2019年10月07日公開
2019年10月07日更新
【ハンターハンター】ヒソカはマチが好き?殺さない理由や二人の関係・今後を予想
ヒソカは、ハンターハンターの物語の初期から登場しており、時には敵、時には仲間として、主人公のゴン達との関わりがありました。そして物語が進んで幻影旅団が登場すると、ヒソカとマチの関係が所々で描かれており、ヒソカがマチを殺さないことから、実はヒソカはマチのことが好きなのではないか?という考えがよぎった読者は少なくはありません。ここでは、ヒソカとマチを中心に紹介し、2人の関係やヒソカがマチを殺さない理由、今後の展開についての予想を紹介します。
ヒソカとマチとは?
ハンターハンターの読者にとってヒソカやマチはすでに馴染みキャラクターとなっています。ヒソカは物語の序盤から登場しており、マチは天空闘技場編で幻影旅団のメンバーの中でも一番最初に登場しているキャラクターです。まずは本題に入る前に今一度、ヒソカとマチについての紹介をします。
ハンターハンターの作品情報
出典: https://ciatr.jp
ヒソカとマチはハンターハンターに登場するキャラクター達です。1998年から連載を始めたこの作品は、その高い人気から現在も物語が続いています。ここでは、ヒソカとマチが登場するハンターハンターの物語について、簡単に紹介します。
ハンターハンターの概要
ハンターハンターは富樫義博氏が作者の、1998年から連載が始まった漫画作品です。週間少年ジャンプで掲載され、休載の期間もありましたが、現在は単行本36巻まで出版されています。主人公の少年であるゴンを中心とした物語で、ハンター試験編から始まり、多くの物語が展開されています。当初の目的は主人公の父親であるジンを探す旅についての物語でした。数々の出会いや体験によって、主人公は少しずつ成長していきます。
現在では主人公のゴンだけでなく、親友のキルア、冒険の途中で出会ったヒソカなど、多数の人物の視点から物語が展開されており、カキン編に物語が突入した今でも、様々なキャラクター達が物語を作っています。
ハンターハンターのあらすじ
くじら島の町外れに住む主人公ゴン=フリークスは、ある日森でキツネグマに襲われそうになったところを、通りがかったハンターに助けられました。ハンターはカイトと名乗り、ゴンと出会ったことをきっかけに、主人公の父親の存在を明かします。死んだと思っていた父親が生きていると知ったゴンは父を探すたびに出ようとしますが、里親のミトに止められてしまいます。
しかしどうしても父親に会いたいと言うゴンの気持ちに負け、ハンター試験に合格するという条件を出してゴンを送り出します。試験までの道中で、ゴンと同じくハンターを目指す仲間と出会います。そしてハンター試験に挑むゴンたちの前に、様々な困難が立ちはだかります。一度ゴンはハンター試験の最終試験に落ちてしまいますが、ミトさんに認められて再び旅立ち、ハンターライセンスを得た後、様々な冒険を繰り広げます。
ヒソカのプロフィール
ヒソカは、ハンターハンターの物語の序盤である、ハンター試験編から登場するキャラクターです。ピエロのような装いや、顔のペイント、釣り目であることが特徴の人物です。ハンターになる前から戦闘を得意としており、トランプを使用した戦術を駆使します。また、強者に対しても強気の攻めを見せる場面があります。正式なハンターになってからは、変化形能力者として、バンジーガムといった技を利用するようになります。
ピエロのような見た目の通り、掴みどころのない性格をしており、自分の気まぐれで相手のことを考えることなく行動することが多いです。自分より強い者に対して興味を示しており、獲物としてタイマン勝負を仕掛けることが多々あります。また、成長途中の主人公のゴンやキルアを気に入っているため、時には2人と道を共にし、2人の成長ぶりを見て楽しみます。
マチのプロフィール
マチは幻影旅団のメンバーの一人で、団員の中では物語の中で最初に登場しています。幻影旅団の団員は番号が与えられており、マチは3番目の団員です。和風の装いで、ピンクがかった長髪を頭の後ろで結んでいる容姿が特徴で、身体能力や肉体の強さは団長に勝るとも言われています。変化系の念能力者で、念糸と呼ばれる念で作った糸を用いて相手を縛ったり、治療をしたりします。
まだ子供であるゴンやキルアを躊躇なく殺すことを提案するなど、冷酷な一面がありますが、幻影旅団の中でも感情論で動くキャラクターの一人で、死者だとしても傷口を縫ってあげようとしたりするといった慈悲の深さが所々で伺えます。また、勧が鋭いために、他の幻影旅団のメンバーからその勧をあてにされることが多いです。
ヒソカはマチが好き?
ハンターハンターの物語の中では、幻影旅団の物語が本格的に展開する前からヒソカとマチのやり取りが描かれており、2人のやり取りなどを見てみると、ヒソカはマチのことが好きなのではないかという考察が挙げられます。ここでは、ヒソカがマチを好きである理由となる事柄を挙げていきます。
マチが好きだとわかるシーン①食事に誘う
ハンターハンターの物語の中で、ヒソカが天空闘技場で強者とタイマンをする場面が描かれています。200階クラスの実力を持つカストロと戦った場面も描かれており、そこでは壮絶な死闘が繰り広げられています。フロアマスターと呼ばれるほどの実力をもつカストロが優勢のように見えましたが、ヒソカはそれすらをも楽しんでおり、最終的にはヒソカがカストロの念能力を見破って勝利を勝ち取りました。
そしてその闘技場の舞台裏で、ヒソカとマチの会話が描かれています。幻影旅団の団員は、基本的に活動外で関わることはありません。なのでヒソカはマチにお金を払って付き合ってもらっています。具体的には対決が終わった後のけがの治療をしてもらっています。カストロとの戦闘では腕などを切断されてしまったため、マチに縫い合わせてもらう場面が描かれていました。
ヒソカの怪我の治療が終わるとマチは足早に立ち去ろうとしますが、ヒソカは少し物足りないのか、マチを食事に誘います。しかしマチは振り向くこともなく、その場から去ってしまいます。この事が、ヒソカがマチのことを好きなのではないかと思われる理由になります。タイマンが終わると基本的に1人なので、マチのような話し相手が欲しい、または治療してくれたお礼として食事に誘ったと推測できます。
マチが好きだとわかるシーン②それいいね
ハンターハンターのグリードアイランド編でも幻影旅団の活動が描かれており、ヒソカとマチも登場しています。その中で、ヒソカは幻影旅団の団長のクロロを仮に殺したらどうするかをマチに話します。するとマチは、ヒソカを何が何でも殺すと答えます。それに対してヒソカは「それいいね」と意味深な表情を浮かべながら言うのでした。
このときヒソカが何を考えているのかは明らかにされていませんが、マチに殺されることをよしとしているのであれば、ヒソカはマチを特別視して居ることがわかります。しかしヒソカは自分のことしか考えていないことが多いため、ただ戦闘できる機会を得られて得をしたとしか思っていないのではないかとも考察することができます。
ヒソカがマチを殺さない理由
ハンターハンターのカキン編では、ヒソカは幻影旅団を全滅させようと動きますが、目の前のマチに対しては、バンジーガムで拘束し、殺さないまま立ち去ります。ヒソカはマチをそのときどうして殺さないのかについて、理由を挙げていきます。
マチを殺さない理由①伝言役として残す為
ヒソカはかつて幻影旅団のメンバーとして活動していました。しかしその目的は、幻影旅団の団長であるクロロとタイマンで勝負をするためです。しかしヨークシンシティ編で、クラピカのジャッジメントチェーンによって、クロロの能力が封印されてしまいます。そのためにヒソカは除念ができる人物を探し、クロロにタイマンで勝負することを条件に、除念することを申し出ました。
クロロはそれを引き受けましたが、本当はヒソカとタイマンで勝負することは望んでいませんでした。なので天空闘技場で実際に戦った時は、幻影旅団のメンバーが、観客席からクロロを援護しながら戦っており、リンチ状態となってしまいます。加えて除念されたクロロは念能力を使わないまま、ヒソカを殺してしまいました。
しかしヒソカは念能力で復活し、タイマン勝負の約束を破ったクロロやその他の幻影旅団のメンバーに対して怒りを感じました。そしてヒソカは、幻影旅団の誰であろうと出会ったら必ず殺すことにしました。実際に幻影旅団のメンバーは数人殺されています。しかしまだメンバー全員が把握していないため、マチを伝言役にするべく、殺さなかったのではないかと考察できます。
マチを殺さない理由②富樫先生
マチはストーリー上、幻影旅団のメンバーを殺すと決めたヒソカと出会った際に、真っ先に殺さない理由が富樫先生にあると考えられます。ハンターハンターの物語を考えている富樫先生は、物語の登場人物を自由に操ることのできる唯一の人物です。なので、現時点でヒソカがマチを殺さないのは、本当は殺したいけれど、富樫先生のおかげでヒソカはマチを殺さないでいると考えることができます。
単行本の富樫先生のコメントの中にも、ヒソカはマチを殺そうとしていたことが明かされた上で、ストーリーの都合上生かしたという内容が書かれています。なのでヒソカがマチのことを好きだから殺さないというわけではないということがここでわかります。
ヒソカとマチの二人の関係
ヒソカとマチの関係について、様々なうわさがありますが。事実上の関係としてどのように成り立っているのかをここで紹介していきます。
二人の関係①幻影旅団のメンバー
マチは幻影旅団の初期のメンバーで団員ナンバーは3となっています。そしてヒソカの団員ナンバーは4ですが、劇場版ハンターハンターでは、オモカゲという人物がナンバー4だったので、ヒソカは入れ替わりで入団したことになります。幻影旅団のメンバー全員の背中には、大きな蜘蛛の刺青がしてありますが、ヒソカだけはフェイクの刺青をしています。
幻影旅団のメンバー達はクロロをリーダーとして慕っており、基本的にはリーダーの方針に従って活動を行っています。幻影旅団のメンバーであるマチも、もちろんクロロのことを慕っています。しかしヒソカはクロロと戦いたいという目的のために入団しているので、表面上はクロロや他のメンバーに対して友好に接していますが、実はクロロにタイマンの勝負を申し込む機会を狙っているだけです。
二人の関係②共闘はある?
幻影旅団のメンバーは個々人で高い能力を持ち、メンバーのうち一人だけでも十分に活躍することができます。しかし、時には共闘をすることがあり、ハンターハンターのキメラアント編では、幻影旅団のメンバーが自分たちの故郷を占拠したキメラアント達を協力して排除する場面が描かれています。
しかしメンバー全員が仲がいいというわけではなく、理論派のキャラクターもいれば、感覚派のキャラクターもいます。マチは感覚派として行動しており、ノブナガやコルトピとクラピカに捕らえられたクロロを助けに行こうとする中、ルールを守ろうとする理論派のフィンクスらと衝突する場面が描かれています。
このように共闘したり、意見の食い違いで衝突したりと、仲が良いとは決して言えない関係ですが、クロロを一番に考えているのが幻影旅団のメンバーです。その中でヒソカとマチの共闘の場面はあまり描かれておらず、唯一ヨークシンシティ編でヒソカとマチが共に行動している描写がありました。任務となれば共闘しますが、ヒソカにとって殺したくない相手が標的となれば、共闘を避けるか妨害することもあると考えられます。
二人の関係③マチはヒソカが好き?
先程はヒソカがマチのことが好きなのではないかという説を挙げていましたが、ここでは逆にマチはヒソカのことが好きなのかどうかを解説していきます。ハンターハンターの物語ではヒソカとマチが共に行動をする場面が多く描かれていることから、ヒソカがマチのことが好きなのではないかという考えがありましたが、これはマチがヒソカのことが好きだから行動を共にしているとも考えることができます。
マチはヒソカがクロロを殺すことを明かしたとき、真っ先にヒソカを殺すことを宣言しました。その後カキン編でヒソカが幻影旅団のメンバーを抹殺することを宣言し、マチを殺さないまま去って行ったあと、マチはそのことをクロロに伝えます。クロロは自分がヒソカを殺すといいますが、マチも自分がクロロを殺すと宣言し、2人は対立関係になってしまいます。
クロロよりもヒソカに対する思いが強いため自分が殺したいと宣言したと考えられます。そしてその想いは、ヒソカのことが好きだからということも考えられます。しかしヒソカのことが好きであれば、殺さない選択肢もあるので、好きという感情があるよりは、殺さない訳にはいかないほどに許せない憎しみがあるからという解釈ができます。
ヒソカやマチの今後
ヒソカとマチの関係をそれぞれの視点から紹介してきました。ここでは、今後のハンターハンターの物語の中で、ヒソカとマチがどのように行動していくのか、どのような関係として続いていくのかなどの考察を紹介していきます。
今後①幻影旅団メンバー全員で戦う
ヒソカはクロロやマチをはじめとする他の幻影旅団のメンバーとの対戦で敗れ、幻影旅団のメンバーに対して怒りを表しました。そしてシャルナークとコルトピに手をかけ、殺してしまいます。そしてヒソカはマチに、幻影旅団のメンバーを全員殺すことを宣言したまま、マチを殺さないままに立ち去ります。宣戦布告をしたヒソカに対して、幻影旅団のメンバーは警戒を高めるであろうと考えられます。
これまではヒソカは幻影旅団のメンバーを殺さないまま楽しんでいましたが、クロロ達との対決を経た後は完全に敵対関係になります。すでに2人のメンバーを殺されているので、残った幻影旅団のメンバーはヒソカに対して怒りや憎悪を示し、クロロもヒソカを殺すことを宣言しているので、幻影旅団のメンバー全員でヒソカを殺しに行く可能性が高いです。
今後②サポート系メンバーの不足
現段階で残っている幻影旅団のメンバーは10人です。かつてはパクノダ、コルトピ、シャルナークがいましたが、パクノダはクラピカのジャッジメントチェーンによって殺されてしまい、コルトピとシャルナークはヒソカに殺されています。ウヴォーギンもクラピカに殺されていますが、代わりにイルミがメンバー加入をして穴埋めをしています。また、ヒソカが抜けた後は、カルトがナンバー4として幻影旅団のメンバーになっています。
クロロは他人の念能力を奪って利用することができ、サポート系からアタッカー系の立ち回りを自在に行うことができます。そして幻影旅団のメンバーは、ほとんどがアタッカー系の能力を持っており、サポート系の能力を使えるのは、すでに死んでしまったシャルナークとコルトピでした。現在残っているメンバーの中で、サポート系として立ち回ることができそうな人物は、マチとカルト、そしてフランクリンであると考えられます。
しかしこれでもサポート系の能力を使うことのできる幻影旅団のメンバーは少ないので、全員で協力してヒソカを倒すということになっても、個々人の能力が互いに長所を消しあってしまう可能性が高いです。そのため、全員で同時にヒソカを狙うことは難しくなってしまうと考えられます。なので今後は、クロロをはじめとした、戦闘スタイルの関係性の分析が求められます。
今後③ヒソカはマチをいつ殺す?
伝言役として殺さないまま放置されたマチは、すぐにクロロに事の次第を伝えます。そしてマチはヒソカを殺すことを宣言しますが、今後の物語の中で、いつヒソカとマチが出会い、殺し合いを展開するのかはまだ決まっていません。ヒソカはマチを今後も殺さないのではないかという考察もありますが、作者の富樫先生のコメントから、幻影旅団のメンバーは全員死ぬことが明らかになっているので、マチが死んでしまうのは確定しています。
ではいつマチがヒソカによって殺されてしまうかについてですが、それについても富樫先生のコメントで明かされています。富樫先生は、現段階で幻影旅団のメンバーが殺される順番を明かしていません。なので、いつ殺されるかについては明確にわかりませんが、クロロと同じく自分がヒソカを殺そうとしていることから、マチとヒソカが再び出会って、殺されてしまう機会は近いと考えられます。
ヒソカとマチに関する感想や評価
ヒソカてマチのこと絶対好きだよね(≧∇≦)
— 加藤伊織 (@deruha61) October 24, 2016
萌えるわ(≧∇≦)#ハンターハンター#ハンタークラスタさんと繋がりたい#カプ厨#ヒソマチ#冨樫義博 pic.twitter.com/IPjyAndENN
ヒソカとマチは、その関係からカップリングとして成立しており、ファンの中では「ヒソマチ」という愛称で親しまれています。そのため、ヒソカとマチが描かれている作品が多くみられています。
このマチたんの『まったくもぅ、ホントバカなんだから』っていう表情最高(´ε` )♡#ヒソマチ pic.twitter.com/U1fJrj60JV
— ちぉ (@ur_ciao) July 21, 2017
しかしその一方で、漫画の一場面を示した上で、マチはヒソカのことが好きなのではないかという考察も上がってきています。ちょっとした場面の細かな部分から考察されていると考えられます。
ここにマチたんの愛を感じずにはいられない#ヒソマチ pic.twitter.com/XewJBiLCxh
— ちぉ (@ur_ciao) July 20, 2017
読者の多くが、マチはヒソカのことを好きなのではないかという考えが見られます。ヒソカの瀕死状態のさいにはマチの愛を感じたとの声がありました。
ヒソカとマチについてまとめ
ここまでで、ヒソカとマチの関係性について様々な視点から考察をしてきました。物語を追ってみると、ヒソカとマチのどちらかがもう一方のことが好きなのではないかと考察することができますが、実際には明らかになっていないので、今後の展開によってさらに2人の関係性が明らかになってくるのではないかと考えられます。幻影旅団を含めてヒソカとマチが関わるきっかけが増えているため、今後の物語に期待が高まります。