2019年09月21日公開
2019年09月21日更新
亀仙人の戦闘力や強さとは?ドラゴンボール超で本気の実力が出た要因は?
ドラゴンボールに登場する亀仙人は、孫悟空を始めとする主要キャラクター達の戦いの師匠・武道家です。2015年から開始されたドラゴンボール超では、シリーズ初となる亀仙人の本気の実力の披露や、力の大会等で見せた亀仙人の真の強さ・戦闘力に注目が集まりました。本文では、亀仙人の強さや戦闘力、ドラゴンボール超で亀仙人が本気の実力を出した要因、力の大会での活躍などを紹介します。
亀仙人とは?
初期のドラゴンボールから登場し続ける亀仙人は、武天老師と称される武道の達人であり、主人公・孫悟空を始めとする主要キャラクター達の戦いの師匠に当たります。以下では、亀仙人の戦闘力や強さ、ドラゴンボール超で見せた本気の実力を出した要因や力の大会での活躍を紹介します。
ドラゴンボールの概要
鳥山明先生の代表作「ドラゴンボール」は、7つ集めるとどんな願いも叶えられるドラゴンボールと主人公・孫悟空の武道家としての成長や活躍を描いた大ヒット作品です。ドラゴンボールシリーズは、週刊少年ジャンプにて、1984年~1995年にかけて連載され、後にアニメ版も制作・放送され、国内外で爆発的な人気を博しました。
ドラゴンボールの人気は、原作終了後も衰えを見せることなく、ゲームソフトを始めとする関連グッズの制作が行われ、2015年には、魔人ブウ編終了直後からエピローグまでの10年の間を描いた最新作「ドラゴンボール超」の連載及びアニメ放送が開始されました。アニメ放送は、2018年3月に最終回を迎えましたが、漫画版は、現在も「Vジャンプ」で連載されています。
亀仙人のプロフィールや特徴
原作・第3話から登場する亀仙人は、武術の神・武天老師と称される武道家・亀仙流の使い手で、主人公・孫悟空を始めとする地球戦士たちの師匠です。禿頭にサングラス、杖、亀の甲羅を模した重りがトレードマークで、年齢はエイジ430年生まれの319歳(初登場時)です。弟子は、孫悟空と彼の育ての親・悟飯、クリリン、ヤムチャ、牛魔王などが名を連ねています。
普段は、南海の孤島にて、人語を話す亀と共に暮らしており、住居のカメハウスは、主要キャラクター達の避難所的な役割や談話室として活用されています。作中では、仙人らしからぬ品の無い言動が目立ち、ブルマを始めとする女性キャラクターに叩かれるなど、仙人らしからぬコミカルな役柄で注目を集めています。
一方で、かつて世界一の武道家として名を馳せた実力者でありながら、それらを鼻にかけたり、兄弟弟子・鶴仙人のように私利私欲に走る真似は一切せず、格闘技に対して誰よりも真面目な考えを有しています。そして、亀仙人の武道に対する信条は、悟空ら多くの弟子たちに受け継がれています。
亀仙人の戦闘力や強さ
戦闘シーンの少なさから、ドラゴンボールでは弱いイメージがある亀仙人ですが、彼と一戦を交えたキャラクター達の言葉や、ドラゴンボール超で出した本気の実力から、亀仙人の戦闘力や強さは未知数と言われています。以下では、亀仙人の戦闘力や強さを初期のドラゴンボールとドラゴンボール超に区分して紹介します。
戦闘力や強さ①初期のドラゴンボール
孫悟空少年編では、山火事が発生したフライパン山をかめはめ波で、山ごと吹き飛ばしたり、弟子入りした悟空やクリリンが思わず根を上げたハードな修行内容から、亀仙人の実力はドラゴンボール最強と推測されました。しかし、ジャッキー・チュンとして参加した第1回天下一武道会では、悟空の力に圧され気味だったことや、辛うじて優勝できたことから亀仙人の戦闘力や強さに陰りが見え始めます。
また、第2回天下一武道会で対戦相手となった天津飯との戦いでは、彼の圧倒的な実力に圧されたことから、自ら負けを認めるような行動に出たこと、ピッコロ大魔王編では、実力の差を感じ取り、戦わずして魔封波を使用したのではと推測されています。しかし、天津飯によると、亀仙人の実力は師匠の鶴仙人以上、天下一武道会では全力を出していなかったと言われています。
また、ラディッツ戦後に手に入れたスカウターによると、亀仙人の戦闘力は139と判明しています。一方、亀仙人の弟子であるクリリンやヤムチャの数値は、それぞれ200と170前後と測定され、弟子を下回る測定結果となりました。しかし、亀仙人の戦闘力は、平常時で測定した場合の数値であることから、戦闘の場に降りたった時の測定値であれば、平常時を上回ることも可能でしょう。
このように、初期のドラゴンボールでは、活躍の場は少なかったものの、登場キャラクター達のセリフから、亀仙人には、計り知れない強さが秘められているでしょう。一方で、悟空青年期以降は、戦いの場から完全に退き、武道家としての自身の衰えや、弟子たちを見守ることしか出来ない無力さに悔しさをにじませるように、悟空達と比べれば、亀仙人の戦闘力は戦士として活躍できるだけの実力は有していないと推測されます。
戦闘力や強さ②ドラゴンボール超
初期のドラゴンボールの亀仙人は、既に戦士として戦うことが出来る実力を持っておらず、悟空たちを陰ながら支える立ち位置で活躍していました。しかし、最新作・ドラゴンボール超では、戦闘力に大きな差があると思われるフリーザーの手下をかめはめ波で一気に撃退してしまうなど、目まぐるしい活躍や強さを見せています。
また、亀仙人の戦闘力は、フリーザーに操られた天津飯との戦いで勝利を収めていることから、相当高いことが推測されます。そして、原作者・鳥山先生によると、亀仙人が本気を出せば、ドラゴンボール超くらいの実力は出せると説明しています。
亀仙人がドラゴンボール超で本気の実力が出た要因
シリーズを通じて戦士たちのサポート役を担ってきた亀仙人でしたが、ドラゴンボール超では、天津飯へ復讐心を燃やす妹弟子・ユーリンの妖術にかかり、悟空が思わずうなるほどの本気の実力を発揮しました。以下では、亀仙人の本気の実力が出た要因と代表戦士に選ばれた力の大会での活躍について紹介します。
本気の実力が出た要因①悟空の発言
一部のファンから疑問の声が寄せられた亀仙人の本気の実力が出た要因について、悟空の発言が注目されます。悟空は、亀仙人に対して本気の実力をいままで隠していたことを指摘し、同時に、悟空達に隠れて修行を行なっていたことを推測します。そして、悟空の発言から亀仙人は、もともと高い戦闘力を有していたが、本気を出さない期間が長かったため、体が鈍って本気の実力が出せずにいたと考えられます。
そして、最近になって修行を再開したことにより、もともと備わっていた力が戻り始め、悟空たちにも課したウルトラハードな修行が、亀仙人の本気の実力に拍車をかけたと推測されます。
本気の実力が出た要因②戦闘力のインフレ
亀仙人の本気の実力について、悟空の発言から修行したことが要因と考えられる一方で、戦闘力139からフリーザーの手下を一掃させるまでの強さを身につけたことについて、疑問を覚えるファンもいたでしょう。そこで、亀仙人が本気の実力が出た要因の2つめに戦闘力のインフレの便乗が挙げられます。
ドラゴンボールでは、ラディッツ戦以降から頻繁にみられる設定で、敵キャラが登場する度に戦闘力のインフレの便乗が行われています。それらを考慮すれば、亀仙人の本気の実力は、修行だけでなく、何かしらのきっかけで急激に力を増していったとも考えられます。
亀仙人の力の大会での活躍
復活フリーザー軍との戦いで驚異的な力を見せつけた亀仙人の活躍は、全宇宙の代表戦士たちによる力の大会でも見られ、第7宇宙の代表戦士に選ばれています。そして、力の大会当日には、自身の心の弱点を克服した修行の成果を発揮し、多彩な技巧を駆使しながら、ライバル戦士たちを次々と打破していき、第7宇宙の優勝へ貢献していきます。
また、力の大会では、物陰に隠れていたフロストの襲撃を受けたことを機に、亀仙人によるフロストの封印が試みられました。しかし、3度に渡る魔封波の失敗や体力の限界により、力の大会は、自ら場外に倒れる形で脱落しました。しかし、亀仙人の力の大会での活躍は、観戦に来ていたビルスからおおいに賞賛され、亀仙人の本当の実力が最も発揮されたシーンでしょう。
亀仙人に関する感想や評価
以下では、亀仙人に関する感想や評価を紹介します。
感想1:亀仙人の活躍に賞賛の声
今日の『ドラゴンボール超』は亀仙人ファンにとって大満足の内容でした!ちょっと休んで、体力の回復に努めて欲しいネ。#武天老師
— 合田俊彦 / Toshihiko Goda (@hiko104gochan) August 27, 2017
シリーズを通して戦士のサポーター役を担ったように、戦いとは無縁のようにも思われる亀仙人でしたが、新シリーズでは、これまでの亀仙人のイメージを大きく変えるような目まぐるしい活躍が描かれました。力の大会では、力尽きて場外に倒れ込んでしまいましたが、年齢を感じさせない機敏な動きに加え、熟練の技で敵を圧倒する姿は、亀仙人ファン必見の名シーンです。
感想2:他のキャラクターにはない魅力
時折こぼれ出る達人の風格は
— PER (@percentage05) September 4, 2019
他のどのキャラクターにも出されへん魅力#亀仙人 #武天老師#ドラゴンボール #DRAGONBALL pic.twitter.com/1yzBoIevyG
ドラゴンボールシリーズでは、武道の達人とは言い難い言動が目立つ亀仙人ですが、時には師匠として弟子たちにアドバイスを送るなど、他の登場キャラクターにはない独特の雰囲気が注目されています。このように、時には武道家としての顔をのぞかせる亀仙人のギャップの大きさも、ファンに注目される要因でしょう。
感想3:心に響く亀仙人の名言
武道は勝つためにはげむのではない
— 3939mike@コーヒーアートの秋 (@3939coffee) December 20, 2017
己に負けないためじゃ#亀仙人 #武天老師 #少しでもいいなと思ったらRT #コーヒー画 #絵描き人 #絵描きの輪 #絵描きイラスト置き場 #イラスト #イラストの森 #イラスト王国 #イラスト基地 #coffeedrawing #coffeeart #Illustration pic.twitter.com/bIbcaRvr9h
登場間もない頃は、ファンキーな出で立ちやコミカルな役柄で人気を集めた亀仙人ですが、彼が作中で放った名言も多くのファンに支持されています。亀仙人の武道に対する真面目な姿勢や考え方は、競争に勝つことを目的に文武に励む現代人を諭すような、奥の深い人生訓でしょう。
亀仙人の戦闘力まとめ
ドラゴンボールの亀仙人の強さや戦闘力、ドラゴンボール超で見せた本気の実力の要因や力大会での活躍などを紹介しました。武道の達人として、時には厳しくも愛情を持って弟子たちの育成に尽力する一方で、自らも人知れず鍛錬を行ない、悟空達と戦いに挑むなど、亀仙人の武道家としての実力は計り知れないでしょう。