進撃の巨人のミーナ・カロライナが可愛い！壮絶な最期やアニとの親友説を考察

『進撃の巨人』は諫山創先生による大人気漫画です。突如現れた巨人という人間を捕食する怪物が存在する世界が舞台となっており、巨人を駆逐する為主人公エレンを始めとする仲間達が命懸けで戦う物語となっています。

進撃の巨人は『別冊少年マガジン』で2009年から現在まで連載が続いている大人気漫画です。単行本は現在（2019年4月）までに28巻まで発行されており、国内累計発行部数は8000万部を突破しています。またスピンオフ作品として、「進撃の巨人/Before the fall」「進撃の巨人/隔絶都市の女王」「進撃の巨人/悔いなき選択」「進撃の巨人/LOST GIRLS」「進撃の巨人/果てに咲く薔薇」等があります。

2013年にはテレビアニメーションも公開され、2019年4月からSeason3が新シリーズとして放映開始し大人気となっています。2015年には実写映画である前後篇2部作の「進撃の巨人・ATTACK ON TITAN」「進撃の巨人・ATTACK ON TIATANエンド・オブ・ザ・ワールド」も公開され大人気俳優の三浦春馬や水原希子等を起用し話題作となりました。

さらに2018年10月には待望のハリウッドでの実写映画化が発表され、監督は『IT/イット”それ”が見えたら、終わり。』等のアンディ・ムスキエティが起用されています。全貌は未だ明かされていないものの、その公開を全世界のファンが待ち望んでいます。

突如として現れた「巨人」から逃れる為、人間は「ウォール・マリア」「ウォール・ローゼ」「ウォール・シーナ」と3層の巨大な壁を設けました。しかし、主人公エレンが10歳の時「超大型巨人」「鎧の巨人」の出現により最外層の「ウォール・マリア」は破られ、人々は「ウォール・ローゼ」まで後退する事となりました。

この時の巨人の襲来により、主人公エレンは目の前で母親を巨人に食べられてしまいます。そのあまりに残酷な光景を目の当たりにしたエレンは巨人への復讐を決意します。そして、友人であったミカサとアルミンと共に巨人を駆逐する為、「第104期訓練兵団」へ入団する事となりました。

訓練兵団を卒業したエレン達は調査兵団への入団を志願し、巨人との死闘を繰り広げる事になります。過酷な戦いの中、共に戦った戦友達の死を乗り越えながら、エレンは『巨人』に関する謎の真相を明かそうと奮闘していきます。『壁外の世界』を夢見てエレンと仲間達は命をかけて巨人を駆逐していきます。

『第104期訓練兵団』の卒業生で、「超大型巨人」が現れた際に訓練兵で構成され、エレンと同じ『訓練兵34班』に所属していたミーナ・カロライナをご存知でしょうか？ミーナ・カロライナは物語序盤のみの登場で、出演シーンも少ないキャラクターですが、「可愛い」とファンの間で密かに人気となっています。

ミーナ・カロライナはエレンと同じ『第104期訓練兵団』の卒業生です。トロスト区出身の女の子で、訓練兵団卒業後にエレンの言葉に感銘を受け、巨人と戦う危険の伴う『調査兵団』への入団を志願しました。

『進撃の巨人』の作中でミーナは目立たないキャラクターですが、その容姿が可愛い事から一部のファンに人気があります。黒髪を二つに結っている事から「おさげ」の愛称で親しまれています。その控えめで清楚な雰囲気で読者の心を掴みましたが、物語序盤で巨人との戦いに敗れ死亡してしまいます。物語序盤で残酷な最期を迎えるミーナには、惜しむ声が多く寄せられました。

ミーナは主人公エレンと同期で訓練兵として寝食を共にし、厳しい訓練に臨んでいました。大人しく、目立たないキャラクターで特に秀でた能力がある訳でもなく、出演シーンやセリフも多くはありませんが、ミーナはサシャが上官から盗んできた肉を一緒に食べる等、肝の据わった一面を持つ女の子です。また、エレンの熱い想いに感銘を受け、自らも巨人と戦う事を決めた芯の強さも持ち合わせていました。

ミーナ・カロライナは主人公エレンと同じく「第104期訓練兵団」として卒業しました。訓練中も特に秀でた出番のないミーナの成績はそれ程良い訳ではなく、上位10名に与えられる憲兵団へ入る権利は手にする事ができませんでした。憲兵団とは訓練兵の目指す花形の部隊で、安全な内地に勤務する事ができる為、憧れの的となっています。

ミーナは訓練兵団の解散式後、調査兵団への入団を志願します。当初は皆の様に安全な憲兵団を希望していたミーナですが、命を落とす可能性が高い調査兵団を志願したのには理由がありました。それはエレンが語った夢に感銘を受けたからだと言われています。

幼い頃から巨人に怯え、壁内に閉じこもっている生活から脱し、壁外の広い世界を見てみたいと語るエレンの熱い想いは、命を惜しんで安全な部隊を志願する多くの訓練兵の心を動かしました。そして、ミーナもその内の一人でした。自らの手で未来を切り開く為に、彼らは調査兵団への入団を志願する事となりました。

『進撃の巨人』公式のキャラクター説明で、身長143㎝と記載がありました。15、6歳の女性の平均身長が157㎝程度ですから、ミーナはかなり小柄な女の子という事が分かります。ちなみに、進撃の巨人のヒロインであるミカサはエレンと同じく170㎝と高身長の設定となっています。大きめの体格なキャラクターが多い中、ミーナはかなり小柄で華奢な設定で描かれている事が分かります。

この衝撃的なセリフは、ミーナが訓練兵団のキース教官に促され発した言葉です。それは恫喝によるもので、強制的に言わされたものでしたが、ミーナの様な可愛い女の子に”家畜以下”と言わせる厳しさから、訓練兵がどのように過酷な訓練を受けていたのか明らかにしています。

残酷な描写で最期を迎えるキャラクターが多い『進撃の巨人』ですが、ミーナ・カロライナも例外ではありません。可愛らしい容姿だった為、その残酷な最期はファンの心に刻まれました。また、同作でキーマンとなっていたアニとの意外な関係も噂されていましたので、ご紹介していきます。

ミーナの最期は物語の序盤に描かれています。それは、訓練兵団を卒業した矢先の事でした。調査兵団が留守をしている時に、突如超大型巨人が現れた為、まだ訓練兵として経験の浅いエレン達卒業生が駆り出されました。

当然の事のように彼らの力では巨人に歯が立たず、次々と仲間達が命を落としていきます。仲間が残酷な最期を迎え、死亡していく中で希望の綱であるエレンまで負傷してしまいます。エレンを守る為、ミーナは自らを鼓舞し巨人に立ち向かいます。しかし、彼女もまた力及ばず命を落としてしまいました。

仲間達を襲っている巨人にミーナは勇敢にも飛びかかります。しかし、ミーナは立体起動装置のワイヤーを巨人に引っ張られてしまい、バランスを崩して壁に激突してしまいます。その衝撃で意識が朦朧としている中、現れた無知性の巨人に頭から食べられて死亡しました。

ミーナを殺した巨人は目が大きく愛らしい風貌をしている事からファンの間で有名になっており、”おさげイーター”の愛称で親しまれています。この巨人はアルミンが考えた作戦により、ミカサの手で駆逐されました。

そして、最近になってこの巨人の正体が判明しました。この巨人はエレンの父親も所属していた反マーレ政府のエルディア復権派のメンバーである事が描写されています。そしてトロスト攻防戦に登場した巨人の多くはエルディア復権派のメンバーである事も分かっています。

食事シーンでミーナの隣にアニが座っていた事から、二人は親友なのではないかという噂が流れています。女型の巨人として物語の序盤にキーマンとなっていたアニは、一匹狼な印象で、あまり友人と群れる描写がない為、ミーナが数少ない親友なのでは？と憶測が飛び交っています。

また、トロスト攻防戦で死亡した仲間の遺体を前に、”ごめんなさい”とアニが謝罪するシーンがあります。その位置関係からその遺体がミーナ・カロライナではないかと推測され、親友であるミーナを守れなかった事にアニが謝罪しているのではないかと二人の仲を裏付けるシーンとなっていました。

しかし、『進撃の巨人』のスピンオフ作品である『LOST GIRLSアニ外伝』で、この遺体はミーナではないと記載されています。アニの同期ではあるものの、会話をした事はない”ルース・D・クライン”と言うキャラクターであると明かされています。

この事からアニとミーナが親友であったと言う根拠は、”食事の時に隣に座っていたから”という事のみになってしまいます。隣に座っていたから親友と言うのはあまり信憑性がない根拠になってしまう為、ミーナが死亡してしまった今、真相は闇の中にあります。

トロスト攻防戦で超大型巨人に立ち向かう為、訓練兵で構成された『中衛部・訓練兵34班』には主人公エレンを始めとし、親友のアルミンも所属した主要キャラクターの多い班構成となっています。

言わずと知れた『進撃の巨人』の主人公です。母親を巨人に殺され、復讐を誓った15歳の少年です。エレンは巨人を駆逐し、壁の外の世界を探検する事を夢見ており、一際熱い想いを持っています。トロスト攻防戦では巨人に変身する能力が開花し、巨人化の能力やその謎を突き止める為に調査兵団に入団する事になりました。

主人公エレンやヒロインミカサの親友であるアルミンはエレンと同じく15歳です。可愛らしい見た目をしていますが、芯の強い少年で、いつもエレンやミカサに憧れて強くなりたいと願っています。戦いの面ではあまり目立った能力はないものの、冷静な判断力や、作戦等を立てる際に秀でた能力を見せています。武闘派であるエレンやミカサと比べ、頭脳派のキャラクターとなっています。

トロスト区出身の少年です。他の仲間と同様に安全な内地勤務である憲兵団を志望していたものの、エレンの熱い想いを聞き、調査兵団への入団を志願しました。トロスト攻防戦により、奇行種の巨人に襲われ死亡しました。

トーマスが巨人に捕食され、助けようとしたエレンも負傷してしまった際に、勇敢にも巨人に立ち向かいました。しかし、力及ばず返り討ちにあい死亡してしまいます。ほとんどセリフもないまま亡くなってしまいました。

ミリウスと同様に、エレンの足を食べた巨人に立ち向かいます。しかし、訓練兵の彼には為す術もなく、死亡してしまいます。ミリウスと同じく物語の序盤に目立つ事なく命を落としていったキャラクターです。

アニメと原作ではミーナの死亡シーンに違いがありました。原作では抵抗しながら巨人に捕食されてしまったミーナですが、アニメでは壁に激突した際に気絶している描写がありました。可愛らしいキャラクターだけに、苦しみながら亡くなっていく描写は辛いと言うファンが多くいました。

ミーナを可愛いと言う声は多数ありました。やはり、過酷な環境で屈強なキャラクターが多い中、ミーナの様に小柄で清楚な可愛らしいキャラクターと言うのは人気があるようです。そして、その死を惜しむ声は後を絶たない現状です。

意外にもミーナを捕食した巨人にも多く関心が寄せられています。ミーナを捕食したのは無知性の巨人ですが、その純粋無垢な大きな瞳に思わず”可愛い”と思ってしまうファンも多い様です。巨人なので恐ろしい描写が多い中、無邪気な”おさげイーター”は密かに人気がありました。

ミーナ・カロライナは物語の序盤で残酷な最期を迎えます。それは『進撃の巨人』という作品が、容姿が可愛いキャラクターも容赦無く死亡する漫画であると読者に知らしめたきっかけにもなりました。そして、命をかけて巨人に立ち向かっていく主人公達の危うさや、その想いの強さをより深く感じる事ができるようになりました。

そして、死亡してからかなりの時間が経過し、作中への登場もないミーナ・カロライナは今もなお読者の中で”可愛い”と評価され、その可哀想な最期に対し惜しむ声が多く寄せられています。登場回数は少ないものの、ミーナ・カロライナの様なキャラクターは他に存在せず、読者の心を掴んで離しません。