2019年09月27日公開
2019年09月27日更新
【ワンピース】デリンジャーの正体は闘魚の半魚人?性別は男?声優や能力も紹介
『ワンピース』のドレスローザ編では、ドフラミンゴの部下としてデリンジャーという人物が登場します。デリンジャーは中性的な見た目をしているので、登場して間もない頃は男なのか女なのか分からず性別が不明でした。また作中では、デリンジャーの正体に関する伏線があり、その正体も気になるところです。この記事では、『ワンピース』に登場するデリンジャーの正体や能力、またアニメの声優などをまとめています。
目次
ワンピースのデリンジャーとは?
ワンピースの作品情報
デリンジャーは『ワンピース』という少年漫画に登場するキャラクターです。ここでは、デリンジャーが登場する『ワンピース』について作品概要やあらすじ、作者情報などをまとめています。
ワンピースの概要
『ワンピース』は週刊少年ジャンプで連載されている、海賊冒険物語を描いた漫画です。1997年から連載が始まり、2017年には連載20周年を迎えました。長年愛され続けている人気漫画です。1999年にはアニメ放送が始まり、2000年には劇場版第1作目が放映されました。以降『ワンピース』は漫画だけでなく様々なコンテンツで楽しまれています。
ワンピースのあらすじ
ここでは、『ワンピース』がどんなストーリーなのかあらすじを紹介します。ルフィは海賊としてイーストブルー(東の海)を冒険していました。ルフィはイーストブルーで剣士のゾロ、航海士のナミ、狙撃手のウソップ、コックのサンジを仲間に加え、グランドラインという危険な海へと航海を進めます。グランドライン前半の海では、船医のチョッパー、考古学者のロビン、船大工のフランキーを仲間に加えます。
その頃、麦わらの一味としてルフィも注目される存在となってきました。グランドラインの中間地点であるシャボンディ諸島では、海賊ルーキーの中でも賞金額が億超えのルフィとゾロは「11人の超新星」といわれていました。しかし、シャボンディ諸島で麦わらの一味はバラバラになってしまいます。ルフィ達は2年後に再会することを約束し、2年間修行に励みます。
2年後、再びシャボンディ諸島に集まった麦わらの一味は、グランドライン後半の海「新世界」へと突入します。「新世界」では、パンクハザードでトラファルガー・ローと海賊同盟を結びます。ローはとある目的のために作戦を立てていました。その作戦は、七武海の一人であるドフラミンゴを失脚させ、裏取引をしていた四皇のカイドウとドフラミンゴを戦わせて共倒れを狙うという作戦でした。
麦わらの一味は作戦を決行するためにドレスローザに向かいます。ドレスローザでは闘技場でメラメラの実の争奪戦が開催されていました。メラメラの実はルフィの亡き兄が持っていた悪魔の実で、ルフィにとっては形見のようなものです。ルフィは作戦を他の仲間に任せ、メラメラの実を奪うために闘技大会へと参加します。その闘技大会に参加していたのが、この記事で紹介するデリンジャーです。
しかしルフィは、ローがドフラミンゴに捕まったのを見て、その場をサボにまかせてローの救出に向かいます。ルフィはローと協力してドフラミンゴを倒し、ドレスローザを後にします。ドフラミンゴと取引をしていたカイドウはこれに激怒します。麦わらの一味は一旦ゾウに向かいますが、そこで仲間のサンジがビッグ・マム海賊団に連れ去られてしまいました。
カイドウのいるワノ国に集まることを約束し、ルフィはサンジを取り返しに四皇のビッグ・マムのいる万国へと向かいます。ビッグ・マムからサンジを取り返してワノ国に行くと、激怒したビッグ・マムもルフィを追いかけてワノ国まで来てしまいました。ルフィ達がワノ国で戦いの準備を進めるなか、ビッグ・マムとカイドウは海賊同盟を組むのでした。
ワンピースの作者
『ワンピース』の作者は尾田栄一郎です。尾田栄一郎は1975年1月1日生まれの熊本出身の漫画家です。「尾田っち」という相性で親しまれています。『ワンピース』を連載する前は、何度か読み切り作品を掲載していました。『ワンピース』の原型となったのは「ROMANCE DAWN」です。
また、その前に掲載された読み切りの「MONSTERS」の主人公リューマはゾロの原型といわれており、さらにリューマはゾンビとして『ワンピース』に登場しています。何度か読み切り作品の掲載を重ねたあと、1997年に『ワンピース』の連載が始まりました。1999年には『ワンピース』がアニメ化され、またたく間に人気となります。ちなみにルフィの声優は読み切りの時から田中真弓がいいと考えていたそうです。
また尾田栄一郎によると、『ワンピース』の連載は当初5年で完結させる予定だったそうです。単純に新しい島に行くたびに仲間を集めればいいと考えていたからです。しかし、仲間を集めることはそう簡単ではなく、実際には一人の仲間を作るだけでも相当のエピソードが必要になってきたそうです。それに加え、一人ひとりのキャラクターの気持ちを丁寧に描いているので、話が長くなってしまったと語っています。
デリンジャーのプロフィール
デリンジャーは、ホットパンツとハイヒールを着用した角の生えた男の子です。年齢は16歳で、身長は145cmと小柄です。ドフラミンゴが七武海に加入する前の6歳の時点で1500万ベリーの賞金がかけられていました。ちなみにドン・キホーテ海賊団の中では最年少でもあります。
ドン・キホーテ海賊団ではジョーラに育てられましたが、ディアマンテ軍の幹部に所属しています。ローがまだドン・キホーテ海賊団に居た頃には、すでにデリンジャーはドン・キホーテ海賊団に所属しており、赤ん坊の頃からドン・キホーテ海賊団に育てられました。ただ、ローが所属していた時デリンジャーはまだ幼児期だったため、ローの事はほとんど覚えていないようです。
しかしローのことは「ロー兄」と呼んでいます。性格は残虐的で、相手を挑発することが得意です。ベラミーに対してはわざわざ「目障りだからトドメ刺しておけって若様が」と一番ショックをうけるようなことを、わざと言いふらしていました。この残虐性や相手を挑発するような態度は、幼児期からドン・キホーテ海賊団に育てられてきたからだと考えられています。
ワンピースのデリンジャーの正体は闘魚の半魚人?
デリンジャーの正体が明らかになったシーン
デリンジャーは『ワンピース』768話で、その正体が闘魚の血を引いた半魚人であることが判明しました。正体が明らかになる前から、帽子の形が闘魚の角と似ていたことから、その正体は闘魚と関わりがあるのではないかという考察もありました。また、正体が判明する前は「ねーあたし何に見える?」と、その正体の伏線になるようなセリフも言っていました。
ちなみにデリンジャーの正体である闘魚というのは、ドレスローザ近海に住んでいる魚のことです。闘魚には闘牛のような角が生えており、相手に突進して攻撃を加えることもあります。その力は頑丈に作られた鉄橋をも歪ませ、破壊するほどの強さがあります。デリンジャーの正体は闘魚の半魚人なので、半分はこの闘魚の能力を受け継いでいます。
闘魚の半魚人の特徴
デリンジャーの正体は闘魚の半魚人なのですが、普段は人間と見た目は変わりません。闘魚のような角が生えているというくらいです。ただし戦闘になると歯が闘魚のような尖った牙に変化します。この牙は闘魚のように人をも食いちぎるほどの力があります。また戦闘する時は、背中から闘魚のようなヒレを出します。戦闘が白熱すると徐々に闘魚のような姿になっていくのが特徴的です。
ワンピースのデリンジャーの性別は男?
デリンジャーの性別は男
デリンジャーの正体は闘魚の半魚人だと判明しましたが、実はもう一つ不明な点がありました。それは性別です。デリンジャーは少年のような中性的な顔立ちで、ホットパンツとハイヒールを履いており、ギャルのような口調で喋ります。そのため、デリンジャーは読者から見ると男なのか女なのかよくわからない性別不明のキャラクターでした。
デリンジャーの性別が男だと判明したのは、ワンピース76巻のSBSコーナーです。作者の尾田栄一郎は貧乳女性キャラを今まで描かなかったが、デリンジャーは初の貧乳女性キャラになるのかという質問がありました。その質問に対して尾田栄一郎は「すいません!あいつ男(笑)!!」と回答しています。尾田栄一郎の解説によると、まだ赤ん坊の頃にデリンジャーはドン・キホーテに拾われたそうです。
まだ幼いデリンジャーの面倒を見たのがジョーラでした。ジョーラには少女趣味があり、ローもドン・キホーテ海賊団に所属していた頃、ジョーラからリボン風に包帯を巻かれていたことがありました。ジョーラにとって性別は関係なく、可愛くしたいという趣味があるようです。そのジョーラに女の子のように育てられてしまったので、ホットパンツとハイヒールを履き、ギャルのような言葉遣いになったそうです。
デリンジャーのオネエ言葉
デリンジャーの性別は男ですが、普段はギャルのようなオネエ言葉を使っています。この言葉遣いも、おそらくジョーラの影響が大きいと思われます。一人称は「あたし」で二人称は「あなた」、語尾には「〜のよね」をつけます。また、驚いた時は手を口元に当てて「キャー」と言い、ギャルのような仕草をします。戦闘中は余裕があるとこの口調でひたすら相手を挑発します。
そして、余裕がなくなってくると荒々しい口調になります。イデオを倒した時は「闘魚の血スジ…!!!ナメんじゃねェよ!!!」と男っぽく荒い口調で言い放っていました。ボン・クレーや、カマバッカ王国のオカマ達のような上品なオネエ言葉ではなく、どちらかというと現代的なギャルのようなオネエ言葉なのが特徴的です。
ワンピースのデリンジャーの声優
宮田幸季のプロフィール
『ワンピース』のアニメで、デリンジャーの声優を担当しているのは宮田幸季です。宮田幸季は1972年10月9日生まれの日本の声優で、81プロデュースという声優プロダクションに所属しています。以前、声優のよこざわけい子が設立したゆーりんプロに所属していた頃は「宮田始典」として活動していましたが、事務所を離れた時に芸名を宮田幸季に変更しました。
声質は電話越しだと女性に間違えられるほどの高い声が特徴的です。元々宮田幸季は、変わっていると言われる自分の声がコンプレックスだったのですが、大学時代に『世にも奇妙な物語』のエキストラに誘われたことで演技の面白さを感じたそうです。それから声優などの声を使う仕事に興味を持ちはじめ、声優養成所を探し、声優業界へと入りました。
声優としてデビューしたての頃は、CMのナレーションや教材・絵本の声などを担当していました。声優デビューから2年で『Ninja者』のオーディションに受かり、声優として初めて大きな役を獲得しました。その後多くのアニメ作品に出演するようになります。2007年には、「第1回声優アワードサブキャラクター賞男優部門」を受賞しました。
宮田幸季の主な出演作品
出典: https://festy.jp
声優の宮田幸季のアニメ出演作品には、『おねがい♪マイメロディ きららっ★』のソララ王子とベリー役、『バカとテストと召喚獣』の土屋康太役、『ファイ・ブレイン 神のパズル』のキュービック・G役、『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』の不二咲千尋役、『Free!』の似鳥愛一郎役、『鬼滅の刃』の村田役、『全力ウサギ』のエイギョウ役などがあります。
また、アニメだけでなく映画の吹き替えも担当しています。吹き替え声優としての出演作品には、『ホビットシリーズ』のオーリ(アダム・ブラウン)役、『スパイキッズ3-D:ゲーオーバー』のフランシス役、『スリーパーズ』のトミー・イアン役、『秘密のミラクル・マジシャン』のセドリック役、『ガール・ミーツ・ワールド』のスチュワート・ミカンス役などがあります。
ワンピースのデリンジャーの能力や敗北
デリンジャーの能力や戦い方
デリンジャーの正体は闘魚の半魚人だということが判明しましたが、実際にはどのくらいの戦闘能力があるのかを紹介します。デリンジャーがその戦闘能力を最初に見せたのは、ベラミーを殺害しにやってきた時です。ベラミーは闘技大会でバルトロメオに負けて敗退してしまいました。ドフラミンゴに頼むと、ルフィを暗殺すればもう一度チャンスを与えてもいいといわれていました。
そんなルフィの暗殺を目論むベラミーの背後から現れたのがデリンジャーでした。デリンジャーはドフラミンゴの命によって、ベラミーを消すためにやってきていたのです。デリンジャーはハイヒールを使った足で踏みつけるようにベラミーに攻撃し、戦闘不能にしてしまいました。このシーンから分かるように、デリンジャーは足を使った戦い方をします。
デリンジャーの足技の能力には、足による攻撃が得意な脚長族のブルーギリーを倒すほどの強さがあります。バルトロメオのバリアは蹴り崩す事ができなかったものの、圧倒的な威力があることが分かります。また、イデオを倒した時は、闘魚の牙で噛み付いていました。普段のデリンジャーは人間と変わらない形の歯を持っていますが、戦闘になると歯が闘魚のような牙に入れ替わります。
手長族のイデオは長い手を使ってデリンジャーを追い込みますが、足技の攻撃で弱ったところで闘魚の牙で噛みつかれて戦闘不能になってしまいます。また、デリンジャーは戦闘能力が高いだけでなく、その闘魚の血筋から残虐でもあるので容赦なく敵を噛みちぎります。さらに闘魚から受け継いだ角を使い、相手に突進してダメージを与えることもできます。
デリンジャーは闘魚ほどの大きな体は持っていませんが、戦闘能力は普通の人間に比べると圧倒的に高いです。悪魔の実の能力者ではないですが、その強さからまだ正体が明かされていなかった時期は、なんらかの能力者なのではないかと考察している方もいました。実際にドレスローザ編では、スレイマン・ダガマ・ブルーギリー・イデオの4人を倒す実力を見せています。
デリンジャーの敗北シーン
デリンジャーは、闘技大会でも活躍した有力者達を一人で次々と倒していくほどの実力者です。ドン・キホーテ海賊団の幹部の中でも一番の活躍を見せています。しかし、デリンジャーは一人の男にあっけなく倒されてしまいます。デリンジャーはブルーギリーやイデオを倒した後、キャベンディッシュやバルトロメオと戦っていたグラディウスに加勢しようとします。
しかしその時、キャベンディッシュが寝てしまい二重人格のハクバが現れたのです。ハクバは恐ろしいほどのスピードと剣技で敵を倒します。デリンジャーはハクバに気づくことができず奇襲をかけられ、あっけなく倒されてしまいました。これにより、デリンジャーは戦闘不能となってしまいます。その後倒されたデリンジャーはジョーラによって回収されます。
ジョーラは拷問室に閉じ込めておいたチユチユの実の能力を持つマンシェリーを使い、デリンジャーを回復させようとします。しかし間一髪のところでレオ達に回復を阻止され、マンシェリーはそのままレオ達に連れ去られてしまいました。その後はジョーラも為す術なく、デリンジャーと共に海軍に捕まってしまいます。
ワンピースのデリンジャーに関する感想や評価
そうだ、今週のジャンプ、デリンジャーの性別が本気で分からんのだが_(:3 」∠)_ ヒール履いてんじゃぁあぁああぁあぁあぁああぁあんんんんんんんん!!!!!!!!!
— 無戸月 (@610moon) November 25, 2013
週刊少年ジャンプで初めてデリンジャーが登場した時は、中性的な顔立ちに少年のような体つき、口調はギャルでハイヒールを着用していたので、本気で性別が分からないという方が続出していました。これまでのオカマキャラは、ガタイがよくてどこか男らしさがあっただけあり、デリンジャーのような性別不明のキャラクターに戸惑った方も多かったようです。
ワンピースのデリンジャーって性別男だったんだ、登場当時好きなキャラだった、女だと思ってたけど
— ごーごー (@luvgogo) September 2, 2019
『ワンピース』の初登場時から、ずっとデリンジャーの性別は女だと思っていた方が多いようです。中には、アニメを見て初めて性別が男だと気づいたという方もいました。見た目や喋り方は中性的で、足も女性のように綺麗なので、性別が男と知った時は衝撃的だったという感想もありました。
久しぶりにデリンジャーをアニワンで見たけどホントかわいいなあ🙃💕
— ノイズ (@noise_pp) September 23, 2019
ベラミーフルボッコだけど
「楽に殺してあげようと思ったんだけど〜」のとこの動きが地味に好き‥お尻‥
デリンジャーはかわいらしい顔立ちをしているのですが、その正体は闘魚との半魚人で、闘技大会に出場していたメンバーでも太刀打ちできないほどの戦闘能力を持っていました。圧倒的な強さにベラミーは為す術もなく倒されてしまいます。バルトロメオが助けに来なかったら本当に死んでいたかもしれません。
デリンジャーとボンちゃんってオネエ?とオカマで似通ってる点はあるけど、デリンジャーはボンちゃんとかカマバッカ王国の人たちの事すごい嫌いそう。足見せるなら臑毛剃りなさいよ!💢💢💢青ヒゲなんてありえない!!!👠💥💥とか言いそう
— 鉄火丼 (@tekkadondon) April 11, 2019
デリンジャーはこれまで『ワンピース』に登場したオカマとは違い、女の子らしさがあります。カマバッカ王国の住民やボン・クレーなどは、メイクなどをするなどの美意識はあるものの、髭やムダ毛はそのままだったりと中途半端な部分がありました。デリンジャーは幼少期からジョーラの趣味で女の子のように育てられているので、もうしかするとカマバッカ王国やボン・クレーとは性格が合わないかもしれません。
ワンピースのデリンジャーの正体まとめ
『ワンピース』のドレスローザ編に登場するデリンジャーの正体は、闘魚の血を引いた半魚人でした。闘魚との半魚人ですが、姿はほぼ人間と変わりません。しかし闘技大会出場者を次々と倒すような、圧倒的な戦闘能力を持っています。また、ジョーラに育てられた影響で女性らしい格好や口調を好みますが、性別は男でした。読者の中には長年デリンジャーの性別が男だと気づかなかった方もいたようです。
デリンジャーの活躍は、『ワンピース』のドレスローザ編で見ることができます。デリンジャーはその戦闘能力の高さもあり、闘技大会の有力者といい戦いっぷりを見せています。デリンジャーの活躍を見たい方は、ぜひ『ワンピース』のドレスローザ編を読んでみてください。