シュタインズ・ゲートの最終回を解説!あらすじや結末の感想・評価は?

逃れられない死の運命、時間を遡行しそれぞれの想いのうちどれを選ぶのか…?!気になる想定科学アニメ『シュタインズ・ゲート』の最終回「終わりと始まりのプロローグ」のあらすじから結末、感想までを徹底解説!『シュタインズ・ゲート』の最終回のあらすじを振り返るとともに、魅力あるキャラクターたちの紹介や感想、そして伏線などに対する国内外の評価も併せてまるごと『シュタインズ・ゲート』を解説していきましょう。結末などネタバレが過分に含まれますのでご注意ください。

シュタインズ・ゲートの最終回を解説!あらすじや結末の感想・評価は?のイメージ

目次

  1. シュタインズ・ゲートとは?
  2. シュタインズ・ゲートの最終回・結末解説
  3. シュタインズ・ゲートの各話あらすじ
  4. シュタインズ・ゲートの主要登場人物
  5. シュタインズ・ゲートの伏線がすごい!
  6. シュタインズ・ゲートの劇場版
  7. シュタインズ・ゲートに関する感想や評価
  8. シュタインズ・ゲートの最終回や感想・評価まとめ

シュタインズ・ゲートとは?

2011年4月から同年9月まで放映されていたテレビアニメ『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)。タイムリープを繰り返しながら悲劇を回避していくために推理し行動し葛藤する想定科学アニメ『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)の作品情報と気になるアニメ最終話のあらすじや結末を徹底解説していきましょう!感想や評価にももちろん言及していきますのでお楽しみに。

シュタインズ・ゲートの作品情報

『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)は5pb.とニトロプラスの2社共同開発というかたちで2009年に発売されたゲームソフトを原作とする作品群のタイトルで、「科学アドベンチャーシリーズ」の第2作目にあたります。「科学アドベンチャーシリーズ」は「99%の科学と1%のファンタジー」をコンセプトとする科学的な事象をモチーフにお話が展開していくのが特徴です。

「妄想を現実にしてしまう能力」が主題の第1作『CHAOS;HEAD NOAH』に引き続き、『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)では「タイムリープ」にまつわる様々な問題を下地に敷きつつ物語が展開していきます。「科学アドベンチャーシリーズ」のなかでも『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)はゲーム、アニメ、ドラマCD、漫画、小説、ウェブコンテンツなど様々な媒体を跨いで愛されている人気シリーズになります。

シュタインズ・ゲートの概要

『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)は、2009年から以下のようにゲームも続編が展開されており、非常に肉厚なストーリーラインと伏線回収力からファンの高い評価を得ている作品です。「未来ガジェット研究所」のメンバーを中心とした様々な登場人物、様々な運命と結末を負っているヒロインたちなど恋愛アドベンチャーゲームとしての要素とミステリーものに近い考察が出来る要素とをうまく併せ持っているのです。

  • ファンディスク『STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん』(2011年)
  • 『STEINS;GATE 変移空間のオクテット』(2011年)
  • 『STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム』(2013年)
  • 『STEINS;GATE 0』(2015年)
  • 『ファミコレADV シュタインズ・ゲート』(2018年)

シュタインズ・ゲートのアニメ情報

ゲームの高評価を受けて、2011年に『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)は佐藤卓哉監督、浜崎博嗣監督、小林智樹監督の3人の連盟とWHITE FOXアニメーション制作の元で、テレビアニメとして各放送局から放映されることになりました。2011年にニコニコ動画でも定期配信がなされ、2015年にはBS11やテレ朝チャンネル1でも全国地上波放送がなされました。

ストーリーも原作のゲームを結末まで忠実に再現しているという評価が高く、その後も2013年には映画版の『劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』、そして続編のテレビアニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』も2018年に公開されファンを賑わせました。

想定科学ADV『STEINS;GATE(シュタインズゲート)』公式Webサイト

シュタインズ・ゲートの最終回・結末解説

この章では、気になる高評価SFアニメ『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)の最終話「終わりと始まりのプロローグ」のあらすじを結末まで一気に解説していきましょう。あらすじのネタバレがありますので未見の方はご注意ください。

最終回・結末解説①頼もしい岡部倫太郎

23話の「境界面上のシュタインズゲート」で2036年の未来に何が起きるかを知り、決断を迫られた主人公の岡部倫太郎はこの狂った未来を決定づける特異点が「牧瀬紅莉栖(まきせくりす)の生死」と「牧瀬紅莉栖の論文」にあることと紅莉栖の託してくれた今の世界線を天秤にかけ葛藤することになりました。

来るべき未来から大切な人々を守るため、未来の自分から受け取ったDメールをもとに岡部倫太郎は「未来を司る女神作戦(オペレーション・スクルド)」を実行することになるのです。そして彼は、第1話の流れをなぞるように鳳凰院凶真(ほうおういんきょうま)として「未来ガジェット研究所」のメンバーたちのもつ結末を変えてでも世界を救おうと厨二病を発揮する姿は非常に評価が高い名シーンになっています。

解説Tips:「未来を司る女神作戦(オペレーション・スクルド)」

「未来を司る女神作戦(オペレーション・スクルド)」は、未来の岡部倫太郎が提唱した世界線を跳躍するための作戦で、2010年7月28日の牧瀬紅莉栖を救い、彼女の書いたタイムマシンにまつわる論文を中鉢博士の手から奪い返すというものでした。そのために必要な前提条件が「過去の観測者である世界線分岐前の岡部倫太郎を騙し抜き、観測内容はそのままに牧瀬紅莉栖を救う」ことです。

牧瀬紅莉栖が死亡し、論文が奪われれば、α世界線へと揺り戻されるという絶望的な状態のなかで岡部倫太郎はタイムマシンで飛べる最後の1回に深い覚悟をもって挑むことになるのが24話の主題になっています。

最終回・結末解説②牧瀬紅莉栖との再会

タイムマシンの残りわずかな燃料を燃やして最終回に進んだ先はなんと第1話の時間軸の7月28日、場所は秋葉原のラジオ会館。そこで第1話では歯抜けになっていた伏線部分を回収しながら、自分を送り出してくれた牧瀬紅莉栖との悲劇的ともいえる再会をします。

この際に、岡部倫太郎は過去の(第1話の)自分を騙すべく、「血糊(未来ガジェットのサイリウム・セーバー)」「カプセルトイ(メタルうーぱ)」などの要素を利用してなんとか自分で伏線を繋ぎ、23話では防げなかった牧瀬紅莉栖の死を回避しようとします。

最終回・結末解説③失敗しない決意

タイムマシンの燃料上、もう後には退けない岡部倫太郎。自分を救い、自分を愛してくれた牧瀬紅莉栖がまた目の前で死ぬかもしれないという恐怖や、今までなんども繰り返しながら取捨選択してきたラボメンの思いなど、様々な重荷のなかで岡部倫太郎は決死の覚悟をもって牧瀬紅莉栖と中鉢博士の邂逅する瞬間に割って入ります。

しかし、この段階で「血糊」が使用出来ないことが発覚していた岡部倫太郎は「ある決断」を下して牧瀬紅莉栖を守り、論文を奪取することに成功するのでした。

それは岡部倫太郎にとって自分の存在を失ってしまうかもしれない危険な賭けでした。しかし、その勇気ある選択が結末を変え、α世界線でもβ世界線でもない未知の世界線である「シュタインズゲート」に最終回にしてやっとの思いで到達することになるのです。

最終回・結末解説④全てを忘れない覚悟

「シュタインズゲート」に到達した岡部倫太郎は、今までの全ての決断と全ての結末を覚えている唯一の人物として最後に「忘れないこと」を決断します。そして、その願いを込めるように劇中でも登場した「未来ガジェット研究所」のピンバッチを改めて結末部分でメンバーたちに渡し、そこに「あるメッセージ」を籠めるのです。

そうしてひとりまた日常に戻ろうとする岡部倫太郎は、秋葉原の雑踏のなかで運命的な再会を果たすことが出来ます。それはこの絡み合った運命のなかでともに答えを導き出し最後には救い出すことに成功した牧瀬紅莉栖その人なのでした。岡部倫太郎が彼女にもラボメンバッチを渡す最終回のシーンはファンの間でも非常に評価が高いシーンになっていますので、是非ご自身の目でご確認ください。

24話の感想

ここで24話最終回「終わりと始まりのプロローグ」の感想や評価をみていきましょう。一気に駆け抜けていく最終話の疾走感をお楽しみください。

24話「終わりと始まりのプロローグ」は23話までの伏線が多く絡み合っているため最初からもう1回最終回まで観たいという感想や評価は多く存在します。

最終回までの伏線回収力や圧倒的なストーリーラインから高評価を得ている『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)は口コミで広まっていることが感想からも伺えます。

アニメ版の観る順番のおすすめ評価なども感想が多数あがっています。そのうちのひとつのおすすめ評価は一度『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)を最終回まで観きったあとに、続編の『シュタインズ・ゲート ゼロ』を観て、そのあとにさらに24話に戻ってくるというものです。映画版も含めるとかなり骨太に楽しめる作品だというのが感想からもわかります。

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シュタインズ・ゲートの各話あらすじ

もう1度最終回まで見直すのはとても大変な作業ですが、あらすじ解説で補足することで短縮しながら見直したい話数を確認するのもいいでしょう。この章では『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)の各話のあらすじを感想をともにざっくりと解説していきます。

1~4話のあらすじ

2010年7月28日、東京秋葉原。「未来ガジェット研究所」で科学的な実験と刺激的な日常を求め本人曰く暗躍していた鳳凰院凶真(岡部倫太郎)はラボのメンバーである橋田至(ダル)や椎名まゆり(まゆしぃ☆)と刺激的とはいえない不恰好ながら平和な日々を過ごしていました。

そんななかで日本に来日し講演会に登壇することが決まっていた牧瀬紅莉栖に会ってみるべく、岡部倫太郎はラジオ会館に赴き、そこで牧瀬紅莉栖の死という衝撃的な体験をしてしまうことになります。

そしてその事実をダルにメールで送信すると妙な目眩を覚え、日常が少しづつ崩壊していくのです。

牧瀬紅莉栖など新しい出会いも経てそのなかで知的好奇心からタイムマシンをつくってみようという試みがラボメンのなかで試みられ、謎の人物「ジョン・タイター」や「SERN」など様々な存在が見え隠れしてきます。

解説Tips:SERN

「SERN」は『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)に登場する架空の組織で、スイスとフランスの国境地帯にある、欧州原子核研究機構の略称です。現実に存在する欧州原子核研究機構「CERN」をモチーフにした組織で、『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)ではタイムマシンの発明を巡って裏で暗躍し岡部倫太郎たちと対立することになります。

解説Tips:ジョン・タイター

ジョン・タイターは2000年に現実のインターネット上にも現れた、2036年からやってきたタイムトラベラーを自称する男性のことです。「C204型重力歪曲時間転移装置」と呼ばれるタイムマシンを使用していると言われ、未来を予見するような発言をインターネットの掲示板に残すなど、現在でもオカルティックな人気を持っているアメリカの都市伝説のひとつでもあります。

あらすじでもご紹介した通り、劇中でも「SERN」の危険性を示唆しながら岡部倫太郎を導くような言動を残すなど物語の中枢に噛んでくる存在であり中盤以降の考察のひとつの論点になってきます。

#01「始まりと終わりのプロローグ」感想と評価

全てのはじまりでもある「始まりと終わりのプロローグ」から伏線が撒かれているため注目が必要だという感想が多く存在します。第1話のタイトルからはじまり、『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)はタイトルもかなり凝っているとファンの間では評価が高いのです。

#2「時間跳躍のパラノイア」感想と評価

個性的な各登場人物の紹介にもあたる第2話は、推理のための地盤づくりがしっかりしていると話題です。特に厨二病的な会話を交わす岡部倫太郎とフェイリスのやりとりは後に響くとの評価もあります。

#3「並列過程のパラノイア」感想と評価

タイムトラベルものであるということが露出する第3話の感想です。この段階で実は最終回への伏線撒きなどが始まっているのですが「あらすじが冗長的すぎる」という苦言もまた漏れる回ではあります。ファンの多くは「6話まで待って」「12話まで待って」という勧め方をすることもあるようです。

#4「空理彷徨のランデヴー」感想と評価

日常モノのあらすじでありながら、最終回につながる伏線が撒かれていると解説してくれる感想も多く存在します。これから起きることを思えば甘酸っぱいとも言えるかもしれません。

5~9話のあらすじ

5話からのあらすじの主題は「タイムマシンの開発」と「SERN」へのハッキングを可能にする「IBN5100」を巡るものです。「SERN」へのハッキングによって得た情報を元に「電話レンジ(仮)」と「Dメール」と呼ばれる過去へメールを送信することが可能になる装置を開発します。

その運用方法について熟慮する暇もなく、「IBN5100」と「Dメール」の存在が桐生萌郁やフェイリスなど仲間たちにバレると、そのDメールを使ってわらしべ長者のようにラボのメンバーたち(ラボメン)の願いを叶えていくことになるのでした。また、世界線跳躍後に記憶を引き継げる特性「リーディングシュタイナー」が岡部倫太郎にあるのが発覚するのもこのタイミングです。

「SERN」とジョンタイター、そして「ダイバージェンス1%の向こう側に世界を導き、世界の救世主になってほしい」という意味深なメッセージなど、登場人物たちの細やかな選択と少しづつずれていく日常が浮き彫りになる展開部分といっていいでしょう。

解説Tips:IBN5100

「IBN5100」はジョン・タイターや萌郁が探しているという1975年発売のレトロコンピューターです。実在するアメリカIBM社初のデスクトップコンピューターである「IBM5100」を元ネタとしています。

#5「電荷衝突のランデヴー」感想と評価

第5話ではクリスティーナこと牧瀬紅莉栖と岡部倫太郎の微笑ましいやりとりをかわいいと評する感想が多く溢れています。

#6「蝶翼のダイバージェンス」感想と評価

第6話の段階ではまだ暗さは少ないことが感想からも伺えます。タイムマシンの発明という科学の醍醐味の詰まった回なのです。

#7「断層のダイバージェンス」感想と評価

Dメールの試行から徐々にずれ始め群像劇としての話が転がるのが第7話です。感想でも何か暗澹とした予見とコミカルさの加減を評価しているものが多くあります。

#8「夢幻のホメオスタシス」感想と評価

8話は漆原るかが主人公といえる回です。「IBN5100」とDメールを巡ってラボメンそれぞれの心に秘めていた願望が明らかになっていきます。

#9「幻相のホメオスタシス」感想と評価

フェイリスの選択によって世界線が決定的になる第9話も人気の高い話だというのが感想からも伺えます。特に9話のエンディングの細やかな演出はファンにも人気が高いのです。

10~14話のあらすじ

10話から先のあらすじは「タイムマシンの発明」とその収束点が描かれる怒涛のパートです。Dメールによってラボメンのそれぞれの意図する世界へと変えられた世界のなかで、「電話レンジ(仮)」を完成形にする鍵として「42型ブラウン管」が必要だということや「Dメール」と「電話レンジ(仮)」の本当の原理が「人間の記憶データを圧縮して過去に送り出している」ということが判明します。

そして、真相にたどり着き、タイムマシンが出来上がるとともに忍び寄る不穏な影たちはその姿を表し、岡部倫太郎にとっては忘れがたい2010年08月13日を迎えてしまいます。なんと、秋葉原駅で爆弾テロの予告によって運転が見合わされた矢先、未来ガジェット研究所に乗り込んだ謎の集団によって椎名まゆりが殺害されてしまうのです。

岡部倫太郎はこの耐えがたい悲劇に対して、ここからDメールとタイムマシン技術を駆使し、すべてのものを天秤にかけて重い決断を下し続けることになります。

#10「相生のホメオスタシス」感想と評価

段々と忍び寄ってくる不穏な雰囲気とるかの女体化などコミカルさのあるシーンが絶妙に同居している10話の感想です。

#11「時空境界のドグマ」感想と評価

紐解かれはじめたタイムマシンの原理やその事実より後に解明されていくギミックの面白さの詰まった回が11話です。段々と緊張感が増してくるのが楽しいという感想は多く存在します。

#12「静止限界のドグマ」感想と評価

『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)最初の山場とも名高い12話の感想は鬱という言葉がよくあがります。ここからカタストロフに満ちた葛藤と苦悩と選択の物語がはじまるのです。

#13「形而上のネクローシス」感想と評価

13話は初見の方からすれば悪夢のようなタイムループの黄金律がまざまざと見せつけられる回になっています。ファンの間では逆にここから一気に面白くなるという評価の高い回でもあり、実際にお話は12話13話から雰囲気とテンポが一気に変わっていきます。

#14「形而下のネクローシス」感想と評価

14話ではついに世界線の詳しい話や解決方法の糸口が解明されていきます。牧瀬紅莉栖と岡部倫太郎のやりとりにも注目が集まっていることが感想から伺えます。

15~19話のあらすじ

16話から19話はDメールと「2日前まで戻れる」というタイムマシンのルールを利用した解決のために岡部倫太郎が葛藤しラボメンたちの願いと向き合いつつも椎名まゆりの死が2010年08月13日に失われるα世界線からの脱却を図ろうとするパートです。

牧瀬紅莉栖と協力しながら、登場人物たちを説得しに奔走する岡部倫太郎。阿万音鈴羽、フェイリス、ルカ子と順番にDメールによって改変された世界を紐解き、そして岡部倫太郎も知らなかった様々な思いと陰謀、真実に触れていくことになります。

また、ここで序盤からも写り込んでいた「ダイバージェンスメーター」の詳しい読み解き方なども明らかにされるなどタイムリープの考察に不可欠なパートでもあります。

解説Tips:ダイバージェンスメーター

ダイバージェンスメーターとは、世界線変動率(どれだけ元の世界線と変わってしまっているか)を計測し表示する計測器で阿万音鈴羽によってもたらされることになります。見た目は実在する1970年代以前の冷陰極放電管「ニキシー管」の形をしており、1%未満のごく微量な変動のなかで葛藤し選択し突き進んでいくことになります。

#15「亡環上のネクローシス」感想と評価

世界のルールが明らかになる15話。レイアウトなどの考察などもされるなどミステリー要素が感想からもで始めるのも特徴です。

#16「不可逆のネクローシス」感想と評価

15話から最終回にかけての思いの数々とその結末に泣けてしまうという感想は多くあります。特に16話のまゆりと岡部倫太郎のやりとりは人気の高いシーンになっているのです。

#17「虚像歪曲のコンプレックス」感想と評価

なかでも人気が高いのがゲームではフェイリスルートと呼ばれている17話の一連のあらすじです。結末もふくめて泣ける話として語り継がれています。

#18「自己相似のアンドロギュノス」感想と評価

18話はルカ子こと漆原るかが主人公の話です。ルカ子が秘めていた思いが明らかにされ、その思いと向き合いながらも決断を迫られるシーンは人気が高くなっています。

#19「無限連鎖のアポトーシス」感想と評価

19話の桐生萌郁に関する真相の苛烈さはファンをも驚かせたことが感想からも伺えます。痛々しさやそれでもやめることの出来ない岡部倫太郎の心境がファンの心をも抉るのです。

20~23話のあらすじ

20話から23話でやっと冒頭でご紹介した「未来を司る女神作戦(オペレーション・スクルド)」に繋がる全ての状況が出揃います。「SERN」の思惑、死とループの恐怖、第三次世界大戦の影、選ばなければならない世界。そういった重荷のなかでやっと手に入れたかに思われた平穏はあるひとつの真相によってまた分岐することになります。

椎名まゆりを殺させないために飛び続け巻き戻り続け、そして葛藤と苦しみのなかでも進み続けた岡部倫太郎。その歩みと洞察には常に牧瀬紅莉栖の姿がありました。いつしか大切な存在になっていった牧瀬紅莉栖をも救いたいと岡部倫太郎は願いはじめるのです。

そんな最後の分岐点になるのが、ここまで毎回協力をしそして愛情すらも芽生えた牧瀬紅莉栖であり、β世界線への跳躍に必要な条件を突きつけられた岡部倫太郎はまた深く絶望し葛藤することになるのです。

#20「怨嗟断絶のアポトーシス」感想と評価

20話では「SERN」の思惑とその狡猾な正体が明かされることになります。その真相に対して震え上がる声は多くみられました。この絶望から立ち上がるカタストロフこそが『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)の魅力でもあるのです。

#21「因果律のメルト」感想と評価

21話で岡部倫太郎が厨二病に傾くきっかけになる過去と椎名まゆりの過去が語られ視聴者に没入感をもたらします。そうして岡部倫太郎の葛藤を追体験させることでより物語に引き込んでいるのです。

#22「存在了解のメルト」感想と評価

そのカタストロフから牧瀬紅莉栖との選択をすることになる22話はファンの中でも完璧に近い形で感動が得られる回として評価されています。

#23「境界面上のシュタインズゲート」感想と評価

そして、全ての絶望と全ての葛藤の上で、最後の選択と施策に出る23話の岡部倫太郎の姿はファンの心を釘付けにしました。

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シュタインズ・ゲートの主要登場人物

この章では未来ガジェット研究所の魅力あるメンバーを最後におさらいしておきましょう!

岡部倫太郎

岡部倫太郎は、東京電機大学所属の大学生で、まゆりからは「オカリン」と呼ばれる『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)の主人公です。厨二病を患っており、狂気のマッドサイエンティスト「鳳凰院凶真」として「未来ガジェット研究所」を切り盛りする未来ガジェット研究所のラボメンNo.001で、様々な未来ガジェットを開発しています。

2010年7月28日にラジオ会館に訪れたことからDメールとタイムマシンを巡る物語に身を投じていくことになります。序盤のウザキャラが最終回には頼もしくかっこよくみえる魅力あるキャラクターで、2011年6月に行われた、電撃オンラインによるキャラクター人気投票では第2位を獲得しました。

椎名まゆり

椎名まゆりは岡部倫太郎の幼馴染で、「人質にして、人体実験の生贄」という設定で未来ガジェット研究所のラボメンNo.002になっています。私立花浅葱大学附属学園の生徒であり、「メイクイーン+ニャン2」でメイドとしてバイトをしながら岡部倫太郎といっしょに穏やかな日々を過ごすことを祈っています。

「トゥットゥルー♪」という口癖と不思議な言動と裏腹にしっかりとした意思力を持っているヒロインで、彼女の選ぶ結末にファンは涙することになりました。

橋田至

橋田至は岡部倫太郎とともに東京電機大学に通う学生で、未来ガジェット研究所のラボメンNo.003としてほぼ常にパソコンに向き合っています。あだ名は「ダル」で「メイクイーン+ニャン2」の看板メイドであるフェイリスの大ファンであるオタク系のキャラになっています。

しかしその設定と気だるげな言動とは裏腹に優秀なプログラミング技術やハッキング技術を持ち、岡部倫太郎からは「スーパーハカー」と呼ばれたり、『シュタインズ・ゲート ゼロ』では「ある転機」が訪れるなど魅力あるキャラクターとして描かれています。

牧瀬紅莉栖

牧瀬紅莉栖はアメリカのヴィクトル・コンドリア大学脳科学研究所所属研究員で、2週間という短期間のみ逆留学した際に物語に巻き込まれていきます。講演会でタイムマシンについて彼女の専攻である脳科学の視点から論議したことから岡部倫太郎とぶつかることになり、その後、未来ガジェット研究所のラボメンNo.004で「クリスティーナ」「助手」と呼ばれる凸凹コンビになることになります。

才能豊かな反面ツンデレでオタク趣味にもどっぷり浸かっているというユニークな設定と一途さや努力家としての側面がファンの心を鷲掴みにしました。

桐生萌郁

桐生萌郁は未来ガジェット研究所のラボメンNo.005となる編集プロダクション「アーク・リライト」のアルバイターで、無口な性格と携帯依存症という内気なキャラクターになっています。しかし、その内側には非常に重い設定を抱えており、真相が明らかになった際にファンの心臓を痛めることになりました。

漆原るか

漆原るかはまゆりと同じ私立花浅葱大学附属学園に通う学生で、神社の神主の"息子"として生活しています。その美しい容姿と嫋やかな性格から女性キャラクターと思われがちですが、性別は男でありそれが劇中でもネタにされているだけでなく、ストーリーに面白みを加えています。まゆりに引き連れられる形で未来ガジェット研究所に出入りするようになり、未来ガジェット研究所のラボメンNo.006となっています。

秋葉留未穂

秋葉留未穂(あきばるみほ)は、秋葉原のネコ耳メイド喫茶「メイクイーン+ニャン2」の人気ナンバー1メイド「フェイリス」その人にして、私立金糸雀学園の学生でもあるキャラクターです。類稀なるゲームセンスを持っており、ボードゲーム「雷ネットアクセスバトラーズ」の腕前は世界クラスと言われています。

彼女の家族周りの設定などは『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)の中盤の核となっており、ファンにとっても思入れ深い人気キャラクターになっています。

阿万音鈴羽

阿万音鈴羽(あまねすずは)は未来ガジェット研究所階下の「ブラウン管工房」の押しかけアルバイターの少女です。登場当初からミステリアスな言動をしており、牧瀬紅莉栖にもやや警戒されますが、真相を明かしていくなかで未来ガジェット研究所のラボメンNo.008として受け入れられていきます。格闘技やサバイバル術に詳しく、岡部倫太郎からは「バイト戦士」と呼ばれています。

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シュタインズ・ゲートの伏線がすごい!

この章ではネタバレにならない範囲で『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)の伏線についての読み解き方をご紹介しましょう!

伏線回収が芸術レベル

アニメ『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)をご覧になる際に、無印である『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)を観るだけでも1話のフラグや途中途中に挟まれるカットの意味を最終回で回収しきるため十分に楽しむことができますが、『シュタインズ・ゲート ゼロ』も視聴することで全ての世界線の移ろいが読み解くことができるとファンの間ではその伏線の巧妙さが話題になっています。

タイムループものの定番であるあとから繋がってゆく叙述トリックやセリフの押収、なんとなく序盤には欠けているように見えていたもののかみ合わせなどが視聴者の心を掴んでいきます。

伏線回収も魅力の1つ

特に『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)は理論があって既存技術があるのではなく実験と発明という過程に存在する立証と考察が展開されているためピースが嵌った際の感触はミステリー作品などに近い刺激を味わうことができるのです。

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シュタインズ・ゲートの劇場版

劇場版の概要

2013年に公開された『劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』は、最終回の世界線であるシュタインズゲート世界線に辿り着いてから1年後の2011年8月が舞台となっています。全てが収束されたかに思われた世界での岡部倫太郎の苦悩と牧瀬紅莉栖の奔走が描かれている超大作です。

監督は佐藤卓哉監督と浜崎博嗣監督で主要なスタッフはアニメ版のスタッフが引き継ぎ興行収入は5億6000万円にのぼっています。

劇場版の予告動画

『劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』はリーディング・シュタイナーの代償として岡部倫太郎が落ち込んだ「R世界線」についても言及されており、アニメファンと原作ゲームファンを喜ばせる演出が多数仕込まれているのでアニメを視聴した後に観てみると楽しいかもしれません。

劇場版『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』公式サイト

シュタインズ・ゲートに関する感想や評価

『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)を楽しむ順番に関する感想も多くあがっているためそのうちのひとつをご紹介させていただきましょう。この方のおすすめは途中に続編である『シュタインズ・ゲート ゼロ』を挟むプランで、この順番で観ることで世界線列順に近い世界観把握と伏線回収を味わうことができます。

挿入歌の意味やオープニング曲などが刺さってくる作風がファンの心を掴んでいるのは間違い無いでしょう。特にオープニングの「Hacking to the Gate」は2番の歌詞が放映された際に感動の声とともに反響を呼びました。

海外の方にも『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)は人気であり、多くの方々が「非常にクールな作品」「感動する!」などと高評価を述べています。

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シュタインズ・ゲートの最終回や感想・評価まとめ

『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)の最終回「終わりと始まりのプロローグ」のあらすじ解説やおさらいはいかがでしたか?解説を確認した上で結末をもう一度味わうとまた違う発見が得られるかもしれません。何度でも楽しめる名作『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)の今後の展開にもご期待ください!

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