【アンパンマン】ホラーマンのモデルや現在の声優は？バイキンマンとの関係も調査

アンパンマンに登場するホラーマンというキャラクターをご存知でしょうか。骸骨をモチーフにしたキャラクターであるホラーマンは、アンパンマンのキャラクターの中でも隠れた人気を誇っているようです。ホラーマンはどのようなキャラクターなのかについてせまっていきましょう。

「アンパンマン」とはやなせたかしさんが描く絵本を原作としたアニメとして有名です。日本テレビ系列にて「それいけ！アンパンマン」が放送されており、日本では子供たちから絶大な人気を誇っています。アンパンマンは幼児期に誰もが必ず頃通る道と言っても過言ではないでしょう。

主人公であるアンパンマンは、あんぱんにいのちの星が入ったことで誕生します。いつも困っている人を助けてくれるアンパンマンは正義の味方、いつもいたずらばかりしてみんなを困らせるバイキンマンは悪役といった設定です。

アンパンマンの中には、アンパンマンやバイキンマン以外にも様々なキャラクターが登場します。アンパンマンの仲間であるしょくぱんまんやカレーパンマン。バイキンマンと一緒に同居しているドキンちゃんなどなど。また、アンパンマンの生みの親であるジャムおじさんとバタコさんは人のような容姿をしていますが、実は妖精なのだとか。

キャラクター数の多さではギネスにも登録されており、毎回出てくるキャラクターが違うのも「それいけ！アンパンマン」の特徴の一つです。困っている人を助け、お腹を空かせている人の為に自らの顔を差し出す自己犠牲こそがアンパンマンのヒーロー性を支えているのだそうです。

159話Aパート「アンパンマンとホラーマン」でホラーマンは初登場しました。ホラーマンはボロボロの骨のばってんマークをトレードとしたグレー色のTシャツを着ている骸骨といった見た目。その見た目はどこかワンピースに登場するブルックのようでもあります。バイキンマンの住むバイキン城に居候しており、ドキンちゃんに恋をしています。

しゃべり方の特徴は「○○ホラ～」。お人好ですが、少々お調子者です。しかし、どちらかというとバイキンマンサイドのキャラクターですが、どこか憎めないキャラとして意外と人気の高いキャラでもあります。

ホラーマンの面白い所はメンタルの強さでもあります。想い人であるドキンちゃんに何を言われてもめげることなくアピール。ドキンちゃんがしょくぱんまんのためにケーキを作っていると、自分のためかと言い出したりします。ドキンちゃんに明らかに鬱陶しがられているのにも関わらず、何度も懲りずに付きまとう様は、メンタルが強いとしか言いようがありません。

また、極端なポジティブ思考の持ち主であり、毒舌を吐くキャラとしておなじみのあざみちゃんから悪口を言われても待ったく気にする様子がありません、むしろ、その悪口を自分への助言として解釈してしまうほどのポジティブ思考です。

ホラーマンは骸骨であるため、体を自由にバラバラにすることができます。頭蓋骨のみ独立して動くことも可能で、アンパンマンの中では不死身キャラとしても有名です。実は、服についている骨はプリントではなく本物。その骨を武器として投げつける「骨ブーメラン」がホラーマンの得意技です。

最近ではあまりホラーマンが骨ブーメランを使うことはありませんが、アニメ登場初期では使っていた技のようです。また、胸の骨を使ってピッキングも出来るのだと言います。

ホラーマンは変身が得意なことでも有名です。泉の聖によって金ぴかにされてしまった「ゴールドホラーマン」、ミントちゃんのミントティーを飲んでさわやかになってしまった「さわやかホラーマン」、バイキンマンの鉄骨マシーンで強く大きくなった「鉄骨ホラーマン」などいつもと違うホラーマンが時々登場します。

2016年に公開された劇場版「それいけ！アンパンマン　すくえ！ココリンと奇跡の星」ではバイキンマンとドキンちゃんとともにチーズに変身しているホラーマンの姿もあります。

バイキンマンの住むバイキン城に居候の身であるホラーマンですが、実は貴族出身なのだとか。「それいけ！アンパンマン」532話Aパートで、ホラーマンの先祖、もしくは遠縁にあたるホラー男爵というキャラクター残留思念として登場するなど、古城には肖像画に描かれ飾られています。

アンパンマンにはキャラクターそれぞれに歌が存在するのですが、ホラーマンにも歌が存在します。曲名は「ホラーマンメチャクチャチャ」歌詞は作者であるやなせたかし先生によって付けられています。「ジャジャジャジャーン」と始まるポップでコミカルな曲調となっています。また、歌詞の内容はホラーマンが自身のことを語っている歌詞となっています。

一人称は「わたし」、語尾に「ですね～」「ホラ～」と付けてしゃべるホラーマン。逃げ出す際には「サヨナラ、サヨナラ～」、怖いものを見た際は「怖いですね～、ホラーですね～」と言ったりします。実はホラーマンのこのしゃべり方にはモデルが存在しました。

モデルとなっているのは映画評論家の淀川長治さん。日本洋画劇場で解説を務めていた淀川さんが「サヨナラ、サヨナラ～」、「怖いですね～」と言っていたのをパロディとして用いているのだとか。ホラーマンの口癖は、やなせたかしさんが淀川さんの口癖を真似るように指示してたために生まれたのだそうです。

ホラーマンのモデルとなっている淀川長治(よどがわながはる)さんは、映画評論家として有名だった人です。32年にわたり「日本洋画劇場」の解説を勤め、視聴者からは「ヨドさん」「ヨドチョーさん」として慕われてきました。日曜劇場を締め括る際に毎回「それではまた次回をお楽しみに、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ～」と強調して言っていたのが、ホラーマンの口癖の元となっているようです。

ホラーマンがアンパンマンに登場して以来、ホラーマンの声優は1度交代しています。初代とその後任を務めたの声優は誰なのでしょうか。ホラーマンの声優にせまっていきましょう。

ホラーマンの初代声優を務めたのは声優・肝付兼太(きもつきかねた)さんです。1990年～2016年にかけて初代ホラーマンを担当されていました。お亡くなりになられたのは2016年10月20日。2016年10月21日に放送された「ホラーマンとカッパチーノ」が肝付さん演じる最後のホラーマンとなりました

声優・肝付兼太さんといえば、ドラえもんの初代スネオ役、おそ松さんのイヤミ役、銀河鉄道999の車掌さん役としても有名です。世に多くの素晴らしい作品を残した声優さんとして、お亡くなりになられた今でもファンから愛されています。

肝付さんがお亡くなりになったあと、後任声優となったのは声優・矢尾一樹(やおかずき)さんです。2017年に劇場公開された「それいけ！アンパンマン　ブルブルと宝探し大冒険!」以降、ホラーマンの後任声優を務められています。

後任を担当されている矢尾一樹さんと言えば、ワンピースのフランキー役やアルスラーン戦記のギーヴ役、頭文字Dの池谷浩一郎役としても有名です。

ホラーマンはバイキンマンのバイキン城に居候しているため、どちらかというとバイキンマンよりの立ち位置にいるようです。しかし、基本的に誰にでも優しいため、誰とでも仲良くなります。そのため、ゲストキャラクターと仲良くなることも多いです。ケゲストとして登場したブック先生にはドキンちゃんにアタックする方法を教えてもらったり、ニンニク小僧と一緒に修行をしたりと出会ってすぐに仲良くなる様子が描かれていました。

仲良くなったゲストキャラクターのためなら、バイキンマンに反撃することもあります。公式では「アンパンマンとバイキンマンの両方の仲間」と紹介されているようです。

ホラーマンはドキンちゃんのことが大好きです。初対面のころから一方的に好意を寄せ、常に付きまとっているようす。初期はドキンちゃんのためにアンパンマンを襲ったりもしていました。ドキンちゃんのために色々と尽くすも、ドキンちゃんには鬱陶しがられているようで相手にされていません。

しかし、持ち前のポジティブ思考と強いメンタルでドキンちゃんを諦めることはしないようです。ドキンちゃんのために懸命に努力する姿は、アンパンマンを見ている人から好感を持たれています。

アンパンマンの映画は大人が見ても楽しめる内容となっています。ホラーマンは毎回映画にも登場しています。ホラーマンは子供よりも大人に人気があるようです。

全国に5店舗あるアンパンマンミュージアムにはホラーマンもいるようです。アニメと違い、アンパンマンミュージアムのホラーマンの胸の骨は取れないようです。

ドキンちゃんに付きまとうホラーマンはある意味、ストーカーのようでもあります。これが実際に実在する人物だったらと考えると、確かに怖いものがあるかもしれません。

ドキンちゃんの声優を務めていた鶴ひろみさんも2017年11月16日にお亡くなりになっています。後任を務めているのは富永みーなさんです。ドキンちゃんとホラーマンの声が変わってしまったことは残念でしたが、後任のお2人が務めるドキンちゃんとホラーマンはなんの違和感もないと話題になっていました。

いかがだったでしょうか、アンパンマンに登場する陰の人気キャラホラーマンについてまとめてみました。ホラーマンは実は貴族出身だったことや、口癖にはモデルがいたことなど、意外と裏設定が多いことがわかりました。

ホラーマンはアンパンマンに毎週出てくるわけではないので、出る回はなかなか貴重です。ホラーマンの裏設定を知った上で見てみると、新たな発見があるかもしれません。次回、ホラーマンがいつ出てくるのかチェックしてみるといいかもしれません。