【ワンパンマン】チョゼは怪人化しても弱い？強さやスイリューとの闘いを考察

漫画ワンパンマンの作中で主人公のサイタマに敗れ、角を生やした怪人となった選民血脈格闘術を使う男チョゼ。怪人と化したチョゼは同じく怪人化されたバクザンの評価からかなり強さを持った怪人とされていましたが、拳法家で一般人のスイリューに呆気なく敗れるなど作中ではあまり強さを発揮せず退場してしまいました。でははたして怪人と化した男チョゼはどれほどの強さを持ったキャラクターなのでしょうか。

本記事ではそんな怪人と化してスイリューと戦ったチョゼについてその強さやスイリューとの戦い、バクザンなどの評価をまとめました。また強さやスイリューとの戦いと併せて、アニメでチョゼを担当した声優についてもご紹介していきます。それではまずチョゼの強さなどをご紹介していく前に、チョゼが登場する漫画ワンパンマンの作品情報や物語のあらすじをまとめてご紹介していきます。

チョゼが登場するワンパンマンとは2009年からウェブサイトに連載されているONEによる日本の漫画作品です。漫画ワンパンマンとは怪人と戦うヒーローが人々の憧れとなっている世界を舞台に、筋トレをして怪人を1撃で倒す強さを手に入れたヒーローサイタマの活躍を描いたギャグ系アクション漫画作品であり、これまで連載されているウェブサイトで1日2万回読者に読まれ、合計1000万人以上に閲覧されている大人気作品です。

この驚異的な人気から漫画ワンパンマンの作者であるONEは書籍を発行するために日本の漫画家村田雄介とタッグを組み、リメイク版が2012年の6月より「となりのヤングジャンプ」で連載されることになりました。リメイク化された漫画ワンパンマンはその優れた画力から人気を博し、2015年から2期に渡ってアニメ化されました。また他に漫画ワンパンマンはゲーム化もされており、今後のメディア展開に期待されている作品です。

漫画ワンパンマンの世界ではヒーローが堂々と活動しており、そのヒーロー達は人々の平穏を守るために謎の怪物である怪人を日々倒す生活を送っています。そんなヒーローが堂々と人々の平穏を守っている世界において主人公であるサイタマはある日、顎が割れた1人の少年を怪物の手から救出します。このサイタマという人物は就職活動に明け暮れる一般人なのですが、少年を助けたことでヒーローを目指すようになります。

ヒーローになりたいという強い思いを抱いたサイタマは1人で3年間トレーニングを行いながら数々の怪人と対峙し、どのような強敵でも1発のパンチで倒すことが出来る強さを手に入れます。しかし夢であるヒーローになったにも関わらず、サイタマはその圧倒的強さから退屈な日々を送ることになりました。一方世界では数々のヒーローを苦しめる怪人が跋扈しており、退屈な日々を過ごすサイタマは片手間その怪人と戦うことになります。

本記事で強さや声優などをご紹介するチョゼとは漫画ワンパンマンに登場する怪人の1人です。チョゼは冷酷な性格をした選民血脈格闘術の使い手であり、容姿から年齢は20代後半だといわれています。チョゼが極めている選民血脈格闘術とは近接戦闘で優れた強さを発揮する武術であり、その武術でチョゼはスーパーファイトにおいてベスト4まで勝ち上がりました。これによりチョゼは当初かなりの凄腕であると考えられていました。

実際チョゼは優秀な遺伝子を混ぜ合わせて作られた最高傑作であると評価されている人物なのですが、残念ながらサイタマのパンチ1撃で敗れ去ってしまいます。その後敗れたチョゼは角を生やした怪人となり、ゴウケツから高く評価されました。しかし怪人化したチョゼは格闘家で普通の一般人である一般人のスイリューと戦った際、たった2発で敗れて呆気なく退場してしまい、チョゼは多くの読者から弱い雑魚キャラ扱いされています。

近接戦闘で優れた強さ発揮する選民血脈格闘術を極めた男チョゼが初登場したのは漫画ワンパンマン第90話です。漫画ワンパンマンの第90話は、スーパーファイトに出場したサイタマを描いた回となっており、チョゼは出場選手の紹介で初登場を飾りました。この時他人を見下す冷酷な性格をしたチョゼはスーパーファイト前に行われたアンケートで全ての選手を見下していることが明らかとなり、確固たる自信を見せつけました。

そして選民血脈格闘術を極めた男チョゼはスーパーファイトのベスト4までほとんどダメージを受けずに勝ち進み、準決勝でサイタマと戦うことになりました。しかしチョゼは対峙したサイタマにわずか2秒で敗北し、スーパーファイトから姿を消してしまいました。その後サイタマに敗北したチョゼは漫画ワンパンマンの第110話で再登場を果たし、ゴウケツが持つ怪人の細胞を体内に取り入れて角を生やした怪人となってしまいます。

怪人と化したチョゼの姿は非常にかっこよく、その実力は相当なものではないかと噂されました。その後怪人と化したチョゼは漫画ワンパンマンの第111話で普通の一般人であるスイリューと激突します。この時チョゼは「劣等種殲滅弾」という強力な必殺技を放つのですが、スイリューが放った2発の攻撃を受けて敗北します。そしてスイリューに敗れたチョゼは完全に退場することとなり、漫画ワンパンマンの作中からその姿を消しました。

ではここからは本記事の本題であるチョゼの強さについての考察をご紹介していきます。上述でご紹介した通りチョゼは、優秀な遺伝子を掛け合わせて作られたいわば人類の最高傑作といわれています。そんなチョゼが怪人細胞によって怪人化したことで、人類最高の力と怪人の力を併せ持つ最強の存在となりました。人類最高の力と怪人の力が合体したことを考えると、チョゼの強さは災害レベル鬼上位が妥当といえるでしょう。

ではチョゼの強さレベルとして妥当といえる災害レベル鬼上位とはどれほどの存在なのでしょうか。災害レベル鬼上位とはS級のヒーローが苦戦するほどの強さを持った怪人であり、これはチョゼは怪人の中でトップクラスの実力を持っていることになります。この災害レベル鬼上位はS級ヒーローですら苦戦を強いられる相手であることから、怪人化したチョゼはA級ヒーロー相手なら無双できるほどの強さを秘めていると考察出来ます。

上述でご紹介したチョゼが災害レベル鬼上位であるという考察にはある2つの理由があります。そのチョゼが災害レベル鬼上位の実力があるという考察に至った理由の1つが漫画ワンパンマンの作中に描かれたゴウケツの発言です。漫画ワンパンマンの第110話でゴウケツは怪人細胞を持ってきてチョゼを怪人化させました。怪人と化したチョゼは角が生え、硬質化された赤い鎧のような皮膚を手に入れることになりました。

そんな自身が持ってきた怪人細胞で怪人化させたチョゼを見たゴウケツは「まぁまぁ上出来な仕上がり」と評します。このゴウケツが言った上出来な仕上がりを考えると、かなり怪人化したチョゼはレベルの高い怪人であるといえます。しかしこのゴウケツの発言だけではチョゼが災害レベル鬼上位と断言することが出来ません。では次はチョゼが災害レベル鬼上位と考察出来るもう1つの理由をご紹介していきます。

チョゼが災害レベル鬼上位であると考察出来るもう1つの理由がバクザンの評価です。バクザンとは過去にスーパーファイトで2連覇を果たした格闘家であり、「闇地獄殺人術」の使い手となっています。そんなバクザンはスーパーファイト終了後、ゴウケツが持ってきた怪人細胞を大量に食べて怪人となってしまいます。そして怪人細胞を食べて怪人化されたバクザンを見たゴウケツは大当たりと発言し、災害レベル竜と評価します。

バクザンが評価された災害レベル竜とは怪人協会の中で幹部の地位にあたる存在であり、その強さは数多くのヒーローを圧倒するほどとされています。ゴウケツが発言したバクザンの評価を見ると、チョゼは災害レベル竜の下である災害レベル鬼上位と考察出来ます。またA級ヒーローのスネックとイナズマックスを瞬殺したスイリューがバクザンに敗北を喫していることを考えてもチョゼはバクザンの1つ下のレベルだと断言できます。

ここからは本記事の本題の1つであるチョゼとスイリューとの闘いをご紹介していきます。怪人細胞を食べて怪人と化したチョゼはゴウケツにスイリューを倒すよう命令され、他の怪人を率いてスイリューと対峙しました。「冥躰拳」の使い手でS級ヒーローに匹敵するであろうと考えられているスイリューは普通の一般人でありながらも怪人化したチョゼと同等の闘いを見せ、白熱した闘いを繰り広げます。

そんなスイリューと互角に渡り合うチョゼには劣等種殲滅弾という必殺技がありました。この必殺技は非常に高い威力を誇るビームであり、チョゼは劣等種殲滅弾をスイリューに放ちます。しかしこの劣等種殲滅弾には連発することが出来ないという弱点があり、ジェノスよりも強くはない技となっていました。そしてチョゼと互角に渡り合うスイリューが本気を出したことで、その力の均衡が崩れることになります。

チョゼとの闘いで本気を出したスイリューは怪人と化したスイリューに2発の技を叩き込みます。スイリューの必殺技が直撃したチョゼはそのまま敗北することになり、折角怪人化したにも関わらず呆気ない最期を迎えることになりました。スイリューはA級ヒーローを倒す実力があるものの、S級ヒーローを倒すことは出来ないと考察されています。またその後バクザンと戦ったスイリューは惨敗を喫してしまっています。

そんなスイリューの前に敗れたことを考えると、チョゼの強さはそこまで高くはないといえるでしょう。確かに上述でご紹介した通りチョゼが災害レベル鬼上位であるとはいえるのですが、一般人であるスイリューに呆気なく敗れたことを見ると災害レベル鬼上位の中でもかなり弱い地位にあたるといえます。もしチョゼがスイリューに勝利していたとしても、結局はS級ヒーロー達の手によって瞬殺されることでしょう。

アニメ版ワンパンマンでチョゼの声優を担当したのは日本の男性声優である利根健太朗です。チョゼの声優を担当した利根健太朗は1982年の5月29日に広島で生まれた男性声優であり、2019年9月現在アイムエンタープライズに所属しながら活動しています。利根健太朗は2006年から声優として活動しているベテラン男性声優であり、声優の他にも映画の吹き替えやラジオ、舞台など多数の方面で活躍し続けている人物です。

声優の利根健太朗はアニメ版ワンパンマンのチョゼ役の他に、2010年のアニメ「バクマン。」に登場した服部哲や2018年に放送されたアニメ「アンゴルモア元寇合戦記」に登場したウリヤンエディを担当しています。また他にも声優の利根健太朗は「ラーメン大好き小泉さん」や「おそ松さん」、「ダンベル何キロ持てる？」といった大人気アニメ作品に多数出演しており、多数のファンから根強い人気を集めています。

漫画ワンパンマンに登場するチョゼに関する感想では怪人化したチョゼがかっこいいといった感想が非常に多く寄せられていました。人間の時にチョゼはギョロ目と眉無しが特徴の近寄りがたい男性なのですが、怪人化したチョゼは赤い鎧に身を包んだキャラクターへと変貌します。この怪人化したチョゼのデザインは怪人の中でも特にかっこいいといわれており、漫画ワンパンマンの読者から高く評価されています。

漫画ワンパンマンに登場するチョゼに関する感想ではチョゼとスイリューの戦いが好きといった感想も多く寄せられていました。怪人化したチョゼは漫画ワンパンマンの作中で武術家のスイリューと対峙し、白熱した激突を繰り広げます。このチョゼとスイリューの戦いは互角であることから余計熱く感じ、少年漫画の王道的な描写が多々描かれています。

本記事でご紹介した通り、怪人化したチョゼはスイリューと戦い、一般人相手に呆気ない最期を遂げることになってしまいました。そのためチョゼはかませ犬と化してしまい、あまり強い姿を見せることが出来ませんでした。一方スイリューは一般人でありながら怪人を倒すという功績を挙げ、逆に上記の感想のように株を上げることになりました。

本記事では漫画ワンパンマンに登場する怪人チョゼについてその強さやスイリューとの戦いなどをまとめてご紹介しました。チョゼは怪人化したことで非常に強い力を会得するものの、一般人であるスイリューに負けたことでかませ犬と化してしまいました。しかしこれはスイリューが強すぎただけであり、もし怪人化したチョゼがA級ヒーローと戦っておれば、もっとその強さを発揮出来たことでしょう。