【幽遊白書】武威は弱い？武装闘気（バトルオーラ）とは何？強さや技を考察

幽遊白書に登場する強敵、戸愚呂弟のチームの一員として、鴉らと共に登場した武威。そんな武威の情報を紹介する前に、幽遊白書という作品について詳しく紹介していきます。幽遊白書は週刊少年ジャンプにて連載されていた人気漫画です。

幽遊白書は、1990年から1994年まで、週刊少年ジャンプにて連載されていた漫画作品です。作者は冨樫義博で、他の作品では「ハンターハンター」などでも有名です。主人公が幽霊になってしまうというプロットで描かれた幽遊白書は、当初は「幽遊記」というタイトルが提案されていましたが、後に「幽遊白書」という名称で連載が決定しました。単行本は全19巻で、5000万部という驚異的なセールスを記録したヒット作品です。

単行本は完全版・廉価版・文庫版などでも販売されており、連載終了から20年以上経った現在でも衰えない人気を誇っています。幽遊白書はテレビアニメも1992年から1995年まで放送されており、高視聴率を獲得。劇場版も公開される等人気を博しました。

90年代にヒットを記録した幽遊白書のあらすじを詳しく紹介していきます。幽遊白書の主人公浦飯幽助は、気ままに暮らす不良少年です。ある日浦飯幽助は、車に轢かれそうになっている子供を助け、かわりに自身が死亡してしまったのです。霊界にとって、浦飯幽助の死亡は想定外の出来事だったため、生き返るチャンスを与えられることになります。浦飯幽助は幽霊としていくつかの事件を解決し、生き返りの試練に挑みます。

生き返ることができた浦飯幽助は、その後霊界探偵として活動する事になります。浦飯幽助をライバル視している不良・桑原和真や、妖怪である蔵馬・飛影などと出会い、強力な敵と戦っていく事になります。次第に浦飯幽助は、魔界の魔物を含む強敵との激しい戦いに身を投じていく事になるのでした。

幽遊白書に登場する武威というキャラクターのプロフィールを紹介します。幽遊白書では、最も人気の高いエピソードである暗黒武術会で登場しました。武威は肉体派のキャラクターで、パワフルな戦法を得意とする妖怪です。登場時は、鎧兜を身にまとっており、とても寡黙なキャラクターでした。

暗黒武術会において、戸愚呂チームは浦飯幽助率いる浦飯チームの決勝戦の相手でした。戸愚呂チームのメンバーは、戸愚呂弟・戸愚呂兄・鴉・左京・武威といった実力派の妖怪揃いでした。武威は戸愚呂チームの次鋒として決勝戦に出場しています。登場時鎧兜を身にまといセリフを発することもなかった武威は、どんな戦いを繰り広げるのかと注目を集めていました。

同じ戸愚呂チームである鴉と武威は、昔から付き合いがあったと描写されていました。昔武威は戸愚呂弟に挑んだことがあり、その前後から鴉とは付き合いがあったと言われています。鴉は爆薬による爆破を駆使して戦う戦闘スタイルですが、武威は巨大な斧を振り回す肉体派な戦術を使用しており、二人は対照的なスタイルとなっています。

武威は暗黒武術会決勝戦において、戸愚呂チームと浦飯チームの闘いの中で、最も少ないページ数でやられてしまった敵キャラクターでした。そのため、武威は弱いという風潮が生まれてしまったのですが、武威は決して弱い訳ではありません。強者揃いの暗黒武術会において決勝戦まで勝ち残った猛者であり、地面にめり込むほどの重たい鎧兜を身に付け斧をふるうことが出来るパワーもあります。

登場時は寡黙さが不気味でもあり、一体どんな強敵なのかと読者を期待させた武威。結果弱いと言われてしまった理由としては、武威が弱く見える描写のせいではないかと考察されているのです。

まず、武威の修行が大して過酷そうではないという描写があります。蝋燭の火を消したり、熊のような妖怪と闘ったりと修行に励んでいた武威。しかし、信じられないほどの強力な妖怪が蠢く幽遊白書の世界観の中では、どうしても修行がしょぼいという意見を集めてしまいました。また、飛影と闘っている際も、黒龍波を吸収された時に驚きの表情を見せてしまう等、せっかくの寡黙なキャラクターを台無しにしてしまいました。

弱いとも評されてしまう武威の武装闘気について紹介していきます。武威の武装闘気は、武装解除した状態であると語られていました。まず、武威は非常に重い鎧兜を装備していました。鎧兜を脱ぎ捨てた武威は、武装闘気・バトルオーラという闘気によって、強力な攻撃を仕掛けます。と言っても、空中に少し浮いて攻撃しただけなので、飛影にやられてしまいます。この点も武威が弱いと言われる理由となっています。

武威曰く、「普通の人間は身を守るために鎧を着るが、俺は自分の力を抑えるために着ている」との事。武威の鎧兜は防具として装備しているのではなく、強すぎる力を抑えるために装備していたのです。リミッターの役割を果たしている武威の鎧兜。鎧兜を脱いだ時、武威は本来のパワーを発揮し、より強くなるという事です。武威が本当の力を発揮することが出来るのは、武装解除した時なのです。

弱いと評される武威ですが、その強さについて考察していきます。まず、武威はとても怪力なキャラクターです。地面にめり込むほどの鎧兜を身につけ、巨大な斧を振り回すことが出来る武威。この怪力だけでも、かなり強力なキャラクターである事が分かります。

武威は戦闘開始時点では、斧を振り回して闘います。自身のリミッターとして使用している鎧兜を着たまま、暗黒武術会決勝まで勝ち残った武威。決勝戦では飛影の実力を認め、鎧兜を脱ぎ捨てて戦いました。武威は怪力で巨大な斧を振り回せる等、パワーとスピードを兼ね備えた戦闘スタイルです。

暗黒武術会の決勝戦にて、武威は幽遊白書の屈指の強キャラクター・飛影の黒龍波を防いでいます。飛影の必殺技である黒龍波は、とても強力な技です。鎧兜を抜いてバトルオーラを使用した武威は、黒龍波を防ぐことが出来ましたが、結局は飛影に黒龍波を吸収され倒されてしまいました。

武威が飛影に使用した技で、十字型武装闘気（オーラバトルクロスアタック）という技があります。本来の力を発揮した武威の必殺技でしたが、結局飛影には通用することが無く、武威は破れてしまいます。武威は決して弱いキャラクターではありませんが、敵が飛影であった為、弱く見えていると言われているのです。

幽遊白書の武威に関しての感想や評価を紹介していきます。武威は、幽遊白書の中でも人気の暗黒武術会に登場したキャラクターなだけあって、好きなキャラクターに挙げる人が多い、密かな人気キャラクターです。登場時いったいどんな強さなのかと期待された武威は、強烈なインパクトを残しました。

武威に関しての感想では、噛ませ犬だけどカッコいいという感想もあります。主人公チームである飛影と戦う事になった武威。非常に強い飛影の対戦相手として、噛ませ犬の役割を果たすことになりましたが、黒龍波を防ぐなど奮闘しました。

幽遊白書はいまだ人気の作品であり、コスプレの題材に選ぶ人も多い作品です。鎧兜のカッコいい武威は、よくコスプレされているキャラクターでもあります。巨大な斧と鎧兜の武威は、男性人気の高いキャラクターです。

ここでは、幽遊白書に登場する武威の強さや武装闘気について紹介しました。武威の強さについては、描写の仕方で弱く見えていると考察されています。また、幽遊白書屈指の強さを誇る飛影が相手であった為に、相性が悪かったとも言われています。また、同じ戸愚呂チームの鴉との関係や、武威に関する評価なども紹介しました。是非幽遊白書をチェックして、武威の闘いに注目してみてください。