【俺ガイル】城廻めぐりは生徒会長で有能？キャラクターや担当声優を紹介

城廻めぐり(しろめぐりめぐり)は「やはり俺の青春ラブコメは間違っている」(俺ガイル)に登場するいろはの前の生徒会会長です。ここでは城廻めぐりが俺ガイルでどのようなキャラなのか、奉仕部や八幡との関係性も合わせて画像とともに紹介していきます。

「やはり俺の青春ラブコメは間違っている」(俺ガイル)は2011年よりガガガ文庫から刊行されている小説が原作です。2019年3月時点で13巻まで刊行されており、最終巻であることが発表されている14巻が2019年4月に発売予定となっています。2013年にアニメ1期が放送、2015年には2期が放送されています。また3期制作も2019年3月に発表されました。

タイトルからは明るいラブコメを連想しますが、人間のよいところも悪いところも見えてしまう人間ドラマ、そして人との関わりを模索する高校生同士のちょっと変わった、でも少し考えさせられる青春ストーリーが見所の作品です。メインの3人、そしてその3人に関わっていく人たち、それぞれの思惑が複雑に絡まりあっていて、登場人物それぞれを悩み苦しめる。登場人物の心の機微をうまく表現できている作品です。

あらすじとしては友達が出来ず理屈屋である主人公、比企谷八幡(ひきがや はちまん)が奉仕部と呼ばれる人の助けをするための部活に教師により入部させられることで、雪ノ下雪乃(ゆきのした ゆきの)や由比ヶ浜結衣(ゆいがはま ゆい)などと出会い、色々な人と交流し問題解決にあたっていくというものとなります。画像上が1期のもの、画像下が2期のもの、キャラクターデザインもより細かく描かれるようになってるのがわかります。

八幡は自分を悪役にし、損な役割を演じることにより問題解決をします。しかし雪乃や結衣はそれが八幡の自己犠牲であることに気づき、そのやり方に反対し、時に激しく不器用にぶつかりあいながらも、少しずつ信頼関係を築いていきます。次第に結衣は八幡へ恋愛感情を隠さないようになり、雪乃も少しずつ素直になっていき、コメディ感は少し少ないものの恋愛要素も多分に含まれた物語となっています。

俺ガイルでは学校や駅などの場所は千葉県をモチーフとしているものが多いですが、人物名は神奈川県の地名から取っているキャラが多く、雪ノ下、由比ヶ浜は鎌倉市、戸塚は横浜市、一色は三浦市など実在する地名が使用されており、他にも川崎、平塚、海老名、三浦、相模(相模原)など市の名前がそのままキャラにの名字に使用されているものもあります。城廻も例に漏れず鎌倉市に実在する地名です。

また名字が地名として実在するだけでなく、地名の名字+名字の一部が繰り返し名前として使われているのも特徴的です。雪ノ下雪乃(ゆきのしたゆきの、ゆきのを繰り返し)、由比ガ浜結衣(ゆいがはまゆい、ゆいを繰り返し)を初め、川崎沙希(かわさきさき、さきを繰り返し)、葉山隼人(はやまはやと、はやを繰り返し)、海老名姫菜(えびなひな、びなひなで繰り返し)などクラスメイトなども似た名前の構成になっている人物が多いです。

主人公の比企谷八幡は比企谷は鎌倉にある地名、比企谷(ひきがやつ)、八幡は鶴岡「八幡」宮から来ています。また繰り返しの名前になっていない戸塚彩加は戸塚駅西口再開発事業のマスコットキャラである「とつか再開発くん」が由来。城廻めぐり(しろめぐりめぐり)はめぐりを繰り返す名前になっています。

就任当初がどのような様子だったかを言及するシーンはないですが、初登場時には生徒会会長としてしっかりと他の役員をまとめあげ、役員たちからも慕われている様子がわかります。城廻めぐり先輩の先々代の生徒会長である雪ノ下陽乃のようなカリスマ性や能力は持ちあわせていないようにも見えますが、陽乃の能力が高すぎるだけであり、めぐり先輩自身も有能な生徒会長であったと言って差し支えないと思われます。

肩より少し長めのアッシュグレーのような色をした髪は少し低めの位置で三つ編みされています。画像でもわかるように前髪の両サイドを留めるオレンジのピンも特徴的です。瞳の色はグレー。服装は登場するタイミング的に制服なことがほとんどですが、体育祭シーンではジャージ姿と洋風甲冑で登場、ゲーム版では私服姿の1枚絵など制服以外での貴重な姿も見ることが可能です。

いろはのように性格的に裏があったり、結衣や隼人のように見えている立場とは違う悩みや一面を持つキャラや、戸塚や材木座などのように強烈な個性を持つキャラが多い俺ガイル。そんな中でも八幡自身も劇中で言っている通り城廻めぐり先輩は穏やかで柔らかい性格から癒されキャラと称されています。

声は高め、声質は結衣などに似ていると言えます。喋り方は「～かなー」「～だよねー」「～しよー！」のように語尾が延びる傾向にあります。語尾が延びるような喋り方はおっとりしているようにも感じるのでそれも含めて癒しキャラと呼ばれる理由になっていると考えられます。また八幡に向かって「最低だね」というときも語感は柔らかく叱責するような喋り方にはならないため、やはり物腰が柔らかいタイプと言えるでしょう。

城廻めぐりは俺ガイル作中で生徒会長として生徒会だけでは解決できない問題を八幡ら奉仕部のところに持ってくることもありました。ここでは①体育祭の目玉協議を考えるという依頼、②一色いろはの生徒会長就任阻止に関する依頼、めぐり先輩が奉仕部へ依頼したこの2つについて詳しく説明していきます。

奉仕部の元へ体育祭を盛り上げて欲しい、かつ最後の体育祭だから勝ちたいとの依頼が城廻めぐりから入ってきます。八幡ら奉仕部のメンバーは生徒会役員とともに体育祭の目玉協競技を考えることになります。生徒会役員、奉仕部メンバーがアイデアを出すも反対意見の生まれないものがなかなか見つからず、八幡はさらにアイデア出しの助っ人として、材木座と海老名を呼ぶことに。

趣味と欲望へ走り抜ける2人の力によって目玉競技は洋風甲冑を来た女子が上に乗る騎馬戦と男子による棒倒しに決定。騎馬戦は雪乃の圧倒的活躍により勝利。棒倒しは勝ったように見えたものの、八幡が赤い鉢巻の上に白い包帯を巻き、白組を欺き攻めたとしてルール違反で失格という結果になりました。体育際を盛り上げることは出来たものの、勝負には負けてしまったのでめぐり先輩からの依頼の達成度は半分という形になりそうです。

現生徒会長であるめぐり先輩が新会長候補の一色いろはを奉仕部へ連れてきます。依頼内容は『一色いろはを生徒会長にさせないこと』。八幡は「応援演説でひどい演説をすればいろはにも害が無く目的も達成できる」と言いましたが雪乃、結衣は自己犠牲をしようとする八幡へ反発します。八幡の意見への対抗としていろは以外の生徒会長候補という形で雪乃と結衣がそれぞれ立候補することになりました。

八幡はその二人が生徒会に行ってしまうと奉仕部の活動がなくなってしまうという不安を覚え、SNSでの裏工作を用い、いろはを生徒会長に当選させてしまいます。依頼はいろはを生徒会長にしないことでしたが、八幡はいろはをやる気にさせ立候補させる方向で問題解決を図りました。

俺ガイルでは比企谷八幡役は江口拓也さん、雪ノ下雪乃役は早見沙織さん、由比ガ浜結衣役は東山奈央さんなど主要キャラは有名声優さんが起用されています。その他キャラにも材木座義輝役は檜山修之さん、川崎沙希役に小清水亜美さん、三浦優美子役に井上麻里奈さんなど主役級で活躍する声優さんが声をあてています。そんな中、城廻めぐりの声優さんにはどのような方が起用されているのか紹介します。

城廻めぐりの声優さんは浅倉杏美(あさくらあずみ)さんです。アイマスの萩原雪穂役でご存知の方も多いのではないでしょうか。仲のいい声優仲間にも下田麻美さん(双海真美、亜美役)、原由実さん(四条貴音役)、沼倉愛美さん(我那覇響役)などのTHE IDOLM@STERで活躍されている声優さんたちが挙がっています。

1987年2月15日生まれ。出身は神奈川県。身長156cm、血液型はA型。所属事務所はアーツビジョン。声優でありながらアロマ&ライフセラピストという側面を持ち、「フランス式アロマテラピー インストラクター」や「AEAJアロマテラピー検定1級」などの資格も所持しています。あざとい行動をすることからファンからは名前をもじって『あずとい』と言われることもあるようです。

魔法先生ネギま!（大河内アキラ役）で声優デビュー。THE IDOLM@STER(萩原雪穂役)が声優として広く名前が知れ渡るきっかけの作品です。その他、中二病でも恋がしたい!(五月七日〔つゆり〕くみん役)、とある科学の超電磁砲シリーズ(食蜂操祈役)、蒼の彼方のフォーリズム（鳶沢みさき役）などに出演されています。

奉仕部に何度か依頼に来ている城廻めぐりですが、奉仕部部員である八幡や自分の後継者であるいろはとはどのような関係を築いているのでしょうか。時系列を追いつつ紹介します。

めぐり先輩と八幡が最初にお互いを認識したのは文化祭実行委員会の時です。文化祭実行委員会の仕事が雪乃に多く降りかかって来た際に1人で雪乃が仕事を抱えて割り振れないことが悪いという扱いになりそうになった際に雪乃をかばうため「人に仕事を押し付けることしか考えていない人が多すぎて、自分が楽を出来ないことが許せない」といった旨の発言をし、めぐり先輩から「君、最低だね」と言われています。

更に文化祭終了後には八幡が相模を罵ったという断片的な情報しか知らなかったであろうめぐり先輩から「やっぱり君は最低で不真面目だね」とも言われています。その後、体育祭の依頼の際には顔を認識してはいたものの名前は覚えられておらず、体育際をきっかけにきちんと名前と顔がわかるようになりました。

体育祭終了後は文化祭と同じように「やっぱり君は最低で不真面目だね」という発言をしていますが、こちらはめぐり先輩は最初から八幡の策略を知っていましたので、八幡の行動を肯定するためにあえて使った言葉と言うことが出来ます。対して八幡はめぐり先輩を原作小説の中で「めぐめぐめぐりん♪めぐりんぱわー☆の持ち主、城廻めぐり先輩は一色の前の生徒会長だ。ほんわかしてて可愛い。」と称しています。

さらにその後はいろはを生徒会会長にしないように依頼し、結果八幡の作戦でいろはが生徒会長と決まった時には、めぐり先輩は八幡に対し「雪乃が会長、結衣が副会長、八幡が庶務で卒業後に生徒会室に遊びに行ったりできるかもと期待してた」という告白をしていることからも八幡に悪い印象は持っていないことが伺えます。

いろはとめぐり先輩は前生徒会長と現生徒会長という関係性です。めぐり先輩は雪乃に生徒会長になって欲しかったというような発言もしており、引継ぎもつつがなく完了しているようですが、そこまで深い関係性のある描写などは見受けられません。逆に悪く思っている描写も見られないため、関係性は少し不透明です。よくも悪くもないというところでしょうか。

アニメを見た人や小説を読んだ人はめぐり先輩をどのように思っているのでしょうか。実際のツイートからご紹介します。

癒し系というだけでなくドジっ子という見方もあるようです。確かに天然のようなところがある感じが作中でも見受けられます。

めぐり先輩の誕生日が1/21という設定になっているため、誕生日当日のめぐり先輩への画像付きバースデーツイートです。アニメ2期は2015年に放映されたものですから3年以上経ってもお祝いツイートを見ることが出来ることからもめぐり先輩の人気が伺えます。

城廻めぐりという名前を上手く使ったちょっと詩的なツイートです。ただ「好き」とツイートするよりも好きの度合いが見て取れます。

こちらはアニメ3期が発表されてからのツイートです。2期で生徒会会長を退任して少し出番が減ってしまった面もありますので、3期でめぐり先輩が出てくることへの期待感が伝わってきます！！

ここまで俺ガイルに登場する城廻めぐりについてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか！これからアニメを見る方も既に見終えている方もアニメ3期の制作が決定していますのでこれからの展開にもまだまだ期待ができます。生徒会を引退しためぐり先輩はどのような形で奉仕部や八幡と活躍するのか是非ご覧ください。