アニメSSSS.GRIDMANの最終回(12話)をネタバレ!覚醒の意味とは?

25年の時を経て現代の技術で作られた電光超人グリッドマンの完全新作アニメとして注目を集めたのがSSSS.GRIDMANです。当時のファンはもちろん、原作を知らない人も面白いアニメだったと感想を集めています。ネタバレすると特に最終回のアカネを巡るやりとりは感動したという声も多いです。今回はSSSS.GRIDMANの最終回までのあらすじを簡単に紹介しつつ、最終回となる12話のあらすじをネタバレありで紹介していきます。

アニメSSSS.GRIDMANの最終回(12話)をネタバレ!覚醒の意味とは?のイメージ

目次

  1. SSSS.GRIDMANとは?
  2. SSSS.GRIDMANのアニメ最終回(12話)をネタバレ
  3. SSSS.GRIDMANの覚醒の意味とは?
  4. SSSS.GRIDMANのあらすじ
  5. SSSS.GRIDMANのアカネとは?
  6. SSSS.GRIDMANの最終回に関する感想や評価は?
  7. アニメSSSS.GRIDMANの最終回をネタバレまとめ

SSSS.GRIDMANとは?

SSSS.GRIDMANの作品情報

SSSS.GRIDMANの最終回について紹介する前にSSSS.GRIDMANという作品自体も簡単に紹介しておきます。

SSSS.GRIDMANの概要

SSSS.GRIDMANは2018年10月から全12話で放送されたアニメです。SSSS.GRIDMANは1993年から1994年にかけて放送された円谷プロの特撮ドラマ「電光超人グリッドマン」を原作としたアニメです。円谷プロから当時の制作を知る制作進行を担当していた渋谷浩康さんが企画監修、音響効果を森川永子さんが担当するなど関わり、まさに特撮をアニメ化した作品として人気を獲得するに至りました。

特撮のアニメ化という点にとことんまでにこだわった本作は、アニメでありながら特撮に見えるような様々な配慮が取られ新規層と元からのファン層どちらからも高い評価を受ける事になり、「アニメ総選挙2018年間大賞」で総合2位、2019年に発表された第50書い星雲賞メディア部門を受賞するなどその表現方法を専門的にも評価されています。その高い評価からコミラカライズや舞台、小説などのメディアミックス展開も行われています。

余談ですがタイトルのSSSS.GRIDMANの「SSSS」の読み方については公式の発表はないものの、作中のアクセスコードを入力するシーンで「Special Signature to Save a Soul」と描かれている事からこのコードの省略ではないかと言われています。

SSSS.GRIDMANの主な登場人物

SSSS.GRIDMANの登場人物は主人公が3人グループである事など原作のベースを継承しつつもグリッドマン以外は原作から一新されています。主人公となる響裕太、クラスメイトで生粋の特撮オタクである内海将、グリッドマンの正体を知って協力する事になる宝田六花など登場人物の設定も現代に合わせた物になっています。その他にもモブといえるような同級生が多数登場するなどしています。

物語の中心にいるのは上記の3人ですが3人以外に重要になってくるのが3人のクラスメイトであるアカネです。またグリッドマンを支える新世紀中学生のサムライ・キャリバー、マックス、ボラー、ヴィットや当初は敵対しながらも最終的に協力者となるアンチ等の現代のアニメ作品として違和感のないキャラクター数が登場しています。また特撮が原作という事もあり各話にはそれぞれ怪獣も多数登場しています。

過去作品との関係は?

SSSS.GRIDMANはあくまでもリメイクではなく完全新作となる事を意識して作られた作品で、ファンが楽しめる作品というよりもこれまで特撮というジャンルに触れてこなかったアニメファンなどの入り口になる事を重要視されています。これまでの特撮作品を見ていると笑える小ネタなども含まれており、特撮ファンもしっかり楽しめる作品になっています。

またSSSS.GRIDMANは特撮作品「電光超人グリッドマン」の続編として企画されるもボツになっていた「電光超人グリッドマンF(ファイター)」の企画段階での設定等を一部流用しており、主人公の響裕太の名前などがそれに該当します。また海外リメイク版「スーパーヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッド」から取り入れている設定もあるなど知っているとより楽しめる構成になっています。

余談ですが声優のキャスティングに関しては基本的にオーディションながらグリッドマンの声のみは原作に合わせて緑川光さんに直接オファーするなど元々スタッフ陣の中にも原作ファンがいる事もあって作品の外でも過去作との関連性を結びつける要素が含まれています。

TVアニメ「SSSS.GRIDMAN」公式サイト

SSSS.GRIDMANのアニメ最終回(12話)をネタバレ

最終回ネタバレ①アカネの暴走

アレクシスに怪獣にされてしまったアカネ。そんなアカネは自らの力を制御できずに暴走してしまいます。裕太と新世紀中学生、アンチはアレクシスに立ち向かう為、その場にいない六花、内海の協力が必要と判断し、裕太はアンチにアカネを任せ、六花と内海を迎えに行きます。アンチはグリッドナイトに変身してアカネと交戦、戦いながらアカネの心に訴えかけます。

そんなアカネとアンチの交戦の様子を屋上から眺めるアレクシス。傍には六花もいました。ここでアレクシスは六花達が「自分を人間だと思っている作り物」、アカネを「その作り物と友達の神様」と表現します。六花がアカネを変える強い意志を示す中、裕太が六花を迎えにきて2人は内海のいる病院に向かう事にします。その裏ではアンチが変身を解いてアカネを包む怪獣の中に侵入していました。

最終回ネタバレ②真の姿

内海のいる病院にやってきた裕太と六花。内海は自分はただの人間だからと消極的な姿勢を示しますが、六花の言葉に最後には共に戦う事を決意します。その頃怪獣と化しているアカネの内部に入り込んだアンチはアカネを救出しようとしていました。アカネを救出したところをアレクシスに襲われ、アレクシスがアカネを取り込んでパワーアップしてしまいます。

その裏で裕太達全員が揃い、アンチも含めてアクセスコードを唱えた事でついにグリッドマンはその真の姿を発現させるのでした。この真の姿となったグリッドマンはまさに特撮版の電光超人グリッドマンそのものと言える容姿をしているのが特徴で、全員が揃った状態でアクセスコード「GRIDMAN」を唱えた事で意識も統合され本来持つ力の全てを出す事ができるようになります。

最終回ネタバレ③アレクシスの狙い

そして戦闘になるグリッドマンとアレクシス。アレクシスは自らに命が無く、その虚無感を埋めてくれるのがアカネのような人間だった事、アカネ自身がアレクシスを求めたと語ります。アカネとアレクシスの力で元々何もなかった世界に怪獣が生まれ、街が育っては破壊してというループを繰り返してきた事、そしてアレクシスの心が満たされた事でアカネが不必要になったと言います。

そんな話を聞きながら最初は優勢に戦っていたグリッドマンでしたが徐々に押されていきます。グリッドマンが負けるのではと思われる中グリッドマンの身体からキラキラした光が現れ胸部のトライジャスターから放たれるグリッドフィクサービームでトドメを刺すのでした。世界を修復する力でアカネの心を救うための力であるフィクサービームによって裕太、六花、内海はアカネの心に直接語りかけます。

最終回ネタバレ④別れの時

3人の説得を受けてアカネの心が解き放たれアレクシスはグリッドマンの全身全霊を込めたパンチで倒されます。戦いが終わるとアカネは自身のこれまでの行いを謝罪します。六花の励ましを受け止めてアカネは元の世界に帰っていきます。そしてグリッドマン達とも分かれる事になります。裕太は裕太が去った後に目をさます本当の裕太を内海と六花に任せ、お互いに感謝の気持ちを伝え合いまた去っていきました。

内海が何故グリッドマンが宿ったのが裕太だったのかを考える中、裕太が目を覚まします。アンチはアノシラスに助けられて片目が赤に変わり怪獣として行きていく事になります。そしてSSSS.GRIDMANの最終回となる12話の最後はアカネと思われる女の子が現実世界のベッドで目を覚ます事で幕を閉じます。ネタバレしておくとSSSS.GRIDMANはアニメ作品でありながらこの現実世界は実写で描かれました。

また六花の「一緒にいたい」という願いを象徴するようにその実写シーンでは六花がアカネに渡したものと同じデザインの定期入れが映し出されています。ネタバレするとこの女の子が現実世界のアカネだとは明示されていませんがこの定期入れのシーンなどからファンの間ではそうなのだろうと考察されています。

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SSSS.GRIDMANの覚醒の意味とは?

SSSS.GRIDMANは各話のサブタイトルが漢字2文字で統一され、第2話であれば「修・復」と間にドットが入るのが特徴となっています。しかし最後の12話だけはドットがなく「覚醒」というタイトルになっていました。公式からこの12話のサブタイトルの意味について発表があったわけではありませんがファンの間ではこのタイトル表記の意味、そして表記は違えど同じ「覚醒」をサブタイトルにしている意味が考察されています。

ドットがなしの意味

また別の考察ですが1話から11話まで裕太はグリッドマンとしての本来の力を分離させられており、12話のあらすじの中で全ての力が集結するという形になっている事から12話にして本当の意味でグリッドマンが1つとなって覚醒したという意味合いで1話から11話まではタイトルを分離するようにドットが入っており、12話で合体したのではないかとする考察もあります。

またサブタイトルでは表記上ドットとなっていますが、作中で意味深に描かれたまま結局その意味が分からないままになっているという理由でこのドットは「ビー玉」だったのではないかとする考察もあります。

1話と12話のタイトルの違い

また12話のサブタイトル「覚醒」に対し、1話のサブタイトルが「覚・醒」だった事、12話のタイトルが出るのが現実世界に入る直前だった事からアニメ1話~11話までは電脳世界の話、12話は現実世界での話という示唆をする為ではないかという考察もあります。また覚醒という言葉も12話のラストでアカネが目を覚ました事からアニメ1話と同じタイトルにする事で「現実世界での1話」を指すのではないかという考察もあります。

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SSSS.GRIDMANのあらすじ

あらすじ①記憶喪失

ここからはアニメ全体のあらすじも簡単にネタバレありで紹介しておきます。アニメSSSS.GRIDMANのあらすじは六花の家の前で裕太が目を覚ますところから始まります。六花と裕太はただのクラスメイトの関係でしたが裕太が完全に記憶を失っている事に気が付きます。そして裕太は六花の家の古いパソコンの中からグリッドマンを名乗る不思議な存在から呼びかけられます。その声は裕太にしか聞こえませんでした。

裕太は六花に連れられる形で病院に行った後、コンビニによって自宅に帰ります。道中様々な不思議な現象を感じ取る裕太でしたが、それを感じるのは裕太だけで六花はそれらに気づく事はありませんでした。余談ですがこの時の六花は記憶を失う前の裕太となにかあったような事を感じさせるような描写が取られており、裕太が六花に告白めいた事をしていたのではないかと考察されています。

あらすじ②合体

翌日、友人である内海に連れ出される形で学校に行き、普段どおりの日常を送る裕太でしたが、その日の放課後、突如街に怪獣「グールギラス」が現れます。慌てる裕太達を他所に裕太にはグリッドマンの声が聞こえ続けます。裕太は導かれるままにグリッドマンと合体。六花や内海の助けも受けてグールギラスを倒す事に成功します。そうして裕太、六花、内海の3人は怪獣に立ち向かう「グリッドマン同盟」を結成します。

あらすじ③崩壊と修復

グールギラスを倒す事が出来た裕太達でしたが、その過程で街を崩壊させてしまった事を懸念していました。しかし翌日には街自体はもちろん、街の人々の記憶も修復されなかったことになっていたのです。ただ全く異変がなかったわけではなく裕太達のクラスメイト数名が消失していました。裕太達の行動によって彼らは存在自体が消されている事が判明します。再び現れた怪獣に苦戦しながらもなんとか勝利します。

あらすじ④作られた世界

ここからSSSS.GRIDMANのあらすじは視聴者目線と裕太達の目線で少しズレるようになっており視聴者にだけネタバレされるのです。このネタバレによって視聴者には怪獣を生み出しているのが裕太達のクラスメイトとして登場していた美少女、アカネだと分かるのです。この世界はアカネの歪んだ心が生み出した世界である事などがネタバレされます。ただアカネがこのように世界の創造と破壊を繰り返すにはある理由がありました。

あらすじ⑤魔王とグリッドマン

アカネの行動の裏には、アカネの心に取り付いた魔王アレクシスの思惑がある事がネタバレされます。さらにアニメのあらすじの中でそれまで裕太として描かれてきた人物が実は裕太の身体に乗り移っていた特撮版のグリッドマンである事も判明します。余談ですがグリッドマンが裕太に乗り移れたのは裕太だけがアカネよりも六花を意識する特異な存在であった為だと考えられています。

この世界においてはアカネは特別な存在なので皆がアカネを一番好きであるように作られているはずなのです。にも関わらず裕太がアカネよりも六花を意識する一種のバグ状態だった事がグリッドマンが裕太に宿った理由だとも考察されています。

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SSSS.GRIDMANのアカネとは?

アカネは神様

アカネは裕太達のクラスメイトとして登場するウルトラ怪獣好きの才色兼備の美少女であると同時にアニメで描かれている世界においては神様と言える存在です。この世界はアカネの思うように破壊と創造が繰り返され、アカネにとって都合の良いように改変されていきます。その際たる例が、この世界の人物は等しくアカネに好意を持っている事が明らかになっています。もちろんその事実は裕太ら他の人物達は知りません。

アカネが作った世界とは?

アニメで描かれるアカネが作り出した世界。この世界はコンピューターワールドの世界です。アカネとグリッドマン以外はアカネによって作り出された創造物であり、六花達は人間を模倣して作られた存在だったと言えます。この世界がコンピューターワールドと呼ばれている事から考えてもアカネは人間で、六花達はいわばプログラムのような存在だったと言えます。

アカネにとりつく魔王とは?

本来神様=人間であるアカネがこの世界に入り込んでしまった理由となるのが魔王アレクシスです。これはアニメSSSS.GRIDMANを見るだけでは分かりませんが元々SSSS.GRIDMANの原作となる「電光超人グリッドマン」は主人公の直人がグリッドマンと合体してコンピューターワールドの中で怪獣と戦う物語です。その事を考慮しても魔王アレクシスこそが電光超人グリッドマンにおける怪獣であるという事が出来ます。

またこの魔王アレクシスがアカネをこの世界に呼び込んだとも言えます。特撮版の主人公直人がグリッドマンの力でコンピューターワールドに侵入するのと同じ原理だと言えます。そんな楔となった魔王アレクシスが倒されたからこそ最後にアカネが現実世界で目を覚ましたのではないでしょうか?

SSSS.GRIDMANの最終回に関する感想や評価は?

ここからは既にアニメSSSS.GRIDMANを視聴した人の感想の中でも特に最終回に関して触れているものをネタバレありで紹介していきます。最終回はその演出もあって感動で泣いたという声が多いです。SSSS.GRIDMANの設定が凝縮された物語であり、そのあらすじの終わり方が良かったとする声が多くなっています。

SSSS.GRIDMANは劇中の挿入歌に様々な楽曲を使った作品としても高い評価を受けています。原作である電光超人グリッドマンの楽曲や卒業ソングとして高い知名度を誇る「Believe」などSSSS.GRIDMANの作品のテーマに合う楽曲であれば積極的に採用している事も高い評価に繋がっています。特に最終回の「Believe」は流れる場面も合わせて泣けるという感想が多いです。

SSSS.GRIDMANの言葉ではなく絵による演出等を評価する声も多いです。また物語にしっかりと前後がある事を感じさせるような演出も評価されています。最終回である12話にグリッドマンが原作となる電光超人グリッドマンの姿で描かれたのが盛り上がって良かったという声も多いです。ワンクールでしっかりと完結させられる作品だからこそ出来た演出で原作リスペクトを感じる作品だったという感想も多いです。

また最終回となる12話の中でもラストの演出である実写映像に驚いたという声も多いです。SSSS.GRIDMANが元々実写である特撮である事を示唆した演出と言えますが実写化するの?という声を集める結果にもなっています。またその演出は原作を知っていても謎に感じる部分も多い事から気になる謎が残ってしまったという声も多くなっています。

アニメSSSS.GRIDMANの最終回をネタバレまとめ

アニメSSSS.GRIDMANの最終回となる12話はバトルシーンとしてもそのあらすじを見ても非常に盛り上がる形で終わったアニメとしてアニメとしての高い評価を受けた作品です。あらすじでネタバレしたように原作が実写作品である事を生かした演出には驚愕したという声や泣いたという声が多くなっています。

SSSS.GRIDMANは原作付きの作品でありその演出には原作の設定を上手く取り入れた作品になっていますが、それらを知らなくても楽しめる作品であり、まさに原作である電光超人グリッドマンを含む特撮作品の入り口と言える作品です。同時にその演出等は特撮を意識したものになっているのでネタバレであらすじを知っていても楽しむ事ができる作品です。

12話で1つの作品としてしっかり完結している作品でもあり、原作を知らずにアニメ単体で見てもその演出等十分以上に見所のある作品です。ネタバレありのあらすじを読んでも映像作品として面白い作品なのでこれまで特撮を見たことがないという人もぜひ1度SSSS.GRIDMANを視聴してみてはいかがでしょうか?

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