ディエゴ・ブランドーはスタンドが二つ？スケアリー・モンスターズの能力や名言を紹介

ディエゴ・ブランドーが登場するジョジョの奇妙な冒険とは漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」で1986年から2004年まで連載され、2019年9月現在「ウルトラジャンプ」で連載中の荒木飛呂彦による日本の漫画作品です。漫画ジョジョの奇妙な冒険はジョジョとあだ名される主人公のジョースター家の一族と圧倒的カリスマ性を持つ悪役ディオの世代を超えた戦いを描いた作品であり、2019年9月現在合計8部まで制作されています。

またジョジョの奇妙な冒険はアニメ化や実写映画など多数のメディア展開がされている作品であり、全世界でたいへん多くの人気を集めています。ディエゴ・ブランドーはそんな漫画ジョジョの奇妙な冒険で第7部「スティール・ボール・ラン」に主人公のライバルとして登場しました。本記事では第7部のライバルディエゴ・ブランドーのスタンド能力や作中での名言などをまとめてご紹介していきます。

本記事でスタンド能力や名言などをご紹介するディエゴ・ブランドーとは漫画ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」に登場するキャラクターの1人です。ディエゴ・ブランドーはパラレルワールドのディオであり、ディオと同じく容姿端麗の金髪で「DIO」というマークがついた帽子を被っています。そんなディオ・ブランドーは優れた腕前を持つ天才騎手であり、作中で大陸横断レースに優勝候補として出場しました。

ディエゴ・ブランドーはディオと同じく悲惨な過去を抱えている人物であり、その凄惨な過去が原因で理不尽な社会に復讐心を抱いています。そんなディエゴ・ブランドーは第7部の主人公ジョニィとジャイロのライバルとして大陸横断レースに出場し、その中で1000年もの栄光と繁栄を手にするといわれる聖人の遺体の1つを手に入れます。これがきっかけとなってディエゴ・ブランドーはスケアリー・モンスターズを会得します。

スケアリー・モンスターズとは自身の身体の1部を恐竜化することが出来る能力を持ったスタンドであり、ディエゴ・ブランドーは裏で聖人の遺体を欲する大統領ファニー・ヴァレンタインと手を組んでジャイロ達と激突します。しかし大統領はディエゴ・ブランドーを捨て駒としか見ておらず、それを知ったディエゴ・ブランドーは大統領を裏切って激突し、両者は列車の中で激しい戦いを繰り広げることになります。

そこでディエゴ・ブランドーはスケアリー・モンスターズの能力で善戦するのですが、大統領のスタンド能力で死亡します。しかしディエゴ・ブランドーは別世界に飛ばされて生存しており、スケアリー・モンスターズの他にディオのスタンドであるザ・ワールドを会得して復活します。復活したディエゴ・ブランドーはザ・ワールドを使ってジョニィに勝利を飾り、最大の名誉と賞金を得ることが出来る大陸横断レースに優勝します。

しかし大統領のパラレルワールドを行き来するスタンドは別世界の存在同士が触れると消滅するという弱点があり、ディエゴ・ブランドーは大統領の妻ルーシーが持っていた自身の首に触れ、消滅してしまいます。その後ディエゴ・ブランドーは馬の交換という違反行為を疑われ、大陸横断レースの優勝は剥奪されてしまいます。そしてディエゴ・ブランドー全てを失い、物語の中から姿を消してしまいます。

ディエゴ・ブランドーはジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」の作中で聖人の遺体の1部である「左眼球」を手に入れた時、大統領の刺客の1人であるフェルディナンド博士からスケアリー・モンスターズのスタンド能力を引き継ぐことになります。このスケアリー・モンスターズというスタンドは映画ジェラシックワールドに登場するかのような恐竜のかたちをしたスタンドであり、少し可愛い見た目をしています。

恐竜のスタンドスケアリー・モンスターズの力を会得したディエゴ・ブランドーは大統領ファニー・ヴァレンタインと協力してジョニィやジャイロ達を仕留めようとするのですが、途中で自身を捨て駒にしていたファニー・ヴァレンタインと対峙します。この時ディエゴ・ブランドーはスケアリー・モンスターズの能力を使用して大統領のスタンド能力発動を阻止し、大統領を後一歩まで追い詰める活躍を見せました。

ディエゴ・ブランドーが聖人の遺体の1部を手に入れた時にフェルディナンド博士から受け継いだスタンドスケアリー・モンスターズは自分の身体の1部や全身を恐竜に変身させることが出来るといった能力を持っています。さらにスケアリー・モンスターズは爪で引っ掻いた対象も恐竜化させることが出来るという能力も持っており、恐竜化させた対象を自在に操って情報収集なども可能となっています。

そんなスケアリー・モンスターズの能力である恐竜化を発動させると、攻撃力や俊敏性、嗅覚なども恐竜と同じようになり、人間を超える力を手にすることが出来ます。またランプスタンドなどが置いてある場所の背景と同化するために、保護色を変えることも出来ます。しかし一見最強ともいえるスケアリー・モンスターズですが、止まっているものを見る視力が落ちてしまい、動いていないものは全く見えないという欠点があります。

ここまでディエゴ・ブランドーが作中でフェルディナンド博士から受け継いだスタンドであるスケアリー・モンスターズの概要をご紹介しましたが、はたしてスケアリー・モンスターズの名前には元ネタがあるのでしょうか？ジョジョの奇妙な冒険のスタンド名は基本洋楽が元ネタとなっており、スタンドスケアリー・モンスターズもイギリスのロック歌手デヴィッド・ボウイの「スケアリー・モンスターズ」が元ネタといわれています。

ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」の作中でディエゴ・ブランドーはスタンドスケアリー・モンスターズで大統領ファニー・ヴァレンタインを後一歩まで追い詰めるのですが、寸での所で大統領のスタンドに敗れ、そのスタンドの能力でパラレルワールドへ飛ばされてしまいます。そして別世界に行ったディエゴ・ブランドーはそこでザ・ワールドというスタンド能力を会得することになります。

ザ・ワールドとはジョジョの奇妙な冒険で最強の敵であるディオのスタンドであり、第3部に登場したザ・ワールドと全く同じの見た目をしたザ・ワールドをディエゴ・ブランドーは使用出来るようになります。ザ・ワールドを会得したディエゴ・ブランドーは現実世界に復活を遂げ、ジョニィと激突。ディエゴ・ブランドーは見事ザ・ワールドの能力を駆使してジョニィを破り、勝利を飾りました。

パラレルワールドでディエゴ・ブランドーが手に入れたスタンドであるザ・ワールドは時間を止めることが出来る能力を持っています。このザ・ワールドというスタンドはジョジョの奇妙な冒険の第3部で死亡した悪役ディオのスタンドであり、その見た目もディオが第3部で使用していたザ・ワールドと非常に似ています。しかし体型がスリムになったり、肘と膝のパットが「D」の形となっているなど、少しデザインは変化しています。

ジョジョの奇妙な冒険第3部でディオはザ・ワールドを発動して9秒まで時間を止めることが出来ましたが、ディエゴ・ブランドーは5秒間しか時を止めることが出来ません。しかし時間停止中は無敵状態となっているため、好き放題敵に攻撃出来るというチート性を秘めています。ディエゴ・ブランドーはこの能力を存分に発揮し、時間停止中にナイフやワイヤートラップなどで攻撃するなどして主人公であるジョニィを破りました。

ディエゴ・ブランドーの元々のスタンドであるスケアリー・モンスターズは洋楽が元ネタとなっていましたが、ザ・ワールドも洋楽が元ネタとなっているのでしょうか？残念ながらザ・ワールドの元ネタは洋楽ではなく、タロットカードにある「世界（ザ・ワールド）」となっています。一方2つのスタンドを使うディエゴ・ブランドーの元ネタはアメリカで活躍しているヘヴィメタルバンド「DIO」といわれています。

ここからはディエゴ・ブランドーが漫画ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」で残した名言をまとめてご紹介していきます。まず最初にご紹介する名言はディエゴ・ブランドーがジョニィと対峙した時に叫んだ名言です。ジョジョの奇妙な冒険第7部の作中でディエゴ・ブランドーは何度もライバルであるジョニィと激闘を繰り広げ、最後、ザ・ワールドを会得したことでディエゴ・ブランドーは見事勝利を飾りました。

ジョジョの奇妙な冒険シリーズに描かれるラッシュシーンでは多数のキャラクターがそれぞれ独特の叫び声を上げています。ディエゴ・ブランドーもラッシュの時に上記の名言を叫んで相手に無数の攻撃を繰り出します。実はこの名言はディオがラッシュ時に叫ぶセリフと全く同じであり、このラッシュ時の名言もディエゴ・ブランドーとディオ・ブランドーの関連性を表しているものになっています。

ディエゴ・ブランドーは元々実の母親に捨てられるものの、どうしても捨てることが出来ない母親に拾われて自分達を助けた農場主の男と共に暮らしていました。しかしこの農場主はディエゴ・ブランドーの母親の肉体を目的とした悪党であり、母親が肉体関係を拒んだことでディエゴ・ブランドーは食器を壊されるなどの嫌がらせを受けるようになりました。

その後母親はディエゴ・ブランドーのためにシチューを手ですくい、大火傷を負ってしまいます。その1年後母親はその火傷が元となって破傷風となり、死亡してしまいます。母親が破傷風で死亡したことにディエゴ・ブランドーは激怒し、上記の名言を叫びます。そして母親を失ったディエゴ・ブランドーは理不尽な社会に恨みを抱え、復讐の鬼となってしまいました。

「ここを越えれば人間世界の悲惨」というユリウス・カエサルの名言から取ったと考えられるこのディエゴ・ブランドーの名言。ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」の作中でこの名言にある人間世界については詳しく語られることがありませんでした。おそらくこの人間世界の傷とはディオの世界を指しているという考えられ、それを越えてディエゴ・ブランドーは世界を手に入れたということではないでしょうか？

ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」の主人公であるジョニィとジャイロのライバルとして登場したディエゴ・ブランドー。ディエゴ・ブランドーには上述でご紹介した通り、自分達を拾った農場主に嫌がらせを受ける日々を送っていた過去があります。ディエゴ・ブランドーは農場主の嫌がらせで母親が死亡したことで社会を深く憎むようになり、人を平気で裏切ることが出来る冷酷な人物となったのです。

大陸横断レースに出場したディエゴ・ブランドーはその優れた騎手の腕前でジョニィたちとトップ争いを繰り広げます。その中でディエゴ・ブランドーは聖人の遺体を欲する大統領と手を組み、スタンドスケアリー・モンスターズを入手します。しかしディエゴ・ブランドーは自身を駒にした大統領に反旗を翻してホット・パンツとタッグを組んで戦うのですが、大統領のスタンド能力に敗れて死亡してしまいます。

死亡したディエゴ・ブランドーは大統領のスタンド能力で並行世界へ行くことになり、ザ・ワールドという新しいスタンドを手にします。そしてディエゴ・ブランドーは聖人の遺体を手にするために復活し、ジョニィと再び対峙。ジョニィはザ・ワールドの前に敗北し、ディエゴ・ブランドーは大陸横断レースに優勝しました。しかしその後、ディエゴ・ブランドーはルーシーが持ってきた自身の首に触れ、消滅して死亡しました。

ディエゴ・ブランドーはゲームに登場するなど、漫画ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」の中でも特に高い人気を博しています。この高い人気から2019年に超像可動からディエゴ・ブランドーのフィギュアが発売されることになりました。発売されたディエゴ・ブランドーのフィギュアは非常にかっこよさが忠実に再現されたものとなっていますので、ファンの方は是非チェックしてみてください。

漫画ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」に登場するディエゴ・ブランドーに関する感想ではディエゴ・ブランドーがかっこいいという感想が非常に多く寄せられていました。ディエゴ・ブランドーはディオの容姿端麗な姿と強さを受け継ぐキャラクターであり、ジョジョの奇妙な冒険シリーズの中でも特にイケメンなキャラクターといわれています。

漫画ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」に登場するディエゴ・ブランドーに関する感想ではスタンドであるスケアリー・モンスターズがかわいいといった感想も寄せられていました。ディエゴ・ブランドーが使用するスケアリー・モンスターズは小さい恐竜の姿をしたスタンドであり、小動物のような可愛さを持っています。

漫画ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」に登場するディエゴ・ブランドーに関する感想ではディエゴ・ブランドーとザ・ワールドが似合っているという感想も多く見受けられました。ザ・ワールドは元々ディオが使用していたスタンドであり、別世界のディオであるディエゴ・ブランドーに一番似合っているスタンドとなっています。

本記事では漫画ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」に登場するディエゴ・ブランドーについてスタンド能力や名言などをまとめてご紹介しました。ディエゴ・ブランドーは別世界のディオであることからディオととても似ており、非常に高い人気を博していました。またスタンドも強くて非常に魅力的となっており、ディエゴ・ブランドーは主人公達のライバルにぴったりのキャラクターといえるでしょう。