【ハンターハンター】マサドルディーゴのモデルは?生きていた理由や声優情報も

ハンターハンター「キメラ・アント編」で登場した東ゴルトー共和国のマサドルディーゴは、登場回数が少なく無能な総帥として描かれましたが、ストーリー終盤にて影武者の存在や、本物の総帥は某国にて隠棲生活を送ることが明らかにされる一方、漫画で描かれたマサドルディーゴの人物像や独裁政治は、現実世界の北朝鮮や金正日総帥をモデルにしたと考察されています。本文では、マサドルディーゴの人物像やモデル、生きていた理由や声優情報について紹介します。

【ハンターハンター】マサドルディーゴのモデルは?生きていた理由や声優情報ものイメージ

目次

  1. 週刊少年ジャンプハンターハンターとは?
  2. ハンターハンターのマサドルディーゴとは?
  3. マサドルディーゴのモデルは?
  4. マサドルディーゴの生きていた理由
  5. マサドルディーゴの声優
  6. マサドルディーゴに関する感想や評価
  7. マサドルディーゴについてまとめ

週刊少年ジャンプハンターハンターとは?

週刊少年ジャンプの「ハンターハンター」とは、漫画家・富樫義博先生の人気作品です。1998年から連載が開始され、2018年までに単行本36巻を始め、アニメ・ゲーム・舞台化と様々なメディア作品を展開し、男女問わず根強い人気を誇っています。今回は、ハンターハンターに登場したマサドルディーゴの人物像に影武者と本物の存在、アニメ声優、モデルと言われる金正日総帥との接点などを紹介・考察します。

ハンターハンターの基本情報

週刊少年ジャンプに不定期連載されている「ハンターハンター」は、主人公・ゴン・フリークスと彼の仲間であるキルア・ゾルディック、クラピカ、レオリオ・パラディナイトの主要キャラクターを軸にストーリー展開される冒険活劇です。本作品は、作者の持病により不定期連載されていますが、連載再開時には、ネットニュースに取り上げられるほどの話題を呼んでいます。

ハンターハンターは、ストーリーごとに「ハンター試験編」「天空闘技場編」「ヨークシン編(幻影旅団編)」「グリードアイランド編(G.I編)」「キメラ・アント編」「会長選挙・アルカ編」現在連載されている「暗黒大陸編」に区分されます。主人公・ゴンを中心に物語が進行されますが、ヨークシン編や暗黒大陸編では、クラピカを軸にストーリーが進められています。

ハンターハンターのあらすじ

「ハンターハンター」は、くじら島に住む主人公・ゴン・フリークスが、まだ見ぬ父親に会うべく、父の職業であるプロハンターを目指して旅に出るところから物語が始まります。主要キャラクターである仲間との出会いや友情、敵とのバトルを通じて、ゴンは、プロハンターとしての実力を高めていきます。

今回紹介するマサドルディーゴが登場するキメラ・アント編は、「キメラ・アント」と呼ばれる謎の生物たちの調査を行うゴン達の動向に、物語中盤に登場したキメラ・アントの王・メルエムとハンター協会会長のネテロの決死の戦い、キメラ・アント討伐戦後の東ゴトー共和国とマサドルディーゴの生存、毒に侵されたメルエムの最期が描かれました。

メディア芸術100選入り

メディア芸術100選入りした書籍・イメージ画像

漫画「ハンターハンター」の面白さは、現在もアニメ放送がなされている鳥山明先生の大ヒット漫画「ドラゴンボールシリーズ」に匹敵すると言われており、メディア芸術100選に選ばれた名作漫画としても知られています。

幅広い世代から高評価を得ている富樫義博先生の漫画作品には、今回紹介する「ハンターハンター」の他に、主人公・浦飯幽助とその仲間たちによる幽霊探偵としての活動を描いた「幽☆遊☆白書」、オカルト要素に宇宙人を題材にしたオムニバス形式のSF漫画「REVEL E」などが発表されています。

ハンターハンターの魅力

バトル漫画でありながら、力技によるバトルシーンは数えるほどしかなく、個人の特殊能力である念能力を駆使した戦闘方法や駆け引きなど心理戦が多く見られます。また、登場キャラクター達の緻密なキャラ設定もハンターハンターの魅力に挙げられ、ゴンと仲間たちの主要キャラクターからモブキャラに至るまで、個性的なキャラクターの登場が人気を集めています。

個性豊かなキャラクターに加え、念能力と呼ばれる特殊能力を始めとする作中用語も、細部にわたって考案されており、登場キャラクターによる用語の説明などから、他の漫画作品には見られない緻密で複雑な世界観が高い支持を集めています。

『HUNTER×HUNTER』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

ハンターハンターのマサドルディーゴとは?

マサドルディーゴとは、ハンターハンター・キメラアント編の舞台であるNGL自治区の東側の国・東ゴルトー共和国の総帥として登場したキャラクターです。作中では、蟻の王・メルエムにあっけなく倒されてしまい、非常に少ない登場回数でしたが、マサドルディーゴの外見や宮殿での華やかな生活から実在の人物をモデルに描かれたとファンの間で考察されています。

マサドルディーゴの人物像

マサドルディーゴの人物像は、モデルとなった実在の人物をさらに強調させたようなキャラ設定が施されており、作中では、一国の王とはほど遠い傲慢かつ怠惰な言動が目立ちます。また、踊り子と呼ばれる多くの女性たちを侍らせて食事を楽しむ様子から、女好きであることも知られています。

贅を尽くしたきらびやかな生活を送る一方、政治など面倒な仕事や事柄は、全て部下たちにまかせっきりであり、蟻の王であるメルエムが直属護衛隊を連れて東ゴルトー宮殿に侵入してきた際も、虚勢を張ってメルエムたちを罵倒するなど、傲慢な性格も伺えます。

マサドルディーゴは無能な総帥?

実際の仕事は部下であるビゼフたちに任せっきりで、マサドルディーゴ自身は、悪政を張って権力を乱用する無能の総帥として描かれています。彼の宮殿に侵入してきたメルエムも、マサドルディーゴを一目見て、大した人物ではないと思われていました。表では、マサドルディーゴが、部下達に雑用を押し付けているように見せかけ、裏では東ゴルドー共和国長官を務める裏の総帥ことビゼフが政治と総帥の財政管理を仕切っています。

政治から財政管理まで東ゴルトー共和国の全てを牛耳るビゼフは、総帥・マサドルディーゴ亡き後、メルエムの手下につきながら、私腹を肥やすなどしたたかな面を見せています。キメラ・アント編中盤にて連合国からの捕縛を逃れるべく逃亡を図るも、終盤では犯罪者として世間から扱われるようになった境遇から、流星街に旅立ちました。

マサドルディーゴの最期

マサドルディーゴの最期・イメージ画像

作中最強と謳われるプロハンターですら歯が立たないほどの戦闘力を持つ侵入者4名を目の前にしても、動じる様子を見せないマサドルディーゴは、メルエムに対して自分が「王の中の王」であると叫びます。しかし、マサドルディーゴを見たメルエルは、彼が王の器ではないことを見抜き、一瞬にして殺害してしまいます。

メルエムに惨殺された後、ネフェルピトーによって修復・操れることになり、テレビで健在ぶりがアピールされていました。テレビ報道の影響で国民にはマサドルディーゴの死亡事実を知られませんでしたが、終戦後に見つかった遺体から、キメラアントによる一連の生物災害は、総帥による無理心中的な大量虐殺という虚偽の情報が流され、政府にとって都合が悪い情報は隠蔽されてしまいます。

マサドルディーゴの迷言

王としての統治力に欠けるマサドルディーゴは、侵入してきたメルエムたちに以下のような迷言を発しました。「不埒者共め私を何と心得る!!」「正規の超指導者!!全人民の偉大なる父!!王の中の王!!マサドルディーゴであるぞ」「我が神通力で天罰を下すぞ!!今すぐここから出てゆけい!!」

NGL自治国のモデル

キメラ・アント編序盤に登場したNGL国は、機械文明を全て捨てて自然の中で生活するネオグリーンライフと呼ばれ、外部の人間に対する入国審査が厳しい国として描かれていました。作中では、東ゴルトー共和国に隣接し、東北弁に似た口調のキャラクターが登場するなど、日本をモデルに描かれたと考察される中、NGL自治国に住む1人の女の子がキメラアントの人間狩りに巻き込まれてしまう事件が発生します。

人間狩りにより攫われてしまった女の子は、キメラアントの女王に食べられてしまいます。その後、キメラアントに生まれ変わった女の子は、東ゴルトー共和国に行ったことが判明し、終盤では、無事にNGL自治国に帰還できたシーンが描かれました。このシーンは、北朝鮮に拉致された人達の日本への帰還を願う描写とも捉えられ、日本と北朝鮮のあるべき姿をモデルにしたとも言われています。

マサドルディーゴのモデルは?

ハンターハンター・キメラアント編の舞台となった、東ゴルトー共和国及び総帥と呼ばれるマサドルディーゴは、北朝鮮と当時の金正日総帥をモデルに描かれたと考察されています。ハンターハンターは、現実世界をモデルに起用されたストーリーが多く描写されています。北朝鮮と金正日総帥を登場させた背景には、今だ和解の兆しが見えない日本と北朝鮮の外交問題に対する富樫先生のメッセージが隠されていると言われています。

ハンターハンターと北朝鮮の拉致問題

キメラ・アント編のストーリーが、長年に渡る日本と北朝鮮の拉致問題に対する富樫義博先生のスピリチュアルメッセージが隠されていると考察される根拠は、東ゴルドー共和国の政治体制が総帥による独裁政治であることが挙げられます。また、単行本27・28巻にてイカルゴに関するナレーションや台詞をはじめ、至るところに伏線が張られており、富樫先生の拉致問題に対する抗議の意を伺わせます。

キメラ・アント編にて、北朝鮮と日本の間で起こった拉致問題を抗議したと思われるストーリーが描かれた背景には、作者・富樫先生が山形県出身であることに関係すると考えられています。そして、1977年に新潟で起こった横田めぐみさん拉致事件が隣の県で起こったことも要因していると推測されています。

マサドルディーゴの名前はアナグラム?

マサドルディーゴの名前がアナグラムという考察は、ハンターハンターファンの間では有名な話であり、北朝鮮の金正日総帥の名前を元に名付けられたと考えられています。その理由は、マサドルディーゴ→ゴールドマサディ→ゴールド(金)・マサ(正)・ディ(日)→金正日と並べ替えることが可能だからです。

マサドルディーゴのモデルは金正日総帥?

アナグラムによって名付けられたキャラクター名や作中の描写から、マサドルディーゴは、北朝鮮の金正日総帥をモデルに描かれたと考察されています。そのような考察が見られる理由は、マサドルディーゴの名前や姿だけでなく、宮殿での豪奢な生活や東ゴルドー共和国の独裁政治体制が、北朝鮮及び金正日総帥をモデルに描かれたからだと言われています。

東ゴルドー共和国の政治体制

現実世界の北朝鮮を連想させる東ゴルドー共和国の政治体制は、マサドルディーゴ総帥と裏の総帥ビゼフによる独裁政治が行われており、民衆は、総帥のために強制的に支配されている姿が色濃く描かれています。作中では、「指組」と呼ばれる強固な密告システムによる情報の統制、虚偽の情報漏えいによって得た経済援助は特権階級が独占、資金はミサイルや核開発などに流用されていたことが明かされます。

また、国中から集められた美女を宮殿に奉仕させ、露出の多い衣装で踊りを披露させながら、食事を楽しむ総帥の様子は、北朝鮮の「喜び組」あるいは「喜ばせ組」と呼ばれる女性たちを連想させます。このように、名前や姿だけでなく、統治国の政治体制や宮殿での豪奢な生活から、東ゴルドー共和国とマサドルディーゴ総帥のモデルが、北朝鮮の金正日総帥と考察される要因となっています。

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マサドルディーゴの生きていた理由

本物のマサドルディーゴが隠棲していた時間・イメージ画像

蟻の王・メルエムによって、暗殺されたはずのマサドルディーゴでしたが、ハンターハンター・キメラ・アント編の終盤にて、突如、マサドルディーゴ総帥が登場し、総帥が生きていたことが明かされます。以下では、メルエムによって、死んだとされるマサドルディーゴ総帥の実態について解明していきます。

死んだマサドルディーゴは影武者

マサドルディーゴの影武者・イメージ画像

キメラ・アント編にて、蟻の王・メルエムから酷評を受けた東ゴルトー共和国の総帥・マサドルディーゴの正体は、影武者でした。これは、終盤にて登場した本物のマサドルディーゴが、「本物の総帥」として紹介されていたことで事実が判明しました。その姿は、独裁者ではなく、1個人としての人生を全うする本物のマサドルディーゴの姿でした。

本物のマサドルディーゴはどうしていた?

キメラアント編のエピローグにて突如登場した本物の総帥・マサドルディーゴは、30年前に表舞台からひっそりと引退しており、影武者となったマサドルディーゴに後任を託していたことが判明します。しかし、作中のマサドルディーゴの影武者によるクーデターによって某国へ亡命を余儀なくされたとも考察されます。本物のマサドルディーゴは、かつて自身が総帥を務めていた東ゴルトー共和国の騒動をテレビで知りました。

ハンターハンター世界にてテレビ報道された東ゴルトー共和国の実態は、影武者・マサドルディーゴのモデルと言われる金正日総帥が、生前行なっていた独裁政治を思わせる言動が吹き出しに書き起こされていました。報道では、政府主導の虚偽の情報が流用されましたが、本物のマサドルディーゴは、そのような報道を気に留める様子もなく詩を読み始め、彼の晴耕雨読の生活はこれからも続けられることが示唆されています。

本物のマサドルディーゴの詩

マサドルディーゴの詩・イメージ画像

本物のマサドルディーゴの登場と共に詩が登場しました。本物のマサドルディーゴが読んだ詩は、菊池正央作「人というもの」(民明書房)の一部抜粋と注釈されています。皮肉にも自分の運命を詠んだような詩が抜粋されていますが、ここで紹介された詩は、北朝鮮・日本の拉致事件問題に対する富樫先生の心の叫びや嘆きを間接的に表現したとも考察されています。

また、本物の総帥であるマサドルディーゴが読んでいた「人というもの」の出版社・民明書房は、過去に週刊少年ジャンプで連載されていた「魁!!男塾」に登場した架空の出版社であることが判明しています。よって、「人というもの」の著者・菊池正央も架空の人物だと解釈されます。

東ゴルトー共和国の結末

本物及び影武者のマサドルディーゴによって統治された東ゴルトー共和国は、大人民大会と謳って全国民を集め、集められた人民は特殊な薬品によって心身の自由を奪われ、核兵器を思わせる破壊兵器による大虐殺が総帥の手で行なわれたと報道されます。同時に、国外逃亡を図った国民の虐殺を始めとする東ゴルトーの実態が明らかになる一方、隣国NGL自治国は外部の調査機構を頑なに拒否する姿勢を見せています。

独裁国家の実態が明らかにされた東ゴルトー共和国の結末や沈黙を貫くNGL自治国の態度は、現実世界の北朝鮮や金正日総帥の行なった独裁政治、自分たちにとって不都合とされる事実を隠し通す政府に対する無言の抗議にも捉えることができるでしょう。

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マサドルディーゴの声優

マサドルディーゴの声優について調査・イメージ画像

北朝鮮の金正日総帥をモデルにキャラクター設定がなされた影武者と、本編から数えて30年前に某国へ移り住み、晴耕雨読の生活を送る本物のマサドルディーゴを演じた声優は、俳優としても活躍する田口浩正さんが演じました。

ハンターハンターのマサドルディーゴの声優は田口浩正

声優・田口浩正さんについて調査・イメージ画像

ハンターハンターのマサドルディーゴの担当声優・田口浩正さんは、声優業だけでなく、俳優としての活躍を見せています。俳優業では、2006年から放送が開始された「警視庁捜査一課係シリーズ」矢沢英明役、必殺仕事人スペシャルドラマ版2010~2016年にわたって、結城新之助役を演じました。また、2019年に上映された「マスカレードホテル」では、政治評論家として出演し、アニメ「毎日かあさん」にて声優活動も開始します。

田口浩正のプロフィール

以下は、俳優・声優として活躍する田口浩正さんは、1967年生まれ、福岡県出身であり、劇団所属後の1988年に芋洗坂係長こと小浦優一とお笑いコンビ「テンション」としてバラエティ番組に出演を果たします。1992年に俳優専業として活動を開始し、多くのテレビドラマや映画作品に出演しています。声優業は、2013年に放送された「毎日かあさん」のとうさん役の声優を担当しました。

田口浩正の主な出演作品

以下は、俳優・声優として活動する田口浩正さんの主な出演作品です。

  • こちら本池上署(1~5シリーズ):関川佑作役
  • 警視庁捜査一課9係(1~12シリーズ):矢沢英明役
  • 土曜ワイド劇場「おかしな刑事14」:矢沢英明役
  • 必殺仕事人スペシャルドラマ(2010~16年):結城新之助役
以下は、声優として出演した作品です。
  • 毎日かあさん(2009~2012年):とうさん(鴨原穣)役
  • ハンターハンター(2013年):マサドルディーゴ役

マサドルディーゴに関する感想や評価

マサドルディーゴに関する感想や評価

ここまで、マサドルディーゴの人物像やアニメ版声優について紹介しました。東ゴルトー共和国の非人道的な政治体制や、北朝鮮を思い起こさせる宮殿での生活から、北朝鮮の金正日総帥と解決の糸口が見えない日本人拉致事件をモデルに描かれたとネット上で考察されるマサドルディーゴに関する感想や評価を以下に紹介します。

感想1:マサドルディーゴは裸の王様でしかなかった

ハンターハンター・キメラ・アント編では、蟻の王・メルエムを軸にストーリーが展開され、暴力こそこの世で一番強い力と思い込むメルエムの人間としての成長を描いた物語でした。しかし、非人道的な政治体制で国を滅ぼしたマサドルディーゴは、モデルとされる金正日を彷彿させる言動や、総帥としては無能な裸の王様というイメージがファンの間で根強く張り付いているでしょう。

感想2:マサドルディーゴの迷言に隠された心の弱さ

東ゴルトー宮殿に侵入したメルエム達に対して、マサドルディーゴが放った迷言は、王と自称するほど対した器でないとメルエムに酷評されてしまいます。また、現実世界の北朝鮮や金正日がモデルだと言われるマサドルディーゴの存在は、ネット上で様々な考察が飛び交っている「北朝鮮の拉致問題」だけでなく、人間の持つ心の弱さも漫画という形で表現したとも捉えられます。

キメラ・アント編に描かれたメッセージ・イメージ画像

影武者であったマサドルディーゴの行なった独裁政治や、民衆を力づくで支配すること、そしてメルエムの前で虚栄を張る姿から、人間の持つ心の弱さを感じさせます。一方、本物のマサドルディーゴは、本当の強さは誰よりも強く見せたり、暴力で人を支配することではないことを考えさせます。それは、彼が愛読している詩「人というもの」を介して読者に伝えられています。

感想3:キメラ・アント編の結末に感動

原作では、少年漫画に似つかわしくない過激な描写が非人道的な言動が多く登場したハンターハンター・キメラ・アント編ですが、東ゴルトー共和国の本物の総帥の登場と彼が読んでいた詩の一部分を含めて、人間となった蟻の王・メルエムの感動的なラストに多くのファンが涙しました。ハンターハンターは、主人公の成長を軸に描かれたバトル漫画ですが、少年漫画とは思えない奥の深いストーリーに見入ってしまうでしょう。

マサドルディーゴについてまとめ

ハンターハンター・キメラ・アント編に登場した東ゴルトー共和国のマサドルディーゴの人物像や、北朝鮮・金正日総帥がモデルと言われる理由や隠されたメッセージ、新アニメ版ハンターハンターの声優について紹介しました。キメラ・アント編は、日本と北朝鮮の外交問題をモデルに描かれたと言われていますが、本当の優しさを漫画を通じて表現されたファンの間で人気の高いエピソードです。

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