2019年05月31日公開
2019年05月31日更新
めぞん一刻のその後を最終回から考察!五代と響子は一刻館に住み続ける?
アニメ「めぞん一刻」の最終回から、主人公五代と響子のその後を考察していきます。冴えない大学生だった五代が、一目惚れした響子や一刻館の住人たちと触れ合うことによって成長し、出会ってから約7年、ようやく響子にプロポーズをした五代。それに応えた響子は、一刻館の管理人を続けるのでしょうか?今回はアニメ「めぞん一刻」の、最終回の結婚式の様子と、その後の一刻館の住人たちについて見ていきます。
目次
めぞん一刻とは
めぞん一刻の作品情報
アニメ「めぞん一刻」は、原作者・高橋留美子が「ビッグコミックスピリッツ」で連載した漫画のアニメ化作品です。フジテレビ系で1986年の3月から1988年の3月まで放送されました。「めぞん一刻」は、坂の途中にある「一刻館」という、破天荒な住人たちが住む古いアパートで、大学生の五代裕作とアパートの管理人で未亡人の音無響子(管理人さん)の恋模様が描かれた作品です。
めぞん一刻の概要
アニメ「めぞん一刻」は、一刻館というアパートに住む大学生の五代裕作と、若くして未亡人となった美人管理人の音無響子との恋を描いた作品です。一刻館の個性豊かなキャラクターとのふれあいを通して成長する五代と、亡き夫への想いを断ち切れず思い悩む響子が、最終回に五代と結婚式を挙げるまでの過程を描いています。「週刊少年サンデー」で連載された漫画「うる星やつら」で看板作者となった高橋留美子による恋愛漫画です。
めぞん一刻のあらすじ
アニメ「めぞん一刻」のあらすじを簡単に紹介します。主人公の大学生・五代裕作は、一刻館という古いアパートに住むことになりました。一刻館の管理人は音無響子という未亡人です。五代は2歳年上の響子を一目見て恋に落ちました。賑やかな一刻館の住人たちに圧倒されますが、次第に馴染んでいく五代。響子に恋する五代ですが、積極的にアピールしてくる七尾こずえや八神いぶきの誘いに応えてしまいます。
そんな五代にいつの間にかヤキモチを焼いてしまう響子。二人の恋の行方は様々な出来事によって翻弄されます。簡単なあらすじを紹介しましたが、アニメ「めぞん一刻」は一刻館を舞台に、五代と響子の恋模様が描かれます。今回は最終回に焦点を当て、結婚した五代と響子、そしてその後の二人の姿を見ていきます。また、一刻館の住人のその後の様子を見ていきます。
五代くんとは
五代裕作は「めぞん一刻」の主人公で、一刻館の住人です。五代は、心優しく大人しい性格でお人好し、トラブルを回避できずに巻き込まれてしまう様なタイプです。常識から逸脱するような一刻館の住人たちの言動に、ついていけない五代は、常に転居を考えていましたが、結局住み続けていました。ある日、音無響子が一刻館の管理人としてやって来ると、早速響子に一目惚れします。五代は響子より2歳年下です。
五代裕作のプロフィール
五代裕作は高校卒業後、定食屋をやっている両親の元を離れて東京へやってきました。大学は教育学部で、響子の母校で教育実習も行いますが教師の道には進まず、就職活動は民間企業ばかりでした。しかしどこも上手く行かず、就職浪人となります。そこで五代は、「しいの実保育園」でアルバイトをするこになりました。その経験から保育士を目指します。
しかし、せっかく保育士という目標ができたのに、人員整理のため保育園を解雇されます。保育士になるための勉強をしながらキャバレーなどでアルバイトをすることになりました。大学卒業が決定したその後、正式に「しいの実保育園」に就職が決まる五代でした。
一刻館5号室の元住人
一刻館の5号室が五代の部屋でした。五代は響子と結婚し、その後一刻館の管理人室で暮らすことになりました。独身時代の五代が居た5号室は、荷物が少ないということで、住人たちのたまり場のようになり、よく宴会に使われたりしました。
響子さんとは
響子は、本名・音無響子(おとなしきょうこ)で、「めぞん一刻」のヒロインです。一刻館という古いアパートの管理人をしている女性です。主人公の五代裕作が思わず見惚れる美女です。若くして夫を亡くした未亡人で、管理人となった当初は絶望感に苛まれているようでしたが、一刻館のにぎやかな住人たちに馴染んでいく中で、次第に心がほぐれていきました。住人の五代とは、お互い惹かれ合っていきます。
音無響子のプロフィール
音無響子は、20歳で高校生の頃に出会った講師の音無惣一郎と結婚しました。しかし、わずか半年で惣一郎は亡くなります。突然の夫の死に、気持ちを切り替えられない響子は、すぐに旧姓に戻す決心が付かず、音無を名乗っていました。また、シロという名前のペットの犬を、夫が亡くなってから「惣一郎さん」と呼ぶようになりました。惣一郎の父・音無老人が、未亡人となった響子を心配し、一刻館の管理人の仕事を紹介しました。
一刻館の管理人
響子が一刻館の住み込みの管理人となったのが21歳という若さでした。一刻館の破天荒な住人たちと暮らすうちに、次第に心穏やかになっていく響子。五代のことも、初めは弟のような気持ちで見守っていました。しかしある時、酔っぱらった五代が、響子に好きですと口走ってからは、意識するようになりました。
めぞん一刻のその後を最終回から考察
アニメ版「めぞん一刻」の最終回で五代と響子は結婚することになりました。プロポーズを成功させた五代は、最終回で結婚式を挙げることになります。ここでは、大学生だった五代の結婚までの過程をまとめ、その後の二人の姿なども見ていきます。
五代と響子のその後
アニメ「めぞん一刻」で結婚式を挙げた五代と響子。その後二人はどのような結婚生活になったのでしょうか?五代がプロポーズする前の様子と、その後プロポーズが成功し、結婚式を挙げるまでの二人の行動について見ていきます。
就活に勤しむ五代
五代裕作は、アルバイト先の「しいの実保育園」を解雇されました。その後キャバレーの呼び込みや、ホステスたちの子どもを預かるなどして働いたりしていました。大学では就活の時期になり、民間の企業をいくつか受け、ある会社に内定をもらいますが、八神いぶきの父親のコネで内定が決まったことに反発し、辞退しました。就活が振り出しに戻った五代は、「しいの実保育園」でアルバイトを再開しますが解雇される事態になります。
そんな中で五代はこずえちゃんや朱美とのことで響子と大ゲンカになります。その後、紆余曲折を経て、大学卒業と同時に「しいの実保育園」に就職が決まりました。
職がきまり響子さんにプロポーズ
保育士として「しいの実保育園」で働くことになった五代裕作は、響子にプロポーズをしました。「泣かせるようなことは絶対しない、残りの人生を俺にください」という五代のプロポーズに、響子の返事は「一人じゃ生きていけそうにない、自分よりも一日でも長く生きて欲しい」でした。実はこのプロポーズは、響子の父親も一緒に聴いていました。
酔いつぶれ眠ってしまった父親を五代が背負っている時に、プロポーズが行われたのでした。父親は眠ったふりをしながら、響子へのプロポーズを聴いていました。二人のやりとりを聴いた父親は、五代の真摯な態度に誠実な性格を感じ、二人の結婚を認めました。
惣一郎の墓参り
五代との結婚へ向けて、響子は自身のけじめと五代への配慮から、亡くなった夫・惣一郎の遺品を彼の父親に返すことにしました。その報告のため響子が惣一郎の墓へ行くと、五代が来ていました。五代は「惣一郎さんを想う響子の全てを愛すことを誓います」と言うのが聞こえました。五代との結婚を惣一郎も喜んでくれていると信じる響子。遺品のことを話すと、五代は無理しなくていいと言ってくれるのでした。
結婚して子供が誕生
五代と響子、二人はようやく結婚式を挙げました。そしてほどなくして二人の間に女の赤ちゃんが誕生しました。名前は「春香」と名付けられました。
退院後は一刻館へ
長女・春香を出産した響子は退院後、一刻館へ帰りました。響子にとって一刻館は、五代と出会った大切な場所だったのです。春香に「パパとママが出会った場所よ」と声をかけた響子でした。
一の瀬家のその後は幸せ
一刻館で住人たちから母親のように慕われている一の瀬花枝と、その家族一の瀬家の人々は、賢太郎は中学生になり、相変わらず父親は存在感が薄いですが、花枝を中心に家族仲良く暮らしています。
二階堂くんは実家へ
一刻館で2号室に住んでいた二階堂望(にかいどうのぞみ)は、アニメ版には登場していません。原作漫画だけに登場するキャラクター、二階堂くんは、大学を卒業して地元で就職しました。そのため実家へ戻った二階堂ですが、何かと干渉してくる母親が疎ましく、一刻館へ帰りたいと思っています。
四谷さんは謎のまま
年齢不詳、仕事も不詳という不思議なオーラを放つ四谷さんは、これまでと変わらず同じ生活です。これからも四谷さんはこのようなキャラクターのまま、過ごしていくと言われています。
朱美さんはマスターと結婚
六本木朱美は、スナック「茶々丸」のマスターと結婚しました。マスターは、妻と長年別居していて、ついに離婚が成立したことで実現した結婚でした。
三鷹家は子沢山
五代の恋敵、三鷹瞬は九条明日菜と結婚しました。三鷹家では、明日菜が双子の女の子を出産しました。三鷹もえ、三鷹めい、という名前です。3人目もやがて生まれる予定です。
こずえちゃんは幸せ専業主婦?
七尾こずえ(こずえちゃん)は、五代の元ガールフレンドでした。アルバイト先で知り合った五代を好きになり、交際が始まりましたが、響子に気持ちが向いている五代に対して、いつの間にか気持ちが冷めていきました。その後大学を卒業し、銀行に就職したこずえちゃんは、アニメ版では高校の先輩と結婚し、名古屋で専業主婦として幸せに暮らしているということです。
八神いぶきは五代に未練
五代を一途に恋していた八神いぶきは、五代が響子を好きな事を知り、響子をライバルとして強烈に意識します。五代の就職を父親に頼みますが、逆効果になったりと五代への恋心は空回りします。そんな八神いぶきは、五代と響子が結婚したその後も忘れることができず、一人の人を一途に想っている自分に酔っているとも言われています。
めぞん一刻の五代と響子は一刻館に住み続ける?
アニメ「めぞん一刻」の最終回、五代と響子は結婚し、その後春香という女の子も産まれました。主婦になり、母親となった響子は一刻館の管理人を続けていくのでしょうか?ここでは、結婚したその後の五代と響子について見ていきます。
一刻館に居着いた2人
結婚が決まった響子は、結婚したその後も一刻館で住み込み、管理人を続けたいと音無老人にお願いしました。音無老人は快く承諾し、響子は五代と一緒に管理人室で住むことになりました。
管理人の仕事も続ける音無響子
五代と結婚し出産した響子ですが、二人が出会った一刻館を離れがたく、一刻館の管理人の仕事を続けていくことにしました。
響子がしばらく住む発言
出産を終えて退院した響子は、春香を抱いて一刻館に帰ってきました。響子は「ただいま」と言い、パパとママが出会った所だと春香に語りかけました。五代は家族のために新しい住居を探そうとしますが、響子が引っ越し代がもったいないと言い、当分は一刻館で暮らすことになりました。
めぞん一刻の五代と響子の結婚式
アニメ「めぞん一刻」の最終回は五代と響子の結婚式が描かれました。紆余曲折を経て、ようやくたどり着いた二人の幸せを、登場人物たちが素直に祝福できるハッピーエンドに、ファンは満足だったということです。それでは、結婚式の様子を見ていきます。
2人の式は神前式
五代と響子の結婚式は、神前式で行われ、響子は白無垢姿で式に挑みました。和風の結婚式は、一刻館のイメージに合うと言われています。ちなみに三鷹瞬と九条明日菜は洋風の結婚式を挙げました。
二次会は茶々丸
結婚式の二次会は茶々丸で行われました。結婚式には出席しなかった五代の恋敵だった三鷹瞬も、妊娠中の明日菜と共に二次会には出席しました。
二次会の五代と三鷹
二次会で三鷹は、かつて響子を巡って恋のライバル関係だった五代に「とにかく、がんばれ」と一言声を掛けました。
感動的な式の挨拶
結婚式の後、茶々丸で開かれた二次会で、五代は挨拶をしました。その時の挨拶を下の引用で紹介します。
「今日は本当にありがとうございました。おれ…社会に出てから長いこと職を転々として…貧乏はもともとでしたけど…だけど辛かったり悲しかったりした時に、ここに集まってくれたみんなが叱ってくれたり励ましたりしてくれて…おれを支えてくれました。まだ頼りない男で、今後もみなさんにお世話をかけちゃうかもしれないけど…」
このように五代は、これまでお世話になったみなさんに心を込めて挨拶をしました。さらに五代は、これまで響子のことを「響子さん」もしくは「管理人さん」と呼んでいましたが、「響子」と呼びかけました。
めぞん一刻のその後に関する感想や評価は?
管理人さんのお父さんから激しく結婚反対されてたけどここで自然と出た五代のプロポーズに泣いてしまったし、
— やっさん (@__yassan__) February 5, 2019
1日でも私より長生きして、っていう管理人さんの切ないお願いにめぞん一刻のすべてが詰まってて通勤電車で鼻水が止まらない pic.twitter.com/f2N43KP7Z4
アニメ「めぞん一刻」で、五代のプロポーズ「泣かせるようなことは絶対しない」と、それに応える響子の返事「1日でも私より長生きして」という言葉に泣けたという感想です。
めぞん一刻、途中経過はヤキモキしたけど五代くんと響子さんの結婚が決まってからは名言の連続だった。中でも一番忘れられないのが五代くんが惣一郎さんの墓前で言った『あなたもひっくるめて響子さんをもらいます。』亡くなった人は生前親しかった人達の中で生きてるんだなと漫画で学んだ。
— 宮崎 温 (@miyazakion) January 30, 2019
アニメ「めぞん一刻」の五代は、様々な出来事を経てようやくプロポーズしました。五代に応えた響子。お互いの気持ちを確認し合い、結婚を決めましたが、その前に惣一郎への想いにけじめをつけたいという響子に対し、五代の言葉が良かったという感想です。亡くなった夫への想いもすべて引き受ける五代の誠実さが、忘れられないということです。
結婚したばかりの男友達が「俺は嫁のために1日でも長く生きる!」と言っていて、その時はかっこいいと思ったんだけど、よく考えたらその人、高橋留美子ファンだった。多分、めぞん一刻に影響されてる。
— 相沢あい (@aizawaai) December 5, 2012
アニメ「めぞん一刻」の五代のプロポーズに応えた響子の言葉に影響を受けたということです。愛する人に、自分よりも1日でも長く生きて欲しい、という言葉に感動したという声が寄せられています。
めぞん一刻のその後を最終回から考察まとめ
いかがでしたか?アニメ「めぞん一刻」の主人公・五代と響子の結婚式の様子と、その後の二人の生活について見てきました。出会いから約7年という時を経てようやくプロポーズをした五代と、それに応えた響子の結婚式が描かれた最終回は、白無垢を着た響子と新郎として挨拶した五代の言葉に感動すると言われています。また、一刻館の住人たちのその後も紹介しました。
アニメ「めぞん一刻」の最終回は、五代と響子を始め、住人たちがそれぞれ幸せになったというハッピーエンドな終わり方が良かったという声が寄せられました。そんなアニメ「めぞん一刻」を、どうぞお楽しみください。