【ゴールデンカムイ】刺青人皮の暗号の内容をネタバレ考察!刺青を持つ囚人一覧

ゴールデンカムイに登場する刺青人皮は、アイヌ埋蔵金の隠し場所を示した暗号が彫られた刺青です。埋蔵金を盗み出した犯人・のっぺら坊の手で刺青を彫られた囚人・24人の刺青を刺青人皮と呼び、のっぺら坊の手引きで網走監獄を脱獄しています。本文では、埋蔵金獲得に重要なアイテム・刺青人皮の暗号の内容のネタバレ考察や刺青を持つ囚人一覧、刺青人皮の詳細などをネタバレを交えて紹介します。

【ゴールデンカムイ】刺青人皮の暗号の内容をネタバレ考察!刺青を持つ囚人一覧のイメージ

目次

  1. 刺青人皮とは?
  2. 刺青人皮の暗号の内容をネタバレ考察
  3. 刺青人皮の刺青を持つ囚人一覧
  4. 刺青人皮に関わる囚人以外の主な人物
  5. 刺青人皮の詳細
  6. 刺青人皮の暗号の今後を予想
  7. 刺青人皮の暗号に関する感想や評価
  8. 刺青人皮の暗号の内容をネタバレ考察まとめ

刺青人皮とは?

漫画「ゴールデンカムイ」に登場する刺青人皮には、アイヌ秘蔵の金塊の在り処を示す暗号が彫られており、一括千金を狙う男たちが血眼になって探し求めている重要なアイテムです。以下では、ゴールデンカムイの刺青人皮に彫られた暗号やその内容、刺青を持つ囚人一覧のネタバレや考察を交えて紹介します。

ゴールデンカムイの作品情報

野田サトル先生執筆の漫画「ゴールデンカムイ」は、日露戦争終結直後の北海道を舞台に、アイヌの金塊を巡る争奪戦を軸に、アイヌ民族の文化や風習、料理にも着目した作品です。本作品は、2014年から週刊ヤングジャンプにて連載されており、単行本は2019年6月時点で18巻刊行、累計発行部数・1000万部を突破しました。

ゴールデンカムイの概要

ゴールデンカムイは、日露戦争前後の史実を基に、埋蔵金を巡るサバイバル要素に加えて、北海道の地で生活を営むアイヌの民族文化や、狩猟とグルメ、戊辰戦争から日露戦争、ロシア革命など、多彩な要素を織り交ぜたストーリーが特徴です。特に、ヒロイン・アシリパの出自であるアイヌ民族に関する知識の豊富さは、2018年手塚治文化賞受賞を始め高い評価を得ています。

ゴールデンカムイのあらすじ

日露戦争終結直後の北海道にて、杉元佐一は戦死した親友の願いを叶えるため、一攫千金を夢見ながら砂金を採る中、アイヌが秘蔵する巨額の金塊の存在を、その在り処を示す刺青が入れられた男から聞かされます。その後、アイヌ少女・アシリパと出会いを経て、金塊にまつわる刺青人皮の入手と、アシリパの父の死の真相を探しに、北海道を旅します。

刺青人皮は暗号

刺青人皮とは、ゴールデンカムイの舞台・北海道の地に隠された巨額の金塊の在り処を示す暗号が彫られた、網走監獄の囚人・24名が持つ刺青を指します。囚人たちに彫られた刺青は、全員正中線に沿って彫られており、刺青人皮を入手するにはその刺青を持つ囚人を殺害し、皮を剥ぐ工程が必要不可欠です。

囚人たちに彫られた刺青の暗号は、正中線に沿って太い線・細い線、丸で囲まれた漢字一字で構成されており、場所によって、線が二重に彫られている箇所もあります。また、刺青人皮に彫られた漢字は、それぞれ異なる漢字が彫られており、アイヌ金塊の在り処を示す重要な手がかりと考察されています。

『ゴールデンカムイ』公式サイト│集英社

刺青人皮の暗号の内容をネタバレ考察

アイヌの金塊を盗み出したのっぺら坊ことウイルクによって彫られた刺青人皮は、文様を描いたような線と漢字を用いた記号によって構成されています。以下では、刺青人皮の暗号の内容や解読に関するネタバレ考察を紹介します。

刺青人皮に彫られた暗号とは

網走監獄を脱獄した囚人が持つ刺青は、のっぺら坊の手で盗まれたアイヌの金塊の在り処を示す暗号が彫られています。作中では、様々な理由でアイヌの金塊を狙う主人公たちが探し求める、刺青人皮に彫られた文様や漢字を指し、囚人・24人分の刺青人皮をつなぎ合わせることで、その在り処が浮き彫りになると言われています。

アシリパには解ける暗号?

刺青人皮に彫られた暗号の解読について、作中では、暗号を作ったのっぺら坊ことウイルクの娘・アシリパの知識なら解読できると言われています。そして、刺青人皮に彫られた漢字の読みを杉元から教わるアシリパのシーンにも、暗号解読に繋がる伏線が張られているでしょう。

また、刺青の記号について、杉元たち和人が頭を悩ませる傍らで、アシリパは、記号の読みが「ホロケウオシコニ」と一致することに気が付き、金塊の隠し場所の特定が浮き彫りになりつつあります。

ホロケウオシコニとは

金塊を隠した父・ウイルクの真意を知るために樺太を旅するアシリパは、その地で「ホロケウオシコニ」という言葉を思い出します。この言葉は、アシリパの母親によって名付けられたウイルクのアイヌ名でした。そして、アシリパは、これらの言葉の一字と同じ読みをする漢字が、刺青人皮に彫られていたことに気が付きます。

暗号はフェイク?

暗号解読には、囚人全員の刺青人皮が必要と言われていますが、アシリパが思い出した「ホロケウオシコニ」の言葉と刺青の漢字を照らし合わせると、その大半はアシリパの知る言葉に当てはまらない刺青人皮も出てしまいます。これらは、暗号解読の鍵を握るアシリパにしか判別できないように細工された、フェイクである可能性も浮上しています。

フェイクが彫られた理由は、第七師団の鶴見中尉のように、偽物の刺青人皮を作成することも見越したウイルクの策略とも考えられ、刺青人皮を全て手に入れた上で、その中から「ホロケウオシコニ」と読みが一致する刺青人皮を取り出し、それらをつなぎ合わせることが必要でしょう。

小樽へ行く理由とは

また、のっぺら坊ことウイルクは、刺青を施した囚人たちに、脱獄後は小樽へ向かうように指示したと言われています。小樽は、アシリパが住む村・コタンの近くに位置しています。アシリパの父・ウイルクの指示や、刺青人皮に彫られた暗号から、おそらく金塊の隠し場所は小樽の地にあり、刺青人皮をつなぎ合わせることで、それらの地図が浮かび上がる仕組みになっているとも考察されます。

刺青人皮の刺青を持つ囚人一覧

刺青人皮の囚人一覧の紹介・イメージ画像

作中に登場した刺青人皮は、囚人一覧の土方歳三のように刺青を持ちながら金塊探しに参加する者にも彫られており、現時点では17人の名前と刺青に彫られた記号が断片的に判明しています。以下では、刺青人皮の刺青を持つ囚人一覧をネタバレを含めて紹介します。

刺青を持つ囚人①土方歳三

新選組副長で広く知られる土方歳三は、本作では1869年に起こった函館戦争後も生きており、政治犯として網走監獄に収監されていた模範囚に設定されています。70歳には到達しているだろうと推測される一方、自らが理想とする国を蝦夷地に築く野心のため、脱獄後は他の囚人を仲間に引き入れ、金塊争奪戦に名乗りを挙げます。

刺青を持つ囚人②後藤

杉元が金塊争奪戦に加わるきっかけを作った後藤は、妻と子供を殺害した罪で収監されていた脱獄囚の1人です。ゴールデンカムイ序盤に登場し、小樽で砂金を掘る杉元に対して、アイヌの巨額の金塊の存在や自身の体に彫られた刺青の存在を明かしました。後に、ヒグマに襲われて命を落としますが、後藤の登場は、その後の杉元の運命を大きく変えていきます。

後藤の刺青には、複雑に描かかれた線の他に丸で囲まれた謎の記号も彫られており、「仏」「面」「音」「貝」「元」「記」と読める漢字が見られます。これらの記号も、金塊を獲得するための重大なヒントになると考察されます。

刺青を持つ囚人③白石由竹

実在の脱獄囚・白石由栄をモデルに描かれた脱獄王・白石由竹は、坊主頭ともみあげが特徴の元強盗犯です。その異名の通り、全国の監獄をあらゆる方法を駆使して抜け出してきた囚人で、脱獄方法も自身の関節を自在に脱臼させるなど、常識を逸脱しています。作中では、金塊の山分けを条件に杉元達と行動を共にする、ムードメーカーとして描かれており、「谷」「運」「岡」の刺青の記号が判明しています。

刺青を持つ囚人④坂本慶一郎

刺青を持つ囚人の坂本慶一郎は、妻・蝮のお銀と共に刺青人皮を狙う強盗夫婦です。ある賭け場に刺青人皮がある情報を聞きつけ現場に向かうも、第七師団と交戦の末、夫婦共に命を落とします。坂本の刺青の記号は、「九」「籠」「詠」です。

刺青を持つ囚人⑤若山輝一郎

刺青人皮の1人・若山輝一郎は、苫小牧にある競馬の八百長を指示していたヤクザの親分で、八百長が表にバレたことを受けて、網走監獄に収監された脱獄囚です。彼の刺青人皮は、上半身に倶利伽羅紋が彫られていたため、囚人の中で唯一下半身に彫られており、「皿」「樹」「次」の記号が判明しています。

刺青を持つ囚人⑥都丹庵士

刺青を持つ囚人の1人・都丹庵士は、音で相手の居場所を突き止めたり、暗闇での戦いを得意とする盲目の囚人です。杉元達が苦戦を強いられた名スナイパーで、自身が失明する原因を作った犬童に復讐するために土方と結託、網走監獄の侵入に協力しました。

刺青を持つ囚人⑦二瓶鉄造

二瓶鉄造は、ヒグマ狩りを生業とする猟師で、最期を山で迎える願いを叶えるため、自ら刺青人皮に加わった経緯を持っています。脱獄後も金塊を探し求めることはせず、マタギとしての人生に満足しながら山中で息を引き取ります。その後は、杉元達によって刺青人皮が回収され、「砂」「塊」「蕗」「華」「仕」「鎬」「帯」の記号が判明しています。

刺青を持つ囚人⑧姉畑支遁

北海道の動植物を研究する姉畑支遁は、釧路湿原にて登場した学者です。自身の行ないをうやむやにする目的で、牧場の家畜などを惨殺してきた刺青人皮の囚人で、後に杉元の手によって刺青人皮が回収されました。彼の刺青の記号は「汚」が彫られています。

刺青を持つ囚人⑨家永カノ

札幌世界ホテルの女将に扮する家永カノは、「同物同治」の思想を持つ初老の男性外科医です。人間の該当部位を食べることで体の不調を回復させることに固執しており、脱獄後も妖艶で若い女性に変装し、目星を付けた宿泊客を次々と餌食にしていました。後に、刺青人皮である土方・牛山の元に加わり、尾形に頭を撃たれた杉元の治療を行ないました。刺青の記号は「琶」「美」が判明しています。

刺青を持つ囚人⑩牛山辰馬

牛山辰馬は、脱獄後に土方歳三に居場所を掴まれ、金塊の分け前を条件に行動を共にする元柔道家です。牛山の刺青の記号は、「濃」が判明しています。

刺青を持つ囚人⑪岩息舞治

岩息舞治は、網走監獄の脱獄後に南樺太へ渡った刺青人皮の1人です。マタギの二瓶と同様に金塊に興味がなく、アシリパを追って南樺太に来た杉元・鯉登とのスチェンカ対決後、自身の刺青を転写させ、その後は大陸の西方向へ去っていきました。

刺青を持つ囚人⑫辺見和雄

網走監獄の脱獄囚の1人・辺見和雄は、100人以上に及ぶ人々を殺害してきた快楽殺人鬼です。後に同房だった白石によって刺青人皮であることが発覚し、シャチに襲われる壮絶な最期を迎えました。後に、辺見の遺体は杉元の手で奪還され、刺青人皮となり「岸」「目」に加えて、判別不能の一字の記号が彫られていることが判明しています。

刺青を持つ囚人⑬鈴川聖弘

富裕層の女性を狙った結婚詐欺で網走監獄に収監されていた鈴川聖弘は、変装を得意とする老齢の詐欺師です。脱獄後は、変装を駆使して樺戸集治監の囚人の脱獄を手引きし、その近くにあったアイヌのコタンを襲撃し、次は村長に変装して悪の限りを尽くしていました。後に、第七師団の鯉登によって嘘を見破られ、射殺されました。

刺青を持つ囚人⑭小樽で杉元をつけた男

小樽で杉元の後を追い、後に尾形に射殺された名前不明の囚人は、のっぺら坊によって刺青を入れられたことや、脱獄中に囚人たちによる殺し合いが勃発し、散り散りになったことを語りました。彼の刺青人皮には、「席」「塔」「吐」が彫られていました。また、彼の遺体から剥ぎ取ったと考察される杉元と白石が見ていた刺青人皮から「魂」「帯」という漢字も彫られていたことが明らかにされています。

刺青を持つ囚人⑮江渡貝の持っている囚人の皮

剥製師の江渡貝は、遺体から剥ぎ取った人皮で小物を作る奇妙な趣向の持ち主です。墓荒らし犯人を捜査していた第七師団の鶴見中尉に人皮細工の腕前を認められ、偽の刺青人皮の製作を依頼されます。贋作を完成させた後に鉱山事故に巻き込まれ死亡するも、最期に鶴見中尉にだけ本物の刺青人皮の見分け方を伝授しています。

また、江渡貝が持っている囚人の皮は、参考として渡された本物の皮2枚と、江渡貝によって作成された偽物複数枚で、「地」「亡」の記号が判明しています。後に土方一派の襲撃を受けた際に、刺青人皮1枚を落としてしまい、敵側に回収されてしまいます。しかし、失った一枚の真贋を知るものは、江渡貝と判別方法を教わった鶴見中尉以外にいないでしょう。

刺青を持つ囚人⑯津山

刺青を持つ囚人の津山は、第七師団が所有する刺青人皮の持ち主で、江渡貝によって肌着に仕立て上げられ、鶴見中尉が着用しています。津山の刺青人皮について、どのような経緯で第七師団の手に渡ったのか詳細不明です。津山の刺青人皮には、「呂」「地」「図」「歩」「捨」の記号が彫られています。

刺青を持つ囚人⑰おっ母が持っていた囚人の皮

茨戸の宿場町にある賭け場の1つ・日泥家の母ことおっ母も、刺青人皮を1枚所有していました。抗争中に、土方達に刺青人皮を盗まれるも、作中では断片的にしか描かれておらず、刺青を入れられた囚人の詳細や、彫られた漢字について不明です。

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刺青人皮に関わる囚人以外の主な人物

刺青を持つ囚人一覧の人物の多くは、かれらの刺青人皮を狙う他の登場人物たちから、命を狙われる危険性もある一方で、金塊の山分けを条件に彼らから協力を要請されている人物もいます。以下では、刺青人皮に関わる囚人以外の主な人物をネタバレを交えて紹介します。

杉元佐一

ゴールデンカムイの主人公・杉元佐一は、元大日本帝国陸軍の元軍人で、軍帽とマフラーがトレードマークの20代前半の青年です。彼がアイヌの金塊を狙う目的は、戦死した親友の妻で、かつて恋心を寄せていた梅子の眼病を治すための治療費を得るためであり、北海道で砂金採りをしていた所を、刺青人皮の脱獄囚・後藤からそれらの話を聞いたことから始まります。

アシリパ

杉元の良き相棒・アシリパは、小樽周辺のコタンに住む10代前半のアイヌ人少女です。作中では、日本語とアイヌ語を話すことができ、ヒグマに襲われていた杉元を助け出したことから、旅が始まります。本編の数年前に、金塊を盗み出したのっぺら坊によって父・ウイルクが殺害されており、杉元から金塊を取り戻すことと、父親の仇を取ることを条件に金塊探しの協力を依頼され、共に旅を始めます。

尾形百之助

元第七師団の兵士である尾形百之助は、幾度と裏切りを繰り返すスナイパーで、複雑な生い立ちや恵まれない幼少期から、歪んだ性格を持つ人物として描かれています。彼が所属していた第七師団の反乱分子や杉元・土方達と異なる目的の達成のために、時には仲間として行動を共にしてきました。

後に、のっぺら坊の正体がウイルクであると判明すると、彼の昔の仲間・キロランケと結託しウイルクを射殺、仲間だった杉元にも銃を向け重傷を負わせました。現在は、アシリパと共に樺太(現在のサハリン)に向かっており、ウイルクの記憶を辿る旅に出ています。

刺青人皮の詳細

刺青人皮の説明・イメージ画像

物語の鍵を握る刺青人皮について、暗号の解読方法など不可解な点も多く、作中の人物だけでなく、読者もその難解さに頭を悩ませたでしょう。以下では、一覧で紹介した人物たちの上半身に彫られた刺青人皮の詳細についてネタバレを交えて紹介します。

刺青人皮の囚人は24人

刺青人皮の囚人は、現時点で24人いることが判明しており、そのうち17人の名前と刺青人皮は、上記の刺青人皮の囚人一覧で紹介した人物たちです。刺青人皮の囚人が脱獄した目的は、金塊を盗み出した犯人・のっぺら坊が、外の世界にいる仲間に向けて、金塊の場所を示す暗号を知らせる為でした。そして、囚人たちには、金塊を見つけ出したらその対価を分け与えると話し、刺青を彫り脱獄させることに成功します。

土方歳三とのっぺら坊が指示

刺青人皮の刺青を持つ囚人一覧で紹介した脱獄囚たちは、金塊を盗み出した犯人・のっぺら坊と、自身も刺青を持っていながら金塊を狙う土方歳三によって網走監獄を抜け出したことが、白石のセリフから明らかにされました。

刺青人皮の謎の線

刺青人皮には、それぞれ線の太さが異なる一本線や二重線、丸で囲まれた漢字の記号で構成されています。記号は、アシリパだけが知る秘密の言葉が関連していると推測されています。一方、正中線に沿って彫られた線は、金塊周辺の地を記した地図ではないかと考察される中、その線が示す意味について、現時点では謎とされています。

刺青人皮に彫られた記号

刺青人皮には、線の他に○で囲まれた漢字一字も共に彫られており、線と共に金塊が隠された場所の地名を示しているのではないかと考察されています。一方、刺青に彫られた記号の読みについてアシリパが、杉元に尋ねるシーンが描かれたことから、解読にはアシリパだけが知る知識が必要であることが示唆されています。

剥いで使う刺青人皮

刺青人皮の囚人一覧で紹介した人物たちの刺青は、下半身に刺青を持つ若山も含めて、全員正中線に沿って彫られています。これは、動物の皮を剥ぐ時と同じ要領で、刺青人皮を入手することを示しており、剥いで使用することが暗号を解く条件でした。しかし、作中では、土方一派のように、刺青人皮の生存者からそれらを転写して暗号を入手するなど、機転を働かせながら暗号の解読を進めています。

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刺青人皮の暗号の今後を予想

これまで解読不可能と思われていた刺青人皮の暗号も、アシリパが暗号を解くヒントに気が付いたことで、大きな進展を見せています。以下では、刺青人皮の暗号の今後をネタバレ考察を含めて予想しました。

尾形百之助の動き

第七師団を裏切った後に、ウイルクの昔の仲間と結託して、協力体制にあった杉元に銃を撃ちこむなど、不可解な行動をとる尾形百之助の真意や目的は、いまだ明らかにされていません。一方で、自身の歪んだ性格を受け入れていることから破滅願望や、純真な心を持つアシリパに対する意味深な言動から、アシリパに惹かれていると推測されます。

そして、ウイルクの昔の仲間・キロランケと手を組んだ理由も、アシリパの相棒・杉元を排除するためだったなら、尾形が杉元に対して銃を向けた動機にも考えられます。そして、樺太でアシリパと行動を共にする尾形と彼らに接近しつつある杉元の対決も近いでしょう。

金塊を手に入れる人物は?

アイヌの金塊・イメージ画像

史実を基に描かれた「ゴールデンカムイ」の結末において、北海道独立などを目論む土方一派や第七師団が掲げるような架空の展開は考えにくく、金塊を手に入れる人物を消去法で考察すると、杉元一派が有力視されています。しかし、隠されている金塊の量から必要な分だけ持ち去り、残りの金塊はアイヌのために残されていくというアシリパと約束した展開が推測されます。

杉元とアリシパの今後

ゴールデンカムイは、金塊を巡る熾烈な戦いに加え、主人公・杉元とヒロイン・アシリパの関係にも注目が集まっています。作中では、良き相棒として描かれる2人ですが、アシリパは杉元に対して特別な感情を持っていると思われる素振りも見せています。しかし、杉元は、変わらず梅子を大切に想う一方で、日露戦争での壮絶な体験により、人間の心を失いつつある自分に苦しんでいました。

杉元の苦悩を知るアシリパは、人間の心を取り戻すきっかけとして、いつか彼の故郷で干し柿を一緒に食べることを約束させます。干し柿は、日露戦争へ出征後一度も口にしていなかった杉元の好物でした。そして、人間の心を取り戻した彼の隣にいる人物は、干し柿を食べる約束をしたアシリパであってほしいでしょう。

刺青人皮の暗号に関する感想や評価

刺青人皮の暗号の内容に関する感想や評価・イメージ画像

ネタバレ考察や刺青を持つ囚人一覧で紹介した刺青人皮の暗号の意味や、それらを解読するアシリパの動向に多くの注目が集まっています。以下では、刺青人皮の暗号に関する感想や評価を紹介します。

感想1:謎が深まる刺青人皮

ネタバレを含めた刺青を持つ囚人一覧にて、多くの囚人が存命中に主要人物たちの前に登場していることから、囚人たちの生存には様々な疑問が生じています。それは、網走監獄から小樽までの距離や、第七師団のように金塊を狙う集団からの執拗な攻撃や追っ手、ヒグマなど、脱獄後の囚人たちの身の危険の高さが挙げられます。

加えて、各囚人たちに彫られた不可解な文様や記号の刺青ついても、これまでに入手した刺青人皮の描写や暗号解読に繋がるヒントの少なさから、金塊の存在すらも疑いたくなるでしょう。

感想2:刺青人皮の入手の悲惨さ

今回ネタバレ考察を紹介している刺青人皮は、それらの刺青を持つ囚人の遺体から皮を剥がして入手する必要がある一方で、これまでにないショッキングなシーンが話題を呼んでいます。また、金塊を手に入れるために、囚人から剥いだ刺青人皮を常に持ち歩く必要性にも、多くの読者に例えようのない恐怖を与える一方で、その斬新な設定に人気が集まっています。

感想3:コメディパート多めで読みやすい

金塊争奪戦を描いたゴールデンカムイは、ネタバレ考察や囚人一覧で紹介した刺青人皮のように、生々しい描写のイメージが強い一方で、それらを緩和させるようにギャグシーンが多数描かれた面白い展開も見せています。本作品において、刺青人皮は金塊を手に入れるための重要なアイテムであり、それらに彫られた暗号の解読にも多くの注目が集まっています。

刺青人皮の暗号の内容をネタバレ考察まとめ

ゴールデンカムイ・刺青人皮の暗号の内容のネタバレ考察や、刺青を持つ囚人一覧、刺青人皮の詳細などを紹介しました。刺青人皮の暗号の解読には、今回紹介した囚人一覧以外の人物の刺青も集める必要があり、新たな刺青人皮の囚人の登場やその動向が期待されています。

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