たそがれたかこの最終回をネタバレ!バツイチ主人公たかこの結末と漫画の感想は?

漫画・たそがれたかこの最終回の結末の感想は賛否がわかれるものとなり、話題となっています。漫画・たそがれたかこは、バツイチ40代の女性の人生をあらすじとしており、切ないながらも世の女性に勇気を与える内容となっています。では、なぜ漫画・たそがれたかこの最終回の結末の感想は賛否を巻き起こしたのでしょうか?この記事では、漫画・たそがれたかこのあらすじを感想とともにネタバレし、さらに、漫画・たそがれたかこの最終回結末のあらすじのネタバレを感想とともに紹介していきます。

たそがれたかこの最終回をネタバレ!バツイチ主人公たかこの結末と漫画の感想は?のイメージ

目次

  1. たそがれたかことは?
  2. たそがれたかこの最終回あらすじ結末ネタバレ
  3. たそがれたかこの最終回結末は気持ち悪い?
  4. たそがれたかこの主な登場人物
  5. たそがれたかこに関する感想や評価
  6. たそがれたかこの最終回ネタバレまとめ

たそがれたかことは?

たそがれたかこの漫画作品情報

漫画・たそがれたかこは、「BE・LOVE」で連載されていた作品です。漫画・たそがれたかこは、45歳のバツイチ女性「たかこ」を主人公とし、どこか人生を諦めたたかこが、様々な人と出会い、自分の人生を前向きに歩んでいくというあらすじとなっています。漫画・たそがれたかこは、決して明るいあらすじではなく、前に進んではまたさがるといったような展開が多く、じれったいと言う読者の感想も多く聞かれました。

そんな漫画・たそがれたかこは2017年に最終回にて結末を迎えました。漫画・たそがれたかこは「このマンガがすごい!2018」の4位にランクインするほどの人気を誇りましたが、なぜか漫画・たそがれたかこの最終回の結末の感想は「気持ち悪い」「がっかりした」などの声も多々見られました。

漫画作品の最終回に対し、賛否のある感想が巻き起こるのは当然のことですが、たそがれたかこの場合は、最終回のあらすじに対しての否定的な感想が目立つのです。この記事では、たそがれたかこのあらすじをネタバレし、さらに否定的な感想が目立つ最終回のあらすじネタバレも合わせて詳しく紹介していきます。

たそがれたかこの漫画あらすじ

「たそがれたかこ」の最終回までのあらすじをネタバレしていきます。主人公である「たかこ」は45歳でバツイチです。耳の遠い過干渉な母親が大家をしているアパートで2人で暮らしています。中学3年生の娘がいますが、元旦那のところで暮らしており、たまにたかこの家に遊びにくるなど関係は悪くはないです。たかこは人付き合いが苦手で、パート先の食堂でも誰とも話をしません。

そんな暮らしを繰り返していくうちに、たかこは夜になると涙を流すのでした。気分転換にと夜にビールを持って河川敷で酒を飲んでいると、見知らぬ中年の男性に話しかけられます。最近、居酒屋を開いたと話すその男性は、陽気で口達者にたかこと話しをします。そして「今度店に来てね。」と去っていきました。

それと同じ時期に、たかこは深夜に「ナスティインコ」のヴォーカル「谷在家光一」がパーソナリティをするラジオを聴き、その曲、そして光一に恋をします。その後、前向きになったたかこは、美容院で今までしたことのない明るい髪色にしてもらいました。今までと違う自分を発見できて嬉しい気持ちになるたかこ。そこへ、たかこのアパートに住む中学生の男子「オーミ」と知り合い、ナスティインコが好きだと知ります。

そんなある日、娘であるイチカが拒食症になり不登校になってしまいました。たかこ自身も学生時代は不登校で拒食症になったことがあり、自分と重ね合わせるも、何が正解なのかわからず困惑します。病院の先生もイマイチ合わず、途方にくれます。好きなナスティインコや、オーミと話す時間を嬉しく感じるたびに、たかこは罪悪感にとらわれます。

イライラして、母親とケンカになったたかこは家を飛び出し、偶然親子ケンカで飛び出したオーミと出会い美馬の経営する居酒屋にいきます。

その後たかこは、光一に慰めてもらう夢を見るのでした。そのおかげか母親と仲直りすることができ、たかこは前向きになります。しかし、イチカはまだまだ回復の兆しもありません。そんな中、ナスティのライブチケットが当たり、後ろめたい気持ちはあるものの、ライブを楽しみにするのでした。

光一に勇気をもらったたかこは、自分の病院のために仕事を休んだ両親に対し「仕事を休ませてしまってごめん」と謝るイチカに「仕事なんて休んだっていいんだよ。イチカが好きなことしたり、楽しいことできるようになってほしいから来たんだよ」と声をかけるのでした。

ナスティインコのヴォーカル「谷在家」は芸名で、由来は「谷在家公園」という場所だということを知ったたかこ。光一にとって大切な場所とのことでした。たかこはどうしてもその公園に行きたくなり、オーミと公園に行くことになりました。どことなく光一と似ているオーミにたかこは恋心を抱いていました。イチカのことも心配だけれど、オーミとの時間を楽しむのでした。

しかし、オーミはイチカよりも年下で、そんな子供を好きになってしまったことにたかこは自己嫌悪をします。ですが、いい思い出にもなったと感じるのでした。イチカは食べることは出来るけれど、その後すぐに嘔吐をしているようでした。そんなイチカをどうしていいかわからず困り果てるたかこ。イチカは居場所がないと感じているようで、自分がダメなんだと責めています。

保健室登校をするイチカに付き添うたかこでしたが、生徒から「キモイ」などの陰口が聞こえてきました。怒りを感じますがたかこは何も出来ませんでした。そんなとき。学校の先生からたかこはカウンセリングを進められます。疑問に思いながらもたかこはなぜかスラスラと自分の気持ちを話していくのでした。

たかこはイチカとのことを考えながら、明後日はナスティのラジオがある。ライブもある。と自分を勇気づけながら「オーミ」のことを考えて、また自己嫌悪におちいるのでした。たかこはイチカと一緒に不登校の子供が通える学校を見学しにいきました。しかし、そこには前の学校の先輩がいるのでした。その先輩はイジめにあっていたけれど、今は可愛く元気になっており、イチカは「私には無理」と言うのでした。

イチカは御茶ノ水にある学校を気に入り、その高校にチャレンジすることに決めました。たかこも応援します。そして、ナスティのライブの日にが近づいてきました。オーミは引っ越すことが決まっていて、オーミとライブにいけるのもこれが最後です。さらに、オーミは最近仲のいい女子が出来ており、彼女のためにグッズも買いに行っていました。たかこはその様子を見て傷付きます。

たそがれたかこの最終回あらすじ結末ネタバレ

最終回結末ネタバレ①ライブ

「たそがれたかこ」の最終回を詳しくネタバレしていきます。中学生である「オーミ」に恋をしてしまったたかこは、お互いが好きな「ナスティインコ」というバンドのライブに一緒に行くことになりました。すると、オーミはナスティのグッズをたかこにプレゼントしてくれました。そうこうするうちにライブが始まり、たかこはオーミへの募る恋心をおさえつけます。

すると、ラスティのヴォーカルである谷住家光一が「今日のこの一瞬だけは、我慢解除でキラキラしてください」と話します。その言葉は、たかこの我慢していた気持ちを解き放つきっかけになりました。たかこは、今しかないと考え直し、オーミに自分の気持ちを伝えます。

最終回結末ネタバレ②隆子の告白

ライブ中、たかこはオーミの手を握り「好き。オーミを愛してんの私」と告白をします。ですが、たかこからの告白を聞いたオーミは青ざめ、手を振りほどいて、怒った様子でライブ会場から出て行ってしまいました。そのあと、オーミには会えず、連絡もとれない状況になってしまいます。

たかこは、自分にとっては美しい思い出になったけれど、オーミにとっては思い出したくない記憶を与えてしまったと後悔します。そんな時、美馬に会いました。彼も「マキちゃんに逃げられた」と落ち込んでいました。そんな美馬に、私も失恋したのだとたかこは言います。それからほどなくし、オーミは引っ越してしまい、あれだけ好きだったナスティやラジオも聞くことはありませんでした。

最終回結末ネタバレ③エアメール

たかこは、オーミにおぞましい記憶を与えてしまったことを謝りたいと考えていました。ですが、連絡も取れず、たかこはナスティの谷在家のラジオにエアメールを送ります。すると、ラジオでたかこのエアメールが読み上げられました。内容は「生まれて始めてライブで男子に告白したけれど、撃沈したあげく怒らせてしまった」「もう会えないので、この場をお借りして謝りたい」というものでした。

その内容に、谷在家は「怒るということは、告白を受け止めたということ」という解釈をしました。本当にどうでも良かった場合は、無反応か「ありがとう」と言って断るのではないか?と続けました。

最終回結末ネタバレ④数ヶ月後

それから数ヶ月後、たかこは週に2日ほどですが、vivaのキッチンを手伝い暮らしていました。そして、ナスティのライブの日が訪れました。中村さんとライブを見に行きます。その待ち合わせにむかっている途中、たかこはオーミと似ている少年とすれ違うのでした。

たそがれたかこの最終回結末は気持ち悪い?

45歳の女性が中学生に告白することが気持ち悪い?

たそがれたかこの最終回はについて、45歳のいい大人が、中学生に告白するのが気持ち悪いという感想を持つ読者も多くいたようです。しかし、そんなたかこを見て、応援したくなる。といった肯定的な感想を持つ読者もまた多く見られました。

最終回結末に対する原作者の想い

たそがれたかこの原作者である入江さんは、たそがれたかこの主人公である「たかこ」が男子中学生である「オーミ」に恋をするというのは最初から決めてあったと言います。最終回で告白をするというのは、前向きに変化していくたかこを描いていくうちに「最後はライブを見てただ帰るだけにはならないよな」と入江さんの考えが変化した結果だと語っています。

その結果、オーミは怒って無言でたかこから去っていくという悲惨なものでしたが、入江さんは「たかこは自分でもあるので、絶対に甘くはしたくなかった。」と、あえてこの結末にしたそうです。たかこは「若い子を好きになったというよりは、たかこ自身の精神年齢がその年代になっている」という様に描かれています。

たそがれたかこの主な登場人物

登場人物①片岡隆子

たそがれたかこの主人公である「たかこ」は45歳でバツイチの女性です。人付き合いも苦手で、学生時代は不登校で友人もほとんどいません。過干渉な母親と2人で暮らしていますが、その母親のこともわずらわしいと感じています。娘が1人いますが、別れた元夫と暮らしており、時々会う程度の関係性です。職場でも話すこともなく、もくもくと作業をして帰っていく虚しい日々を送っています。

しかし、ある日ラジオで「ラスティインコ」の谷在家光一の曲を聴き、今までに感じたことのない衝撃を受け、前向きに明るく変化していくのでした。その中で、同じくラスティを好きな男子中学生「オーミ」と出会い、次第に恋愛感情を抱きます。

登場人物②小野島一花

中学3年生のたかこの娘です。現在は父親と、再婚相手である継母と暮らしていますが、拒食症になりたかこの家で暮らすようになります。拒食症を克服しながら、自分の道をたかこと共に切り開いていきます。

登場人物③谷在家光一

「ナスティインコ」というバンドのヴォーカルです。ラジオ番組も担当しており、後ろ向きだったたかこに衝撃を与えます。彼の言葉は、自分を抑圧してきたたかこを解放するきっかけを与えました。最終回にてたかこの謝罪メールを読み上げます。

登場人物④美馬修平

「viva」という居酒屋の店主です。年齢よりも若く見られることが多く、また気さくな性格から男女問わず人気がある男性です。マキちゃんという若い女性と付き合っていましたが、最終的には振られた形となってしまいました。

たそがれたかこに関する感想や評価

たそがれたかこを友達にすすめられて読んだ方の感想です。45歳になってもまだ悩みがつきないたかこを自分に重ね「大人になっても、精神年齢は昔とそう変わらない」と語られています。

たそがれたかこの最終回には賛否が別れるけれども、それは置いておいて「たかこの心の高揚」を見事に表現していた。と絶賛されています。今まで後ろ向きで、気持ちを抑圧し続けていたたかこが生まれて始めて、正直な気持ちを伝えられた名シーンです。

たそがれたかこをおすすめする一方で、最終回は賛否両論だと語られています。しかし、どんな結果になったとしても、自分の殻を破れたたかこは愛されるキャラクターとなっています。

たそがれたかこの最終回ネタバレまとめ

たそがれたかこのあらすじをネタバレと共に紹介しました。最終回のネタバレで記載したように、たかこは45歳でありながら、中学生である「オーミ」に告白をしてしまいます。当然誰もが受け入れられるわけないと思ったとおり、「オーミ」はたかこを拒絶したように去っていってしまいます。

実際、オーミがどのように思ったのかは語られてはいませんが、たかこも含め、多くの読者は「気持ち悪い」と思ったに違いないと感じたようです。

また、中学生の子供をもつ親である読者からは「読んでいて気持ちが悪くなった」という感想も多くよせられたようです。しかし、作者である入江さんも、主人公であるたかこ自身もそれを承知しています。そして、たかこと同じく生き辛さを感じていた同年代の読者からは「賛否はあるけれど、たかこの痛さを愛します」といったような前向きな感想を同じく多くよせられました。

たかこは、オーミに告白したことを「後悔したり、しなかったり」を繰り返して、今でも時々泣いている。と作者だる入江さんは話されています。たそがれたかこは、スッキリするあらすじではないですが、生きづらさを感じている方の心に突き刺さる作品となり、連載が終了した現在でも根強い人気を誇っています。

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