【ジョジョ】ポルポのスタンド（ブラック・サバス ）の能力は？名言や最後も紹介

ジョジョの奇妙な冒険第5部に登場するキャラクター、ポルポの情報を詳しく紹介する前に、ジョジョの奇妙な冒険の作品概要を紹介していきます。ジョジョの奇妙な冒険とは、日本の人気漫画家・荒木飛呂彦による、人間賛歌を描いたバトルマンガです。1986年から週刊少年ジャンプにて連載されています。2004年には、連載を月刊誌であるウルトラジャンプに移しましたが、現在も連載を続ける長寿漫画作品となっています。

1986年に第1部から連載をスタートさせたジョジョの奇妙な冒険。初代主人公のジョナサン・ジョースターをはじめ、第2部主人公はその孫のジョセフ・ジョースター、第3部の主人公はさらにその孫の空条承太郎と、ジョースター家の血統を継いでいきます。因縁の敵ディオをはじめ、各章には強力な敵キャラクターも登場しています。30年を超える長期連載を誇るジョジョの奇妙な冒険ですが、今なお衰えない人気を獲得しています。

ジョジョの奇妙な冒険は現在も第8部が連載中であり、注目され続けているコンテンツとなっています。ジョジョの奇妙な冒険第1部からアニメ化もされており、ここで紹介するポルポの登場するジョジョの奇妙な冒険第5部も、2018年の10月からテレビアニメ化され放送されていました。ジョジョの奇妙な冒険は、過去のシリーズもアニメ化によって人気が再熱し、現在も多くのファンを増やし続けている人気作品です。

ジョジョの奇妙な冒険第5部に登場するポルポのプロフィールを紹介します。ジョジョの奇妙な冒険第5部はイタリアを舞台とした物語です。物語はネアポリスという都市からスタートします。主人公ジョルノはネアポリスにて、ギャングになるためにパッショーネという組織に入団する事になります。ポルポは、この巨大ギャング組織パッショーネの、ネアポリス地区の幹部です。初登場時から刑務所の中で生活していました。

ポルポはパッショーネの幹部の中でも、かなり上位の地位を持っている存在です。パッショーネに入りたいという者にテストを行い、監督官のような役割を果たしています。刑務所の中にいるのにも関わらず、差し入れで好きな食べ物を食べられたり、銃器を所有出来たりと、とても良い環境で暮らしている事が分かります。

ジョジョの奇妙な冒険第5部において、重要なキャラクター・ポルポの魅力について紹介します。まず彼を見て初めに驚くのが、その驚異的な体型です。ジョルノがポルポに会いに刑務所を訪れた際、ポルポの独房の前に立って、横たわるポルポの身体を大きなベッドと見間違えたほどです。巨漢なあまり、どうやって独房に入ったのか疑問に感じてしまう程です。巨大なピザをぺろりと平らげるなど、巨漢ぶりは強調され描かれています。

ポルポは、ジョジョの奇妙な冒険第5部において、かなり重要な役割を持ったキャラクターです。ポルポ自体は序盤に登場し、活躍するシーンは多くありません。しかし、ポルポの魅力の一つ、『スタンド能力者の発掘』は、ジョジョの奇妙な冒険物語本編にも深く関わる重要な要素なのです。ポルポの管理していた黄金の矢じりは、ポルポのスタンド能力であるブラック・サバスに搭載されていました。

この黄金の矢じりは、ジョジョの奇妙な冒険第3部から登場している重要なアイテムで、この矢じりに射貫かれたものは、たいてい死亡してしまいます。黄金の矢じりで少し傷をつけただけでも効果を発揮します。しかし、ほとんどが亡くなってしまう中で、稀に生き残る者も存在しています。生き残った者にはスタンド能力が発現します。黄金の矢じりは、スタンド能力者を人為的に生み出すことが出来るアイテムなのです。

ポルポは、パッショーネに入団を希望する者にテストを行っていました。このテストで黄金の矢じりを使用し、スタンド能力者を生み出して組織にとって有益な人材を確保していたと考えられます。黄金の矢じりは、ジョジョの奇妙な冒険第5部では、最後まで重要な役割を発揮するアイテムです。

ポルポというキャラクターの役割として、6億の隠し財産はとても重要なものです。ジョジョの奇妙な冒険第5部の主人公、ジョルノ・ジョバーナは、ギャングスターになる夢を持っています。その為、パッショーネに入団し、ブチャラティたちの仲間になりました。ブチャラティもジョルノも、パッショーネに所属しながらも、子供に麻薬を売るような組織の在り方に疑問を感じていました。

そこで組織を変えるために、組織内でのし上がっていく必要があったのです。ポルポの隠し財産の6億は、ブチャラティが隠し場所を管理していました。ポルポが死亡した後、この隠し財産を使って、ブチャラティは幹部の座を手に入れることが出来たのです。こうしてブチャラティとジョルノは、組織内でのし上がり、また新たな戦いに身を投じていきます。ポルポの隠し財産は重要な役割を果たしていました。

ジョジョの奇妙な冒険第5部に登場するポルポの魅力として、ボスの娘トリッシュの護衛を任されている重要な幹部であったことも挙げられます。ボスは組織内の人間ですら完全には信用していませんでした。ボスにとって、自分の娘のトリッシュは自身の秘密に大きく関わる重要な存在です。そんな彼女の護衛を任されていたポルポという人物は、組織内でもかなり重要な仕事に関わるポストであったという事です。

ボスがポルポにトリッシュの護衛を任せた理由としては、ポルポがスタンド能力者を発掘する役割を担っていたからと考察されています。パッショーネ入団の際にスタンド能力を開花させた人物については、ポルポはそのスタンド使いの情報を握ることが出来ます。パッショーネのボスは、自分の娘トリッシュについては、必ずスタンド使いが関わってくる事態になると予測していたのではないかと言われています。

パッショーネに入団を希望する者に対し、過酷な試練を課しているポルポ。そんなパッショーネ幹部、ポルポの試練を体験できるゲームがリリースされていました。実際のポルポのテストでは蝋燭の炎を24時間消さないことが条件でした。スマホ向けブラウザゲームとしてリリースされたポルポのテストゲームでは、スマホを垂直に持って安静を保つことで、画面内の蝋燭の炎を保つように努めます。

このポルポのテストゲームは、大阪・天保山で開催されていた『荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋』というイベントを記念してリリースされたものでした。本当にスマホの安静を24時間保たねばならず、その難易度は高いものとなっていました。テストを成功させた挑戦者の中から、「パッショーネバッジ」がプレゼントされるという企画でした。

ポルポというキャラクターの情報に続いて、ポルポのスタンド能力、ブラック・サバスについて紹介していきます。ポルポのスタンド、ブラック・サバスは、自動操作型のスタンド能力です。黒いマントを身にまとった、悪魔のような姿をしています。ポルポというキャラクターは、物語に初めて登場した時、スタンド能力を持っているとは明かされていませんでした。

ジョジョの奇妙な冒険第5部の主人公、ジョルノがポルポのテストに挑んだ際、ブラック・サバスに遭遇する事になります。この時点で、パッショーネにおいてスタンド能力者を発掘する役割を担っていたポルポが、自身もスタンド能力者であることが判明したのです。パッショーネの幹部ポルポのスタンド能力、ブラック・サバスの強さを考察していきます。

まず、ポルポのスタンド能力、ブラック・サバスの発動条件ですが、自動操作型のスタンドの為、ポルポの意志とは関係なく発動する事になります。その発動条件とは、ポルポがパッショーネの入団試験の際に渡すライターの火を再点火する事です。ポルポはパッショーネの入団テストとして、入団希望者に火のついたライターを手渡してきます。このライターの火を安静に保ち、24時間消さない事が合格の条件と伝えるのです。

しかし、このテストの本来の目的は、ライターの火を守らせる事ではありません。ライターの火が消えた時、再点火を行うとブラック・サバスが出現。ブラック・サバスは再点火した者を捕らえ、口の中から黄金の矢じりを発射します。この矢じりに射貫かれた際、生き残った者にはスタンド能力が宿るのです。こうしてポルポはパッショーネに必要なスタンド能力者を発掘していました。

スタンド能力の強さについては、その発動条件も大きく関わってきます。ブラック・サバスは発動も自動で行いますし、その後の行動もポルポに意思とは関係なく自動になります。操作に自由度はありませんが、遠隔操作が可能となり、遠く離れていてもスタンドの強さは一定です。その為、ポルポのブラック・サバスの強さは様々なスタンド能力の中でも上位だと言われています。

上位の強さを持つと言われているブラック・サバスですが、実は明確な弱点も存在しています。遠隔操作型で一定の行動を繰り返すだけのブラック・サバスは、スタンドの強さは距離に関わらず一定ですが、行動制約も持っています。実際に主人公ジョルノがブラック・サバスと交戦した際、その強さに苦戦する事になりましたが、最後には弱点を見抜いて撃破しています。

ジョジョの奇妙な冒険に登場するスタンド能力は、本体の精神エネルギーを具現化したものとされています。その為、スタンド能力にダメージを与えると、本体にもダメージはフィードバックすることが多いです。しかし、遠隔操作可能で自動操作型のスタンド能力ブラック・サバスには、ダメージを与えてもポルポ本体に影響はありません。ダメージのフィードバックがない点は、ブラック・サバスの強さの一因と言えます。

ジョジョの奇妙な冒険に登場するスタンド能力には、元ネタがあるものが多いです。ポルポのスタンド能力ブラック・サバスの元ネタは、イングランドのバンド「ブラック・サバス」です。本体ポルポの名前は、イタリア語で「タコ」という意味です。

パッショーネ幹部、ポルポの名言をいくつか紹介します。まず、「人が人を選ぶにあたって…」という名言は、ポルポがジョルノに試練を課した時に言った名言です。ギャングの世界の厳しさを解いた、パッショーネの幹部らしい名言です。

ポルポの名言で「この世で最も大切な事は…」という名言は、ポルポの迫力が伝わるシーンの名言です。彼は過酷な試練をクリアする事は信頼を勝ち取ることで、それが出来ないという事は侮辱であると言います。ギャングの世界でやっていく覚悟を問う名言です。

ポルポは刑務所の中で最後を迎える事になりました。入団を希望するジョルノに試練を与えたポルポ。しかし、そのテスト中にライターを再点火したのは、ジョルノではなく無関係な老人でした。ブラック・サバスが無関係な老人の命を奪ったため、ジョルノの怒りを買う事になります。

ポルポの最後は、ジョルノの手によって仕留められるというものでした。試練に合格したジョルノは、ポルポの独房を訪れます。その場では特に攻撃すること無く立ち去ったジョルノ。しかし、ポルポが独房内に所持している拳銃の一つを、スタンド能力でバナナに変化させます。そんなこととは知らずにバナナを食べたポルポ。口の中でバナナは拳銃に戻り、自分で頭を打ちぬいて死亡する最後となりました。

ポルポに関しての感想や評価を紹介していきます。まず、ポルポの最後のシーンについて。権力者であった彼が、無関係な老人の命を奪ってしまったことでジョルノの怒りを買い、最後にはジョルノに倒されてしまったことが考えされられ面白いという感想が見られました。ジョルノの持つ黄金の精神では、ポルポは許すことの出来ない存在だったのです。

ポルポのスタンド能力ブラック・サバスと、ジョルノとのバトルは、ジョジョの奇妙な冒険第5部において評価の高いバトルとなっています。機転を利かせ、太陽の力を使ってブラック・サバスを倒したジョルノ。ディオの息子という設定のジョルノですが、ディオとは全く異なった存在であることを証明しました。

ポルポに関してよく話題に上がるのが、彼が初登場時に自分の指をかじっていたシーンです。ジョジョの奇妙な冒険では、敵の不気味さの演出のため、意味深なシーンが登場することが多いです。しかし、ポルポが指をかじるシーンはスタンド能力とは全く関係がなく、謎のシーンとして語り継がれています。

ここでは、ジョジョの奇妙な冒険第5部に登場するポルポについてまとめました。ポルポのスタンド能力ブラック・サバスについてや、彼の最後のシーン、印象的な名言について紹介しています。重要な存在として登場したポルポですが、最後はジョルノを怒らせたために倒されてしまいました。是非ポルポの登場するジョジョの奇妙な冒険第5部をチェックしてみてください。