荒北靖友のツンデレの魅力まとめ！人気でモテる理由や元ヤンの過去も紹介

荒北靖友は｢弱虫ペダル｣作中で、かっこいいと人気の高い箱根学園、通称"箱学"３年レギュラーの中の１人です。福富時代のエースアシストとしてIHに挑みました。弱虫ペダルは本当にかっこいいキャラクターは数名しかいません。荒北は外見や粗暴な言動と裏腹にツンデレさのギャップが人気。ときどき作画によってはかっこいいです。とはいえ、著者がサイン会で｢荒北靖友は意識してブスに描いている｣と言っています。

この記事では荒北靖友のツンデレの魅力と人気でモテる理由、元ヤンの過去も紹介します。アニメ｢弱虫ペダル｣版で荒北靖友のかっこいい声を担当している声優についても触れていきます。また、荒北靖友が通う大学｢洋南大学工学部｣についてもまとめていきます。

弱虫ペダルは渡辺航による日本の漫画作品で、自転車ブームの火付け役。2008年第12号から｢週刊少年チャンピオン｣で連載している自転車を題材とした人気作品です。2019年9月現在63巻、弱虫ペダル SPARE BIKEは5巻まで既刊されています。また、公式アンソロジー放課後ペダルが2019年7月に7巻を出版しました。キャラの個性が光っていて面白いとファンに喜ばれています。

本作は自転車競技を題材とした本格的なスポーツ漫画です。｢テニスの王子様｣ほどではありませんが、トンデモ展開があるのでロードレーヌと揶揄されることもあります。タイトルの由来は作者が自転車に乗る際、軽いギアで回転数をあげてクルクル回す乗り方を｢弱虫ペダル｣と名付けたもの。純粋にスポーツに打ち込む青春漫画なので、男女ともに安定の人気作です。

2012年に舞台、2013年からアニメ化され4期まで放送されました。映画･ドラマ･ゲームなどさまざまなメディア展開が行われています。2018年時点で累計発行部数は1700万部を突破しました。

主人公･小野田坂道は千葉県立総北高等学校に通っています。高校でオタク趣味の友達が欲しくてアニメ･漫画研究部に入ろうとしますが、部員数減少のためあえなく撃沈します。また、今泉がトレーニング中、小野田はママチャリで鼻歌を歌いながら激坂を登り、それがきっかけで自転車競技部に誘われました。その後、意地のハリ方がかっこいいと人気の高い鳴子とも友達になります。

弱虫ペダルは自転車競技に青春をかけるスポーツ漫画が原作です。目指すはインターハイ出場、そして絶対王者"箱学"を倒して優勝すること。小野田は主将の金城にその意外性を見込まれ、様々な試練を乗り越えていきます。そして、ド素人の1年がロードレースという過酷なスポーツを通じ友情･成長を描いています。インターハイではかっこいい名言や人気のシーンなど、見どころ満載です。

かっこいい･ツンデレと言われている荒北靖友の基本情報を記載します。4月2日生まれ、A型、178センチ･63キロ。家族構成は父･母･妹2人とアキちゃんという名前のコリー犬を飼っており、携帯アドレスはここからとっているそうです。語尾に使う口癖は、正確には｢じゃナァイ｣｢チャァン｣です。あの話し方は本人曰く妹がいるからそういう風になったとのこと。実際には粗野で荒々しい口調、所謂｢不良｣といった感じです。

荒北靖友は2年の秋から福富のアシストを努めており、細長い三白眼で目つきが悪く下まつげが目立つ。口を大きく動かし歯をむいて喋るのが特徴です。普段は何事にも冷めた態度を取る皮肉屋ですが、チームを人一倍大切に思っています。乱暴な性格ながら責任感が強く、チームの参謀的存在。箱根学園イチの｢運び屋｣として福富の信頼も厚い。チームのサポート役として優秀な一面を持っています。

箱根学園の新海の"バキュン"、東堂の"指差し"ポーズ、そして荒北靖友の決めポーズと箱学は個性的なキャラが多く手を前にして指を軽く握る｢ガブガブ｣ポーズは、強そうだからという理由だそうです。かっこいいとかワイルドそう、野獣感を出すという理由ではないようです。顔の作りが眼光鋭いのでかっこいいとファンには人気です。

元ヤン時代の荒れた生活、荒北靖友は自暴自棄になり友達も去っていきました。そんな時、唯一裏切らないと信じていた原付バイク。本編では、原付バイクをノーヘルで乗り回す荒れた生活を送っていたことが描かれています。そこにたまたま福富が居合わせ、荒北が自転車をバカにして絡みます。そして、福富に自転車と原付バイクでレースを挑んで敗れ｢自転車に負けるわけがない｣と逆ギレ。

荒北は｢乗らかければ分からない｣と言われ、自転車に興味を持ち始めます。深夜、荒北が自転車を無断で乗っていると、その様子を黙って見ていた福富が｢過去のしがらみを捨てて前だけを見ろ｣とアドバイスをします。自転車は前を向かないと進まない、何が前を見ろだと罵倒しつつ彼は髪を切る。しかし、本心では外側から見た｢今の何者でもない自分｣に向き合うのが、怖かったということに気づいていました。

荒北靖友は仏頂面で愛想もない、荒々しい口調で突っかかるので、初対面では怖い人というイメージがあります。しかし、一旦懐に入ると本来の世話好きな性格が発揮されます。これが所謂ツンデレ、荒北靖友が人気の秘密なのです。古今東西、モテて人気の高いキャラクターはかっこいいものだと相場が決まっているもの。ここからは、荒北靖友が弱虫ペダルでツンデレと名高い魅力を紹介していきます。

荒北の物言いはぶっきらぼうで荒々しい口調、そして吠えるように｢俺が怖けりゃ、避けて通ればいい｣と自分の無愛想さや嫌われていることを前提とした言動をとっています。福富を当初は｢鉄仮面｣と呼んでいたり、東堂のカチューシャを｢ダサい｣と歯に衣着せぬ言動をしていました。元ヤンらしい設定にブレがない。このあたりはツンデレと言われる王道を地で行っていると言えるでしょう。

画像は3年生追い出しレースのときのもの。福富と新開がしんみりした会話をしていたのを聞いていた下級生の視線を感じて｢俺にはねーよ｣と言った荒北。｢お前がいたからだ｣と福富に不意にいわれ、赤面するシーンです。

目つきの悪さと歯をむいて喋るからでしょうか、荒北はいつも不機嫌な仏頂面をしています。この画像はインターハイで集団にのまれたときのもの。小野田に向かって｢細メガネ｣と吠えるように言い放つシーンです。初対面の人に対して、常にこの態度で接します。小野田のような気の弱いタイプは苦手と感じるでしょう。逆に自分に自信を持っているタイプは張り合いたくなるようです。

例えば、箱根学園２年生の黒田。彼が入部した初対面のときは、｢臭え臭え。エリートの臭いがプンプンする｣と小馬鹿にした態度をとっています。黒田は腹を立てて諍いになるが、荒北自身は｢福チャンと約束してるからケンカはしない｣と相手にしません。また、インターハイ３日目のスタート直前に、広島呉南･待宮にも同様の態度をとっています。

アニメCパートで荒北のツンデレぶりが予想以上の人気に繋がったのではないでしょうか。Cパートとはアニメ｢弱虫ペダル｣本編終了後のおまけパート。ここでは本編で明かされないキャラクターたちの意外な素顔を観ることができます。荒北は｢おれ犬派｣と言いながら野良猫に餌付け、その後も猫関連でネタにされるほど。追試の時、真波が鉛筆コロコロで乗り切っていると聞き、バカにしながら自分もマネをします。

口ではツンのくせに、素直じゃない!と萌えるところが破壊的な魅力。新開にチョコバナナ餃子を薦められ｢いらねえ｣と切れます。しかし、新開が泣くのを見て｢仕方がないな｣と言わんばかりに食いつく典型的なツンデレを披露しました。

荒北は女性人気が高く、公式のファン投票でも上位です。先輩にしたいキャラ2位、兄にしたいキャラ1位、恋人にしたいキャラ1位となんでこんなにモテるのか?正直いって態度悪い、怒鳴り散らすし、顔だってイケメンじゃない。こんな荒北靖友が人気でモテる理由とは何か、ここではじっくりとせまっていきます。

荒北靖友が自転車を始めたのは福富とのレース後です。インターハイに出ると宣言し、福富に｢人の3倍、一人で練習しろ｣と言われます。根が真面目なのでしょう、荒北は文句を言いながらキッチリこなす努力家。福富は勝ちに対する執念に本気を見たと言い、彼のアシストで初勝利を得ました。このことがあって、福富に親しみを込めて｢福チャン｣と呼ぶようになりました。

荒北は攻撃的な口調ですが、チームへの愛着は強い。特に福チャンが作ったチームは誇りを持っています。作中にトラウマを抱えた新開のフォローや動揺した東堂への叱咤をする場面などあり、根は優しいツンデレ。口数の少ない福富の代わりにチームを纏めたり、指示を与えるポジションに位置します。また、普通のレースはやる気がないが、大舞台となると豹変します。

荒北といえば｢野獣｣。クンクン臭いを嗅いだり、｢食ってやる｣と飢えた獣のごとく描写されています。相手が先行しており、チラチラ視界に入る時が一番｢燃える｣シチュエーション。反射神経が研ぎ澄まされ、落車ギリギリの荒々しいライディングで抜き去ります。荒北の真骨頂はブレーキングテクニックです。特に下りでスピードが乗った場面でのポジション争いで、他者より抜きん出ているのが分かります。

野球部を辞めなきゃならなくなった過去のトラウマ。荒北靖友がかっこいいと人気があるのは、過去の傷を乗り越える強さ･努力を怠らなかったから。アニメ弱虫ペダル GRANDE ROAD 10話｢その先の領域｣が神回とファンの間で話題です。福富に｢全部の力を使わなきゃ早くなれない｣と言われたこと、広島･呉南の待宮とのバトルで過去の回想シーンも。弱虫ペダルの原作で荒北靖友の過去を触れられています。

ツンデレの魅力①、②で詳細を説明した通り、荒北の第一印象は最悪だと言えます。集団に取り込まれた小野田が｢協調してください｣と荒北に頼んだとき、正直で不器用さを福富と重ねてました。敵をかっ喰らう意思がない、自転車が楽しいという純粋さを評価して初めて｢小野田チャン｣と呼びます。まさに頼れるお兄さん、ファンの間ではキュンときたと盛り上がりました。

ここではネタとして触れられることが多い荒北靖友の元ヤンの過去を紹介していきます。原作｢弱虫ペダル｣やアニメ｢弱虫ペダル GRANDE ROAD｣で元ヤンの時のリーゼントなど、本人は厨二病の闇歴史と同様で消し去りたい様子。しかし、新開や東堂からは｢お前が一番変化があった｣とからかわれることもしばしばあります。

荒北靖友は子どもの頃から野球が好きで中学時代は野球部でした。周りからも期待されて中1で新人投手性を取ります。中学2年に進級し、これから活躍するだろうと思われた矢先に肘を故障します。それは大事な県大会前の夏のことでした。

野球が好きであったため、何とかケガを治しリハビリを続けます。治療から戻っても球威は落ちたまま、やがて陰口が囁かれ始めます。｢もう無理、終わりだ｣と。投球練習をしているとライバルだった投手から｢ここはもう、お前の場所じゃない｣と挑発され思わず胸ぐらを掴んでしまいました。そして2度と野球はやらないと誓います。

荒北靖友は野球部がないという理由で箱根学園に進学しました。しかし、ここでも熱くなれるものがなく退学を考えるほどになっていきます。そんなとき、当時1年の福富寿一と出会い、イライラを発散させるため福富に絡んでロードと原付バイクでレースをして敗北します。初対面で突っかかるツンデレのツン発動、この時はまだ、福富を｢鉄仮面｣と呼んでいました。

ここでは荒北靖友のかっこいい声を演じた、吉野裕行のプロフィールと出演作品についてまとめて紹介していきます。吉野裕行は、自分の声の独特さを幼少時から意識していたそうです。好きな声優は永井一郎。小さい頃見たアニメによく出ていたからとのこと。永井一郎も渋かっこいい声と様々なキャラクターを演じてます。彼が声優になるきっかけとなった人物だそうです。

吉野裕行は、声優になりたいと思って1度は学校に進学しています。学生時代、親や教師の言っていることが正しいと信じて自分で何も決めることができなかったと話しています。声優になるために自分で選んだ学校の友人との出会いが、自分を大きく変えてくれた、とよくラジオなどで発言しています。The･声優塾2期として卒業しました。

声優になることは両親に猛反対されたが、自分の意思を貫いたというエピソードはかっこいい。本人曰くちょっと遅めの反抗期という。しかし、子どもを手放さない親が多い中、自分の力を信じたくだりは、弱虫ペダルの荒北靖友そのものと言えるのではないでしょうか。

日本の声優･歌手･ナレーター。1974年2月6日生まれ、千葉出身、シグマ･セブンに所属しています。幼い頃から自分の声を｢変わった声｣だと認識していました。アニメやゲームに関わる仕事がしたかったという。しかし、理数系が苦手なため軽い気持ちで代々木アニメーション学院声優科に入学しました。卒業後、ゲーム会社の下請けでアルバイトをするが、再度声優を目指し養成所に通います。

趣味はサッカー観戦です。ラジオなどでは欧州サッカー(特にイングランドのプレミアリーグやリヴァプールFC)を話題にすることが多いと自他ともに認めているほど。2014年ブラジルワールドカップ期間中、Twitterで各試合についてコメントをしていました。また、吉野裕行公式サイトで現在活動中のライブなどを確認することができます。

吉野裕行は1996年セイバーマリオネットJで声優デビュー。2002年11月、声優ユニット｢謎の新ユニットATA☆MEN｣を結成、2013年から音楽活動を開始しました。ヴァンドレッドのヒビキ･トカイが初主役で、最終回のラストのセリフは吉野が考えたものです。主役より助演で輝くものも多く、代表作は結界師･墨村良守、機動戦士ガンダム00･アレルヤ・ハプティズム/ハレルヤ、薄桜鬼･藤堂平助など。

主役のときは正義感溢れる好青年が多いです。また、二重人格など人格が変わったり不良っぽい役もハマり役だと周囲からの評価が高いです。アレルヤとハレルヤの演じ分けが絶賛されました。声優だけでなくキャラソンや歌手デビューも果たしており、舞台やライブなど幅広く活躍しています。

荒北は洋南大学工学部に進学し、作中ではかなり有名な大学のようです。洋南大学とは静岡県上富士市あるとされる架空の大学です。荒北自身が｢まさかこんな名門に受かるとは｣と言っており、野生の感が働いたとつぶやくほど。しかし、追い出しレースの後、図書室で大学受験に向けて勉強していました。インターハイに出るための努力などから推察するに、一点集中型、やれば出来る子なのでしょう。

荒北が洋南大学へ行ったのは希望の学部があったからだそうです。これは著者のサイン会情報なので、公式とはいえません。洋南大学の試験は一般で受けて合格したので｢やる時はやる男｣とおっしゃっていました。因みに、福富と同じ大学には自分からいかなかったそうです。

荒北と同じ洋南大学に通うキャラクターは、元･総北の主将、金城真護です。コミックス32巻で明らかにされています。休講と知って時間つぶしに自転車競技部の部室に入ると、そこに金城が。荒北は金城に部員を集めてくるよういわれ、文句を言いながら校内を歩いていました。そこで肩がぶつかった相手に絡むと、広島･呉南の待宮でした。著者サイン会でちらっと話が出ていたのですが、スペアバイク 洋南大学編が雑誌掲載中です。

脚質については明確にされておらず、オールラウンダーと記載されています。｢運び屋｣と称される長距離巡航力、ゴール前でのアタック力、他校のエーススプリンターと張り合えるスプリント力、作中では疲弊した新開を牽引する描写が描かれています。洋南大学で自転車競技部に入り、大学で一緒になった金城のアシストを担当するでしょう。箱学一の運び屋と自他ともに認められています。

荒北は大学では福チャン、新開と敵同士になり闘争心全開です。金城とレースの話をしたとき、｢凸凹コンビだけど｣と言い、金城は｢そうでもないさ｣と満更でもない感じでした。そこに広島･呉南の待宮も加わって運び屋として力を発揮することが期待できそうです。インターハイ時の待宮に対しても男気がありかっこいいやツンデレだとファンが絶賛していました。

ここでは荒北に関する感想や評価をまとめていきます。設定が定まっていない初期段階からブスと言われてましたが、福チャンに献身的なアシストであるところなど非常に人気が高いキャラクターです。

荒北は絵師さんやアニメの作画によってかっこいいと言われています。公式ではブス、著者がそう発言していますが、荒北は男前でかっこいいとおっしゃる男性ファンの声です。

荒北の｢チームへの愛情は人一倍強い｣ところが好きと言っているファンの方がいらっしゃいます。

インターハイでリタイヤする直前の荒北が男前すぎると絶賛されました。｢福チャン、お前にだけはほめてもらいたいんだ｣に感動するファンが大勢いらっしゃいます。

この記事では荒北靖友のモテる理由やツンデレの魅力を作中の描写を踏まえて語ってきました。元ヤン時代、福富と出会い、努力で覆すことができると信じて仲間からも信頼されました。また、ツンデレは男女問わず永遠の愛されキャラです。荒北の自転車にかける熱い思いも感じ取っていただけたでしょうか。この記事を読んで興味を持たれた方は、ぜひ｢弱虫ペダル｣を御覧ください。