2019年09月28日公開
2019年09月28日更新
【アンパンマン】ゴロンゴラは最強?作中に登場する敵キャラの強さランキングも紹介
ゴロンゴラはアンパンマンの映画に登場する敵キャラです。多くのキャラクターが登場する中でも、ゴロンゴラの最強説が巷で囁かれています。今回は、ゴロンゴラの外見や特徴、能力から強さの理由を紹介します。また、他の強い敵キャラを厳選し、強さランキングTOP10として紹介します。中には、幼児向けのアニメや映画とは思えない、衝撃の展開を生んだ敵キャラも存在します。果たして、ゴロンゴラは本当に最強なのか?も考えつつ、ご覧ください。
ゴロンゴラとは?
今回は、アンパンマンに登場する「ゴロンゴラ」の強さや特徴を紹介していきます。また、その他の強い敵キャラクターを厳選し、ランキング形式にしました。その前に、まずは「アンパンマン」そのものに関して、簡単にご紹介します。
アンパンマンの概要
アンパンマンは、やなせたかしさんが手がけた絵本のシリーズです。ジャムおじさんの作っているあんパンにいのちの星が宿って誕生したアンパンマンが、正義の味方として困った人達を助け、時には自分の顔を分け与えて空腹を満たさせ、悪事を働いた敵を懲らしめると言うのが主なストーリーです。
アンパンマンが誕生した背景には、作者のやなせたかしさんの戦争体験がありました。そこから、「正義とは何か?飢えを防ぐことではないのか?」と考えてたようで、アンパンマンが顔を差し出すのはそこから来ているようです。また、特に映画では「何のために生まれて、何をして生きるのか?」を問う内容も多く、そのためか大人でも考えさせられ、魅力を感じることがあるようです。
アニメとしては、「それいけ!アンパンマン」と言うタイトルで、1988年から日本テレビで放映されています。2019年9月現在、放映されている30分アニメの中でも3番目に長い作品となっています。また、映画も31作(2019年9月現在)公開されています。アンパンマンの強さとやさしさと、そのキャラクターとしての可愛さから、特に小さな子供達に絶大な人気を誇っています。
アンパンマンの他にも多くの個性的なキャラクターが登場します。あまりにもたくさんキャラクターが存在するため、2009年にギネス・ワールド・レコーズによって「最もキャラクターの多いアニメシリーズ」に認定されています。その後も、映画を公開する度に、敵味方共にどんどん増えているため、全てのキャラクターを把握できている人はいないと言われています。
ゴロンゴラの外見や特徴
ゴロンゴラは映画5作目「それいけ!アンパンマン 恐竜ノッシーの大冒険」の敵キャラとして登場します。その姿は4本足で歩行する岩で出来た恐竜で、高い再生能力と何でも化石に変えてしまう光線を吐くことが出来ます。
ゴロンゴラの正体は「光の玉の力を得て変身した”いわおとこ”」です。ばいきんまんの命令によって悪事を働いたいわおとこは、アンパンマン達によって一度バラバラにされますが、その際に運悪く光の玉のそばに頭が行ってしまったため、口の中に入り、ゴロンゴラに変身してしまいました。
ゴロンゴラは「人魚姫のなみだ」にも登場
ゴロンゴラは、映画12作目「それいけ!アンパンマン 人魚姫のなみだ」にも登場します。地上に憧れる人魚姫のサニー姫が、人の姿になるために「紅色ヒトデの髪飾り」を地上へ持ち出します。しかし、実はその髪飾りはかつて、地上で暴れまわった挙句、海底に封印されていましたゴロンゴラの復活の鍵となっており、地上へ持ち出してしまった為、封印が解けてしまいます。
ノッシーの大冒険で登場したゴロンゴラとは、多少特徴が違っており、恐らく別個体の設定のようです。高い再生能力はありますが、光の玉は体内にはありません。また、口からはいた光線でヒトデに変えてしまう効果があります。ただし、強さは健在で、やはりアンパンマン達がかなり苦戦した相手ではあります。
ゴロンゴラは最強?
最強説①高い再生能力
光の玉とは、命の力が失われつつあるものを復活させる効力があるようで、「それいけ!アンパンマン恐竜ノッシーの大冒険」では、恐竜の国の要となっている「命の木」を救うために、アンパンマンとノッシーが探す冒険をします。
ゴロンゴラは、そんな光の玉をいわおとこが取り込んで誕生したため、どんなに全身が粉々になっても復活すると言う、高い再生能力を持っています。そのため、アンパンマンの通常の攻撃(アンパンチなど)では倒すことが出来ません。この再生能力が、強い敵キャラといわれる所以となっています。
最強説②化石光線
ゴロンゴラが吐く光線は、あらゆるものを化石に変えてしまいます。アンパンマンも、ばいきんまんによって操られたゴロンゴラによって化石に変えられてしまい、頭の取り換えが出来なくなってしまいました。
最強説③封印するしかない?
①で述べた通り、高い再生能力のため、どんなに攻撃をしても倒せません。となると、あとは暴れることが出来ないように封印することしかできません。恐竜ノッシーの大冒険のゴロンゴラは、光の玉が体内にある事で何度でも復活できるため、光の玉を取り出してしまうしかありません。
アンパンマン達が絶体絶命になったその時、ノッシーの涙で最後の力を振り絞った命の木が、つたでゴロンゴラの動きを止め、気の力で復活したアンパンマンのパンチで粉々になった瞬間に、ノッシーが光の玉を取り出したため、再生不能となりました。
ちなみに、人魚姫のなみだのゴロンゴラは逆に、紅色ヒトデの髪飾りが封印の鍵となっており、それが体内に入ることで再生不能となります。髪飾りを持ったサニー姫を飲み込んだ直後に、アンパンマンによって粉々にされたため、消滅してしまいました。
アンパンマンの敵キャラの強さランキングTOP10~4
ここからは歴代のアンパンマンの映画の、強いと巷でも話題の敵キャラを、ランキング形式で紹介します。ほとんどの敵に共通して、「物理攻撃に強い」「再生能力がある」という特徴があるようです。特にアンパンチという物理攻撃を受け付けないという事が、強いはずのアンパンマン達が苦戦する大きな理由と言えます。それぞれの敵の強さや弱点などの特徴も含めて、簡単に紹介します。
10位:どろんこ魔王
記念すべき映画第1作「それいけ!アンパンマン キラキラ星の涙」に登場します。「キラキラの涙」の強大な力を得た結果、物理攻撃は全く受け付けず、高熱には弱いものの、それでもアンパンマン号のかまど火炎放射器の威力ではびくともしません。また、ドロンドロンという手下まで操ります。高い知能まで持ち合わせている厄介な敵です。最後は、キラキラの涙の悪しき効力が消え、一緒に消滅しました。
9位:スーパーダストデーモン
映画第13作「それいけ!アンパンマン ゴミラの星」に登場します。ばいきんまんが、ごみを集めて作った恐竜型ロボット「ダストデーモン」が、アンパンマン達によって一度は砕けた後復活し、「スーパーダストデーモン」となりました。口から吐くゴミオキシンで、アンパンマン達を泥人形に変える力があります。ごみの集積体のため、物理攻撃では何度でも再生するため、最後は火山に落として消滅させました。
8位:ウッドラー
映画4作目「それいけ!アンパンマン つみき城のひみつ」に登場します。その昔、つみき島のつみき城を創った伝説のロボットとして、地下の奥深くに封印されていました。頭に操縦席があり、ばいきんまんが乗り込んで大暴れました。物理攻撃は効かず、つみきで出来ているため脆いですが、すぐに再生することが出来ます。なお、テレビアニメ版にも再登場していますが、その個体は腕からマシンガンのような武器がついています。
7位:ブラックノーズ
映画22作目「それいけ!アンパンマン ブラックノーズと魔法の歌」に登場する、黒く長い鼻が特徴です。古代の時代から存在していて、谷底の暗闇の森に封印されていました。世界の人々から幸せや希望を奪う事で封印が解かれ、復活しました。強い魔力を持ち、飛んだり青い炎を放ちます。さらに、見えない壁で守られているため、トリプルパンチも効きません。また、当たったものをヒヨコに変えてしまう光線を使用します。
6位:ムーマ
映画16作目「それいけ!アンパンマン 夢猫の国のニャニイ」に登場します。夢猫の国に封印されている三つ目のネコ型怪物で、ばいきんまんがネムネムの実を独占するために、ネムネムの林を荒らしたことで封印が解けます。体はゴムのようになっていて、打撃攻撃は効きません。また、液体に変化させて、どこにでも移動することが出来ます。額の第三の目からの光線に当たると、猫になってしまいます。
この時は、ニャニイという子供の夢猫が、ピンチとなった時に急成長し、戦士となります。そして、ニャニイの一撃で水晶のようになってしまい、アンパンマンに砕かれて消滅します。もしも、ニャニイがいなかったら倒すことが出来なかった、最強の敵と言えます。
5位:ジャイアントベアリングロボ
映画11作目「それいけ!アンパンマン 勇気の花がひらくとき」に登場します。ばいきんまんが鉄の星で、住人達だまして製造させた、ジャイアントもぐりん。しょくぱんまんとカレーパンマンによって撃墜されますが、その残骸を突き破って、ジャイアントベアリングロボが現れます。ばいきんまんの動きに連動し、大砲型の口から相手を鉄球に変える砲弾を打ち出します。また、頭頂部の玉は爆弾になっています。
町やパン工場を壊し、燃え盛るパン工場にアンパンマンを追いやったジャイアントベアリングロボ。この際、アンパンマンは一度死んでしまったという説まで浮上しています(はっきりとは描かれていません)。それだけの強い力を見せつけましたが、最後は星の力を得たアンパンマンのロケットアンパンチで、吹き飛ばされてしまいました。
4位:ばいきんまん
アンパンマンにいなくてはならない敵キャラ、それがばいきんまんです。アニメの最後にアンパンチを受けて飛ばされてしまうというのが、もはや一連の流れとなっており、本人自体はあまり強くはありません。しかし、ばいきんまんが作り出す様々なバイキンメカは、時にはアンパンマン達をピンチにするほどの強さを持っていることもあります。
また、変装を得意とし、度々変装しては人をだまし、おいしいものを独り占めしたり、欲しいものを手に入れようとします。このようなことも含めて、かなりの頭脳の持ち主であることは伺えます。
アンパンマンの敵キャラの強さランキングTOP3
3位:スーパーかびだんだん
「それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ」に登場する敵です。アンパンマンは「いのちの星」が宿ったことで生きていますが、この敵はアンパンマンからいのちの星を消滅させた=死に追いやった、数少ないキャラクターです。元はばいきんまんが創ったバイキンロボの一体だったのですが、ばいきん星からの雷でパワーアップし、攻守ともに最強となりました。そして暴走状態となると、ばいきんまんでも止められません。
口からはカビの他に、炎のような煙をだします。その炎をアンパンマンは浴び続けて、死んでしまいます。しかし、人形のドーリィが差し出した自らのいのちの星によって、アンパンマンは復活し、倒すことが出来ました。ちなみに、アンパンマンを死に追いやったことを、ばいきんまんは知りません。もし、スーパーかびだんだんがそれほどの威力を持っていたと知り、操ることが出来ていたら、さらなる強さを持っていたかもしれません。
2位:ゴロンゴラ
先に紹介した通り、ゴロンゴラが強い理由は「高い再生能力で倒しきれない事」と「化石光線(ヒトデ光線)を吐く」と言う事です。しかし、その能力をもってしても、さらに強いと言われている敵キャラが存在します。
1位:デビルスター
「それいけ!アンパンマン だだんだんとふたごの星」に登場する敵です。デビルスター自体は惑星ですが、意志を持って攻撃を仕掛けてきます。全ての世界を滅ぼす力があるとされ、常にまとっている黒い雷に当たると人でも星でも石のように固まってしまいます。様々な星を全滅させながら、アンパンマンワールドに近づいてきます。通常のアンパンチでは全く歯が立ちません。
最後は、映画でもアニメの中でも最強と言われている、星の輝きを受けたアンパンマンの「スターライトアンパンチ」で消滅させることが出来ました。全ての世界を滅ぼす力は、もはや力が強い敵という次元を超えています。2019年9月現在の敵キャラの中ではデビルスターだけなので、最強の敵と言えるでしょう。
ゴロンゴラに関する感想や評価
アンパンマンスレ見てたけどゴロンゴラってやっぱ作中最強クラスなんやな
— 田中ヤスオ (@Lettusex) January 30, 2016
やはり、「ゴロンゴラは強い、最強だろう」という声が多くあがっています。ただ、他にも強い敵キャラは何体も映画に登場している為、中には独自の見解として過去のキャラクターを強さの毎にランク付けして、つぶやいている物もいくつもあります。
アンパンマン映画最強候補のラスボスは…
— 特急ニセコ (@ExpressNiseco) October 3, 2016
・アンパンマンたちでは倒せなかった「ドロンコ魔王」
・2度もアンパンマンたちを戦闘不能に陥れた「ゴロンゴラ」
・ラスボスというより災害「デビルスター」
・スケールも野沢雅子さんボイスも最強「ブラックノーズ」
辺りですかね#アンパンマンの日
ゴロンゴラの強さは、もしかすると「岩でできた無骨な恐竜の姿」にもあるのかもしれません。その姿に怖がるのは、アンパンマンワールドの住人だけではなく、アンパンマンを見ている子供達も同じようです。子供をおばけなどで怖がらせて、早く行動するように促すという親は少なくないと思いますが、そこでもゴロンゴラが活躍した例があるようです。アンパンマンの敵キャラはある意味、親の強い味方なのかもしれません。
さっちゃんが早朝に起きてしまって、なかなか寝ないもんだから「さっちゃん、こんな時間に起きてる子の所にはゴロンゴラ(アンパンマンの敵キャラ)が来るよ!」って言ったら「こ、こわい~」っておとなしくなった。
— 島岡りを (@grandioso) February 24, 2011
ゴロンゴラの最強説まとめ
今回は、アンパンマンに登場する敵キャラ「ゴロンゴラ」の最強と言われる理由と、その他の強い敵キャラをランキング形式で紹介しました。敵キャラ10体は順位付けはしていますが、それぞれの敵キャラが、それぞれの特徴のある強さを有しています。その他にもたくさんのキャラクターがいるので、自身でもランキングを作ってみるのも面白いかもしれません。きっと、アンパンマンの新しい魅力に気がつくことでしょう。