【とある魔術の禁書目録】浜面仕上の魅力ネタバレ！強さや能力・名言を紹介

浜面仕上とは、「とある魔術の禁書目録」に登場するキャラクターです。初登場時は上条当麻に立ちはだかる弱い敵といった印象が強かったのですが、その後アイテムへの所属を経てとある魔術の禁書目の第3の主人公に抜擢されました。

この記事ではそんな浜面仕上の能力の強さや魅力、アニメ声優などをまとめています。まずは、「とある魔術の禁書目録」の基本情報について紹介します。

「とある魔術の禁書目録」は、鎌池和馬によって連載されているライトノベルシリーズです。2004年から刊行され、2019年3月時点で47巻まであります。イラストやキャラクター原案は灰村キヨタカが担当しています。漫画化もされており、漫画の作画を担当しているのは近木野中哉で、月刊少年ガンガンにて連載されています。

また、2008年にはアニメ化もされています。今回紹介する浜面仕上が、主人公として活躍するきっかけとなる話が描かれる「とある魔術の禁書目録Ⅲ」は2018年10月から放送が開始されました。2013年には映画化され、原作者原案のオリジナルストーリー「劇場版とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟-」が公開されました。

浜面仕上がアイテムに所属する前は、スキルアウトに所属していました。スキルアウトでは不良行為を繰り返していました。そんなスキルアウトに御坂美琴の母親である御坂美鈴の暗殺の依頼があり、実行するも一方通行や上条当麻に止められてしまいます。一時期はスキルアウトのリーダーにもなっていましたが、「回収運動」の後は雑用係としてアイテムに所属することになります。

アイテムの中でも下っ端の組織に所属しており、本人の自己評価もかなり低いのですが、とても人望のあるキャラクターです。アイテムでは自分だけレベル0なことにコンプレックスを抱いており、能力者達に逆らうことができずに良いように扱われていました。

かつてはレベル0で小者キャラだった浜面仕上ですが、アニメ「とある魔術の禁書目録Ⅲ」では後に主人公といわれるきっかけとなるシーンがあります。浜面仕上には主人公としてどんな魅力があるのか、ここではその魅力をまとめました。

浜面仕上は、当初スキルアウトに所属するただのモブ的な立ち位置のキャラクターでした。しかも、スキルアウトというチンピラ集団に所属しているのに臆病な性格をしており、アイテムに所属する前はほとんど目立つことはありませんでした。

元々無能力者ということもあり、自分に対する価値も低く見ていました。そのため、スキルアウトのリーダーが死んだ後に、新リーダーとして選ばれた時も成り行きでそうなっただけだと考えていました。しかし、実際は成り行きではなく浜面仕上の人望によって選ばれました。凡人だからこそ、濃い人間関係が築けるところが魅力の一つです。

浜面仕上がアイテムの下っ端から正規構成員となってからも、雑用や運転手として働いていました。滝壺理后とも当初そこまで親密な関係ではありませんでした。しかし、スクールとの抗争で滝壺理后が浜面仕上を守るために能力を使いすぎてしまいます。重症となってしまった滝壺理后ですが、彼女の優しさに触れた浜面仕上は次第に惹かれていきます。

「とある魔術の禁書目録」の19巻では浜面仕上が滝壺理后に告白され、恋人関係となりました。浜面仕上は、大切な人を守る為には犯罪をも犯し、時には自分の身も削るタイプで、滝壺理后のことはそれほど愛しており、大切にしています。

浜面仕上の最大の魅力は、ヒーローとしての資質です。浜面仕上は、スクールとの抗争で瀕死の滝壺理后を守るために、アイテムのリーダーである麦野沈利にも立ち向かいます。麦野沈利はアイテムのリーダーとだけあってレベル5の実力者です。レベル0の浜面仕上の勝機はありませんでした。

しかし麦野沈利の隙をついて攻撃をした浜面仕上が、ギリギリで勝つことができました。レベル0がレベル5に勝つという、これまでに例のない事態となってしまったのです。そのことで浜面仕上は学園都市から危険視され、命を狙われることになります。しかし、この事件によって滝壺理后と結ばれることとなります。

浜面仕上は上条当麻のように、複数の大切なものを守ったり一線を超えないようにするのではなく、一人の大切な人のために自分の命でさえも投げ出すような守り方をするのが特徴です。以前は臆病な性格をしていましたが、スクールとの抗争からヒーローとしての資質が目覚め、第3の主人公として選ばれました。

高次知性体であるエイワスが言っていた「誰にも選ばれず、資質らしいものを何ひとつ持っていなくても、たった一人の大切な者の為にヒーローになれる者」とは、浜面仕上のことでした。作者からは、自力で這い上がったヒーローで、上条当麻や一方通行のアンチテーゼとして生み出されたキャラクターといわれています。

浜面仕上はスクールとの抗争で、アイテムのリーダーでレベル5の麦野沈利に逆らったことをきっかけに、麦野沈利と戦うことになります。なんとその争いで浜面仕上は麦野沈利に勝利します。浜面仕上がなぜ麦野沈利に勝てたのか、実は隠された能力があったのか、どのような強さがあるのかをまとめました。

浜面仕上はレベル0で特別な強さもありません。上条当麻のように生まれつき「幻想殺し(イマジンブレイカー)」が備わっているわけでもなく、まったく能力をもっていないただの凡人として登場します。レベル0と判断されたために、学園都市では学園での教育から脱落していました。スキルアウトは元々そういう学園のはみ出し者が集まるチンピラ集団でした。

しかし、たまたま鉢合わせた一方通行に殴られても気絶することのないタフさを持っています。また、麦野沈利と戦った時は正面から戦いを挑んだわけではないのですが、隙をついて目を潰したり銃を当てることに成功し、最後には顔面にワンパンチをして勝利しました。普通であれば死んでもおかしくない場面で生き残っている強さがあります。

駆動鎧(パワードスーツ)は装着すると耐久性や筋力、酸素の吸引をすることができます。さらに外部からのあらゆる刺激や情報からのサポートをすることも可能です。これらの操縦方法や知識などは、借りても自分の経験として取得できる優秀さを持ち合わせていますが、実際に駆動鎧を使った浜面仕上はこの高スペックさを恐れていました。

浜面仕上はスーツに頼りきるのではなく、自分で習得するほうが良いと考えていました。そのためシルバークロース戦では、スーツに頼り過ぎないような戦い方をしていました。ちなみに駆動鎧に搭載されている支援ソフト「アネリ」は浜面仕上によく懐いています。このように、浜面仕上には能力はありませんが、駆動鎧を使いこなして戦闘に応用する強さを持っています。

浜面仕上は小手先の器用さも強さの一つです。戦闘をする時は、周辺の道具を使ったり重火器や兵器などを器用に使いこなしています。また、ハッキングによる解除を防ぐために難解に作られたアナログ錠を、浜面仕上はいとも簡単に解錠するシーンもありました。このように、能力に頼らずに鍛え抜かれた小手先の器用さは、浜面仕上の強さともいえます。

浜面仕上はスキルアウト時代、自分のレベル0の判定にコンプレックスを抱いていました。そのため、スキルアウト時代から能力者と対戦するために、身体能力を鍛えていたのです。スポーツ選手なみに鍛えられたタフな身体と、咄嗟の判断力などを持ち合わせています。だからこそ、一方通行に殴られても意識を保つことができる強さがあったのです。

浜面仕上は様々な名言を残しています。ここではアニメや原作で登場した浜面仕上の名言をまとめました。どんな場面で出た名言なのかもあわせて紹介します。

「世界を守って死にました。他人を庇って倒れました。そんなんで納得すると思ってんのかよ!!…」から始まる名言は、「とある魔術の禁書目録」の21巻で登場した名言です。

このセリフには続きがあり、「アンタが掲げる『戦う理由』ってのは、アンタを待つ人達の泣き顔を見て笑みを作るようなくだらねえモンなのかよ!!」と続きます。戦う理由について問いただしている姿がかっこいいと評判の場面です。その他にも、21巻では浜面仕上がたくさん活躍しているシーンがあります。

「黙れよ。事情ならいくらでも話してやるよ。どこにだって出頭してやるよ!…」から始まる浜面仕上の名言は、スクールとの抗争で滝壺理后を救おうとした時に出た名言です。この冒頭のセリフの後に「だから今はこいつを連れて、早くどこか安全な場所まで運んでやってくれ!!」と続きます。

アニメと原作では若干セリフが違いますが、このセリフの前に浜面仕上は、以前上条当麻に「助けを求めて来たやつに手を差し伸べたのか？」と言われたことを思い出していました。その後、滝壺理后をなんとしてでも救おうと決めた、浜面仕上の決意を現したような名言となっています。

アニメ「とある魔術の禁書目録Ⅲ」では、浜面仕上が本格的に登場します。アニメ3期では4話でアイテムのメンバーにパシられている姿で初めて登場しました。それからスクールとの抗争で大活躍する姿がアニメで観ることができます。ここではアニメ版浜面仕上の声優を紹介します。

アニメ版の「とある魔術の禁書目録」で浜面仕上役の声優を担当するのは、日野聡です。日野聡は声優やナレーターとして活躍されています。浜面仕上は「とある魔術の禁書目録Ⅱ」では最終話でしか登場していませんでしたが、ベテラン声優の日野聡が起用されたことが話題になりました。

日野聡は5歳までアメリカで育っており、サンフランシスコ出身でも知られています。活動当初は舞台俳優を目指していましたが、海外ドラマの吹き替えをきっかけに声優業もするようになりました。現在はアニメ声優も数多く担当しており、幅広い活動をされています。2014年には、同じく声優やナレーターとして活躍する中島沙樹と結婚しています。

アニメ声優では「灼眼のシャナ」で坂井悠二役、「一騎当千」で周瑜公瑾役、「ゼロの使い魔」で平賀才人役、「バクマン」で高木秋人役、「弱虫ペダル」で新開隼人役、「ハイキュー!!」で沢村大地役など数々の有名作品のメインキャラクターに抜擢されています。

吹き替えではチュ・ジフンの声優を担当しており、「蒼のピアニスト」や「アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜」などで吹き替えをされています。そのほかにも、「ハリーポッター」でセドリック・ディゴリー役、「秘密のミラクル・マジシャン」でダニー・シンクレア役などをされています。

また、吹き替え声優として活動するきっかけとなったのは「ER緊急救命室」でした。海外ドラマの吹き替えでは他に「CSIシリーズ」や「ブラザーズ＆シスターズ」「デスパレートな妻たち5」などに出演されています。

浜面仕上に関する感想では、上条当麻と一方通行、浜面仕上の3人の主人公が揃ってから話が面白くなったという方もいました。浜面仕上が加わったことで、上条当麻や一方通行とは違った視点の物語を楽しめるようになりました。

まだアニメしか観ていないという方は、浜面仕上が第3の主人公だとは気づいていない方もいるようです。まだまだアニメではかっこよさを伝えきれていないため、原作ファンからすると浜面仕上の活躍が待ち遠しいようです。

主人公同士の戦いには読者も注目するほどの名勝負です。お互いに守ろうとしているものがあるからこそ、白熱する戦いとなっています。違ったタイプのヒーロー同士ということもあってどっちも悪者として見れず、どちらも応援したいというもどかしい気持ちになります。

「とある魔術の禁書目録」の3人の主人公それぞれに人気があります。特に浜面仕上は無能力者で能力を使わないキャラクターとだけあって、親近感を感じている方も多いようです。凡人でも、守りたいもののために必死になれる覚悟があるところが浜面仕上の魅力です。

レベル5の麦野沈利相手に退かずに戦い、勝利をおさめる姿はかっこいいと評判です。特に主人公として滝壺理后を守る決意をしてからは、たくさんのキャラクターからの人望があるのにもうなずけるほどの活躍を見せています。

浜面仕上は「とある魔術の禁書目録」の第3の主人公として、原作の作中でも活躍するシーンが増えています。当初はモブキャラでしたが、今では重要な人物として物語にも関わってきます。アニメ「とある魔術の禁書目録Ⅲ」では、そんな浜面仕上の本格的な活躍を見ることができます。まだアニメを見ていないという方は、ぜひ浜面仕上の活躍を見てみてください。