【青春ブタ野郎】梓川咲太の声優や名言まとめ！思春期症候群の正体を考察

2018年10月に放送され大人気アニメとなった「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」は、鴨志田一さんによるライトノベルが原作です。通称は「青ブタ」とされています。アニメ化された「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」は電撃文庫より2014年から刊行されている「青春ブタ野郎シリーズ」の1つです。テレビアニメでは、シリーズ第1巻～5巻、6巻の序盤が映像化されました。

原作者の鴨志田一さんは、前作にテレビアニメ化もされた「さくら荘のペットな彼女」の原作者でもあることでも知られています。また、原作ライトノベルの挿絵は前作から引き続き溝口ケージさんが担当しています。「青春ブタ野郎シリーズ」は、1巻ごとに「青春ブタ野郎は〇〇〇の夢を見ない」という〇〇〇の部分を変えており、1巻が「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」です。

2巻は「青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない」、3巻は「青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない」とタイトルが変わるのが特徴です。現在、原作ライトノベルは9巻まで刊行されています。また、単行本未収録のエピソードや、掌編小説、コミカライズもされていますので、気になっている方はぜひチェックしてみてください。

「青春ブタ野郎シリーズ」は、ネット上でオカルト的都市伝説として語られていた”思春期症候群（ししゅんきしょうこうぐん）”という架空の症候群が登場人物たちに降りかかるというストーリーになっています。思春期症候群を患った咲太や周囲の人がどうなっていくのかというところも注目されています。精神科医などからは、思春期特有の思い込みやパニック症状、集団催眠とされ真面目に向き合ってくれない点もポイントとなります。

ストーリー内では、自分の存在が認識されず記憶から消えるというものや、突然身体の一部に痣や傷などが出現、同じ日を何度も繰り返すタイムリープ、もう1人の自分が出現する、他人と入れ替わってしまう、未来の自分を作り出してしまう、微妙に異なる世界を体験するなど不思議な体験が描かれています。思春期に起こる思春期症候群の正体はそれぞれ違ったところにあることもポイントです。

2018年10月にアニメ化された「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」は、全13話で構成され、原作ライトノベルの6巻の序盤までがアニメ化されました。2019年には6月15日に原作6巻「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」を劇場版として公開します。

劇場版「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」では、アニメ13話からの続編として描かれます。咲太の初恋である牧之原翔子が大学生と心臓病を患っている中学生の2人の牧之原翔子が登場しその正体を巡りストーリーが展開されていきます。牧之原翔子と現恋人の桜島麻衣との三角関係や、心臓の重い病気を患っている小さいほうの牧之原翔子の容態、苦悩する咲太に注目してご覧ください。

峰ヶ原高校に通う高校2年生の主人公・梓川咲太は、ゴールデンウィークの最終日、同じ高校の3年生の先輩・桜島麻衣と図書館で出会います。桜島麻衣は子役出身の女優として活動しているとても有名な人物で目立つ存在。そうであるにもかかわらず、なんと彼女はバニーガールの姿をしていたのです。ですが、そんな目立つ格好の桜島麻衣を誰1人として見ることもなく、居ない者のような態度をみせます。

実際、咲太以外の人の目に桜島麻衣のバニーガール姿は写っていなかったのです。桜島麻衣には透明化現象というものが起こっており、これは都市伝説として語られている”思春期症候群”の症状でした。桜島麻衣のその異変の正体も思春期症候群だったのです。透明化現象という思春期症候群が起きてしまった原因には、学業に専念するため女優業を休業した一方で、学校では空気のように目立たないように過ごしていたことにありました。

桜島麻衣の患っている透明化現象は日々認識できる人物が減っていくという特徴があり、だんだんと桜島麻衣の存在は薄くなっていきます。そしてとうとう咲太以外の人物から認識されなくなった桜島麻衣は、彼女に関する様々な記憶も消えていってしまっていました。そんな現状を目の当たりにした咲太は、桜島麻衣の記憶や存在を最後まで失くさずにと努力していましたが、とうとう咲太も桜島麻衣存在を忘れてしまったのです。

ですが、ひょんなことで桜島麻衣を思い出した咲太は授業中にもかかわらず教室を飛び出し、静まり返った校庭から桜島麻衣に対する想いを力いっぱいに叫んだのです。校舎からは大勢の生徒が何事かと覗いていましたが、咲太の発する「桜島麻衣」という言葉は全校生徒の記憶の奥底に眠っていた記憶を呼び覚まし、再び桜島麻衣の存在認知されたのでした。

そして、その後2人は交際を始めた一方、桜島麻衣は芸能活動を再会しますが、今度は別の人物が思春期症候群になってしまうのです。

「青春ブタ野郎シリーズ」の主人公・梓川咲太は、峰ヶ原高校に通う2年1組1番の男子生徒です。「青春ブタ野郎」とは梓川咲田を指しています。4月10日生まれの172cm、藤沢駅近くのマンションに妹と2人で暮らしています。病院送り事件という中学生の時に暴力事件を起こし相手を病院送りにした噂が学校中に広まっており、学校では孤立していました。病院送り事件の真相は後半で紹介しています。

初恋の牧之原翔子を追い、第1志望で合格を貰っていた横浜の高校を蹴って峰ヶ原高校に入学しましたが、既に彼女はいませんでした。また、友人とのトラブルで心を閉ざし思春期症候群によって解離性障害に陥ってしまった妹の花楓を気遣い、スマートフォンや携帯、通信機器などを所持しない生活を送っていることも特徴です。咲太の声優を担当した石川界人さんについては、次項で紹介していきます。

梓川咲太の性格は、至って普通の男子高校生ですが友人が少なく佑真と理央の2人しかいません。友達が少ない理由として、空気を敢えて読まない上にデリカシーの欠片もなく下ネタやセクハラネタを平気で言うことが挙げられます。また、理央やその後の友だちからは「目が死んでる」「顔の割に頭が回る」などと言われることもあります。

そんな一方で妹思いなところもあります。花楓を助けられなかったことや思春期症候群を信じてもらえなかった苦しさなどから人を助けたいという想いを持っています。桜島麻衣に告白OKを取り消された時に喜ぶなどマゾヒズムな一面もありました。また、料理、洗濯、掃除など家事全般ができます。

梓川咲太は両親と妹の4人家族ですが、現在は両親とは離れて暮らしています。その理由は、妹の花楓が友人トラブルにあったことで塞ぎこんでしまい、思春期症候群を患い解離性障害になってしまったことを受け入れられない母親が精神的に病んでしまったことにありました。

本来の花楓であったときの記憶を失くしてしまった解離性障害で生まれたかえでは別人格であったことから、咲太はお互いのためによくないと父親と相談し横浜から藤澤へと兄妹2人で引っ越してきました。かえでにとっては良き兄として描かれているところにも注目です。

「青春ブタ野郎」シリーズで梓川咲太の声優を担当したのは、様々なアニメに出演している石川界人さんです。石川界人さんは、「THE IDOLM@STER」好きを公言していることでも知られる声優さんです。また、出演するアニメ作品は主に主演や主要キャラが多い事でも知られている今注目の声優さんでもあります。

声優・石川界人さんは、1993年10月13日生まれのAB型、東京都出身です。身長は173㎝あります。プロ・フィットに所属しています。座右の銘は「全力先進」という通り、「全力先進」で様々なアニメに出演しています。

声優・石川界人さんは、学生時代からアニメや演技について興味をもっており、深夜アニメを追いかけた後「パイレーツ・オブ・カリビアン」での吹き替えの演技に感銘を受け声優の道を志ました。ですが、両親からは反対されていたため、高校時代に入所したプロ・フィット声優養成所の学費はアルバイトで賄っていました。その後、ラジオドラマ「AKIBA'S TRIP」で声優デビューをしました。

念願叶い2012年のテレビアニメ「あの夏で待ってる」ではアニメ声優としてデビューしました。その後も様々なアニメに出演しその実力が評価され、第8回「声優アワード」では新人男優賞を受賞してます。

声優・石川界人さんの主な出演作は、テレビアニメ「RDG レッドデータガール」、「ゴールデンタイム」、「東京レイヴンズ」、「凪のあすから」、「残響のテロル」、「テラフォーマーズ」、「ハイキュー!!」、「終わりのセラフ」、「Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-」、「初恋モンスター」、「ダメプリ ANIME CARAVAN」、「宇宙戦艦ティラミス」、「東京喰種トーキョーグール:re」、「火ノ丸相撲」などがあります。

梓川咲太の名言その1は、以下のものになります。これは、咲太が自己紹介をするときに話す定番の文言となっています。実はこの自己紹介の仕方は咲太の初恋である牧之原翔子がしていたもので、咲太が彼女の文言をオマージュしたものになります。

梓川咲太の名言その2は、以下のものになります。これは、ラプラスの悪魔によってループしてしまうという思春期症候群に悩む古賀朋絵に協力していた時のセリフです。古賀朋絵と咲太は、1学期の間ループを終わらせるためにと偽の恋人関係を演じていましたが、実は古賀朋絵は咲太を想っていました。古賀朋絵のその想いを知った咲太が自分の気持ちをハッキリ告げています。

梓川咲太の名言その3は、咲太の妹である花楓が不登校になり思春期症候群と解離性障害を陥ってしまった原因の1つであることを話したときのセリフです。花楓はSNSで陰口を言われイジメに遭っていました。面と向かって言われるより、SNSやメール、相手がすぐに反応できない場面で言う「死ね」の方が衝撃を受けるという咲太のセリフは共感の嵐でした。

梓川咲太の名言その4は、以下のものです。これは、SNSでも「共感する」と言われていた名言です。

梓川咲太の名言その5は、以下のセリフです。これは、あらぬ噂”病院送り事件”によって孤立している咲太が放ったセリフで、こちらも視聴者からは共感を得たセリフです。

梓川咲太の名言その6は、授業中の校庭で記憶から忘れ去られていた桜島麻衣へ告白をした時のセリフです。

梓川咲太の名言その7は、以下のセリフです。「頭がおかしい」のはいつものことだと思われる咲太が放ったセリフは、視聴者や読者からも人気があります。

梓川咲太の名言その8は、以下のものになりました。これは、桜島麻衣と2人で遠くまで来てしまいホテルに泊まった時に放ったセリフです。こちらのセリフもかなり人気のあるものです。

咲太が学校内で孤立してしまう要因となったのが”病院送り事件”というものでした。ですが、この”病院送り事件”の正体こそが思春期症候群だったのです。プロフィールでも少し説明していますが、”病院送り事件”というのは、咲太が中学生の時に暴力事件を起こしその相手を病院送りにするまで殴ったという噂のことです。

ですが、この噂はどこから広まったのかは分かりません。また、咲太の平凡な見た目から暴力を事件を起こすようには見えませんが、その噂が本当かのように広まってしまうには訳があったのです。

”病院送り事件”の噂確定の正体が、咲太の胸にある大きな傷後です。咲太の胸には大きな謎の3本の傷があります。この傷は、触れると痛みがあります。右肩から左の下の脇腹を横断するようにある切り裂かれたような大きな傷は、ミミズ腫れになっています。いつものように起床した咲太は、原因不明の傷が出現しており胸からは出血があったため病院へ担ぎ込まれました。

また、この傷ができた当時、花楓が友人からイジメを受けている時期とリンクしていたのです。これらの傷の正体は全て思春期症候群が原因だとされます。そして、解離性障害の花楓が病院へ入院した5巻では、再び咲太の胸の傷から出血が始まりました。それを偶然牧之原翔子助けられたのです。ここまでがテレビアニメで描かれました。

以降、6巻以降のネタバレも含みますのでご注意ください。その後6巻では咲太の胸からは三度目の出血が起こります。これらの正体は全て思春期症候群だと思っていた咲太でしたが、実はもっと違う場所に原因があったのです。

牧之原翔子と出会ったのは、咲太が中学生の頃に七里ヶ浜で落ち込んでいた時です。その頃、牧之原翔子が峰ヶ原高校の制服を着ていたことがキッカケとなり咲太は進学先を変更しました。その後、牧之原翔子を探しますが、なぜか中学生と大学生だという2人の牧之原翔子と出会います。それには深い訳があったのです。時間を遡ったある年の12月24日、咲太は交通事故に遭い亡くなるという未来がありました。

亡くなった咲太の心臓は、大きな心臓病を患っていた中学生の牧之原翔子に移植され一命を取り留めたのです。その後、桜島麻衣に真相を聞いた牧之原翔子は思い悩み思春期症候群を発症してしまいます。そして、過去へ戻り七里ガ浜で中学生の咲太を救いました。

実は、咲太が1番最初に出会った牧之原翔子は未来からやってきた牧之原翔子で、その時彼女の胸には咲太の心臓が動いていました。咲太を助けることにより、未来の心臓ドナーの可能性を失くしたのです。事故で亡くなり心臓ドナーになる未来もなくなると同時に胸の傷も消えました。

咲太と桜島麻衣が出会ったのは、「青春ブタ野郎」シリーズストーリーの序盤です。図書館に立ち寄った咲太は、有名な子役出身の女優で学校も同じ桜島麻衣を図書館で目撃します。ですが、誰もが知る有名女優桜島麻衣を誰も見向きもせず、それどころか彼女はうさ耳を付けたバニーガールの格好をしていたのです。そんな状況をすぐに飲み込めずにいた咲太でしたが、桜島麻衣はその時既に思春期症候群を患っていたのでした。

彼女が衝撃的な格好をしていたその正体が思春期症候群だと知った咲太は、桜島麻衣と少しずつ距離を縮めていきます。桜島麻衣が患っている思春期症候群は、桜島麻衣の存在が周囲の人達の記憶から徐々に消えていってしまうというもでした。彼女が図書館でバニーガールの格好をしていたにもかかわらず誰も見向きもしていなかったのは、無視をしていたわけではなく存在を認知できない状態でいたからでした。

バニーガールの格好をした桜島麻衣を発見した咲太は、彼女を認識できる数少ない人物だったのです。その後、状況を理解した咲太は、桜島麻衣を助けようとアドバイス・サポートをしていきます。ですが、だんだんと桜島麻衣の存在を知る人達が減っていく中、とうとう桜島麻衣の母親までもが彼女を認識できなくなってしまったのです。

咲太は、唯一桜島麻衣の存在を覚えている1人であったため、いつか自分も忘れていくのではないかという強迫観念のようなものまで付きまとい、ついには徹夜で寝ずにノートに桜島麻衣のことを書き記すなど忘れない努力をしましたが、とうとう咲太も桜島麻衣の存在を認識できなくなりました。ですが、書き記したノートをキッカケに桜島麻衣を思い出した咲太はある行動にでるのです。

そのある行動とは、授業中の教室を飛び出し、誰もいない校庭のど真ん中で桜島麻衣のいる校舎に向かって「好きだ―！」と大胆にも大衆の面前で告白をしたことです。桜島麻衣を忘れていた生徒たちでしたが、咲太が叫んだ「桜島麻衣」という言葉によって彼女の存在を思い出し、桜島麻衣の思春期症候群は完治しました。その後、桜島麻衣と咲太は交際する運びとなります。

ですが、その交際は一筋縄ではいかず1度咲太は玉砕します。これは桜島麻衣の照れ隠しであると考えられ、その直後正式に交際をスタートさせていきます。その後も順調に交際が進むと思いきや、再び周囲の人達による思春期症候群によって2人は振り回されていくのです。

咲太は、ぶっきらぼうで平凡な高校生ながらも恥ずかしいことを顔色1つ変えずに言うところから、登場キャラクターからはたまにバッシングを受けていますが、視聴者からは「そんなところも好き」と人気のある主人公と成長しています。

青ブタが人気の理由を考察している方もいらっしゃいました。原作6巻が扱われる劇場版もぜひチェックしてみてください。

こちらの方は、劇場版を見れば咲太の胸に傷ができるといった思春期症候群の正体が明かされると語っています。劇場版以降もエピソードは続いていくようなので、ぜひ原作やアニメ、そして劇場版もご覧ください。

以上、「青春ブタ野郎」シリーズの主人公・梓川咲太や声優の石川界人さんに関するまとめでした。シリーズはまだまだ続いていますので、ぜひ今からでも追ってみてはいかがでしょうか？サイト内には、「青春ブタ野郎」に関するまとめもありますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。