2019年08月07日公開
2019年08月07日更新
十二大戦の寝住(ねずみ)の能力・願いをネタバレ!優勝できた理由とは?
「十二大戦」では、寝住(ねずみ)というキャラクターが登場します。寝住(ねずみ)は「十二大戦」で生き残り、優勝することができました。しかし寝住(ねずみ)自身はそこまで戦闘に有利な能力を持っていません。どうして優勝できたのかその理由や、優勝後どんな願いをしたのかネタバレを紹介します。また、寝住(ねずみ)の基本的なプロフィールや、アニメの声優などもまとめています。
目次
十二大戦の寝住(ねずみ)とは?
十二大戦の作品情報
「十二大戦」には寝住(ねずみ)というキャラクターが登場します。寝住(ねずみ)について詳しく紹介する前に、「十二大戦」のストーリーについて作品概要やあらすじを紹介します。
十二大戦の概要
「十二大戦」はJUMP j-BOOKSで2015年に刊行された小説です。著者は「物語シリーズ」で知られる西尾維新、イラストは「荒川アンダー ザ ブリッジ」で知られる中村光が担当しています。「十二大戦」はキャラクターデザイン先行で執筆されたのが特徴的で、話題にもなりました。また2017年にはアニメ化され、その後「十二大戦」とは別の世界線の話である「十二大戦対十二大戦」が刊行されています。
十二大戦のあらすじ
「十二大戦」のあらすじをネタバレすると、特殊な能力を持つ戦士達が集められて殺し合いを始めます。生き残った最後の一人は「たったひとつの願い」を叶える事ができるのです。「十二大戦」の戦士達は干支の名前を宿しており、それぞれに能力が異なります。十二人の生き残りをかけたバトルロイヤルが始まります。
寝住(ねずみ)のプロフィール
寝住(ねずみ)は「子」の戦士です。他人に対して無関心な態度をとっており、今どきの若者のような性格をしています。寝住(ねずみ)自身の能力もあり、どこか悟ったような考え方をしています。
寝住(ねずみ)は最年少で高校生
寝住(ねずみ)は十二戦士の中でも最年少の高校生です。銀髪が特徴的で、高校での成績は悪くは無いのですが頭がいいというわけではありません。身体能力や戦士としての能力も強くはありません。高校生活では孤立気味ですが、元々の性格もあるため周りと関わろうとはしていません。クラスの中でもいじめられているわけではなく、気にかけてくれる同級生もいます。
十二大戦の寝住(ねずみ)の能力や願いネタバレ
寝住(ねずみ)の能力
寝住(ねずみ)の能力は強力なものではありませんが、「十二大戦」では優勝することができました。寝住(ねずみ)の能力はどんなものなのか、ここでは具体的な能力や副作用などを紹介します。
寝住(ねずみ)の既視感
「十二大戦」に登場する戦士の中には、寝住(ねずみ)をどこかで見たことがある気がすると感じているキャラクターがいました。これは寝住(ねずみ)の能力である「ねずみさん(ハンドレッド・クリック)」によって、あらゆる分岐を見ることで自分だけでなく相手にも影響するため、初対面でも既視感を感じるのです。
能力はねずみさん(ハンドレッド・クリック)
寝住(ねずみ)の能力は「ねずみさん(ハンドレッド・クリック)」といいます。100通りの分岐を一度に見る事ができ、自分が違った行動でどうなってしまうかが分かる力です。その分岐の中から「確定」をすると、自分の行動を選択することができます。もし100通りの分岐に自分が選択できるものがない場合は、その物事の前提を変えてしまうことで101番目の分岐を見ることができます。
能力の副作用
寝住(ねずみ)の能力は副作用があります。100通りもの分岐を見ると疲れて眠くなってしまうのです。これは100通り見た分の疲労と苦痛、精神的な恐怖などが蓄積されるからです。ドゥデキャプルに「圧勝だったのですね」と言われた時は、「簡単に言ってくれるぜ」と心の中で悪態をついていました。
寝住(ねずみ)の願い
「十二大戦」で優勝した暁には、「たったひとつの願い」を叶える事ができます。寝住(ねずみ)の願いをネタバレすると、そもそも叶えたい願いというものがありませんでした。作中では夢や希望など考えたこともないと本人も語っているほどです。そこで寝住(ねずみ)は100通りの願いの分岐を見ることにしました。
戦士達や学校の同級生にも聞いたりしてみましたが、どれもデメリットまで考えてしまい、願いを決めることができませんでした。結局寝住(ねずみ)は、ドゥデキャプルに「忘れさせてくれ」と願いました。こうして寝住(ねずみ)は、願いを叶える権利を持っているということを「たったひとつの願い」によって忘れることができました。
十二大戦の寝住(ねずみ)が優勝できた理由
優勝者は寝住(ねずみ)
「十二大戦」の優勝者をネタバレすると、その優勝者は寝住(ねずみ)でした。寝住(ねずみ)は失井(うしい)と憂城(うさぎ)の隙をついて、必爺(ひつじ)の爆弾を使って二人を殺害し、優勝しました。
寝住(ねずみ)が優秀できた理由
「十二大戦」には肉弾戦に強いものや、戦闘に有利な能力者が多数いました。その中で、寝住(ねずみ)は最も戦闘向きの能力ではありませんでした。しかし、この能力こそが優勝の要ともなっています。寝住(ねずみ)は100通りの分岐から、自分が生き残ることができるルートを見つけ出し、戦術を編み出しました。
しかし大戦後のインタビューをネタバレすると、寝住(ねずみ)はこの優勝はまぐれで、この戦術が成功した影には砂粒(しゃりゅう)の協力もあってのことだったと語っています。ちなみに願いを考える場面では、一度砂粒(しゃりゅう)を生き返らせるという願いも考えていました。しかし、それで生き返ったとしても本人は望まないだろうと思い、生き返らせることはしませんでした。
十二大戦の寝住(ねずみ)の声優
堀江瞬のプロフィール
「十二大戦」で寝住(ねずみ)役を演じたのは堀江瞬です。堀江瞬はプロ・フィットに所属する声優です。2017年にテレビアニメで初めて主演を務め、2018年には第12回声優アワードで新人男優賞を受賞しました。現在ではアニメ作品だけでなく、ラジオやナレーション、ゲーム、舞台など幅広く活躍されています。
堀江瞬の主な出演作品
堀江瞬の出演作品には、「アイドルマスター SideM」のピエール役、「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」のサトゥー(鈴木一郎)役、「さらざんまい」の陣内燕太役、「ブラッククローバー(OVA)」のアスタ役などがあります。
十二大戦の寝住(ねずみ)に関する感想や評価
寝住くんが優勝賞品の願いを「まだ決められないから保留しといて」を繰り返してたら展開も面白そうです。決めずに保留というのも、現代の若者にありそうな選択肢だと思うからなのですが。
— きのさち (@kino_sachi) May 12, 2018
保留したまま天寿を全うしちゃうっていうのも最高に皮肉効いてる。運営側的にはありなのかしらこれ。
寝住(ねずみ)の願いについては、アニメ放送前からたくさん考察されていました。こちらの方は、現代の若者っぽくとりあえず保留したままにするのではないかと考察されています。実際には「願いを叶える権利があることを忘れる」という願いでした。この願いには、それ以外の分岐で見た99の願いも同時に忘れたいという思いも含まれていました。
寝住は今回の大戦たまたま自分が優勝する未来があったから勝てたっていうけど、じゃあもし100回中100回とも死ぬ未来しか見えてなかったら自ら死ぬ未来を選ぶしかなくない…?どんな心境なんだろう…それもう自殺じゃん
— なみ子♡ (@namino0v0) November 25, 2017
寝住(ねずみ)の能力は絶対に逃げられるルートを探れるというような、便利な能力ではありませんでした。寝住(ねずみ)は以前、好きになった女の子に100通りの方法で告白しましたが、どれもうまくいきませんでした。100通りの分岐があっても、必ずしも自分の思い通りになるとは限らないのです。
その時の絶望感は計り知れないと本人も語っています。今回の「十二大戦」ではたまたま優勝する分岐があったので優勝できましたが、その分岐がなければ憂城(うさぎ)か失井(うしい)が優勝していたかもしれません。
多分12大戦で優勝するのは寝住君だと思うんだけどなぁ…
— ガチャ引く快楽よ(屋良) (@samonkunlove529) November 20, 2017
巳の戦士を除けば全員干支の逆の年から死んで行ってるしなぁ……
となると寝住君丑の戦士よりタイマン強い?
「十二大戦」ではほぼ干支の逆から死亡していったので、多くの方が寝住(ねずみ)が優勝するのではないかと予想していました。物語の冒頭では寝住(ねずみ)の能力については不明な点も多かったので、失井(うしい)よりも強いのではないかという考察がありました。また、「うじゃうじゃ殺す」という肩書から、楽して優勝するのではないかと予想している方もいました。
十二大戦の寝住(ねずみ)の能力や願いまとめ
「十二大戦」の寝住(ねずみ)の能力は「ねずみさん(ハンドレッド・クリック)」というもので、これから起こす行動に対する分岐を100通り見ることができる能力でした。この能力を使い、寝住(ねずみ)は優勝することができました。しかしなんとなく大戦に参加しただけで、優勝後の願いまで考えていませんでした。
願いを考えた末に、寝住(ねずみ)は追い込まれてしまい、「願い事を叶えてもらえる権利を忘れる」ということを願いました。寝住(ねずみ)の能力や願いについては、アニメの11話や12話で詳しく語られているので、ぜひ観てみて下さい。