アニメ映画青春ブタ野郎をネタバレ！感想や見どころ・原作との違いも紹介

この記事ではアニメ映画「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」のあらすじや見どころについてネタバレ紹介していきますが、その前にまずは青春ブタ野郎シリーズの概要、映画の作品情報などについて紹介していきます！

まずは、青春ブタ野郎シリーズの原作情報について紹介していきます！青春ブタ野郎シリーズは鴨志田一によるライトノベルが原作になっています。イラストは鴨志田一の大ヒット作である前作「さくら荘のペットな彼女」を担当していた溝口ケージさんが担当しているようです。そんな青春ブタ野郎シリーズは電撃文庫より刊行されており2019年9月現在9巻まで発売中で、映画公開によりさらに話題になっています。

次に、青春ブタ野郎シリーズののアニメ情報を紹介していきます。青春ブタ野郎シリーズのアニメは2018年10月より12月まで「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」のタイトルで放送されていました。アニメ版の内容としては原作第1巻から第6巻の序盤のシーンまでになっています。さらに、アニメではそのエピソードのメインヒロインが歌うED主題歌「不可思議のカルテ」が話題になりました。

次に、この記事で紹介していく劇場版「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」の概要について紹介していきます。劇場版青春ブタ野郎は2019年6月15日に劇場公開が開始されました。アニプレックスの配給により当初は全国31スクリーン規模で公開されましたが、映画の大ヒットから7月から9月にかけて順次全国での拡大上映が予定されています。

次に、劇場版「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」の予告編動画を紹介していきます。子の予告編動画は「本予告」になるため、約2分間少し長いバージョンのものになっています。劇場版「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」の見どころが詰まった予告編動画になっているため、原作を知っている人も知らない人もグッとくる映像だと話題になっています。

ここからは、アニメ映画「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」のあらすじをネタバレ紹介していきます！そして、あらすじを紹介する前にアニメ映画「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」のキーパーソンになる牧之原翔子についてもおさらいしていきますので、あらすじと合わせてご覧ください！

牧之原翔子。彼女は咲太にとって特別な存在でした。妹の花楓が記憶を失ってしまいそのことに咲太が参っているとき、海辺で出会い励ましてくれた高校生のお姉さんが「牧之原翔子」でした。中学生の咲太は初恋の人である「牧之原翔子」が通っていた峯ヶ原高校に進学することを決意します。そして、見事峯ヶ原高校に合格し進学した咲太は、そこで牧之原翔子を探します。

しかし、牧之原翔子はいませんでした。卒業していたわけでも転校していたわけでもありません。最初から牧之原翔子という人間が峯ヶ原高校に在籍していた記録がなかったのです。疑問に思う咲太でしたが、それ以上牧之原翔子を探すことはできませんでした。そして、その後咲太は再び牧之原翔子と出会うことになります。それが中学生の牧之原翔子でした。

中学生の牧之原翔子は咲太の知っている牧之原翔子にそっくりでしたが、咲太のことを覚えているわけもなく、さらに姉や親戚にそれらしき人物もいませんでした。さらに、今度は咲太の前に大学生の牧之原翔子も現れます。大学生の牧之原翔子は、咲太のことを覚えていました。二人は別人なのでしょうか？その謎がアニメ映画青春ブタ野郎で解き明かされていきますので、次項のあらすじでネタバレ紹介していきます。

高校2年生の冬、梓川咲太の自宅に大学生の牧之原翔子がやってきます。そして、その日からどういうわけか大学生の牧之原翔子との同棲生活が始まります。そして、咲太の彼女である桜島麻衣は翔子との同棲生活を知り、二人はすれ違ってしまいます。しかし、大学生の牧之原翔子から事情を聞いた麻衣は一応納得します。大学生の牧之原翔子は自身のことを「幼い翔子の大人になりたかった願望が生み出したもの」だと説明します。

実は、中学生の牧之原翔子は心臓の病気を患っており、ドナーが現れなければ中学卒業まで生きられるかどうかわからない状態だったのです。しかし、その説明だけでは不十分な部分も多く咲太たちは悩みます。そうこうしているうちに、入院していた中学生の牧之原翔子の容態は悪化していきます。

中学生翔子の容態の悪化とともに、咲太の胸の傷も悪化して意識を失ってしまいます。咲太は今まで自分の胸の傷について「妹を救えなかった後悔」による思春期症候群だと思っていました。しかし、実は咲太の胸の傷はそれが原因だったのではなく、牧之原翔子の思春期症候群が大きく関係していたのです。咲太の前に現れた大学生の牧之原翔子の正体、それは「未来からきた牧之原翔子」でした。

実は、大学生の牧之原翔子は咲太を救うために未来からやってきたのです。咲太は麻衣とのデートの日に交通事故に遭い死んでしまいます。そして咲太の心臓は牧之原翔子に移植され、牧之原翔子は大人になれる体になります。しかし、大人になった牧之原翔子の未来に咲太はいません。そのため、牧之原翔子は自分よりも咲太を助けたいと願い、思春期症候群を発症。過去にやってきたのです。

この事実により、咲太の胸の傷も説明がつきます。咲太に胸の傷が出現するのはいつも大学生の牧之原翔子が現れたタイミングでした。大学生の牧之原翔子には、未来の咲太の心臓が移植されています。同じ時間軸に同一人物の心臓が二つ存在することはありえません。そのため、その矛盾による歪みが「咲太の胸の傷」という形で現れたのではないかといわれています。

その真実を知った咲太は、牧之原翔子の命を助けるために自らを犠牲にすることを選びます。交通事故に遭うと知っていながら、咲太は運命の日にデートの待ち合わせ場所へ向かいます。そして、咲太に迫るトラック。死を覚悟した咲太を突き飛ばしたのは、桜島麻衣でした。麻衣は咲太の代わりに死んでしまいます。そして、麻衣のいなくなった世界で咲太は絶望します。そんな咲太の前に、再び大学生の牧之原翔子が現れます。

このときの大学生牧之原翔子の心臓は、桜島麻衣のものです。咲太の命を救えたのに、再び大学生の牧之原翔子が現れた理由、それは咲太の心を救うためでした。たとえ自分がこの世にいなくなったとしても、咲太には笑っていてほしい、それが牧之原翔子の願いでした。咲太は葛藤します。もし麻衣と自分の命を救えば、牧之原翔子は死んでしまいます。

最初のように自分の命を犠牲しようとすれば、絶対に麻衣が自分の身を犠牲にするでしょう。咲太はもう二度と麻衣を目の前で失いたくありませんでした。そんな咲太の背中を押したのは、牧之原翔子でした。咲太は麻衣を救うため、事故がある日に戻ります。

しかし、過去に戻った咲太はかつてのバニーガール先輩のように「他人に認識されない」という状況に陥ります。この時間軸に未来の咲太の存在が確定していないためのようです。そのため、咲太はウサギの着ぐるみを着て誰かに気づいてもらい、存在を確定させようとします。しかし、誰にも気づいてもらえず困り果てる咲太。そんな咲太を救ったのは、古賀朋絵でした。

古賀朋絵によって、この時間軸に存在できることになった咲太はまず麻衣の元へ向かいます。麻衣が事故現場に行かないように説得するためです。しかし、咲太は麻衣を見た瞬間涙で何も言えなくなってしまいます。麻衣はそんな咲太を見て、全てを理解します。これから自分がしようとしていたことと、その結果を。麻衣に抱きしめられた咲太は、元気をもらい今度は事故現場へと向かいます。過去の自分を助けるために。

咲太はウサギの着ぐるみを来たまま、過去の自分を突き飛ばします。その瞬間、2人の咲太は融合し一つになりました。こうして、咲太は麻衣と自分の命を救うことに成功したのでした。

咲太は麻衣がいる当たり前の日常に幸せを噛みしめていました。しかし、一方で咲太は牧之原翔子の死に心を痛めていました。そこで、牧之原翔子は考えます。「最初から出会わなければ咲太を苦しめることはなかったのに」と。牧之原翔子は再び過去を変えることにしました。咲太と最初から出会わない未来に。こうして、咲太は牧之原翔子の存在を知らないまま、麻衣と幸せな毎日を過ごします。

しかし、咲太の記憶には「夢」という形でわずかに牧之原翔子の存在が残っていました。咲太はある日麻衣と一緒に七里ヶ浜へと出かけます。そこには、両親と楽しそうに笑う少女がいました。その少女とすれ違う瞬間、咲太は彼女の名前を呼びます。「牧之原さん！」と。呼ばれた少女は振り返り答えます。「はい！咲太さん」と。

ここまで劇場版「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」のあらすじをネタバレ紹介してきましたが、ここからは劇場版「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」の見どころについてネタバレしていきます！見どころとともに、疑問点についても簡単に解説していきますのでぜひご覧ください！

最初に紹介するアニメ映画青春ブタ野郎の見どころは「声優の演技」です。アニメ映画青春ブタ野郎には、アニメ版の豪華な声優陣が続投しています。梓川咲太役の石川界人さんや、桜島麻衣役の瀬戸麻沙美さんの演技も見どころですが、特に注目されているのが牧之原翔子役の水瀬いのりさんです。

牧之原翔子は劇場版青春ブタ野郎のキーパーソンであるうえに、中学生の牧之原翔子、大学生の牧之原翔子など色々な牧之原翔子が登場します。同一人物でありながら、年代の違う牧之原翔子を見事に演じ分けている水瀬いのりさんが凄いという感想も多く挙がっています。

次に紹介するアニメ映画青春ブタ野郎の見どころは「リアルな描写」です。特に、桜島麻衣が咲太を庇い交通事故で死んでしまうシーンはリアルに描写されていると話題になりました。周囲の人物の悲鳴や、咲太の絶望した表情などが丁寧に描かれており、トラウマになるシーンだという感想も多くあがっています。

次に紹介するアニメ映画青春ブタ野郎の見どころは「なぜ牧之原翔子が助かったのか」という謎です。ラストでは翔子が咲太と出会わない未来に変えた後に、七里ヶ浜で再会します。咲太と麻衣が生きている未来では、翔子が死ぬという設定でした。では、なぜ咲太と麻衣に出会わない未来にしたのに翔子は生きていたのでしょうか？

その理由は、麻衣が心臓病の女の子を題材にした映画の主演を務め、その映画が大ヒットしたからだと原作小説で明かされています。映画が大ヒットし、心臓病のドナー登録者が増え牧之原翔子の心臓のドナーも見つけることができたというのが真相のようです。このように、アニメ映画青春ブタ野郎を見ただけではわからない謎もあるため、映画を観た後は原作小説も読んでみると面白いかもしれません。

ここからは、劇場版「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」と原作小説の違いについてネタバレ紹介していきます！劇場版青春ブタ野郎の原作小説は「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」と「青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない」というタイトルで、2巻分の内容を凝縮した内容になっています。そのため、尺の都合で原作小説の内容をカットした部分も多く存在するようです。

劇場版「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」と原作小説の違い一つ目は「梓川翔子の存在」です。梓川翔子とは、桜島麻衣が交通事故で死んでしまった未来で麻衣の心臓を移植した牧之原翔子のことです。麻衣がいなくなった世界では、咲太は翔子と結婚するようです。原作小説では、その未来が示唆されています。しかし、劇場版ではそのような描写はほとんどないようです。

劇場版「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」と原作小説の違い二つ目は「麻衣の母親」です。原作小説では、桜島麻衣が自らの命を犠牲にし咲太の命を救った後の場面で、麻衣の母親が取り乱している様子がしっかりと描かれています。麻衣の母親は「麻衣を返して」と悲痛な叫びをあげながら、咲太のことを何度も殴ります。悲惨な現実が描かれるシーンですが、劇場版青春ブタ野郎ではカットされています。

劇場版「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」と原作小説の違い三つ目は「咲太の父と麻衣の会話」です。原作小説には咲太が麻衣と過去の自分を救った世界で、麻衣と咲太の父が対面するシーンがあります。麻衣と咲太の父が顔を合わせるのはこれが初めてというわけではありませんでしたが、ちゃんと挨拶をするのはこれが初めてでした。

咲太の父はいつもテレビで見ている女優の桜島麻衣が目の前にいることにとても緊張しており、麻衣の方も初めて彼氏の父親に挨拶をするということで緊張していました。このように、二人の緊張が伝わってくる名シーンになっていますが、劇場版青春ブタ野郎では物語に直接的なつながりがないことからカットされているようです。

次に、劇場版「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」の残念な点について紹介していきます！あらすじの紹介や見どころでは触れていない残念だといわれている点について紹介していきますので、ぜひご覧ください！

まず一つ目の残念だといわれているところは「尺が足りず駆け足」になったところです。原作小説2巻分の濃い内容を約2時間の映画に収めているため、駆け足気味になるのは仕方のないことなのかもしれません。しかし、原作小説を読んでいるファンにとっては名シーンが多くカットされていることに不満を感じた人も少なくなかったようで、原作との違いに関する感想も多くありました。

二つ目の残念だといわれているところは「3人の物語になった」ところです。3人というのは、メインとなる梓川咲太、桜島麻衣、牧之原翔子のことです。劇場版青春ブタ野郎は基本的にこの3人が主軸となって物語が進みます。しかし、原作小説ではこの3人以外の活躍もしっかりと描かれています。特に、双葉理央は麻衣の死に絶望している咲太を介抱したり、麻衣を助けようとする咲太が双葉理央の元を訪れたりするシーンがあります。

しかし、原作でこれだけ登場する双葉理央のシーンは劇場版青春ブタ野郎ではほとんどカットされています。尺の都合上仕方ないのかもしれませんが、これにより完全に梓川咲太、桜島麻衣、牧之原翔子の3人の物語になってしまっています。原作では、この3人の周囲の人物のこともしっかりと描かれているため残念だという感想も多くありました。

ここまでアニメ映画青春ブタ野郎のあらすじや見どころなどを紹介してきましたが、最後にアニメ映画「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」を見た人も感想や評価を紹介していきます！アニメ映画青春ブタ野郎に関しては上記の感想のように、「泣ける」「感動する」という感想が多くありました。しかも、約2時間の映画の中で1回だけではなく2回、3回泣いたという感想も多くありました。

上記の感想は、原作とアニメ映画青春ブタ野郎を比較した感想です。原作を知っているファンからも、アニメ映画青春ブタ野郎が良かったという感想も多くありました。残念ながら原作のシーンをカットしている部分も多いようですが、それでも2時間の中に綺麗に収めていて良くできていたという感想も多いようです。

また、アニメ映画青春ブタ野郎は内容が少し難しくなっているため、アニメだけを見ている人にはわかりづらいという感想もあるようです。そのため、気になる方はアニメ映画を観た後に原作小説を読むと補完になりおすすめだといわれているようです。

また、上記の感想のように音楽や声優の演技に至るまで全てにおいて素晴らしかったという感想もありました。さらに、劇場版青春ブタ野郎は大ヒットにより上映館が大幅に増え、全国各地で鑑賞することができるようになったことに歓喜する人も多かったようです。

この記事ではアニメ映画「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」のあらすじや見どころについてネタバレ紹介してきましたが、いかがだったでしょうか？アニメ映画青春ブタ野郎には、この記事だけでは紹介しきれなかった魅力がまだまだたくさんあります。そのため、まだ観ていないという方がいましたら、ぜひ劇場でご覧になってみてください！さらに、原作小説の方も合わせてチェックしてみると面白いかもしれません。