漫画ゴールデンゴールドのネタバレあらすじ!怖い・気持ち悪いのに面白い?

独特のストーリー展開と、怪奇現象によって狂気と化した島民の姿をシリアスに描いた漫画ゴールデンゴールドは、怖い・気味が悪いにも関わらず面白いと高い評価を得ている人気漫画作品です。本文では、気味が悪いと呼ばれる漫画ゴールデンゴールドの1巻~4巻のあらすじネタバレと、面白いと称される作品の魅力、フクノカミを始めとする作中に登場する謎とネタバレ考察等を紹介しています。

漫画ゴールデンゴールドのネタバレあらすじ!怖い・気持ち悪いのに面白い?のイメージ

目次

  1. 漫画ゴールデンゴールドとは?
  2. 漫画ゴールデンゴールドのあらすじをネタバレ
  3. 漫画ゴールデンゴールドの気味が悪いのに面白い魅力
  4. 漫画ゴールデンゴールドのフクノカミなどの謎を考察
  5. 漫画ゴールデンゴールドを読んだ人の感想や評価は?
  6. 漫画ゴールデンゴールドのネタバレまとめ

漫画ゴールデンゴールドとは?

小さな島で起こった怪奇現象と島民の人々の狂気を奇妙に描いた漫画ゴールデンゴールドは、あまりにも気味の悪いストーリー展開から、後味が悪いが面白い作品として注目されています。以下では、漫画ゴールデンゴールドの各巻のあらすじネタバレ、気味が悪いのに面白いと称される作品の魅力、作中に登場するフクノカミなどの謎のネタバレ考察を紹介します。

漫画ゴールデンゴールドの作品情報

漫画ゴールデンゴールドは、月刊モーニングtwoにて、2015年から連載されているサスペンスホラー映画です。物語は、主人公・早坂琉花が住む、瀬戸内海の孤島・寧島を舞台に、海辺で琉花に拾われた謎の生命体・フクノカミ(福の神)と、それらが持つ力・人と金を集める能力に翻弄される田舎の人々の異変を描いており、以下ではあらすじや作中の謎のネタバレ考察を紹介しています。

漫画ゴールデンゴールドの作者

漫画ゴールデンゴールドの作者・堀尾省太先生は、広島県出身の漫画家で、1996年「アフタヌーン四季賞大賞(夏)」を「磯助」で受賞、2008年~2014年まで「増刊モーニングtwo」に不定期連載された『刻々』でデビューし、2018年にはアニメ化が放送されました。

漫画・刻刻は、マンガ大賞2011にノミネートされ、漫画家・水木しげる先生、小説家・伊坂幸太郎先生から高い評価を得た注目作品です。

漫画ゴールデンゴールドのあらすじをネタバレ

漫画ゴールデンゴールドは、瀬戸内海の架空の島・寧島を舞台に、偶然拾われた奇妙な彫刻の正体と、それらがもたらす島民の狂気を描いたオカルトホラー作品です。以下では、漫画ゴールデンゴールドの各巻のあらすじネタバレを紹介します。

ゴールデンゴールド1巻のネタバレ

学校や病院など最低限の設備しかなく、観光客が訪れることもない孤島・寧島に暮らす主人公・早坂琉花は、同級生・及川のことが気になっており、卒業後は同じ高校に進学すると思っていました。しかし、及川は、父親の仕事先であり、アニメイトが家から近いとの理由から、卒業を機に離島し大阪の高校に進学することを考えていました。

卒業を機に及川と離れ離れになることにショックを受けた琉花は、ある日、海辺で七福神の福の神に似た奇妙な彫刻を見つけ、自宅に持ち帰ります。気味が悪いと思いつつも、彫刻に付着した汚れを綺麗に洗い流し、山中の祠に祀ります。その後、琉花は、寧島に大きなアニメイトが建つようにと、半ば冗談でいのり始めました。すると、奇妙な彫刻は自分の意思を持ったかのように動き始めます。

その後、琉花の祖母が経営する民宿に彫刻が居座ることで、民宿・商店共に大繁盛を見せ始めます。奇妙な彫刻・フクノカミの力により大金を手に入れることが出来た祖母は、家の中にフクノカミが座るために神棚を模した祠をしつらえて、神様のようにあがめ始めます。ここまでがゴールデンゴールド・1巻のあらすじネタバレです。

ゴールデンゴールド2巻のネタバレ

フクノカミの不思議な力によって商売繁盛を見せる琉花の祖母は、自身が経営する商店をコンビニに改修・寧島の更なる経済発展のために「寧強会」の設立を提案します。商工会の面々の間では反対の声が上がるも、島外出身でフクノカミ・中年のおじさんの姿が見えた会員が入会を希望すると、次々と繁盛を見せ始め、島は活気に満ち溢れていました。

一方で、島唯一のスーパーを経営する岩奈は、琉花の祖母を始めとする島の人々の繁盛ぶりを快く思っていませんでした。そして、琉花の祖母が、コンビニに続いて新たなスーパーを立ち上げるとの噂を聞きつけた岩奈は、妨害工作を始まり、島民同士の争いが勃発します。そして、島内の対立を知ったフクノカミは、海から奇妙な巨大生物を呼び起こし、当事者を襲いかかります。

また、フクノカミの力によって、商売に勢いがついた祖母や島の人々の顔にも変化が表れ始め、寧強会に賛同するメンバーがフクノカミに祈りを捧げると、肌にハリやツヤがもたらされます。また、琉花の祖母に至っては、金銭絡みの話になると、顔がフクノカミに酷似し、ファンの間では気味が悪いシーンの1つに数えられています。ここまでがゴールデンゴールド・2巻のあらすじネタバレです。

ゴールデンゴールド3巻のネタバレ

フクノカミが海から連れ出してきた生物により、島内では死者を出す暴行事件が起こってしまいます。被害者は、琉花の祖母と事件直前までもめていた人物で、島外から警察が出動する事態となりました。そして、島外から訪れた1人の警官が、フクノカミに対して強い執着心を見せるなど、フクノカミによる異変は続いていました。

死者を出した暴行事件と、フクノカミを祀るようになってから異変を見せ続ける祖母の姿に、琉花は、フクノカミが持つ力を恐れ否定し始めます。そして、一連の事件を受けて、琉花と祖母の民宿に泊まっている小説家・黒蓮は、祖母の身を案じてフクノカミを民宿から追い出すことを目論みます。しかし、異変を察した祖母に先を越されたことで、計画は失敗に終わります。

また、感受性の強い琉花が、自分に対する危険を察したと感じたフクノカミも、彼女の前から姿を消し、ある場所へ潜伏し始め、琉花が思いを寄せる及川も、島を出ることを考え直すメールを琉花に送りました。ここまでがゴールデンゴールド・3巻のあらすじネタバレです。

ゴールデンゴールド4巻のネタバレ

瀬戸内海・寧島で起こった殺人事件からフクノカミについて興味を示した酒巻刑事は、独自に調査をすすめるべく、琉花の祖母を任意同行させます。しかし、移動中の車内には琉花のばーちゃんではなく、フクノカミが後部座席に座っていました。その後、正体をあらわしたフクノカミは、酒巻刑事と手を組み暗躍し始めます。

一方、フクノカミによる支配を受けない琉花と黒蓮は、フクノカミが持つ遠くから客を寄せる力の影響力の範囲について調べていました。そこで、琉花は及川とのデートも兼ねて大阪へ向かい調査を開始します。すると、2人が偶然立ち寄った神社にて、フクノカミの影響力が消えていることに気が付きます。

その頃、寧島では、琉花のばあちゃんが立ち上げた寧強会の会合が行なわれており、会員たちは島内に作られたプールを楽しんでいました。そして、会合の締めくくりとして会長のばーちゃんによるモチまきが行なわれます。しかし、プールにまかれたモチは、牛乳瓶やビール瓶のフタ、雑草であり、それらをむさぼるように、会員たちは広い集めています。ここまでがゴールデンゴールド・4巻のあらすじネタバレです。

ゴールデンゴールド / 堀尾省太 - モーニング公式サイト - モアイ

漫画ゴールデンゴールドの気味が悪いのに面白い魅力

ここまで漫画ゴールデンゴールドの各巻のあらすじネタバレを紹介しました。一体の彫刻を拾ったことで豹変していく島民の人々の姿は、気味が悪いが面白いと称されています。以下では、漫画ゴールデンゴールドの面白い魅力を、ネタバレを含めて紹介します。

気味が悪いのに面白い魅力①人間の狂っていく姿

漫画ゴールデンゴールドの最大の魅力に、フクノカミの力によって次第に狂っていく島民の姿が挙げられます。作中では、各巻のネタバレで紹介した琉花の祖母たちのように、金儲けによって次第に人間の本性を顕わにしていく気味が悪い展開が多く描かれています。それは、事あるごとにお金で物事を解決していく行動で表現されています。

気味が悪いのに面白い魅力②人々を支配していく

琉花の祖母を始め、島民の人々がお金に執着する裏には、彼らが神とあがめるフクノカミの存在があります。お金に執着心がなく楽観的な性格だった祖母も、フクノカミに蝕まれたことで、顔がフクノカミに変貌したり、時にはフクノカミの言葉を話すなど、気味が悪い行動も回を追うごとにエスカレートしています。

フクノカミがもたらす寧島の変貌は、琉花の祖母主導で立ち上げられた寧島会の商店の繁盛ぶりに表れ始めます。そして、人々の祈りを糧にエネルギーを得るフクノカミは、祖母に危害を加える人間を死に追いやり、島を訪れた警察官を味方に付けるなど、人智を越えた力で人々をコントロールし、寧島を支配下に置こうと目論んでいるとネタバレ考察されています。

気味が悪いのに面白い魅力③フクノカミの謎

フクノカミの姿について、琉花の祖母のように島で生まれ育った人間には、50歳くらいの小柄なおじさんのように見え、琉花や黒蓮のように、外部から寧島を訪れた人間には、奇妙な地蔵にも似た福の神の姿に見えます。また、フクノカミにまつわることは、寧島の外に出ることで強制的にその部分の記憶を失う現象が起きており、フクノカミの秘密が島外に漏れることを恐れているとネタバレ考察も見られます。

気味が悪いのに面白い魅力④琉花と及川の恋の行方

フクノカミがもたらした寧島の恐怖は、琉花の神頼みから引き起こされました。琉花は、同級生の及川に好意を上手く伝えることが出来ない内気な性格で、卒業を機に及川を離れ離れになることを、気に病んでいました。そんな中、偶然拾った奇妙な彫刻・フクノカミに半ば冗談で神頼みをした結果、寧島には目を疑いたくなるような利益がもたらされ、及川が求めるアニメイトの設置も夢ではなくなりました。

フクノカミがもたらした不可解な現象によって、卒業後も及川と一緒にいられることに琉花は、安堵します。しかし、及川の性格も別人のように変わってしまい、琉花には大きな代償がふりかかりました。自分の気持ちを正直に伝えていればこのような事態にはならなかったと、後悔の念を募らせる琉花の奮闘や成長、及川との恋の行方にも注目して楽しみたい作品です。

漫画ゴールデンゴールドのフクノカミなどの謎を考察

読み進めるごとに多くの謎が生まれることも漫画ゴールデンゴールドの魅力であり、SNS上では多くのネタバレ考察が投稿されています。以下では、漫画ゴールデンゴールドに登場するフクノカミや主人公の祖母・ばあちゃんの生い立ちなど作品の謎をネタバレ考察しました。

ばあちゃんの生い立ち

初登場時は優しい人に描かれていた琉花の祖母ことばあちゃんの金の亡者へと変貌していく姿は、フクノカミの力ではなく、それらによってばあちゃんの本当の姿が戻されたとネタバレ考察されています。各巻のあらすじネタバレでは、ばあちゃんの異変は、フクノカミによると考えられる中、漫画ゴールデンゴールド・5巻では、ばあちゃんの知られざる生い立ちが明らかにされます。

漫画ゴールデンゴールド・5巻の内容をネタバレすると、昭和39年、東京オリンピック開催年の寧島で経験したばあちゃんの壮絶な出来事やトラウマなど、ばあちゃんの人間性を形成した知られざる生い立ちをメインに描かれています。ばあちゃんの過去を知ることで、フクノカミと寧島の謎を紐解くヒントが得られます。

侍が描かれた冒頭のシーンの意味

漫画ゴールデンゴールド冒頭は、フクノカミの顔をした島民が血を流して倒れ込み、海辺でその光景を見つめる侍は、意味深な発言をする不可解なシーンが描かれました。侍の刀には血が付着していないことから島民の死因は、フクノカミに乗っ取られた島民たちの争いだと思われます。また、作中では寧島の歴史について江戸時代に一度繁栄するも、後に島内で争いが起こったことが推測されています。

作中で明かされた寧島の歴史も含めて、漫画ゴールデンゴールドの今後の内容をネタバレ考察すると、フクノカミに乗っ取られた現代の寧島島民も、江戸時代の惨劇と同じ末路を辿ることが運命付けられいるでしょう。しかし、主人公・琉花と島内に滞在する小説家・黒蓮は、フクノカミに体を乗っ取られていないことも、寧島の悲劇を食い止める重要なキーパーソンでしょう。

フクノカミの正体

漫画ゴールデンゴールドにて、寧島に住む人々が狂気に襲われる元凶となったフクノカミの正体について、各巻のあらすじネタバレから、七福神の福の神のように、「人」や「財」をもたらす力のある存在である一方、琉花の祖母など島出身に人間を利用して何かを企んでいることが、作中のセリフからネタバレ考察されています。

寧島島民ではない人の行動

漫画ゴールデンゴールドの謎を紐解くには、フクノカミに体を乗っ取られていない寧島島民でない人々の行動が鍵を握ると推測されます。島民でない人間は、主人公・早坂琉花と小説家・黒蓮の2人で、彼女達から見たフクノカミは、奇妙な彫刻の姿に見えます。そして、フクノカミが力を持つきっかけになった琉花が島の外に向かうことを嫌がったことから、フクノカミと琉花の繋がりを感じるとネタバレ考察されています。

また、寧島の民宿に滞在する黒蓮による島の歴史の調査も、フクノカミと寧島の知られざる過去を紐解く重要な人物として描かれており、琉花と黒蓮の2人の島外出身者の動向に、怪奇現象の謎を解く伏線が張られていると、ネタバレ考察されています。

漫画ゴールデンゴールドを読んだ人の感想や評価は?

作品を読んだ人の感想や評価を調査・イメージ画像

読み進めるごとに深まる謎や金の亡者へと変貌していく島民の人々の狂気について、SNS上を中心に多くのネタバレや考察が投稿され、話題を呼んでいます。以下では、漫画ゴールデンゴールドを読んだ人の感想や評価を紹介します。

感想1:気味悪いけれど続きが気になる面白さ

主人公が拾ってきた奇妙な彫刻による島の怪奇現象を描いた漫画・ゴールデンゴールドは、先が読めない気味の悪い展開から人気を集める作品です。SNS上でも、作品の謎であるフクノカミに関するネタバレやそれらを基にしたネタバレ考察が多く投稿されており、話題を呼んでいます。

感想2:人間の持つ欲深さが怖い

漫画ゴールデン・ゴールドのネタバレが多く投稿されている中で、フクノカミに憑りつかれた寧島出身の人々の底無しの欲の深さにも大きな注目が集まっています。序盤では温厚だった島の人々が、回を追うごとに金の亡者へと変貌し、各巻のネタバレでも紹介した奇怪な行動には、気味が悪いと同時に、他のホラー作品にはない新たな魅力も加わり、面白い作品だと高い評価を得ています。

感想3:気味悪い中に漂うほのぼのした空気が魅力

人間の持つ本性をフクノカミによって引き出されてしまった島民たちの行動には、毎回気味が悪いと感じる一方、島暮らしを醸し出すほのぼのした空気に魅力を感じているファンもいます。漫画ゴールデンゴールドの世界観は、これらのネタバレ記事と合わせてストーリーを追い続けることで、本当の魅力や面白さを感じることが出来るでしょう。

漫画ゴールデンゴールドのネタバレまとめ

漫画ゴールデンゴールドの各巻のあらすじネタバレ、気味が悪いのに面白い作品の魅力、作中の謎のネタバレ考察、漫画作品を読んだ人の感想や評価を紹介しました。ストーリーが進むごとに欲にまみれる島民の狂気や、寧島の隠された謎について徐々に紐解かれていくシナリオは、後味が悪くても続きが読みたくなる面白さを持っています。

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