ネト充のススメの感想まとめ！最終回10話のあらすじと桜井さん・森子の結末は？

ネト充のススメはネットゲームを題材とした恋愛漫画です。ネト充のススメのアニメ最終回のあらすじを紹介する前に、ここではネト充のススメがどのような作品なのかをまとめています。

ネト充のススメは漫画アプリcomicoで作者黒曜燐によって2013年から連載されていた漫画です。単行本は2巻発売されています。原作漫画は未完のまま2018年6月30日をもって連載終了となりました。comicoのサービス開始当初からある漫画で、単独アプリ化されるほどの人気を誇っていました。しかし、2015年に作者の体調不良によって休載となり、体調が回復しないため連載終了となりました。

ネト充のススメは2017年10月から12月まで放送され、全10話+未放送1話があります。ネト充のアニメの評価はとても高く、Amazonでは星5つのうち4.3と評価の高い感想を集めています。

ネト充のススメは、主人公の盛岡森子が松風物産を辞めて、貯めたお金で無職のニートをしていました。森子の楽しみはフリドメール(原作では「Randgrid Online」)というネトゲをすることでした。森子はゲームをスタートした当初から仲良くしていたリリィとパートナーを組み、絆を深めていきます。そして現実世界でも、森子はフリドメールのキャラクターを操る人物達と関わり合っていきます。

ネト充のススメ最終回前の第9話のあらすじでは、桜井が自分の正体をリリィだと明かしました。お互いの正体がわかったところで、二人の関係は一歩前に前進しました。しかし、森子に好意を抱いていた桜井は「いいネトゲ友達でいたい」という森子の言葉にフラれたと落ち込んでしまいます。

その後小岩井の計らいで二人は再び合うことになりました。それから森子と桜井はどうなってしまったのか、ネト充のススメの最終回である10話のあらすじを紹介します。

9話最後のあらすじでは森子が雨に濡れてしまい、桜井の家でシャワーを浴びることになりました。お互いにギクシャクしながら森子は「何しているんだろう」と鏡に映った自分に問いかけていました。脱衣所には桜井が用意した服が置かれており、それに着替えます。一方で桜井は、泣いていた森子のことが気になっていました。

ニートな自分と桜井を比べて卑屈になっていました。桜井はそんなことは気にしないと言ったのですが、その言葉に森子は涙を浮かべていたのです。桜井はこういう時自分がどう慰めればいいのかわかりませんでした。

桜井はリリィならどう励ますかを考えました。リリィは落ち込んでいる林にも明るく「元気だして、遊びに行きましょう」と誘うに違いないと思いました。そう考えていると、お風呂から上がって桜井の服を来た森子が声をかけます。桜井は森子が自分の服を着ているのを見て、思わず顔を赤らめました。桜井の様子に気づいていない森子は、濡れた服をどこかに干させて欲しいと頼みます。

桜井は乾燥機にかけるからと、脱衣所に向かいます。しかし、脱衣所には森子の脱いだ下着が置いてありました。「下着まで見られたら今度こそはずか死ぬ!」と思い、森子は桜井が入る前に脱衣所に入って自分で乾燥機をかけました。

桜井は森子に体が温まるからとお茶を出しました。森子は桜井の服を着ており、大きくあいた胸元からは胸がちらりと見えてしまっていたのです。桜井は思わず頬を染めて森子に釘付けになります。桜井はつい「ダボダボパーカー良い!!」とガッツポーズをしてしまい、森子に不思議がられます。

森子は桜井になんかすごく見られていると、不安になります。森子を凝視してずっと床に座っていた桜井を、森子はソファに座るように促しました。桜井は「ソファに座って横並びになるとよく見えない」と思わず言ってしまいましたが、あわてて会話がしにくいからと訂正しました。実際に二人で座ると、森子は「確かに公園のベンチみたいで話しにくい」と言って自分が床に座ると言い出しました。

桜井はお客さんだけを床に座らせるわけにはいかないと、桜井も床にすわり、そのまま会話することになりました。森子は桜井がずいぶん立派な部屋に住んでいることが気になっていました。森子の住んでいるアパートは古くて狭いため、桜井の住むマンションがとても立派に見えました。森子が部屋を見渡していると、パソコンが置いてあるデスクがありました。

桜井はパソコンが気になっている様子の森子に声をかけます。森子は桜井のパソコンを見て、「リリィさんのパソコンなのかな」と感慨深く思っていました。森子は今まで、桜井が操っていたリリィやハースに対してプライベートな相談をたくさんして助けられてきました。実際に桜井を目の前にすると感動と恥ずかしさの気持ちでいっぱいになります。そんな森子を見て、桜井は森子もこんなに混乱するのかと珍しく思います。

桜井は森子にパソコンを見るかと言いました。森子はデスクトップ画面からネトゲの「フリドメール」を探していました。それならここだと、桜井は思わずマウスを森子の手の上から握って操作しようとしました。手が触れた瞬間桜井は謝り、二人は照れながらギクシャクしてしまいます。

森子はひとまずフリドメールをクリックし、ゲームをスタートさせます。ゲーム画面にはリリィが現れ、森子は思わず「生のリリィさん!!」と興奮気味に話します。桜井も森子の後ろから画面をのぞき、ギルドのメンバーが誰もログインしていないことを確認していました。森子はその桜井の声に振り返りそうになりますが、思いの外桜井との距離が近くて驚きます。

森子は動揺してはならないと自分に言い聞かせるものの、ついドキドキしてしまいます。森子はその気持を紛らわすように、桜井にオフでネトゲの知り合いに会ったりするのかと尋ねます。近所にあるコンビニにはカンベを操作している藤本がいるからです。

森子はもしや藤本と桜井が知り合いなのではないかと思っていました。実際に藤本は客として何度か来ている桜井のことは、顔見知り程度に知っていました。しかし、互いに同じギルドに入っているリリィとカンベであることは知りませんでした。桜井はリリィとして振る舞っているネカマでもあるので、オフ会などに参加すること自体が難しいことでした。

桜井も森子は誰かとオフで会っているのかと聞こうとしますが、思わず前のめりになった桜井と森子は接触してしまい、恥ずかしさで互いに固まってしまいます。そんな気まずい中、容赦なく森子のお腹が空腹を伝えるように鳴りました。思わず桜井は笑ってしまいます。

ネト充のススメ最終回のAパートではあまりにも気まずい場面でお腹が鳴ってしまい、森子は恥ずかしくなっていました。そんな森子に、桜井は何かつくると言ってキッチンに向かいました。何をつくるか悩んでいると森子も手伝いにやってきます。二人でキッチンに並んで作業を進めていましたが、桜井は森子を見て「か、かわいい」と心の中で思います。

見られていることに気づいた森子は桜井を見上げますが、桜井はなんでもないと取り繕おうとします。森子はできあがったパスタを美味しく平らげてしまいましたが、先ほどまで落ち込んでいた人間がする行動ではないとまた考え込んでしまいました。

ネト充のススメの最終回では、桜井の自宅でドギマギする二人が描かれていました。二人はこれからどうなってしまうのか、ネト充のススメの最終回の結末のあらすじを紹介します。

森子は食器を洗いながら桜井に謝りました。桜井は森子に、「自分のことをよく卑下するが、周りの人はもっと評価しているはずだ」と言います。桜井は「リリィ」としても「桜井優太」としても森子のことをわかっているつもりだと言いました。そして「出会えてよかった」と森子に伝えると、森子は涙を流して泣き出しました。

桜井は泣いている森子を見て焦り、咄嗟に自分の袖で森子の涙を拭いました。森子は会社を辞め、ネトゲ生活を楽しんでいましたが、どこか後ろめたさも感じていました。そんな中で桜井から「出会えてよかった」という言葉を聞き、感極まって泣いてしまったのです。森子はなんとも言えない感情にはなりましたが、その言葉はとても嬉しいものでした。

森子と桜井は見つめ合い、とても良い雰囲気になっていましたが、なんとも言えないタイミングで乾燥が終了したと知らせる音が乾燥機から鳴り響きました。慌てて二人は離れます。森子は乾燥機にかけていた服に着替えて桜井の部屋を後にしました。桜井は玄関先で森子を見送りましたが、やっぱり自宅まで送ると言って一緒にマンションを出ます。

森子の自宅に到着し、桜井は別れ際に告白をしようとしましたが、子供の声が邪魔をして上手く伝えることができませんでした。そのかわりに「また沢山話しましょう」と森子に伝えました。それからギルドではまた二人のコンビが復活し、他の仲間たちは悩みが解決したようで良かったと一安心していました。

ある日桜井と森子はデートをする約束をしていました。約束の場所に現れたのはなんと桜井と同じ職場の小岩井でした。小岩井は桜井から森子とデートをすることを聞きつけて、森子のところにからかいに来ていたのです。その後ろから慌てて桜井がやってきました。

桜井は小岩井に文句を言いますが、小岩井は「このあとも仕事があるから二人のデートを邪魔するつもりはない」と言います。小岩井にデートと言われた二人は赤面して、「デートじゃない」と否定します。しかし小岩井は、「映画を見て食事をするならそれはデートだ」とからかいました。

森子は桜井と一緒にいて恥ずかしくないようになりたいと思いました。頑張って一歩を踏み出そうとした時、森子は転けそうになってしまいます。桜井は森子の手を取って支えました。桜井はそのまま手を握ります。森子もまた、ぎこちなく手を握り返しました。

ネト充のススメの感想では30代アラサーのリアルな心境が描かれており、とても感情移入がしやすいアニメだと高評価されていました。大人のぎこちなくリアルな恋に胸キュンしながらも、時には笑えるストーリーが魅力的です。

アニメでは桜井が「自分を卑下しすぎ」だと森子に言いますが、その性格を作り上げるきっかけとなった人物が原作に登場していました。池田梨々香という、森子の務めていた会社の元上司です。森子は池田梨々香に対してトラウマを持っていました。しかし、アニメではあまり過去に触れていないので、原作を読むとまた桜井のセリフが重みを増します。

ネト充のススメのテレビ放送は10話までしか放送されませんでしたが、BD限定で一話オリジナルストーリーが収録されています。11話は「リア充のススメ」と「森子がフリドメールにログインしました」の2本立てです。オリジナルストーリーは現実の森子がフリドメールにログインし、魔王の小岩井に捕まった姫の桜井を助けるというあらすじとなっています。

ネト充のススメのアニメ最終回の10話では、ネト充からリア充に進展した二人に、思わず顔がにやけてしまったという感想を寄せている方がいました。また、ネト充のススメは演出も素晴らしいと好評です。

最終回で手を取り合うシーンでは、森子も桜井も互いに前に進む事ができたような演出がされており、思わずぐっときたという感想もありました。ほどよい距離感で徐々に互いに歩み寄っていく二人を上手く描けていると高評価でした。

ネト充のススメの感想には「もっと森子と桜井を行く末を見たい」「10話では物足りない」という感想もありました。アニメ派の方は10話以降はないのかと探したという方もいました。

通常、アニメのワンクールは11話〜12話なので、10話で終わるとは思っていなかったという視聴者もいました。せっかくなら12話までとは言わず2クール分たっぷりと放送して、森子や桜井以外の人間関係も見たかったという感想もありました。

ネト充のススメは主人公がアラサーなので、青春ラブコメにあるような雰囲気はないものの、爽やかな大人同士の恋を描いています。大人同士なのにウブな恋愛に思わずキュンとしたという感想もありました。

アニメでは森子の反応がとてもおもしろいという感想を寄せている方もいました。恋愛要素だけでなく、ところどころでクスっと笑えるシーンが豊富なところも10話の見どころの一つです。

ネト充のススメは30代の苦悩や恋愛において控えめになるところなど、リアルな描写がされているとても人気な作品です。アニメは10話とオリジナルストーリー1話で完結していますが、原作ではまだ先の話を読むこともできます。ぜひアニメと原作両方あわせて楽しんでみてください。