【青ブタ】牧之原翔子が高校生の姿で中学生咲太に会えた理由は？彼女の正体を考察

この記事では青ブタの牧之原翔子が高校生の姿で中学生咲太に会えた理由や、牧之原翔子の正体について紹介していきますが、その前にまずは青ブタがどんな作品なのかを順を追って簡単に紹介していきます！

まずは、青ブタの原作情報について紹介していきます。青春ブタ野郎（略して青ブタ）シリーズは、鴨志田一によるライトノベルで2014年より電撃文庫のレーベルで発売されています。原作者の鴨志田一は、大人気の前作『さくら荘のペットな彼女』の原作者でもあります。また、青ブタのイラスト担当も『さくら荘のペットな彼女』に引き続き溝口ケージが担当しています。

次に、青ブタのアニメ情報について紹介していきます。青ブタのアニメは「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」のタイトルで2018年10月から放送されました。アニメの内容としては、原作1巻～5巻、6巻の序盤に当たります。主人公・梓川咲太の声優は石川界人、メインヒロイン・桜島麻衣の声優は瀬戸麻沙美など、その他豪華な声優陣が担当しています。

次に、青ブタのあらすじについて簡単に紹介していきます。青ブタは「思春期症候群」と呼ばれる少年少女たちが抱える悩みによって生み出された不可思議な現象に主人公の咲太をはじめとするヒロインたちが立ち向かっていく物語です。物語は桜島麻衣の思春期症候群から始まり、古賀朋絵や双葉理央、梓川かえでなどの思春期症候群との戦いが描かれます。

そして、物語の当初から主人公の咲太がずっと抱えていた「胸の傷」の問題、そして度々登場していた謎の人物・牧之原翔子の正体についても解き明かされていきます。次項からは、そんな牧之原翔子の謎や正体について紹介していきます。

それでは、早速本題に入っていきます。牧之原翔子は主人公の梓川咲太の初恋の人で、青ブタでは高校2年生の牧之原翔子と中学1年生の牧之原翔子、大学生の牧之原翔子などが登場します。一体どういうことなのか、牧之原翔子が高校生の姿で中学生咲太に会えた理由を中心に、牧之原翔子の正体についてネタバレ解説していきます。

また、青ブタの牧之原翔子の正体や謎については様々な説や見方が存在しますが、この記事で紹介していくのは牧之原翔子について一般的によくいわれている一つの見方になります。詳細については青ブタの原作をご確認ください。

まず最初に、中学生牧之原翔子と咲太の出会いについてネタバレ解説していきます。中学生牧之原翔子と咲太の出会いは、青ブタのアニメ6話の出来事でした。雨の日に捨て猫を見つけて家に連れていこうか迷っていた中学生牧之原翔子に、咲太と桜島麻衣が話しかけたことがきっかけとなります。

この時点で咲太は自分が中学生の時に出会った初恋の人・高校生牧之原翔子とそっくりの少女で、同姓同名であることに気づきます。しかし、当の中学生牧之原翔子は咲太とは初対面のようでした。

次に、高校生の牧之原翔子と中学生咲太の出会いについてネタバレ解説していきます。中学3年生の咲太は妹のかえでのことで悩んでいました。その時に浜辺で出会ったのが高校生の牧之原翔子です。彼女は落ち込んでいる咲太に「ありがとう、頑張ったね、大好き」「人は、やさしくなるために生きている」など様々な言葉をかけて励まし、今後の咲太の人生観を変えるほど多大な影響を与え、咲太の初恋の人になったのでした。

そして、中学3年生だった咲太は牧之原翔子のことを追いかけて県立峰ヶ原高等学校に入学することを決めます。しかし、入学した後咲太は在学しているはずの牧之原翔子を探しますが、彼女には出会えませんでした。それどころか、在籍していた記録も残っていませんでした。一体どういうことなのかそ、牧之原翔子の正体とは一体何なのかその時の咲太にはわからず、彼女のことは胸にしまい桜島麻衣先輩と交際することになります。

その後、高校生の咲太の元に大学生牧之原翔子が現れるようになります。この時、中学生牧之原翔子も存在していますが、二人が同時に登場することはありません。ちなみに、中学生牧之原翔子はこの現象を「時々大きくなる」と説明しています。では、大学生牧之原翔子が咲太に会う目的・そして大学生牧之原翔子の正体とは一体何なのでしょうか？

結論から言うと、大学生牧之原翔子の正体は未来人だといわれています。彼女は、事故に遭って死んでしまう咲太の命を救うために未来からきていたのではないかといわれています。ただ、大学生牧之原翔子の正体はただの未来人ではなく、他にも複雑な事情を抱えているためそのことについては後述していきます。

実は牧之原翔子は重い心臓病を抱えており、心臓を移植しないと長く生きられない（高校生になれない）体でした。そのため、青ブタアニメ11話では「最近、翔子ちゃんが来ないな」と咲太が言っていますが、この時中学生牧之原翔子は心臓病が悪化して入院していたのです。そのことを知った咲太は、中学生牧之原翔子が入院している病院に毎日通って、彼女を励ますようになります。

この時に咲太は、かつて高校生牧之原翔子に言われていた言葉「人は、やさしくなるために生きている」などと言って励まし続けます。そして、そんな優しい咲太に中学生牧之原翔子は惚れてしまうのです。

その後、本当は高校生になる前に病気で死んでしまうはずだった中学生牧之原翔子は助かり、高校生になることができます。その理由は、心臓移植のドナーが見つかり手術ができたからです。しかし、そのドナーの相手は他ならぬ咲太だったのです。咲太はクリスマスイブの日に桜島麻衣とのデートの待ち合わせ場所で交通事故に遭って死んでしまい、心臓の提供者になったのでした。

では、なぜ高校生の牧之原翔子は中学生咲太に会うことができたのでしょうか？咲太が死に、その心臓が自分に移植されていた事実を知った高校生牧之原翔子は、大好きな咲太がいない世界を生きていきたくないと、咲太を助けたいと強く願うのでした。そうした結果、高校生牧之原翔子はタイムスリップし、当時中学生だった咲太に浜辺で会うことができたのです。

また、その際に妹のことで落ち込んでいた咲太に高校生牧之原翔子は「ありがとう、頑張ったね、大好き」「人はやさしくなるために生きている」などと言って励まします。この言葉は、自分が入院していた時に咲太が言っていた言葉でした。

ここまでは牧之原翔子が高校生の姿で中学生咲太に会えた理由など一連の出来事に沿って解説してきましたが、ここからはもう少し掘り下げながら牧之原翔子の正体について考察していきます。また、青ブタの牧之原翔子の正体や謎については様々な説や見方が存在しますが、この記事で紹介していくのは牧之原翔子について一般的によくいわれている一つの見方になります。詳細については青ブタの原作をご確認ください。

咲太は、中学生牧之原翔子と大学生牧之原翔子の性格がかなり異なることに疑問を持っていました。大学生牧之原翔子の方がかなりふてぶてしい性格だと咲太は感じていたようです。この疑問に対して、理央はある一つの推測を立てます。理央は「ウラシマ効果（下記の引用参照）」の理論を用いて説明しています。

中学生牧之原翔子はこのまま成長すれば自分は死んでしまうと考え、だからこそ成長しなければいいと願った結果中学生牧之原翔子のいる世界（高校生咲太がいる時間軸）は、スローモーションのようになりました。また、その結果として中学生咲太の心を救った高校生牧之原翔子がいる世界では、時間が早く進んでおり牧之原翔子も大学生になっているのだといわれています。

また、この二つの世界は実は混じりあっており、何らかの偶然で大学生牧之原翔子の存在に気付くことができたのではないかと理央は推測しています。そして、咲太が疑問に思っていた中学生牧之原翔子と大学生牧之原翔子の性格が異なっていることについては、心臓の提供者の影響の可能性が高いといわれています。つまり、ドナーとなった咲太が影響して、ふてぶてしい性格の大学生牧之原翔子になったのではないかといわれています。

次に、「咲太の胸の傷」の謎について考察していきます。咲太は自分の胸にある不思議な3本の傷跡を、妹を救えなかった罪悪感などからできた傷だと思い込んでいました。しかし、実際にはその傷跡には牧之原翔子が大きく関係していました。実は、咲太の胸の傷はこの世に二つ存在する筈のない咲太の心臓が同じ世界にある矛盾から生まれた傷だったのです。

咲太の心臓は牧之原翔子に移植され、大学生牧之原翔子の心臓は咲太の心臓です。咲太の心臓を有したまま、生きている咲太と接触したため矛盾が生まれていたのです。その証拠に、3本の傷跡ができたタイミングはいずれも牧之原翔子が登場したタイミングと一致していました。

ここまで牧之原翔子の正体や謎について紹介してきましたが、では咲太の命を救おうとする牧之原翔子の願いは叶うのでしょうか？ここからは、牧之原翔子と咲太が迎える結末についてネタバレ紹介していきます。

咲太の心臓を移植され命が助かった牧之原翔子は、咲太が事故に遭わない未来を望みます。そして、咲太が事故に遭わないように大学生牧之原翔子は行動します。しかし、そのことに気づいた咲太は自分が死ぬことで牧之原翔子を助けようと行動します。お互いがお互いの未来のために、自分を犠牲にしようと行動するのです。

大学生牧之原翔子は咲太が事故に遭う場所に行かないように仕向けますが、その思惑に気づいた咲太は自ら事故に遭う場所へと向かってしまいます。そして、牧之原翔子の未来のために自ら犠牲になろうとする咲太でしたが、咲太は桜島麻衣に助けられます。その結果、咲太の代わりに桜島麻衣が事故に遭い死んでしまったのでした。

桜島麻衣のいない世界で、咲太は悲しみに暮れます。失って改めて自分にとって桜島麻衣という存在がどれほど大きかったのか、咲太は身をもって知ることとなったのでした。桜島麻衣の死という現実から目を背けている咲太の前に、大人になった牧之原翔子が現れます。牧之原翔子は桜島麻衣の心臓を移植されて生きていたのです。

しかしながら、ここである一つの疑問が浮かびます。中学生牧之原翔子に心臓が移植されたのなら、牧之原翔子の思春期症候群は治っているはずで、大人の牧之原翔子が存在することはありえないのではないかと。その答えは、現在の咲太が思春期症候群を発症して「未来の咲太」になっていたためでした。つまり、咲太は事故の瞬間が永遠に来なければいいと願ったために牧之原翔子と同じような思春期症候群に陥っていたのです。

そして、現在の咲太はまだ事故に遭っていません。桜島麻衣も生きています。咲太は目の前の牧之原翔子に背中を押され、最愛の人を助けるために行動することを決めます。しかし、桜島麻衣と現在の自分を助ければ牧之原翔子は助かりません。どう足掻いても、どちらかしか助けることはできません。そんな現実に直面しながら、咲太は桜島麻衣との未来を選択します。

しかし、現実はそう甘くはありませんでした。現在の時間軸に来た「未来の咲太」でしたが、現在の咲太と未来の咲太が同時に世界に存在しているため、誰からも認識されないという事態に陥ります。誰からも観測されなければ、この時間軸に存在していることになりません。この状況は、最初の頃にバニーガール姿で街を歩いていた桜島麻衣と同じような状況です。

そこで、咲太はあの時の桜島麻衣と同じようにウサギの着ぐるみを身に着けます。なんとか誰かに気づいてもらえないかとその場で飛び跳ねる咲太。そんな咲太に気づいてくれたのは、古賀でした。古賀によって、この時間軸に存在していることが確定した未来の咲太は、現在の咲太に電話をかけ状況を説明し説得を試みます。しかし、現在の咲太は桜島麻衣が犠牲になるのなら自分が犠牲になると考えていました。

また、咲太は桜島麻衣の元にも向かいます。そして、桜島麻衣に事情を説明し事故現場にはいかないようにと説得を試みます。さらに、咲太は本当ならもう二度と会えなかった筈の桜島麻衣に「ぼろぼろになって帰ってきた自分を抱きしめてください」とお願いするのでした。こうして、咲太は現在の自分を救うため事故現場へと向かいます。

未来の咲太はウサギの着ぐるみを頭まで被ります。現在の咲太には中身が未来の咲太だとわからない（認識されない）ため、咲太が二人存在しないことになります。そして、運命の瞬間。未来の咲太が事故に遭いそうになっている現在の咲太を押し飛ばして助けます。また、その瞬間思春期症候群によって分かれていた咲太は一つに戻ったのでした。こうして、咲太と桜島麻衣の命は助かります。

咲太はこれまでの日常に戻り小さな幸せをかみしめながら、牧之原翔子の命を犠牲にしたことに罪悪感を抱いていました。しかし、12月31日。咲太に牧之原翔子の母から連絡が入ります。ICUにいる娘に会ってほしいと。実は、牧之原翔子は小学4年生の時に既に未来が来るのを拒絶していました。そして、牧之原翔子はこれ以上咲太を苦しめたくないと「現在」の小学4年生の時に戻ります。

そして、小学4年生の牧之原翔子は「咲太と出会わない未来」を選ぶのでした。最初から咲太に出会わなければ咲太を死なせることも、咲太に罪悪感を抱かせることなかったのだと牧之原翔子は考えたのです。当時の彼女が書いていた将来スケジュール帳には新たな言葉が刻まれました。「ありがとう、頑張ったね、大好き。やさしい人になりたい」と。

その後、咲太はこれまで通りの日常を過ごしていました。ただ、これまでと違うのは桜島麻衣が主演を務めた心臓病の少女の映画が大ヒットし、心臓移植について世間の関心が変わったことでした。その結果、ドナーも増えて牧之原翔子は心臓移植を受けることができ、助かることができました。

咲太の記憶に関しては、翔子との出会いは夢という形で確かに残っていました。ラストの海辺のシーンで咲太は中学生の少女を連れた親子連れとすれ違います。咲太は思わず牧之原翔子に声をかけ、彼女もまた元気に咲太に挨拶を返すのでした。

ここからは、青ブタ映画の情報について紹介していきます！実は青ブタの映画化が決定し話題になっています。映画の題名は「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」で、内容としては原作の「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」と青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない」までになるといわれています。

つまり、この記事で紹介してきた牧之原翔子さんがヒロインで映画化されるということになります。ちなみに、監督は「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦」の増井壮一で、脚本は「劇場版 Free! Take Your Marks」の横谷昌宏が担当。アニメーション制作は「PERSONA5 the Animation」のCloverWorksが行うといわれています。

次に、そんな青ブタの映画「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」の予告編動画を紹介していきます。上記の動画は特報の動画で、少し短いバージョンになります。

また、上記の動画は本予告の動画になるため、約2分間の少し長いバージョンの動画になります。どちらの動画も、ストーリーを知っているファンからすると見るだけで泣けると話題になっています。

では、そんな青ブタ映画「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」の公開日はいつになるのでしょうか？「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」の公開日は2019年6月15日ということで決定しています。また、上映館については「新宿バルト9」「大阪 梅田ブルク7」他全国各地で上映される（上映のない県もあり）ことが公式サイトで発表されているため、よくご確認の上劇場に足を運んでみてください。

この記事では牧之原翔子の正体や謎について紹介してきましたが、ここからは牧之原翔子に関するネット上の感想や評価を紹介していきます。上記の感想は、牧之原翔子のセリフがとても良いという感想です。牧之原翔子のセリフは深いものが多く、さらに咲太とのつながりを示す重要な伏線にもなっているため注目してみるとさらに面白いかもしれません。

また、上記の感想は牧之原翔子と桜島麻衣どちらも最高のヒロインだという感想です。どちらも、咲太にとってはなくてはならない存在であり、二人の思いが切なくて泣けるという感想もありました。

上記の感想は牧之原翔子が可愛いという感想です。映画での牧之原翔子のビジュアルも発表され、その可愛さが話題になりました。

また、上記の感想は青ブタの映画が牧之原翔子メインだと知り期待する感想です。上記のように、青ブタの映画を心待ちにしているファンが多くいるようです。

また、上記の感想のように青ブタの映画の牧之原翔子の声を担当する水瀬いのりさんの演技が凄いという感想もありました。アニメ映画ではこのように原作とは違う魅力があるようです。さらに、映画での水瀬いのりさんをはじめとした声優陣の演技も必見です。

この記事では、牧之原翔子が高校生の姿で中学生咲太に会えた理由や、牧之原翔子の正体についてネタバレ紹介してきました。2019年6月15日にはこの記事でも紹介してきた牧之原翔子がヒロインとなった映画が公開されます。原作読破済みの方も、この記事を読んで牧之原翔子について初めて知ったという方もぜひこの機会に青ブタの映画を観てみてはいかがでしょうか？