【東京レイヴンズ】土御門夏目が死亡？陰陽師としての才能・魅力と声優は？

テレビアニメ「東京レイヴンズ」は、2013年10月からエイトビット制作会社より全24話で放映されました。アニメは、原作小説の１巻～９巻を描きました。『東京レイヴンス』はKADOKAWA 富士見書房から発刊されている、あざの耕平さん原作のライトノベルです。ジャンルは陰陽ファンタジーに属し、メディアミックスは小説の他に、漫画・アニメ・ドラマCDがあります。

『東京レイヴンズ』は2010年5月に発刊され、現在長編が19巻、短編が4巻と併せて23巻が発売されています。漫画は全15巻で完結しました。アニメ「東京レイヴンズ」の監督は金崎貴臣さん、シリーズ構成は倉田英之さんが担当されました。東京レイヴンズの時代設定は現代。陰陽師が国家の正式な職業として認められており、それら陰陽師たちは霊的な災害（以後、霊災）と対峙していくというストーリーになっています。

また、陰陽道以外にも、密教や修験道などの宗教的価値観も登場してくることも特徴で、タイトルになっている”レイヴン”といういうのは、陰陽師たちのことを「闇鴉（レイヴン）」と呼ぶことに由来します。原作ライトノベルは現在19巻まで発刊されており、以降続刊しています。ストーリーは、1巻～9巻までを一部とし、10巻以降を二部としています。

一部の主人公はアニメの主人公と同様土御門春虎（つちみかどはるとら）ですが、二部では、一部でヒロインを務めていた幼馴染で遠い親戚の土御門夏目（つちみかどなつめ）に視点が変わりました。

東京レイヴンズの一部の主人公は土御門春虎です。春虎は、陰陽道の名門土御門家の分家に生まれましたが、陰陽師としての才能がないという自覚から普通の高校生活を送っていました。春虎が生まれるストーリー以前、”伝説の陰陽師”と言われた土御門夜光が大きな儀式に失敗し亡くなりました。

この儀式を行って以降、東京では「霊災」と呼ばれる霊的な災害が頻発。これらの霊災を鎮めるため、陰陽師が公的な職業とし認められ活躍しているという世界観です。儀式が失敗したと言わる一方で、土御門夜光はこの大儀式に実は成功していて現世に転生しているのではないか？その正体は土御門夏目なのではないか？という噂が陰陽師界隈で流れていました。

アニメで描かれた一部では、土御門家の次期党首土御門夏目が、土御門夜光の転生だと噂されており、夜光の”ある意志”で創られた「双角会」が夏目を利用して夜光の復活を目論み戦うことがメインのストーリーになっています。「双角会」は、もともとは土御門夜光の教えを受け継いだ信奉者の集まりでしたが、夜光亡き後、熱狂的な信者の集まりとなってしまっていたのです。

映像化されていない小説10巻からの2部では、主人公が土御門夏目に変わります。1部に引き続き、夏目が死んだあと生き返した春虎。コンと夏目との関係を知るべく奔走していくことになります。陰陽庁に謀反を起こし、「双角会」に牙をむいた春虎は、式神の角行鬼と飛車丸を連れ逃げることになりました。謀反の理由や逃げれるその目的はまだあかされていません。

そして、星宿寺という山奥にあるお寺にやってきた春虎一行は、ウサギの生成りであるアニメ未登場の少女・相馬秋乃（そうま あきの）と出会い…。小説15巻からは過去編として過去が明らかになっていきます。テレビアニメ「東京レイヴンズ」では、1巻～9巻までの「双角会」の陰謀等が主に描かれました。

原作では8巻・アニメでは20話以降、土御門夜光の転生が春虎であったことが判明します。また、過激派となっていた「双角会」から春虎を救おうとした夏目が死亡してしまうという衝撃的な展開にもなりました。このまとめでは、なぜ夏目が死亡してしまうことになったのか、死んだはずの夏目がどうして二部の主人公になっているか？なぜ「残念」だと言われているのかという疑問を解決し、まとめていきます。

土御門夏目は、アニメ「東京レイヴンズ」のヒロインであり、安倍晴明の末裔となる陰陽道の名門土御門本家の次期当主に当たります。声優は花澤香菜さんが担当しました。見た目は、凛とした黒髪が似合う美少女。主人公の春虎とは幼馴染であり、夜光の転生とも言われていました。

プロ並みの力を持ち、プロ並みの陰陽呪術を操れ、トップクラスの雷獣である”龍”の北斗を使役式としていることからもその実力は素晴らしいと言われます。春虎とは幼馴染でもある一方で、春虎に対してすごい執着心（恋心）を持っています。また、土御門家の当主は「男子として振る舞う」というしきたりから、「陰陽塾」では男子として生活をしていました。一度死んだ過去を持ちます。

土御門夏目は一度死亡しています。それは一部の後半・アニメ20話で描かれています。過激派となっていく「双角会」によって、春虎が追い詰められたところを夏目に助けられました。一方夏目は致命的な重症を負ってしまったのです。春虎は夏目の死亡を確認し、一時夏目の遺体は保管されることに…。ですが、春虎はまだ夏目の命を救える方法を考えていたのです。そして死んだ夏目を助ける為に強硬手段にでることになります。

夏目が死亡したあと、春虎は夜光が行った儀式「泰山府君祭」をやることを決意したのです。この時、すでに自分があの伝説の陰陽師・土御門夜光の転生だということを理解しているので、「泰山府君祭」の成功の見込みがあったのでしょう。この「泰山府君祭」儀式により、見事死んだはずの夏目が生き返ることに成功しました。儀式には成功しましたが、春虎は新たな事実に気づいたのです。

なんと、春虎が父親から譲り受けた式神・コンと、夏目の魂が同一だったことに気が付きました。また、コンと飛車丸は同一の存在であったことが明かされました。飛車丸（コン）は夜光の式神だったのです。夜光＝春虎・飛車丸＝コンという構図です。以降、春虎の行動についてはサイト内にあるまとめでまとめられていますので、そちらを参照ください。

アニメ「東京レイヴンズ」で主人公を務めたのは、土御門春虎です。声優を担当したのは石川界人さん。春虎は、安倍晴明を先祖にもつ陰陽道の名門・土御門家の分家に生まれ、分家の跡取りとして誕生しました。ですが、「見鬼」という霊気を視る力がないことから「才能がない」とし、普通の高校生として過ごしていましたが、北斗の死によって陰陽師としての道に進むことを決意。春虎こそが土御門夜光の転生だということも後に判明。

土御門夏目は、学生でありながら他のプロの陰陽師よりも高い能力を持っており、それは真面目ゆえ厳しい父親の教育ゆえだとも言われることがありますが、実際のところは生まれ持った恵まれた才能の持ち主だと言えるでしょう。同世代の陰陽師たちと比較しても圧倒的力の差があります。符呪・真言・隠形・式神と言った呪術に関する全般に高い成績を修めています。このことから、夜光の転生だといわれる所以だったと言えます。

土御門夏目は、陰陽師としての式神を操る才能もぴか一です。春虎の中学からの親友だと思われていた北斗も、実は夏目の式神であったことが判明します。北斗は遠隔操作で動く簡易式の式神で、北斗の意識＝夏目の意識であり、春虎を遠くから近くで見守っていたです。また、他にもトップクラスの雷獣・竜「北斗」や、雷の式神である「霹靂（へきれき）」などを有しています。

安倍晴明を先祖に持つ陰陽の名門・土御門家の跡取りとして厳しく父親に育てられたため、性格は真面目な模範的な優等生。自分の立場や能力を十分理解しているため、最善の行動を常に心がけています。ですが、春虎に対しては非常に我がままで小学生のような態度をとることもしばしば。心を許している相手には、幼い性格を出してしまうという可愛いところがあり、能力面と精神面にギャップがあります。

陰陽術を習う学院「陰陽塾」では、男子生徒として生活をしています。その理由は、1項でも触れたように”土御門家次期当主”という立場の者は男子として振る舞えという云われから、男装をし口調も男のように振る舞うようにしました。幼少のころから次期当主として厳しい環境で育てられた夏目は、学生生活も自由に過ごすことができなくフラストレーションが溜まり、魅力①のような幼い性格を持ち合わせるようになったのでしょう。

土御門夏目は、春虎が大好きです。ストーリー序盤では夏目は東京で陰陽術を学んでいるため、田舎にいる春虎とは会えない日が多くなっていました。そのため、夏目は自分の分身として北斗を春虎の近くに行かせることにしたのです。北斗として、跡取りでもなく陰陽師でもなく普通の女の子として接することで精神状態を保っていたのでしょう。式神を通じて春虎や冬児らと青春を青春を体験できました。

土御門夏目は「残念」。名門の跡取りで実力も素晴らしく、優等生な黒髪美少女の夏目ですが、視聴者からは「”残念”な美少女」だと言われます。その理由は、式神を送るほどの執着振り、春虎を所有物宣言する、猫の式神に乗り移り春虎を舐めまわす、など独占欲の強いストーカーまがいの行動をしてしまうところです。確かに春虎に対しては残念な行動ばかりの夏目。ですが、そんな残念なところも可愛いと言われる夏目は人気ものです。

土御門夏目の声優を担当した花澤香菜さんは、1989年2月25日生まれのAB型、東京都出身です。大沢事務所に所属しています。花澤さんは、幼少のころから子役として活躍しており、バラエティ番組「やっぱりさんま大先生」や、ドラマ「ガッコの先生」などに出演していました。声優としては2003年から活動を始め、以降様々な作品に出演しています。また、声優以外にも2012年からは歌手としても活動を始め活躍の場を広めました。

花澤香菜の他の出演作は、〈物語〉シリーズ（千石撫子）、Angel Beats!（天使・立華かなで）、デュラララ!!（園原杏里）、青の祓魔師（杜山しえみ）、ギルティクラウン（篠宮綾瀬）、STEINS;GATE（椎名まゆり）、妖狐×僕SS（髏々宮カルタ）、新世界より（秋月真理亜）、凪のあすから（向井戸まなか）、魔法科高校の劣等生（七草真由美）、監獄学園（緑川花）、宇宙よりも遠い場所（小淵沢報瀬）などがあります。

16巻まで読了した方の感想が多く見られました。アニメで描かれた1巻～9巻までの伏線も含め、すべての謎が一つ一つ回収されている内容になっています。最初から緻密に練られたストーリーだということがわかる際神話になっているので、ぜひ原作の方も読んでみてください。

東京レイヴンズの2期はやらないの？という感想・意見が多く見受けられました。小説の展開も十分に進んでいるので、近々2期の発表があってもおかしくないのではないかと考えられます。2期に備えて1巻1話から復習してみるのもいいかもしれません！

原作『東京レイヴンズ』を読んでいる方の感想です。ネタバレになってしまう感想ですが、夏目が夜光に好意的な感情を全面にだしてしまう理由が15巻で判明します。春虎が夜光であり、夏目＝コンという構図からもわかるように、転生しても式神と主の姿であったんだなと、1巻から読み直してくなるのではないでしょうか？

原作を読んでいなくても十分に楽しめている感想もありました。夏目が死んだシーンは、驚いたという方が多くいました。原作を読んでいる方も、夏目が死んだシーンはぞわぞわしたと言います。死んだ夏目を生き返らせることに成功した春虎の今後も見ものですので、ぜひ「東京レイヴンズ」2期がやってくれることに期待です。

以上、土御門夏目の死亡の真相まとめでした。天才陰陽師の夏目が「残念」と言われる理由や、そんな彼女の魅力、また、死亡の謎などに迫ってきました。残念だと言われる夏目でしたが、それも含めたうえでの魅力的な女性ではなかったでしょうか？これからも小説はまだまだ続いていくと考えられますので、気になった方は今からでもアニメや小説など作品に触れるのも遅くはありません！