【青ブタ】梓川花楓は思春期症候群？梓川かえでとの関係や消えた理由とは？

この記事では、青ブタの梓川花楓の思春期症候群などについてネタバレ紹介していきますが、その前に青ブタの作品情報屋梓川花楓のプロフィールを簡単に紹介していきますので、ぜひご覧ください！

まずは、青ブタの概要について紹介していきます！青ブタの原作は鴨志田一による電撃文庫から発行されているライトノベルが原作で、シリーズ累計発行部数は2019年6月の時点で150万部を突破している大人気作品です。青ブタの第1巻のタイトルは「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」で、その他のタイトルも「青春ブタ野郎は～」から始まっているため、略して「青ブタ」「青春ブタ野郎シリーズ」と呼ばれています。

また、青ブタのイラストは溝口ケージが担当しています。さらに、青ブタは2018年10月より「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」のタイトルでアニメ化され放送されました。そして、「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」というタイトルで2019年6月15日に劇場版が公開されました。興行収入は7月8日時点で約3.7億円を突破し、話題になっています。

次に、青ブタのあらすじについて紹介していきます。青ブタは「思春期症候群」と呼ばれる都市伝説のようなものに悩まされる少女たちと、それに巻き込まれる主人公・梓川咲太の物語です。梓川咲太が物語の最初に出会ったのは、バニーガール姿で街をうろつく桜島麻衣先輩でした。それから、咲太は麻衣をはじめとした様々な思春期症候群に巻き込まれていきます。

次に、青ブタの梓川花楓のプロフィールについて紹介していきます。梓川花楓は、主人公の梓川咲太の実の妹です。中学3年生ですが、過去のイジメが原因で不登校の引きこもりになってしまいました。また、パンダが大好きでパンダのパジャマを愛用しています。ちなみに誕生日は11月5日で、身長は162センチメートルだと公式プロフィールに記載されています。

青ブタのアニメ1話から登場している梓川かえで。実は、梓川かえでの本名は「梓川花楓」です。では、なぜ二通りの表記があるのでしょうか？その理由は梓川花楓に人格が二つあり、咲太が明確に別人として区別しているからです。ここからは、そんな梓川花楓の症状が思春期症候群なのか、解離性障害なのかについて考察していきます！

まずは、梓川花楓の症状について紹介していきます。梓川花楓は小学生までは何事もなく過ごしてきました。しかし、中学生になったときにクラスメイトからSNSで誹謗中傷されるなどのイジメに遭い、不登校になってしまいました。そして、梓川花楓に異変が起こります。自分に対する誹謗中傷を見ると体に傷ができてしまうという現象です。心の傷がそのまま体に現れたようになります。

そして、病院で診てもらった次の日。梓川花楓から咲太などの家族の記憶は全て失われていました。それだけではなく、自分自身の名前や友人のこと、今いる場所などこれまで花楓として生きてきた記憶の全てを忘れていました。そして、何もかもを忘れた梓川花楓のことを咲太は「梓川かえで」と呼ぶことにします。

体に傷ができてしまうという現象が起きた時点で、医者に診てもらった梓川花楓は「解離性障害」だと診断されます。では、解離性障害とはどんな病気なのでしょうか？今いちピンとこない方も多いかもしれませんので、解離性障害について簡単に紹介していきます。

解離性障害とは、上記のような症状のことを指します。解離性障害が起こる原因としては、自分の心や身体に強い負荷がかかったときに、無意識に自分をその痛みから守るために起こるようです。梓川花楓の場合は、イジメによるストレスから自分の心を守るために「解離性障害」になったのではないかと診断されます。さらに、「梓川かえで」という別人のような人格になったことは解離性同一性障害に当てはまるようです。

ただし、梓川花楓の症状と解離性障害の症状は異なる部分もあります。まず一つ目に「自分のいる場所まで忘れている」という点です。別人格になったときに元の人格の記憶を失っているというのは「解離性障害」と同じです。しかし、解離性障害はあくまで「痛みから自分を守る」ことが目的であるため、梓川花楓の苦痛の原因となったイジメと関係のないこと（居場所など）を忘れてしまうことは稀だといわれています。

また、もう一つの異なる部分は「自分への誹謗中傷を見ると体に傷ができる」という症状です。何も外的要因がないのに、体に傷ができるという現象は解離性障害では起こりません。ただ、近い症状としてストレスによって体に痛みが出るという症状はあるようです。しかし、この症状はあくまで「痛みが出る」だけで血が出るほどの外傷ができるわけではありません。

このような理由から梓川花楓は解離性障害ではなく、思春期症候群だったのではないかといわれています。解離性障害に限りなく近い思春期症候群です。解離性障害と「体に傷ができる」という思春期症候群が併発したという可能性もありますが、突然の梓川かえでの消失とともに症状が綺麗になくなっていることからその可能性は限りなく低いのではないかともいわれています。

ここからは梓川花楓と梓川かえでの関係や、梓川かえでが消えた理由について紹介していきます！さらに、梓川かえでが消えたその後について紹介していきますので、ぜひご覧ください！

まず最初に大前提として、梓川花楓と梓川かえでの関係についておさらいしていきます。梓川花楓と梓川かえでは同一人物です。梓川花楓が中学生の時にイジメが原因で、生まれた別人のような人格が「梓川かえで」です。梓川かえでは梓川花楓だったときの記憶は一つも共有していません。さらに、利き腕も左利きから右利きに変化しています。

このような梓川花楓の変化を両親は受け入れられませんでした。梓川かえでに対し「早く前の花楓に戻って」と言い続けますが、かえでには花楓のときの記憶がないためそれは自分自身を否定されるようなものでした。そんなかえでに咲太は「梓川花楓」ではなく「梓川かえで」という一人の人間として生きて行けばいいと言います。さらに、咲太はスマホを見ると怯えてしまうかえでのために、自分のスマホも海に捨ててしまいます。

このように、咲太は今の梓川花楓のことを「梓川かえで」として受け入れ愛することを心に決めていました。しかし、母親はどうしてもその現実を受け入れられずノイローゼになってしまいます。そのため父親は花楓のことを咲太に託し、母親を療養のために連れていきました。こうして、咲太と梓川かえでの二人きりの生活が始まったのでした。

梓川かえでという人格になってから、かえでは引きこもりになりました。しかし、兄の咲太の献身的な支えと桜島麻衣との出会いから、少しずつ前向きに頑張ろうとしはじめます。かえではノートに「今年の目標」と書き、「お兄ちゃん以外の人と電話する」「学校に行く」などの項目を書き加えます。そして、かえではその目標に一つずつ挑戦していきます。

そして、梓川かえでは「動物園でパンダを見る」という目標を叶え、最後の目標である「学校に行く」という項目も夜の学校に咲太と行くことで叶えることができました。しかし、その翌朝11月27日に目を覚ました咲太が見たのは「梓川かえで」ではなく「梓川花楓」でした。

11月27日に突然消えてしまった梓川かえで。あまりにも突然の出来事に、咲太だけでなく多くのファンが衝撃を受けたようです。では、なぜ梓川かえでは突然消えてしまったのでしょうか？その理由について青ブタの作中ではっきりと明言されているわけではありませんが、タイミング的にも梓川かえでが頑張って目標を達成したからではないかといわれています。

解離性同一障害の場合は、ずっと人格が解離したままということは稀でどこかのタイミングで突然元に戻るというケースが多いようです。解離性同一障害が治る理由は、精神的に安定し別人格で自己防衛をする必要がなくなった場合が多いといわれています。梓川花楓の場合も解離性同一障害の場合とほぼ同じだとすると、かえでが頑張ったことで精神的に成長し、かえでが必要なくなったのではないかといわれています。

しかし、梓川かえではもうすぐ自分が消えてしまうことを理解していたようです。かえでは、記憶をなくしてからの日々のことを日記に記していました。そして、かえでが書いていた日記には目標を立てた理由が「かえでが消えてしまう前に咲太と一緒に多くの思い出を作りたいから」だと記されていました。そのため、梓川かえでが消えた理由が「目標を達成したこと」だとは断定できません。

もしかしたら、最初から梓川かえでが消えて梓川花楓が戻る時期も決まっていたのかもしれません。どんな心の傷も時間とともに風化していく場合が多いように、梓川かえでの件も時間が解決していたという見方もあります。そのため、かえでも自分のタイムリミットに気づいており、「自分が消える前に咲太と多くの思い出を作りたい」という風に考えたのかもしれません。

次に、梓川かえでが消えた後の梓川花楓の行動について紹介していきます！梓川花楓には「梓川かえで」だった頃の記憶はありませんでした。そのため、梓川かえでとして生きていた2年間は彼女にとって空白の期間になってしまいます。しかし、花楓はかえでのことを咲太に聞いたりかえでが残した日記を読むことで、かえでが何を考えながら生活していたのかを知ります。

そのため、梓川花楓はかえでが願っていたことを叶えようと行動し始めます。その一つが咲太と同じ高校に通うことでした。しかし、花楓は2年間中学校に通っていなかったため勉強はかなり遅れています。そのため、咲太と同じ高校に行くためには並大抵ではない努力が必要になったのでした。かえでの想いを叶えるため、必死に受験勉強に励む梓川花楓。

こうして、花楓はなんとか峰ヶ原高校の受験の日を迎えます。努力の成果を存分に発揮しようとした花楓でしたが、体調不良により午後の試験と面接を受けられなくなってしまいます。そのため、本来なら花楓は不合格でした。しかし、定員割れになったため花楓は滑り込みでなんとか悲願の合格を手にすることになります。

そして、花楓はそのまま峰ヶ原高校に通うと思われていましたが、その後「スイートバレット」メンバーの広川卯月と出会ったことで花楓の考えは大きく変わります。花楓が自分なりにやりたいことを見つけ、峰ヶ原高校の進学を取りやめることにします。通信制の高校に進学することになった梓川花楓は、「梓川かえで」としてではなく「梓川花楓」として自分らしく生きていくことを決意するのでした。

ここからは、梓川かえでのかわいい魅力について紹介していきます！梓川かえでがいつも着ているパンダのパジャマや、梓川かえでが歌うED主題歌についても紹介していきますのでぜひご覧ください！

まず最初に紹介する梓川かえでの可愛い魅力は「ブラコン」です。梓川かえでは兄の咲太のことが大好きで、学校やバイトがある日には毎朝起こしにやってきます。さらに、かえではよく咲太のベッドに忍び込んで一緒に寝ていることもあります。このように、かえでには少し異常なほどの兄への愛があるようです。また、かえでは理想の妹になるために常に「お兄ちゃん大好きアピール」をしているようです。

しかし、このようなかえでの大好きアピールに対し兄の咲太はクールに接しています。もちろん咲太もかえでのことが大好きですが、女性として好きなわけではなくあくまで「妹」として愛しているからのようです。また、梓川花楓も兄の咲太のことが大好きなようです。かえでのように大好きアピールはしませんが、麻衣と咲太がイチャイチャしていると機嫌が悪くなったりと心の底では兄が大好きだという気持ちが表れています。

次に紹介する梓川かえでの可愛い魅力は「パンダ柄のパジャマ」です。梓川かえではパンダが大好きで、家にいるときは常にパンダ柄のパジャマを愛用していました。かえで愛用のパンダのパジャマは、パンダの耳がついたフードもついており、それを着たかえでがかわいいと話題になっています。さらに、そのパンダのパジャマを着たまま咲太から買ってもらったパンダのDVDを見るシーンもかわいいと人気のようです。

また、アマゾンなどでも梓川かえでが来ているパンダのパジャマが売っているようです。その再現度は非常に高く、まさに梓川かえで愛用のパンダのパジャマそのものだと話題になっています。気になる方はぜひ探してみてください！

次に紹介する梓川かえでの可愛い魅力は「臆病な性格」です。かえでは中学時代のイジメが原因なのか、兄以外の人物と接するのが苦手なようです。初めて桜島麻衣が咲太の家に来たときにも、かえでは扉の影からこっそり二人の様子を見たり、兄の後ろに隠れたりしていました。このように初対面の相手には怯えるところがかえでのかわいいところだといわれているようです。

しかし、一度打ち解けると人懐っこいところもあるようです。桜島麻衣にも最初は怯えていましたが、かわいい服を買ってきたり優しく接してくれる麻衣に対して心を許すようになり、「憧れのお姉さん」として慕うようになりました。

次に紹介する梓川花楓の可愛い魅力は、梓川花楓の歌うEDです。青ブタのアニメでは毎回そのエピソードのメインとなるヒロインの声優がED主題歌「不可思議のカルテ」を担当しています。梓川花楓がソロで歌うEDは、青ブタのアニメ11話と12話で登場しました。そんな梓川花楓のソロのED主題歌は、上記の動画になりますので、ぜひ視聴してみてください！

ここからは、青ブタで梓川花楓を演じている声優について紹介していきます。梓川花楓の声優は、久保ユリカさんです。久保ユリカさんは1989年5月19日生まれ、身長は163cm、血液型はA型、奈良県出身の声優です。久保ユリカさんはレプロ時代はファッションモデルとして活動していましたが、『ラブライブ！』の小泉花陽役で声優デビューし、声優ユニット・μ'sとしても活躍されています。

次に、梓川花楓の声優・久保ユリカさんが出演している代表的なアニメとキャラについて紹介していきます。久保ユリカさんの主な出演作品には「ラブライブ!（小泉花陽）」をはじめとして、「モンスター娘のいる日常（ティオニシア）」「少女終末旅行（ユーリ）」「citrus（桃木野姫子）」「グランベルム（林寧々）」「とある科学の一方通行（エステル＝ローゼンタール」などがあります。

最後に、青ブタの梓川花楓に関するネット上での感想や評価について紹介していきます！梓川花楓（梓川かえで）に関しては「かわいい」「大好き」だという感想が多くありました。また、上記のようにパンダのパジャマ姿がかわいいという感想も多くありました。

また、梓川かえでの思春期症候群のエピソードに関しては「泣ける」「感動する」という感想も多くありました。頑張るかえでの姿に胸を打たれ、突然元の「梓川花楓」に戻ってしまうシーンには衝撃を覚えたという人も少なくなかったようです。さらに、梓川花楓に戻ってしまった後に咲太が泣き叫ぶシーンでは見ていて痛々しいと感じた人も多かったようです。

また、かえでが「梓川花楓」に戻った後にやるせない思いを抱えている咲太に対して、翔子が読み上げる「かえでの日記」のシーンは何度見ても泣けるという感想もありました。かえでの想いは、多くの人も心に響いたようです。

また、上記の感想は梓川花楓の声優に関するツイートです。久保ユリカさんは、かえでと花楓の声を上手く演じ分けており、凄いと話題になっています。同じ人物ですが、性格が全く違うためその特徴を上手くつかめているところがさすが声優だといわれているようです。

この記事では青ブタの梓川花楓（梓川かえで）の思春期症候群や可愛い魅力について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか？梓川花楓が復活したことで、梓川かえでの人格は消えてしまいましたが、梓川かえでのことは咲太や麻衣だけではなく、青ブタファンの多くの人の心に残っており、これからもずっと生き続けていきます。

さらに、梓川かえでの想いを胸に梓川花楓は自分らしく前に進んでいこうと歩き出しました。花楓はこれからも青ブタの作中で活躍していきますので、これからも彼女の活躍を応援していきましょう！