鬼灯の冷徹のキャラ一覧！主要登場人物の魅力や強さランキングも紹介

週刊モーニングで連載中の人気漫画「鬼灯の冷徹」とは、閻魔大王の第一補佐官である鬼灯（ほおずき）の、地獄での日常を描いたコメディ漫画です。鬼灯の冷徹の登場人物は妖怪や古くから伝わる想像上の生き物や、神話、お伽噺などのネタが多く含まれており、また作中では稀に時事ネタも描かれることがあります。

鬼灯の冷徹ではブラックジョークが含まれる話も度々見受けられ、地獄という舞台と裏腹に現代にも通ずる誰もが、ついあるあると頷いてしまうようなネタもしばしば。2018年4月現在で単行本は26巻まれ連載されており、アニメも第弐期その弐が放映中です。

今回はそんな日本の地獄から、あの世を幅広く描いた作品「鬼灯の冷徹」の登場人物を詳しく紹介します。鬼灯の冷徹の登場人物達の魅力や見所、加えて鬼灯の冷徹に登場するキャラの強さランキングもまとめましたので、ぜひお気に入りのキャラクターを見つけてみて下さい。

鬼灯の冷徹の主人公である鬼灯は上記でも紹介した通り、閻魔大王の第一補佐官です。おおらかで優しい性格かつ少し間抜けな面もある上司の閻魔大王を、厳しく時には武力行使を持って補佐や管轄をしています。鬼の中でもその強さはトップクラスで、実際上司である閻魔大王の裏では彼が主導権を握っていると言っても過言ではありません。

常に冷静であり頭のキレる鬼灯ですが、誰に対しても変わらないドS対応が、ある意味彼の魅力と言えるでしょう。上記の通り直属の上司である閻魔大王にも度々制裁を加えたり、目上の者に対しても物怖じするどころか媚びること無く時には軽くあしらったりと容赦のない対応を取り、自分の意志を通し周囲を意のままに操るのが得意です。

鬼の象徴である角は、額に一本のみ。よく想像しがちな二本角ではない上、また鬼の特徴的な天然パーマではなく黒髪の綺麗なストレートであることも彼の特徴の一つです。反面、鬼らしく尖った牙と耳を持ち、185㎝と高身長でがっしりした体格の持ち主です。普段は赤い襦袢に、黒い衣服で帯を貝の口に締めた衣装を着用しています。

またその体格に相応しい怪力の持ち主であり、常に携帯している大きな金棒を片手で軽々振り回すなど鬼の中でも一目置かれる実力の持ち主です。仕事に置いても非常に有能であり、持ち前の厳しさを発揮し地獄を取り仕切っています。故に一目置かれると同時に、獄卒、ひいては閻魔大王からも恐れられる作中でもトップクラスの強者と言えるでしょう。

一方で非常に大食いであったり、生粋のジブリマニアであったりと、他人にも自分にも厳しい鬼灯からはイメージし難い一面もあります。好きなことには一直線になりがちであり、大の動物好きが高じて自ら品種改良した「金魚草」を飼育しており、品評会にも積極的に参加しているなど、他人には理解の及ばぬオタク気質な部分も持ち合わせています。

自身の生い立ちから、生まれなど自身はどうすることも出来ない理由で他人を貶すような輩を大層嫌っており、そういった手合には武力行使のみならず心身共に徹底的に打ちのめすところが見られます。他の補佐官や鬼灯の元で働く部下達など、周囲との関係は至って良好ですが、唯一、桃源郷に住む神獣「白澤」とはある件をきっかけに犬猿の仲となり、事あるごとにいがみ合っています。

日本の地獄の王・閻魔大王はイメージ通りの巨漢で、亡者の行く先を決定づける裁判を取り仕切る重要な役割を持った鬼灯の上司です。しかしその立場とは裏腹に、大らかでのんびりした性格であり、少し間抜けな所の目立つ閻魔大王。

第一の部下であるはずの鬼灯に度々言い負かされたり、時には制裁を食らっていたりと、ぞんざいに扱われている場面が目立ちます。その原因は主に閻魔大王本人にあり、仕事が立て込んでくると鬼灯に丸投げなんてこともしばしば。時には愚図って鬼灯の手を煩わせるなど、鬼灯だけでなく他の部下にも呆れられる一面もあります。

がっしりした高身長の鬼灯と並んでも、鬼灯が小さく小柄なのではと錯覚するくらいには大きな体格をしており、その大きな閻魔大王が鬼灯に軽々投げ飛ばされる様は、読者にこの二人の関係性を瞬時に印象付けさせる特徴的な場面と言えるでしょう。

また、鬼灯を補佐官に抜擢したのは紛れもなくこの閻魔大王であり、名付けの親もまた閻魔大王です。その関係性を持ってしても虐げられる閻魔大王は、まさに不憫の一言に尽きますが、その原因の一旦は閻魔大王自身の行動にあるところがなんとも言えず、この二人独特の関係は他の上司と部下にはない魅力と言えます。

唐瓜は鬼灯の元で働く、小鬼の新人獄卒です。しっかり者かつ世話焼きで、常に行動を共にしている幼馴染「茄子」の尻拭いをする場面も度々見受けられます。身長は140㎝とかなり小柄ですが、その低身長は子供故では無く、小鬼という種族特有の特徴で、れっきとした青年です。

作者曰く、「どこの企業でも『お、この新卒はアタリだ』と一目置かれる出来た奴」だそうで、実際唐瓜の元に新人が入ってくる頃には、そつなく新人の教習に当たり部下に尊敬されるなど、鬼灯からも「先輩が板についてきた」と褒められる程です。

また仕事での有能さとは一変、お香に相当な好意を抱いており、将来はお香の所属する衆合地獄の獄卒になることを夢見ています。加えて作中で度々見られるマゾヒストな一面も唐瓜の重要な特徴であり、真面目で働き者なイメージとのギャップが、読者を惹きつける要因の一つとなっています。

上記で紹介した唐瓜の所謂幼馴染であり、今は同僚として共に鬼灯の元で働いています。タレ目で麻呂眉が特徴の小鬼で、唐瓜と同じく身長は140㎝。二本角な唐瓜に対し、茄子は三本角の持ち主で、唐瓜と共に「地獄のチップとデール」と呼称されています。

うっかり者である上、注意力散漫で天然な性格をしており、仕事上ではミスをすることも多いが、鬼灯には人が二の足を踏むような事柄を躊躇せず行える行動力を買われています。更に、独特な芸術センスを持ち合わせており、コンクールの受賞歴も持っています。

生活の安定面を考え獄卒に就職したものの、鬼灯に頼まれ閻魔殿の壁画の書き直しを任されるなど、仕事上でその絵の巧さを発揮することもあり、現在でも芸術活動を趣味とし、自室はすっかりアトリエ状態となっています。

お伽噺の中で鬼ヶ島の鬼を退治した、日本一有名な英雄桃太郎。室町時代をイメージとした古風な出で立ちをしており、お供の動物たち「桃太郎ブラザーズ」を連れている。桃太郎は死後、天界に住んでいたものの、生前の功績が忘れられず、地獄の鬼に喧嘩を売りに来ていました。

その時出会ったのが幸か不幸か主人公の鬼灯であり、桃太郎は勝負を挑むもあっさり敗退。その後鬼灯の図らいで桃源郷の仙桃農園の管理人として就職することになります。元々過去の栄光に囚われ、チンピラ同然だった桃太郎ですが、管理人の仕事が天職だと真面目に働き始め無事更生します。

桃源郷での仕事をしていく内に性格もすっかり丸くなり、だらしのない上司「白澤」の元で働いているせいか、最近は常識的な突っ込みを行う苦労人ポジションに落ち着いています。「白澤」の元で漢方を教わりながらも、彼の世話役も同時にこなしており、将来は自身のブランドを冠した漢方薬を作ることを目標としています。

お伽噺桃太郎に登場する、桃太郎の手下であるお供三匹。鬼灯の冷徹では、第一話で桃太郎と共に地獄に殴り込み、鬼灯にあっさりと敗退した、犬、猿、雉をまとめた呼称です。鬼灯に敗退後は三匹共に、動物を虐めた者が落ちる地獄「不喜処地獄」へ就職しています。

犬種は不明の白い犬。鬼灯を閻魔大王やサタンよりも上の人物と捉え、呼び方も「閻魔さん」と「鬼灯様」とあからさまに立場を別けています。また圧倒的な強さを誇る鬼灯を恐れつつも大変懐いており、非番の日でも鬼灯の外出や現世視察などについて行ったり、美味しそうな昆虫を捧げたりしています。

作中でも飛び抜けて頭の悪い行動が目立ち、子供のように好奇心旺盛で、周囲からも「アホの子」とレッテルを張られています。2016年には少女漫画雑誌「なかよし」にて、鬼灯の冷徹スピンオフ漫画「シロの足跡」がスタートしました。

常時首に巻いているバンダナが印象的な、お伽噺猿蟹合戦にも登場していた猿の柿助。自称「チームのブレーン」。猿蟹合戦での事件後、小カニの復讐により死亡するも、カニへの罪滅ぼしをするため地蔵に導かれ、桃太郎のお供となり、鬼灯の冷徹第一話へと繋がります。

過去の因縁のせいか、カニにまつわること出来事に出会うことが多く、時にはシロや鬼灯に過去の黒歴史である猿蟹合戦をイジられる場面もあり、中々過去の過ちは払拭出来ない模様です。他の二匹に比べ道具を使用できることが柿助の特徴ですが、人間の似た部分があるためか、少々怠け者な一面もあります。

桃太郎ブラザーズの中でも一番落ち着きがあり、大人な一面を見せる雉のルリオ。空から攻撃する「ロケットランチャー」が技名であり、ルリオの肩書です。桃太郎を慕っているものの、室町時代から変わらない雇用形態に疑問を抱き、現在は他の二匹と同じく不喜処地獄で働いています。

現代でのマナー作法などにも長けており、しっかり者のイメージですが、その分ブラザーズ内で一番地味であることが悩みとなっているようです。派手な体毛をしている日本の国鳥ですが、最近は太っていることを気にしている様子が描かれています。

白澤は天界の桃源郷に住む、森羅万象を知る吉兆の証の神獣です。桃源郷で漢方を扱う薬局「極楽満月」を経営しており、漢方の権威で生薬に精通しています。桃太郎の上司であり師匠ですが、軽薄な性格をしており、桃太郎に世話を焼かれる場面も多く見られます。

桃太郎のことを中国での呼び方で「桃（タオ）タロー」と呼び、常に白衣を身に着け、給食当番のような頭巾をかぶっているのが印象的です。右耳には古銭の耳飾りをつけており、目尻には紅の化粧をしています。薬剤師としての実力は申し分なく、薬に関しての知識は万能と評される程ですが、その一方では大変女たらしな一面を持っています。

にこやかで飄々としたところが白澤の特徴ですが、極度の女好きかつ浮気性であり、毎月薬局の売上の七割は女性との交遊費として消えています。本来は獣の姿をしていますが、女性と遊べないのを理由に普段は常に人間と同じ姿形をしています。

弱いとわかっていながら毎度美女と酒に溺れるなど、だらしない部分が目立つ上、漢方に手を出したのも女の子と遊び続けたいがため「元気になる薬」を作り始めたのがきっかけという徹底ぶり。常に白澤の行動理由には女の子と云々、が付属しており、部下である桃太郎にもその軽薄な一面は大いに呆れられています。

黒髪に加え特徴的な吊目であり、初めて二人を見た桃太郎が「親戚か？」と疑うほどに鬼灯とよく似た顔立ちをしています。身長も同じく185㎝ですが、がっしりとした鬼灯とは裏腹に、痩せ型で華奢なのが白澤の特徴でしょう。

ある事件をきっかけに鬼灯と険悪な中になってからは、顔を合わせれば何かと喧嘩をするのが日常茶飯事になっており、先に手を出すことの多い鬼灯に対して口では喧嘩をふっかけるものの、力で白澤が勝利した場面は今まで一度も描かれていません。

上記で鬼灯の冷徹の物語に大きく関わる主要な登場人物を紹介しました。ギャグ漫画でありながら、地獄という殺伐とした世界観を描く鬼灯の冷徹。そんな鬼灯の冷徹に登場する登場人物達は一体どんな強さを持っているのか？気になる個々の強さをランキング形式にしてまとめて紹介します！

上記でも紹介した白澤がランキング第三位です。軽薄といえども中国に伝わる神獣ですので、漢方に関する知識だけではなく他にも特殊な能力を持っています。特殊能力とは紙に描いたものを三日間実体化させるというもので、仕事のお手伝いなどもさせられる事ができ、様々な面で役に立つ神獣らしい強さの証と言って良いでしょう。

戦闘力という面でもそうですが、白澤の強さは、自身の軽薄な行いにも自信と信念を持っている所でもあります。普通なら他人と自身の行いの差を顧みる所、頑として自分の好きなことのみを貫くという、精神力の強さはある意味作中でも最強と言えるかも知れません。

八大地獄と対を成す八寒地獄の中でも一番過酷な地獄と言われる「摩訶鉢特摩」の獄卒である春一。のんびりとした性格で、「~だよう」という独特の語尾の雪鬼です。そのまったりとした雰囲気とは違い、八寒地獄で開催された各部署対抗の雪合戦では、閻魔大王の第一補佐官として恐れられる鬼灯と、互角に渡り合っていました。

単純な強さと言った点では、作中でも唯一といっていい、互角に渡り合った春一が相応しいと言えます。彼の強さは普段の喋り口とのギャップがあり、そんな所もまた魅力的で惹きつけられる、堂々のランキング第二位です。

作中でこれでもかと描かれているのは、主人公である鬼灯の強さです。鬼の中でもトップに君臨する鬼神として恐れられる鬼灯以外に、強さランキング一位は思い浮かびません。閻魔大王を軽々しく「アホ」と言ったり、白澤に一泡吹かせるためだけに夜通し穴を掘るなどといった突き抜けた行動が目立つ鬼灯。

単純な戦闘力という腕っぷしの強さだけでない、精神的な強さも持ち合わせた、誰もが認める強者です。どちらか片方だけではない、間違えのない鬼としての強さは、読者も惹きつけられる彼最大の魅力と言えるでしょう。

今回は鬼灯の冷徹の魅力的な主要の登場人物たちを強さランキングと共に詳しくまとめました。鬼灯の冷徹の登場人物は今回紹介した以外にも沢山魅力的なキャラがいます。強さランキングだけでは語れないかわいいキャラクターも多いです。

まだまだ人気連載中の鬼灯の冷徹をもっと楽しむために、キャラの魅力や強さを把握してより一層物語を楽しみましょう。