【弱虫ペダル】岸神小鞠は筋肉フェチ！登場シーンや誕生日・担当声優も紹介

人気のアニメ「弱虫ペダル」の中で、第三期から登場の異彩を放つキャラの岸神小鞠。キャラが濃い面々が次々登場するこの物語の中でも、ベクトルが別のほうに向いていながら、トップを走る者達の中に食い込んでいけるそのモチベーションはいったいどこからくるのか…そんな岸神小鞠の全てを余すことなくまとめてみた。

「弱虫ペダル」とは「週刊少年チャンピオン」にて2008年から連載の、渡辺航による漫画だ。2012年から舞台、2013年からはTvアニメ化、2015年には劇場版アニメ、2016年にはTvドラマにもなっている人気の作品だ。Tvアニメの一期は「弱虫ペダル」二期は「弱虫ペダルGRANDE ROAD」三期は「弱虫ペダルNEW GENERATION」三期総集編映画は「弱虫ペダルRe:GENERATION」四期は「弱虫ペダルGLORY LINE」だ。

千葉県立総北高等学校に入学したオタク少年の小野田坂道が、自転車部に入ることになり、インターハイまで行ってしまう、という物語。オタク少年ならではのモチベーションのあげ方に笑ってしまうのだが、いつのまにか視聴者も口ずさんでしまうという♪恋のヒメヒメぺったんこ♪でまず心を掴まれ、自転車に乗っている時の細かい心情描写に更に目が離せなくなる。自転車競技部の友情の熱さも魅力で思わず涙する人も多いらしい。

この作品の三期から登場する岸神小鞠は京都伏見高校の御堂筋翔の後輩だ。育ちのいいお坊ちゃまで、親からは包み隠して生きるようにと教えられている。そのため自分の欲求はひた隠しにしてきたのだが、筋肉に異常なほど執着していた。そんな折、練習中の御堂筋翔の筋肉を見てしまい、遂には抑えきれなくなった欲求を解放してしまう。

高校に入り、やっと御堂筋翔のいる自転車競技部に入った岸神小鞠は、自転車に乗るより御堂筋翔のマッサージをしているほうが多かった。周りからの同情をよそに嬉々としてマッサージにいそしむ岸神小鞠。インターハイ出場の際はスターティングメンバ―ではなかったものの、ふたを開けてみれば補欠の岸神小鞠が走っていた。それも御堂筋翔の作戦。肉への執着が尋常ではない岸神の内なる力を彼は知っていたのだ。

インターハイがスタートし、前年度優勝の千葉総北高校が先頭で二連覇へのプレッシャーに武者震いを覚えていたころ、後方にいた京都伏見高校の岸神だけは別の興奮を覚えていた。筋肉に囲まれる至福の時、更によき肉もありそうな期待。いよいよスタートの火蓋が下ろされた、まずはよろけたふりをして、総北高校の今泉の大腿筋を触り、次は、筋肉に名前を付ける箱根学園の泉田塔一郎。岸神は泉田塔一郎の筋肉に驚嘆し、陶酔する。

そんな岸神小鞠の乗っているロードバイクはイタリアのCARRERAというブランドのロードバイクだ。新進のイタリアバイクメーカーで人気が高まっており、モデルによっては曲線のフレームが目を引くという。乗り心地重視でフロントフォークが太いのも特徴。レース向けの仕様なので初心者には扱いずらいかも、というコメントもある。岸神小鞠が「今日はたくさん乗れるねぇ、君に。」と言って愛おし気にハンドルを握る姿が印象的だ。

「弱虫ペダル」三期「NEW　GENERATION」第17話の冒頭から岸神小鞠の習慣が見られる。自転車に乗る前の手洗いだ。「洗うんだ僕は。洗うんだ。必ず！手を！」「そうやって皮膚の神経を研ぎ澄ませておいて自転車に触ると浸透する。より深く理解できる。」と、フェチ度全開のその仕草とセリフに若干引いてしまいそうになる。

コスプレイヤーに人気がある作品の上位にも入っている「弱虫ペダル」だが、人気は緑色のロン毛の荒巻裕介、青い髪の真波山岳、ヘアバンドの東堂尽八などだが、「弱ぺだ」三期目に入って岸神小鞠が登場してからは青のワンレンにヘアバンドというスタイルの岸神小鞠スタイルも人気だ。風貌もかわいいとか、イケメンだとか評価が高く、更に筋肉ラブな性格が一部の女子達の心を掴んでいるようで、「かわいい」との評価も多い。

岸神小鞠の性癖は皆さんだいたいお分かりいただけたと思うが、そんな彼の誕生日はいつなのか？あまり悩まなくても察しがつきそうなその誕生日とは...

京都の町のはずれにある古く大きな屋敷で育った岸神小鞠は物事や所作はむやみに人に見せていいものではないと教えられて育った。幼い頃から人の筋肉の興味があったものの、決してそれを口に出すことはなかった。ましてや触りたいなどと言えるはずもない。そんな彼が御堂筋翔によって解放されたのだ。「上辺だけの取り繕や誤魔化しだけしてたら、真実は見えてきいひんよ。真実が欲しいんやったら差し出さな。全てを。己自身を」と

岸神小鞠の誕生日を調べてみると、思わず笑ってしまう、その誕生日は11月29日。いい肉の日ということでやはり生まれるべくして生まれた肉大好き人間らしい。第4期「弱虫ペダルGLORY　LINE」の第三話の本編終了後の小話では、肉好きな岸神小鞠がフューチャーされている回で、おそらく牛肉であろう肉の塊を触りながら興奮する場面がある。人間の筋肉だけでなく食べる肉もこよなく愛する肉の人のようだ。着ているＴシャツも29。

楚々と振る舞い、静心を持ち自分の感情など包み隠す。そう育ってきたはずの岸神小鞠。「にく」と思わず言ってしまったか言ってないかもわからなくなるほど、心の声が大きいようだ。いい筋肉を「よき肉」といい、泉田塔一郎のムキムキの筋肉に対しては「おはなばたけ」といってしまうほどの筋肉愛。泉田塔一郎の筋肉が凄すぎた時は思わず「アッパー！」と叫んでしまった。「アッパー」とは「アブ！」へのリスペクトからなのか否か。

第三期「弱虫ペダルNEW　GENERATION」から登場の岸神小鞠。それ以来御堂筋翔の側近役としてインターハイでも活躍する姿が見られる。また第四期「弱虫ペダルGLORY　LINE」第14話「心のつつみ、心の函」では幼い頃のかわいい岸神小鞠も登場し、彼の生い立ちが明らかになる。そんな岸神小鞠の登場おすすめシーンを紹介。

岸神小鞠の初登場は第三期「NEW　GENERATION」第15話「古賀のゴール」。小野田坂道らが二年生に進級し、総北高校がインターハイ前の合宿をしているサイクルスポーツセンターに、御堂筋翔と一緒に偵察に行くシーンだ。岸神は建物の内部に入り込み期せずして小野田坂道と遭遇するも、あまりにも挙動不審な小野田を本人だとは認めなかった。しかしよろけた小野田を支えた瞬間その途端確信したのだ、ユニフォームの下の筋肉で。

小野田坂道の体に触れた瞬間しなやかで、指先に突き刺さるような弾力のいい肉。と思わず、声がでそうになった、ハアハアものですよ。と岸神。また第四期「GLORY　LINE」の第14話「心のつつみ、心の函」では岸神小鞠の生い立ちが明かされる。その回での御堂筋翔との出会いでは、魂の叫びとでも言うような鬼気迫る勢いの岸神小鞠も見られる。この後紹介しよう。

筋肉が好きだった岸神小鞠は中学生の時、筋肉を見たい一心で先輩である御堂筋翔の自転車の練習を見に来るようになっていた。そんな岸神小鞠に声を掛ける御堂筋翔。「キモッ‼」とお決まりのセリフを吐く御堂筋翔に真っ直ぐで嘘のない御堂筋翔の目に見られ包み隠していたものを外していく岸神小鞠。遂には、全て心の内を吐露してしまった。貯めに貯めてきた思いが堰を切り、懇願する岸神小鞠。「僕はあなたの筋肉を触りたい‼」と

岸神に、どうしたら筋肉に触ることができるのかという問いに、「そら乗るしかないな自転車に」と答えを出してくれた御堂筋翔。岸神小鞠はそれ以来自転車に乗る。御堂筋の筋肉に触りたい一心で転んでも必死に自転車に乗り続けついに念願の御堂筋翔と同じ高校、同じ自転車部。御堂筋のほぼ専属のマッサージャーとなる。悦に入り御堂筋のマッサージをする岸神に対し、インターハイの高みまで行くことを、巧みに誘導する御堂筋翔。

「弱虫ペダル」第一期での筋肉オタクといえば、「アブ。アブ。」でおなじみ箱根学園の泉田塔一郎。そんな泉田塔一郎を筋肉フェチの岸神小鞠が見逃すわけがない。レース中に泉田塔一郎の左大胸筋、泉田塔一郎の言うところの"フランク"を鷲掴みにする岸神。どちらが勝つかという問いに躊躇せず、「僕です」と返す岸神は筋肉に触れただけでその勝敗までわかるという。泉田塔一郎の筋肉の少しの動きでレース配分がわかるのだ。

御堂筋翔に「僕に追わせてください」と言って泉田塔一郎を追う岸神小鞠は一歩も泉田塔一郎に引けを取らずに追走する。「上質の筋肉は見た目、触れ心地、弾力、耐久性どれも素晴らしい輝きをみせる。持って生まれた素質とそれを育てるマエストロが必要なんです。泉田さんあなたは最良のマエストロ。僕はその肉を食らう美食家だ！」とハアハアしながら言っている。

ゴール手前一瞬の隙をついて飛び出す岸神、泉田の進行方向にはペットボトル。あわや失速もしくは転倒の場面、泉田のアンディーのフランクは危険信号を出していた。にも関わらずそれを無視して全力突破したその瞬間、泉田の筋肉は想像以上に肥大化し泉田の勝利に終わった。スプリント勝負後泉田は岸神に触っていい。と促すも、寸でのところで留まる岸神。勝ったら触らせてもらうという約束を遵守した岸神を褒めたたえる泉田だった。

そんな、京都のお屋敷で生まれた育ちのいい、筋肉フェチの変態キャラ岸神小鞠の担当声優はいったい誰なのか？透き通った声でありながら悦に入った時の声はグイグイ聴いてるものを引き込んでいくかのようなこの声は…

品と狂気を兼ね備えた岸神小鞠の声優は、ベテランと言ってレベルの福山潤だ。誕生日は岸神小鞠と同じではないが、11月26日とニアミス。いい肉の日が誕生日なら完璧だっただろう。BLACK　SHIPという事務所を2018年4月、立花慎之介とともに立ち上げている。"強いのは変化できる人だ"という事務所のコンセプトに彼らの柔軟さが見て取れる。いっそうの活躍を期待しよう。

福山潤は先にも述べたが誕生日が1978年11月26日。広島生まれ大阪育ちの声優だ。1997年ラジオCMでデビュー、フリーの時期もあった後ぷろだくしょんバオバブ移籍。2000年「無敵王トライゼノン」でアニメ初主演。2006年日本アニカン大賞・男性声優賞受賞。同年「まんがベストテン2006」声優賞受賞。文化放送EVENT「アニメグランプリ2006」最優秀男性声優賞受賞。

翌2007年初代声優アワード主演男優賞受賞。日本アニカン大賞・男性声優賞二年連続受賞。2008年アニメージュ第30回アニメグランプリ声優部門グランプリ受賞、同年日本アニカン大賞・男性声優賞5回連続優勝。2009年「東京国際アニメフェア2009」声優賞、第３回声優アワード海外ファン賞受賞、アニメージュ第31回アニメグランプリ声優部門2年連続グランプリ受賞。

2011年にアクセルワンに移籍。2013年には台湾の年明けイベント出演するなど、国外での認知度もある。2016年アニメージュ第38回アニメグランプリ声優部門三度目グランプリ受賞するなど、実力はお墨付きだ。2018年にはアクセルワンを退社、自身代表取締役の事務所を立ち上げている。

優しい青少年から下品な役までこなせ、女性の声まで演じるときがあるという福山潤の代表作は「ペルソナ」「テイルズオブデスティニー２」「コードギアスルルーシュ」「イヴの時間」等々、主演した作品は受賞作品になることが多い。それほど存在感と安定感、役者の幅があるのだろう。だからこその岸神小鞠、品がありつつソフトな雰囲気と狂気が出せる。

岸神小鞠について、可愛いし、かっこいいのに…変態。御堂筋翔を「優しい」と言い切るのもすごい。という声もある。また、違った目線で、御堂筋翔との仲にハアハアしている女子もいるらしい。手つきがやらしい。とか

以上、強烈なフェチ加減を見せつけてくれる岸神小鞠の習慣やら誕生日やら、声優やら取り上げてみたのだが、一途な筋肉への思いがあまりにも極端すぎて笑ってしまうというキャラ。しかし、見ようによってはその一途さを心理的に手玉に取っている御堂筋の確信的な話術にも驚かされる。さて、次期作はいったいどんな岸神小鞠が見れるのか楽しみだ。