぶときには「理事長」と他人として接する2人の関係は、非常に険悪な状態になっていました。E組との争いを通して自分の実力も上がって来たと認識を新たにする学秀でしたが、それは理事長の方針を否定し反旗を翻すことを意味していました。一方理事長の方は、息子を除く五英傑のメンバーに指導という名の洗脳を施します。

それを見た学秀は、E組の生徒たちに向かって「次の期末テストで50位以内をE組で独占してほしい」と頭を下げますが、それは理事長の歪んだ教育方針を正そうとして取った行動だったのです。その後理事長の指示により、テストの難易度が一気に引き上げられます。その結果、浅野学秀は数学の成績でE組カルマに首位を明け渡すことになります。

この一連の出来事をきっかけに五英傑メンバーなど優等生が理事長のやり方に異を唱えます。理性を失った理事長は学秀を殴り飛ばしまうことに。ところが、殴られた学秀はそれまでの態度を軟化させ「やっと父親らしいあんたが見れた気がする」と呟きます。この事件を境に理事長は殺せんせーやE組を認めるようになり、学秀も理事長を「父さん」と呼ぶまでに。親子関係は少しずつ改善の方向へ向かって行きました。

浅野学秀とE組との関係は、理事長を支配しようと五英傑メンバーの話に乗ってE組との賭けをして負けたことで変化します。この一件でE組に対して激しい敵対心を抱くようになった浅野学秀。その後も体育祭で有利な状況から引っ繰り返されるなど、それまで能力の低さを蔑んでいたE組に敗北を重ね、彼のプライドはボロボロになっていきました。

中学生活の一時期、事故の能力を過信した末にE組・カルマに首位の座を明け渡した浅野学秀ですが、卒業後進んだ高校でもカルマとの首位争いを繰り広げることになりました。高校卒業後は理系大学の世界最高峰、アメリカMIT（マサチューセッツ工科大学）に進学、その後は有名企業のオファーを断り自らの能力だけを頼りに起業したとのことです。

表向きの爽やかな優等生というイメージの裏では、とても腹黒くクラスメイトをも自分の駒としか見ていない自己中な性格の浅野学秀。実の父親でさえ自身の支配下のに置こうと企んでいました。

一方で家族にも手加減をしない理事長に育てられた学秀は、他人への不信感や懐疑心が強く、また自分と異なる意見や考え方を認められない暴君のような性格をしていました。

浅野学秀の表向きの性格は、あくまで爽やかで素直な優等生的な性格をしていました。周囲からの人望も厚く、学校では生徒会長を務めていました。

最後に浅野学秀の能力について見ていきましょう。有数の進学校でもトップの成績を誇る彼の能力は半端なものではありません。中間テスト学年1位は当然のこと、全国模試1位という優秀な学業成績。学内随一の能力を持つ秀才であることに疑いを挟む余地はありませんでした。

学校一の秀才、浅野学秀の能力は学業だけでなく、身体能力も高さでも周囲を圧倒、抜きん出た存在でした。その能力は、暗殺訓練を受けたE組生徒を軽く足蹴にすることができるほどでした。　

アニメ「暗殺教室」で浅野学秀の声を担当したのは、「DEATH NOTE」の夜神月役や「機動戦士ガンダム00」の刹那・F・セイエイ役で知られる声優の宮野真守です。　

• 名前：宮野真守（みやの まもる）
• 愛称：マモ、マモちゃん
• 性別：男性
• 出生地：埼玉県大宮市
• 生年月日：1983年6月8日
• 年齢：36歳（2019年10月現在）
• 職業：声優、俳優、歌手、ナレーター
• 事務所：劇団ひまわり

高校3年生のときに、NHK教育テレビの海外ドラマ「私はケイトリン」で声優デビューをした宮野真守。その後、プレステ2のゲーム「キングダム ハーツ」のリク役を演じて注目を集めます。2006年、彼の代表作の一つであるアニメ「DEATH NOTE」の夜神月役を演じ、声優アワード主演男優賞と東京国際アニメフェア2008や東京アニメアワード個人賞を受賞、声優としての評価を不動のものとしました。

声優・宮野真守のアニメ出演作を、メインキャラを務めた作品を中心に紹介します。

• 2002年真・女神転生Dチルドレン ライト&ダーク（アキラ）
• 2003年WOLF'S RAIN（キバ）
• 2004年LOVE♥LOVE?（大泉直人）
• 2005年アイシールド21（- 2008年、桜庭春人）
• 2006年DEATH NOTE（- 2007年、夜神月）
• 2007年機動戦士ガンダム00（-2009年、刹那・F・セイエイ）
• 2009年イナズマイレブン（- 2012年、吹雪士郎ほか）
• 2010年ポケットモンスター ベストウイッシュシリーズ（- 2013年、デント、アロエのハーデリア）

• 2011年うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEシリーズ（ - 2016年、一ノ瀬トキヤ/HAYATO） 
• 2013年ガッチャマン クラウズシリーズ（- 2015年、ベルク・カッツェ）2014年東京喰種トーキョーグール（- 2018年、月山習）
• 2015年暗殺教室（- 2016年、浅野学秀）
• 2017年弱虫ペダルシリーズ（- 2018年、葦木場拓斗）
• 2018年銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅（ラインハルト・フォン・ローエングラム）

屈指の進学校・椚ヶ丘中学校で右に出る者のいない秀才の浅野学秀。その知性と冷徹なまでの洞察力を活かして、数々の名言を残していました。

『僕には数学はもとより全教科死角は無い！！クラス対決も頂上対決を圧勝で制し、Ｅ組には父を支配する駒として働いてもらう！！』。この名言は、「第16話、終業の時間・1学期」で数学のテストを前に浅野学秀が述べた言葉です。数学では赤羽というE組としては飛びぬけて優秀な生徒がいました。

ところが浅野学秀は、数学だけではなく全教科で死角がないと豪語していました。その後に、クラス対決も頂上対決を圧勝で制し、Ｅ組には父を支配する駒として働いてもらうと、策謀を付言するのも忘れてはいませんでした

『僕は敗けない。全ての者に勝ち続ける』。この名言は「第15話・期末の時間」で披露されました。期末試験を前に、理事長との確執からどうしても負けられない浅野学秀。背水の陣で臨む彼の口から出たのがこの言葉でした。窮地に立っても自信を漲らせる彼の性格を象徴するような一言でした。

『弱みを握って支配してやる！！ なにせ父さん、僕は貴方の子ですから』。こちらも「第15話・期末の時間」での名言です。理事長から各教科トップを独占するよう指令を受けた浅野学秀。指令を達成したらE組に関して隠していることを全て教えろと父親に詰め寄る場面で発せられた言葉でした。まさにこの親にしてこの子ありといった感じでしょうか？

ここまで暗殺計画の主要キャラの１人である浅野学秀を特集してきましたが、最後に彼に関する感想や評価を紹介します。

最初に紹介する感想・評価は、E組と浅野学秀の対立を見たいと言う方です。その理由は、人を殺す時は優しい気持ちでと教えた殺せんせーと、人を殺すのときはその人が得るはずだった可能性と命と時間とを全部背負う覚悟をと教える理事長の教えを体現する両者の戦いを観てみたいというものでした。誰しも興味をそそられるポイントと言えるのではないでしょうか？

続いての浅野学秀に関する感想や評価は、最終回のシーンが好きという方です。暗殺教室すべて大好きと前置きした上で、最終回で浅野がE組のみんなを守ろうとするシーンが特に大好きだということでした。人間として良い奴とは思えなかった浅野学秀が、最後に人の優しさを取り戻していくところに惹かれたのでしょう。

浅野学秀に関する感想や評価、最後は学秀をかわいい優秀な子という方です。眉目秀麗才色兼備な理事長の父を飼い殺しにしてやろうと、全然敵わないのに懸命に頑張っている姿にキュンとしてしまったのでしょう。

ここまで『暗殺教室・浅野学秀のプロフィールまとめ！キャラの魅力・性格や声優も紹介』と題して、漫画「暗殺教室」の主要人物の１人、浅野学秀の特集記事をお届けしてきました。

名門・椚ヶ丘中学・理事長の一人息子にして、生徒会長を務める浅野学秀。学年トップ学業成績と逞しい肉体を持つ文武両道に秀でた生徒です。しかし、父親との関係は険悪を極め、表向きの爽やかな優等生という顔とは裏腹に、腹黒く自己中な性格をしていました。しかし、E組との抗争を通じて性格は徐々に変化、卒業後はアメリカの名門大学に進みその後は起業家として活躍しています。

この記事で浅野学秀と父親との関係に興味を持った方は、彼の登場する上記エピソードを中心に鑑賞されてはいかがでしょうか？暗殺教室の主役であるE組メンバーとは別の視点から作品を見つめることができるかも知れません。