陶山章央が声優を担当した歴代アニメキャラ一覧！サクラ大戦の大神隊長

声優・陶山章央は大阪府出身で1968年7月8日生まれの2019年現在50歳で、身長163センチ、血液型はO型です。ハスキーボイスが特徴の声優で、本人曰く黒人やガキ大将などの役によくキャスティングされると語っています。また大阪出身のため関西弁のキャラを演じる事が多くあり、『関西弁のキャラは関西人に』と常に主張しているという事です。

趣味はゲームで、休日は1日中プレイする事も少なくないという事で、特にXbox360を愛してやまないという事を本人が語っていました。またアイドルの追っかけもしており、特に『ハロー!プロジェクト』が大好きで、コンサートに行く事も多いようです。『ハロー!プロジェクト』の中でも元『モーニング娘。』のメンバーである久住小春とは『きらりん☆レボリューション』で共演した事があるため、特に応援しているとの事です。

学生時代はアニメが大好きな少年であり、高校の時はアニメ一色だったと本人が語っています。声優になったきっかけは、声優を目指している友人に誘われて声優養成所の忘年会に参加し、そこでのちに『サクラ大戦』で共演する事になる横山智佐に『陶山くんも声優目指しなよ』と誘われた事です。その後、『勝田声優学院』などの声優養成所を経て事務所入りし、1990年に『らんま1/2』に出演した事でデビューを果たしました。

その後は後述する代表作に出演していき、主人公や主要人物を多く演じるほどの売れっ子声優となっていきます。また『サクラ大戦』シリーズの大神隊長の声優となった事がきっかけで『サクラ大戦』の舞台にも出演するようになっていきましたが、逸話として2007年に行われた『サクラ大戦』の舞台で奈落に転落するという事故を起こした事があります。幸い大事には至りませんでしたが、共演者やファンに長い間ネタにされていました。

陶山章央が担当したアニメキャラ①は、『サクラ大戦』シリーズの主人公で大神隊長こと大神一郎です。『サクラ大戦』とは1996年にセガから発売されたゲーム作品で、のちに続編やアニメ、漫画作品などが製作されていきました。大神隊長はゲーム作品で初めて陶山章央が声を担当する事になったキャラで、大神隊長が主人公を務めた最後の作品『サクラ大戦4～恋せよ乙女～』まで長い期間演じ続けました。

作中での大神隊長は、少女達によって組まれた部隊『帝国華撃団』の隊長となり、幾度となく魔物と戦い帝都を救ってきた戦士です。個性の強い隊員達に初めのうちは苦戦しますが少しずつ信頼関係で結ばれていき、神崎すみれ曰く『よく見たらいい男』と称されているように男前という事もあって恋心を抱かれる事もあります。戦いの際は二刀流となり、必殺技は『狼虎滅却』という雷を使用したものとなっています。

また、『サクラ大戦』では霊力を持つ者は女性が多いとされていますが、大神隊長は男性であるにも関わらず強い霊力を持っており、何かと反発しあってしまう隊員達の触媒となっています。その事も隊員達から強い信頼を寄せられる要因で、大神隊長が『帝国華撃団』に迎えられた理由です。そんな大神隊長は『サクラ大戦4～恋せよ乙女～』では最後の戦いを終えた事で、『帝国華撃団総司令』及び『大帝国劇場支配人』となりました。

陶山章央が担当したアニメキャラ②は、『ちびまる子ちゃん』の山根強です。山根君は胃腸が弱い男子で、神経性胃腸炎であるため急な運動やストレスを感じた時などに強い胃腸の痛みが襲ってきてしまいます。気が弱いため強い口調で注意などされるとすぐに胃腸が痛くなってしまいますが、劇をやった際には胃腸に激痛が走るも最後まで演じ続けるなど芯の強い一面も持っています。

性格も優しく礼儀正しいため、道で困っているお年寄りを助けたり、みんなから卑怯と言われ泣きそうになっている藤木を助けたりした事があります。しかし本人は自分の明るさを『野口以上藤木未満』と称し、ウジウジした暗い性格を直したいと思っているようです。また歌手の城みちるの大ファンで、城みちるの話になると誰も止められないレベルで話し続け、コンサートに行ったときは涙を流しながら絶叫していました。

そんな山根君の父は体罰を行うほど厳しく、山根君の名前は『強い男になるように』というという思いを込めて命名したようですが、ウジウジした態度をとる性格に育ってしまったためよく息子を怒鳴っています。山根君はそんな父をかなり怖がっており、1度山根君はクラスで父親参観があった際に父のあまりの威圧感に耐え切れなくなり、教室で大暴れしてしまったというエピソードがあります。

陶山章央が担当したアニメキャラ③は、2012年から放送された『超速変形ジャイロゼッター』の羽根充紀(はねみちのり)です。中等部1年生の13歳で愛称はミッチー、関西弁のため陶山章央の得意とするキャラとなっています。気は優しくて力持ちという言葉がよく似合う男の子で、かなりの大食いのためいつもコーラとスナック菓子を食べています。4人目の『選ばれしドライバー』で、『コングローダー』のドライバーとなっています。

将来はお笑い芸人になりたいと思っており、主人公である轟駆流(とどろきかける)と組んでお笑いヒーローになろうとしたというエピソードもあります。駆流が『選ばれしドライバー』となった時は距離感を感じて寂しそうにしている時もありましたが、すぐに持ち直して駆流のサポートをしようとするなど心の強さを見せました。

陶山章央が担当したアニメキャラ④は、2007年から放送された『プリキュア5』のガマオです。ガマオはプリキュアの敵の組織である『ナイトメア』でアルバイトをしているフリーターで、ブンビーの直属の部下として『ドリームコレット』を奪うという任務に就いています。プリキュアと戦う事が多くありますが毎回負けているため給料が貰えないという事が多く、常に金欠のため人間界でアルバイトをする事も少なくありません。

戦闘の際はガマガエルのような姿になり、長い舌を使って絞めつけるなどといった攻撃を得意としています。第36話では自我を失う代わりに強い力を得る事が出来るという『黒い紙』を拾ってしまった事で最終形態の巨大な姿へと変身し、巨大な手足を使った攻撃でプリキュアを苦しめましたが、最後にプリキュアの必殺技『プリキュア・ファイブ・エクスプロージョン』を受けた事で跡形もなく消滅しました。

陶山章央が担当したアニメキャラ⑤は、『天元突破グレンラガン』のシトマンドラです。『螺旋四天王』で最速を誇る獣人で、『神速のシトマンドラ』の異名を持っています。性格はナルシストであるためかなり派手で、孔雀を思わせる見た目が特徴です。普段は余裕を見せる口調と表情をしていますが、何か予想外の事が起こると目が鳥の如く変わり、大げさに焦りだします。

最後は敵を甘く見た事で隙が生じ、ダイグレンによって串刺しにされて絶命していました。名前の由来はピリミジン塩基の1つであるシトシンと、炎を司る精霊サラマンドラを合わせたものとなっています。

陶山章央が担当したアニメキャラ⑥は、2011年から放送された『トリコ』のセドルです。闇組織『美食會』の第6支部支部長で、右目についた3本の傷と猛獣の目玉で作られたネックレスが印象的です。初登場は『宝石の肉』を手に入れるためにリーガル島に向かった時で、リーガルマンモスの体内でトリコと初対面を果たしました。そこでサニーと戦いを繰り広げますが、最後には敗北して任務失敗となっていました。

その後、料理長によって制裁を受けた事でしばらくは包帯が取れず、『美食會』の会議にも包帯を巻いて登場していましたが、しばらく後の『クッキングフェス編』で姿を見せた時には包帯は取れていました。

陶山章央が担当したアニメキャラ⑦は、1996年から放送された『超者ライディーン』の鷹城電光(たかぎいかずち)です。電光は関西人ではありませんがお笑い芸人になりたいという夢を抱いているため関西弁で話しているという15歳の少年です。初登場では主人公の鷲崎飛翔(わしざきひしょう)を明るく無理やりお笑いコンビを組もうとしていました。その後ライディーンホークに覚醒した事で『ANGEL』に入る事となります。

それから電光は飛翔と特に仲の良い友人となりますが、飛翔もお笑い芸人の件は嫌がってはいないようで、時たま『いかちゃんひーちゃん』というコンビ名でネタを披露する事があります。ちなみに雷光役は陶山章央が初めてオーディションで勝ち取って得た役で、関西弁で演じる事が出来るという事もありとても気合を入れて臨んだと語っていました。

陶山章央が担当したアニメキャラ⑧は、2001年から放送された『フルーツバスケット』の草摩潑春です。草摩家によって構成された『十二支』の1人で牛の物の怪憑きとなっていますが、幼い頃から鼠と比較されながら間抜けな牛と馬鹿にされて育ってきたため小さい事でもキレやすい性格となってしまっています。キレた状態はブラックと呼ばれ誰も手が付けられなくなってしまうので、周りはブラックにならないように気を遣っています。

また、自分でも精神をコントロール出来ない事を何とかしなければいけないと感じているため武術を習っていた事もありますが、その思いとは裏腹にブラック化すると修業によって得た体術でさらに手が付けられなくなってしまいました。また、同じく牛の物の怪憑きである草摩依鈴とは恋人同士となっています。

1996年に発売された『サクラ大戦』の第1作目は、製作の佳境に入ったところで声優達のアフレコが行われましたが、この時期に陶山章央は大神隊長役に抜擢されました。役に選ばれたきっかけは、当時声優として活躍しており友達でもあった横山智佐の紹介で、マルチクリエイターである広井王子が設立した『レッドカンパニー』でアルバイトを始めた事で、声優の決まっていない大神隊長役として広井王子の目に留まったという事です。

広井王子はその時すでに『サクラ大戦』の製作費が底をつくような状態で、人気声優を雇う余裕が無かった事で、陶山章央に役を決めたと語っていました。主人公に大抜擢となった陶山章央は大神隊長のイラストを初めて見た時『かっこいい!』と思ったそうですが、二枚目のキャラは苦手としていたので不安になったそうです。しかし大神隊長はファンならご存知の通り三枚目キャラであるため、実際は自然と演じる事が出来たそうです。

しかし新人であったため大声で且つ全力で演じ、すべて撮り終わった後はガソリンが切れたような状態になったと語っていました。また、一番気を付けていた事は今まで子供の役が多かったため、大人びた演技をする事だったという事です。

陶山章央は重度のゲーマーとして知られています。『ゲームばかりしていつ寝ているの?』という質問に対して『寝ていない』と答えるほどで、本番待機中の楽屋で2台のゲームボーイアドバンスを並べてプレイしているところにカメラが入ってきたため慌てて隠したという逸話もあります。

トレーディングカードゲームも好きで、ゲーム雑誌『ゲームぎゃざ』で声優を目指す女性2人組に『マジック・ザ・ギャザリング』を教えるというコーナーを持っていた事があります。

陶山章央が結婚しているという情報は公式プロフィールには書いておらず、その他ネットの情報でも結婚しているという情報はありませんでした。しかし、陶山章央は独身貴族を貫きたいのだと考えるファンもいるようです。

『サクラ大戦』は登場人物の担当声優達によって何度も舞台公演が行われていますが、とある公演の時に入場時間が遅れて多くのファンが待っていると、大神隊長役の陶山章央が現れて謝罪と挨拶をしていった事があるようで、この気遣いからさらに陶山章央のファンになったという方もいるようです。

陶山章央の担当した代表キャラに『超者ライディーン』の鷹城電光がいる事は前述しましたが、電光はいわゆるエセ関西人であるにも関わらず、演じている陶山章央が関西人のため完璧な関西弁となっており、逆に違和感があるというファンの感想があります。

陶山章央の名字の読みは『すやま』ですが、『とうやま』と読み間違えてしまうファンは少なくないようです。陶山章央もよく間違えられると語っており、本当の名前を覚えてもらえたらとても嬉しいという事でした。

声優・陶山章央が担当したアニメキャラを一覧でまとめ、意外と知られていなかった『サクラ大戦』の大神隊長に関しての裏話も紹介してきました。ハスキーボイスで人気な陶山章央のこれからの増々の活躍に、ファンは期待しています。