アーバン・ゲリラ（岩人間）の元ネタは？ブレイン・ストームの能力や最期は？

本記事でスタンド能力や元ネタなどをご紹介する岩人間ことアーバン・ゲリラが登場するジョジョの奇妙な冒険とは1986年から2004年まで「週刊少年ジャンプ」で連載され、2005年から2019年9月現在に渡って「ウルトラジャンプ」で連載中の荒木飛呂彦による日本の漫画作品です。漫画ジョジョの奇妙な冒険は合計8部で構成されたバトル漫画であり、本記事の岩人間アーバン・ゲリラは第8部ジョジョリオンに登場しています。

漫画ジョジョの奇妙な冒険は「人間賛歌」というテーマの元、仲間達との絆や強敵との戦いを描いた王道的少年漫画であり、若干大人向けではあるものの、2019年9月現在老若男女問わず高い人気を博しています。この高い人気からジョジョの奇妙な冒険はこれまでアニメやゲーム、実写映画など多数のメディア展開が行われ、「岸辺露伴は動かないシリーズ」や「オインゴとボインゴ兄弟大冒険」などの外伝作品が多数制作されています。

そんな多数の派生作品が制作され続けている漫画ジョジョの奇妙な冒険はその高い人気で2006年に日本の文化庁が開催した「日本のメディア芸術100選」でマンガ部門の第2位に選ばれることとなり、日本を代表する漫画作品として全世界で人気を集めています。もちろん漫画ジョジョの奇妙な冒険は日本が全世界で一番高い人気を集めており、2016年の段階で累計発行部数1億部という驚異的な記録を樹立しています。

本記事で元ネタや最期、スタンド能力などをご紹介する岩人間ことアーバン・ゲリラとは漫画ジョジョの奇妙な冒険第8部「ジョジョリオン」に登場する敵役のキャラクターの1人です。アーバン・ゲリラは常に5本の棘が刺さった眼鏡を付けて口と目以外を覆面で覆っている変わった風貌のキャラクターであり、全身ウェットスーツに身を包み、小さなワイパーを額に付けて2本のシュノーケルを口から出しているのが特徴となっています。

さらに岩人間アーバン・ゲリラはドレミファソラティ・ドという岩で出来た動物を連れて、いつもそのペットの上にある袋の中に入って移動するといった異様なキャラクターです。そんな岩人間アーバン・ゲリラはジョジョリオンの作中で田最環や八木山夜露などとは違うチームに所属して「新ロカカカの実」を収穫しようとし、植物鑑定人をしている豆銑礼を追跡するといった行動を取っていました。

豆銑礼を追跡する岩人間アーバン・ゲリラは主人公の定助や広瀬康穂たちを鼻炉山にあるスキー場まで追い詰め、自身のスタンドブレイン・ストームの能力で豆銑礼の親指以外の左手を溶かす活躍をしていました。実はそんな異様な風貌と毒を注入して対象を溶かすスタンドブレイン・ストームを持つ岩人間アーバン・ゲリラは現実社会で「下里良」と名乗り、TG大学病院で内科と消火器内科疾患専門の医者をしています。

表社会で医者をしているアーバン・ゲリラは冷静な性格と過激な性格を併せ持つ人物であり、岩人間だけの世界を期待するなど全ての人間を自分より下に見ています。そんな岩人間アーバン・ゲリラは豆銑礼を戦闘不能にさせた後、その場に駆け付けた定助の動きを止めます。そしてペットである岩動物ドレミファソラティ・ドと共に地中内部へ潜り、自身のスタンドブレイン・ストームで定助を溶かしてしまおうとします。

しかし油断した岩人間アーバン・ゲリラは定助やその仲間達から思わぬ反撃を受けてしまうことになります。作中では本来敵であったアーバン・ゲリラですが、その変わった見た目から注目を集め、元ネタやスタンド能力が気になるといった声が2019年9月現在多数寄せられています。本記事ではそういった方に向けてアーバン・ゲリラの元ネタやスタンド能力、作中での最期などをまとめてご紹介していきます。

ではここからは本記事の本題の1つである岩人間アーバン・ゲリラの名前の元ネタについてご紹介してきます。ジョジョの奇妙な冒険第8部「ジョジョリオン」に登場する岩人間アーバン・ゲリラの名前の元ネタとなったのはイギリスで活躍しているスペースロックバンド「Hawkwind」が制作したアルバムの1つに収録されている「doremi fasol latido」という楽曲であることが判明しています。

岩人間アーバン・ゲリラの名前の元ネタとなった楽曲を制作した「Hawkwind（ホークウインド）」とは1970年から活動しているイギリスのスペースロックバンドであり、これまでスペースロックの他にハードロックやプログレッシブロックなどを手掛けていることで有名です。そんなイギリスのバンドホークウインドは日本の洋楽ファンの中でも大変知名度が高く、ホークウインドは2015年の4月に来日して日本で公演を行っています。

ジョジョの奇妙な冒険第8部「ジョジョリオン」に登場する岩人間アーバン・ゲリラの名前の元ネタとなったのはイギリスのスペースロックバンドホークウインドが制作された楽曲の名前からなのですが、岩人間アーバン・ゲリラが作中で使用したスタンドブレイン・ストームの元ネタは何なのでしょうか。ではここからは岩人間アーバン・ゲリラが作中で使用したスタンドブレイン・ストームの元ネタについてご紹介していきます。

岩人間アーバン・ゲリラのスタンドであるブレイン・ストームの元ネタとなったのは岩人間アーバン・ゲリラの元ネタとなった楽曲を制作したイギリスのスペースロックバンドホークウインドが制作した「Brainstorm」となっています。実際漫画ジョジョの奇妙な冒険シリーズに登場するスタンドの多くは洋楽が元ネタとなっており、アーバン・ゲリラのスタンドブレイン・ストームも同じく洋楽が元ネタとなっています。

岩人間アーバン・ゲリラが漫画ジョジョの奇妙な冒険第8部「ジョジョリオン」の作中で使用したスタンドの名前はブレイン・ストームです。岩人間アーバン・ゲリラのスタンドブレイン・ストームはブロックを組み合わせたまるでルービックキューブのような形をした数が増殖する群体型スタンドです。この群体型スタンドブレイン・ストームは小さな触手が生えているのが特徴であり、他のスタンドとは違うデザインをしています。

そんな岩人間アーバン・ゲリラのスタンドブレイン・ストームは後述で詳しくご紹介するのですが、毒を用いて戦う能力を持っています。この毒は相手の身体を崩壊させるほど強力なものとなっているのですが、感染させることしかできないことからパワーやディフェンス力は一切ありません。そのため岩人間アーバン・ゲリラは自身の身を守るためにペットであるドレミファソラティ・ドの背中にある袋に隠れ、スタンドを使用します。

ではここからは岩人間アーバン・ゲリラのスタンドブレイン・ストームの能力について詳しくご紹介します。まず最初にご紹介するブレイン・ストームの能力は溶血を引き起こす能力です。岩人間アーバン・ゲリラが使用するスタンドブレイン・ストームは赤血球を崩壊させる溶血を引き起こすほど強力な毒素を蓄えており、ブレイン・ストームは回転を加えることで対象の肉体に穴を空けて相手にこの強力な毒を注入します。

スタンドブレイン・ストームが相手に注入する強力な毒素は赤血球を崩壊させる成分を含んでいるので、最終的に毒を注入させられて赤血球を崩壊させた相手の肉体は跡形もなく崩壊してしまいます。しかし直接相手に触れて毒を感染させることはできるものの、基本的に木やケーブルなどを媒体として利用し、対峙した相手に毒素を送り届ける必要があるという少し面倒な手段を踏まないと効果が出ない弱点を抱えています。

では岩人間アーバン・ゲリラが使用するスタンドブレイン・ストームが、相手に毒素を注入する方法について詳しく見ていきましょう。まず木やケーブルなどを媒体にして対象の相手に近づいたスタンドブレイン・ストームは本体から生えている触手を使用し、毒素を送り込みたい相手に引っ付きます。そしてスタンドのブレイン・ストームはその触手を回転させることで表面にある皮膚を突き破り、触手を体内の奥へ伸ばします。

回転状態で相手の体内に入ったブレイン・ストームはそのまま対象の身体の奥深くまで入り込み、赤血球を崩壊させる溶血を引き起こす毒素を相手の内部に注入させます。さらにブレイン・ストームは相手の内部で触手にも溶血を引き起こす毒素がある本体を増殖します。もちろん毒素の持ち主であるブレイン・ストームには毒素が効かず、毒素を送り込んだ相手の身体のみ毒素で内部から崩壊させることが出来ます。

さらにこの強力な毒素を持ったブレイン・ストームは人間の他に土や服などの物体にも時間はかかるのですが、穴を空けることが可能となっています。しかしブレイン・ストームは水で洗い流したら効果が無効化されるという弱点を持っており、防御力はゼロに等しいスタンドとなっています。このゼロに等しい防御力を補うため、上述の通りアーバン・ゲリラはペットであるドレミファソラティ・ドに隠れて本体を操りました。

「新ロカカの実」を狙う岩人間アーバン・ゲリラは植物鑑定人である豆銑礼を追跡していました。そしてバスで定助と広瀬康穂の2人と合流した豆銑礼は岩人間アーバン・ゲリラに追われていることを察知します。その瞬間豆銑礼達の元へアーバン・ゲリラがスタンド能力を発動するために回転させた1本の木が接近してきます。豆銑礼は急いでスキーリフトを使って逃げるため、仲間である広瀬康穂を囮にしてしまいます。

岩人間アーバン・ゲリラは広瀬康穂の囮に引っかかり、広瀬康穂を殺害するためにペットであるドレミファソラティ・ドから姿を現しました。その隙を突いて豆穂礼は岩人間アーバン・ゲリラをナイフで殺害しようとします。豆銑礼の奇襲に岩人間アーバン・ゲリラは激怒するのですが、その瞬間更に豆銑礼は岩人間アーバン・ゲリラにナイフで攻撃します。一方その頃主人公である定助は広瀬康穂を救出しようとしていました。

定助や豆銑礼が2手に分かれたことを察知した岩人間アーバン・ゲリラはペットであるドレミファソラティ・ドに命令し、定助と広瀬康穂を追わせることにします。そして岩人間アーバン・ゲリラは憎き敵である豆銑礼をリフトの上から地上へ落とし、スタンドブレイン・ストームを発動させます。豆銑礼は岩人間アーバン・ゲリラが使用するスタンドブレイン・ストームの能力を受けてしまい、無念ながら戦闘不能となってしまいます。

定助は豆銑礼を救出に行くものの、豆銑礼は戦闘不能となっており、岩人間アーバン・ゲリラはペットドレミファソラティ・ドと合体してしまっていました。岩人間アーバン・ゲリラは駆けつけた定助を能力で行動不能とし、ドレミファソラティ・ドと共に地中奥深くまで引きずり込みました。そして岩人間アーバン・ゲリラはスタンドブレイン・ストームを使用し、地中に引きずり込んだ定助のスタンドを溶かそうとします。

その瞬間生きていた豆銑礼がフォークを使って燃料を自分に纏わせ、岩人間アーバン・ゲリラが潜った穴へ自分に染み込ませた燃料を絞り出します。この瞬間を見逃さなかった定助はスタンドを使用して燃料が入ったシャボン玉を生成し、岩人間アーバン・ゲリラの体内へ送り込みます。そして岩人間アーバン・ゲリラは内部で燃料が爆発したことにより、ペットであるドレミファソラティ・ドと共に大爆死を遂げるのでした。

ジョジョの奇妙な冒険第8部「ジョジョリオン」に登場する岩人間アーバン・ゲリラに関する感想ではインパクトが強すぎるといった感想が寄せられていました。岩人間アーバン・ゲリラは本記事でご紹介した通り異様な見た目をしたキャラクターであり、第8部の中でも特に異質な存在となっています。またアーバン・ゲリラが連れているペットドレミファソラティ・ドも非常に独特な見た目をしています。

実は岩人間アーバン・ゲリラの表社会の名前である下里良は違う読み方でゲリラとなります。そうアーバン・ゲリラという名前は表社会の名前とリンクしているのです。そんな名前のリンクに気付いたファンからの感想では非常に面白いといった感想が寄せられていました。

ジョジョの奇妙な冒険第5部には地中の中を移動できる能力を持つセッコとタッグを組んでいるチョコラータというキャラクターが登場します。岩人間アーバン・ゲリラも地中を潜るペットドレミファソラティ・ドとタッグを組んでおり、非常にチョコラータと似ています。ジョジョの奇妙な冒険シリーズファンの方はすぐにこのことに気付き、とてもチョコラータと似ているといった感想が寄せられていました。

本記事では漫画ジョジョの奇妙な冒険第8部「ジョジョリオン」に登場する岩人間アーバン・ゲリラについてスタンド能力や元ネタ、最期などをまとめてご紹介しました。岩人間アーバン・ゲリラは独特な見た目と同じく、スタンドも非常に独特な能力をしていました。作中では呆気なく爆死してしまうのですが、その異質な見た目から岩人間アーバン・ゲリラは多くのジョジョリオン読者の記憶に刻まれています。