【ダンガンロンパ】狛枝凪斗の正体は？過去や左手の秘密・セリフを総まとめ

狛枝凪斗は、ゲームではスーパーダンガンロンパ2に登場するキャラクターです。超高校級の幸運を持つ狛枝凪斗は重要なセリフを言うシーンが多く、何か裏があるのではないかと注目されているキャラクターでもあります。ここでは、狛枝凪斗はどんなキャラクターなのか、プロフィールや作品情報や声優を紹介します。

ダンガンロンパはスパイク・チュンソフトによって開発されたコンピューターゲームです。「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園」「ダンガンロンパ1・2 Reload」「絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode」「ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期」が発売されています。

アニメ放送もされており、2013年に「ダンガンロンパ The Animation」、2016年には「ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-」の未来編・絶望編・希望編が放送されています。2016年の放送では未来編と絶望編が交互に同時進行で放送されました。

狛枝凪斗は「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園」に、アニメでは「ダンガンロンパ3-The End of 希望ヶ峰学園-」で登場しています。ダンガンロンパシリーズは、ミステリーアドベンチャーゲームです。才能を持つ登場人物達は、学校に閉じ込められた中で「コロシアイ」を強制されます。

誰かが殺された場合「学級裁判」が開かれ、誰が犯人かを推理していきます。投票によって犯人を突き止める事ができれば、犯人には「おしおき」といわれる処刑が執行されて殺されます。物語を進めていくことで、誰がコロシアイをさせているのかを突き止めるゲームです。

狛枝凪斗は「超高校級の幸運」として希望ヶ峰学園に入学しました。自分の思い通りに事が運ぶような幸運を持っています。しかしその幸運を自分では「ただの幸運」で凄い才能ではないとネガティブになる場面もあります。アニメでは体育館爆破の計画を立てた際、狛枝凪斗は持ち出す薬を間違えたり、爆薬を積んだ鞄を取り違えたりと不運が重なります。

しかし、彼の知らぬところで計画は勝手に成功し、体育館爆破を成功させるという強運を見せています。スーパーダンガンロンパ2では、優れた推理力や洞察力で主人公の日向創に助言をすることも多々ありました。ただ賢さだけでなく、絶対的な希望を信じ続けるな異様な執着を見せることもあります。

狛枝凪斗の声優を務めるのは緒方恵美さんです。緒方恵美さんは声優として、同じく「ダンガンロンパシリーズ」苗木誠役、「新世紀エヴァンゲリオン」の掟シンジ役、「暗殺教室」の堀部イトナ役、「カードキャプターさくら」の月城雪兎役をされています。

声優だけでなく歌手としても活動しており、12枚のアルバムを出しています。また声優を担当したキャラクターソングを歌うことも多く、「幽☆遊☆白書」や「美少女戦士セーラームーンS」「カードキャプターさくら」などで歌っています。

狛枝凪斗の正体はあらゆる伏線によってさまざまな考察がされてきました。あの前作の苗木誠が狛枝凪斗の正体なのではないかという噂もあります。一体どれが真実なのか、狛枝凪斗の正体を解説します。

狛枝凪斗は声優が苗木誠と一緒で緒方恵美さんです。また、二人とも「超高校級の幸運」で希望ヶ峰学園に入学してきています。さらにコマエダナギト(狛枝凪斗)を並べ替えるとナエギマコトダ(苗木誠だ)となります。これらの共通点から狛枝凪斗の正体は苗木誠なのではないかと言われていました。

しかし狛枝凪斗と苗木誠の関係性や正体をネタバレすると、二人はまったくの赤の他人です。希望ヶ峰学園では毎年ランダムで「超高校級の幸運」が選ばれます。つまり、「超高校級の幸運」は卒業生にたくさんいるのです。狛枝凪斗はその中でも本物の幸運を持っていると言えるでしょう。名前の並べ替えや同じ声優を器用しているのはミスリードを誘うためだといわれています。

狛枝凪斗の正体をネタバレすると、ダンガンロンパ3の未来編では絶望の残党として登場しました。なぜ絶望に染まってしまったのかネタバレをすると、江ノ島盾子は希望ヶ峰学園で研究されていた「超高校級の希望」である日向創を絶望に落とすところから始まります。

混乱する希望ヶ峰学園で狛枝凪斗と「超高校級のゲーマー」である七海は、幸運によってたまたま希望ヶ峰学園にある隠し通路を発見します。地下の部屋で江ノ島盾子は計画を知ってしまった七海や狛枝凪斗を拘束しようとしますが、助けに来た担任の雪染ちさが代わりに捕まってしまいます。

七海はクラスメイトにその事を伝えて助けに行こうと言います。しかし、狛枝凪斗は才能にあふれるクラスメイトに「死ぬかもしれないからやめたほうがいい」といいました。狛枝凪斗はクラスメイトを試していました。

みんななら希望を踏み台に絶望に立ち向かうことができるだろうと踏んでいたのです。死ぬかもしれないと言われても助けに行こうというクラスメイトを信じ、狛枝凪斗はみんなと雪染ちさを助けに向かいます。しかし、途中で七海とはぐれてしまいました。

みんなとはぐれた七海は雪染ちさと会うことができましたが、雪染ちさは絶望のビデオを見て既に絶望に染まっていました。七海をエレベーターに乗せて、トラップが仕掛けられた部屋へと閉じ込めました。江ノ島盾子はクラスのリーダー的存在である七海に目をつけ、七海を使って絶望ビデオを作ることにしたのです。

狛枝凪斗を含めたクラスメイト達はモニターのある部屋へと誘導され、七海が一人トラップのある部屋で傷つく様子を見ていました。助けようとしても、洗脳ビデオによって体が動かず助ける事ができません。七海が殺される様子を洗脳ビデオを通して見たことで、狛枝凪斗を含めたクラスメイト達はみんな絶望に染まってしまったのです。

その後苗木誠によって江ノ島盾子は死んでしまいましたが、狛枝凪斗達は絶望の残党として世界中を絶望に染め上げる「超高校級の絶望」として活動していました。狛枝凪斗が絶望の残党になってしまった経緯のネタバレをまとめると、江ノ島盾子による七海の殺害と絶望ビデオが原因でした。

絶望編のネタバレでは狛枝凪斗の正体は「超高校級の絶望」でしたが、苗木誠に捕らえられて「希望更正プログラム」によって絶望から脱することができます。その後希望編のネタバレでは、御手洗亮太によって洗脳された人々と戦う苗木誠と合流し、共闘します。

過去に絶望ビデオを作り出した責任を感じた御手洗亮太は、自分が作り出した希望のビデオを全世界に発信しようとしていました。しかし、その希望のビデオは絶望的な思考を強制的に消去するものでした。絶望を消去するということは、七海との過去の思い出も消えてしまうということです。そのため、クラスメイトと共に狛枝凪斗は御手洗亮太を説得し、一緒に罪を償うことにしました。

そして元超高校級の絶望であった狛枝凪斗達は日向創を中心として、一連の事件は絶望の残党が起こした事件であるというビデオを世界中に流しました。世界の希望である未来機関がコロシアイをしたということを隠すために自ら犠牲になったのです。

狛枝凪斗の「超高校級の幸運」は自身が不幸を体験してから大きな幸運を得るといった法則があります。過去をネタバレすると、狛枝凪斗が乗っていた飛行機がハイジャックされましたが、隕石が落ちたことで犯人が死亡して助かりました。またその飛行機事故によって両親も亡くしてしまいますが、狛枝凪斗は生き残って両親の莫大な遺産を手にすることができました。

過去に絶望的な不幸と幸運を体験してきたからこそ、希望に執着するようになってしまい、希望の為には絶望も必要だと考えるようになってしまいました。一見幸運と見られがちな狛枝凪斗の過去は、それと同時に悲惨な絶望も多く経験していたのです。

狛枝凪斗は過去に希望の戦士を名乗る子どもたちの召使いをしていました。スーパーダンガンロンパ2の過去の話にあたる「絶対絶望少女」のネタバレになりますが、この時狛枝凪斗はまだ絶望に染まっていたため、希望の戦士の塔和モナカを江ノ島盾子の意志を引き継ぐ2代目に育てていました。

絶望少女の最後には塔和モナカも、自分は2代目江ノ島盾子になると志していました。アニメダンガンロンパ3のネタバレでは、塔和モナカは未来機関の月光ヶ原美彩を殺害し、なりすまして潜入していました。苗木こまると腐川冬子は未来機関をコロシアイさせているのは塔和モナカではないかと推測し、彼女のアジトに潜入します。

苗木こまると腐川冬子はモノクマ達に囲まれてしまい、ピンチかと思われましたがその直後に塔和モナカが降参を宣言しました。江ノ島盾子以上に飽きっぽい性格をしていた塔和モナカは、2代目江ノ島盾子になることはできず、「希望とか絶望とかどうでもいい」と興味をなくしていたのです。

ネタバレの経緯をまとめると、絶望に染まっていた狛枝凪斗は大きな希望を得るには大きな絶望が必要になると考えていたため、過去にわざわざ召使いとなって塔和モナカを育てていました。しかし狛枝凪斗の希望や絶望に執着する様子を見て、ああいう大人になりたくないと悟った塔和モナカは、江ノ島盾子の2代目にはならなかったのです。

スーパーダンガンロンパ2で狛枝凪斗の左手には女性の手が移植されていました。長袖のパーカーから左手首に包帯が見えています。爪にはマニキュアが塗ってあることが伺えます。

移植された左手の正体のネタバレは江ノ島盾子の左手でした。狛枝凪斗は江ノ島盾子が苗木誠達にコロシアイをさせていたことを知り、希望ヶ峰学園に行きました。しかしそこではすでにコロシアイは終わっており、江ノ島盾子はプレスされてバラバラの死体となっていました。

希望には絶望が必要と考えて江ノ島盾子にも執着していた狛枝凪斗は、江ノ島盾子の死体から左手を探し出します。そして自らの左手を切り落として、江ノ島盾子の左手を移植したのです。

絶望から脱した狛枝凪斗は、移植した江ノ島盾子の左手を取り「超高校級のメカニック」である左右田和一が作った義手をつけています。

スーパーダンガンロンパ2で日向創が狛枝凪斗を誘って一緒に出かけていた時に、狛枝凪斗が「そろそろ帰ろうか。ボクたちの愛の巣へ！」と言うセリフがあります。ゲームの選択肢によってセリフが代わりますが、最高の選択肢をするとこのセリフを見ることができます。

スーパーダンガンロンパ2の第5章の裁判の後に流れるビデオメッセージで、「ボクを…超高校級の希望と呼んでくれ。」という狛枝凪斗のセリフがあります。狛枝凪斗がどれだけ希望に執着しているかが分かるセリフです。

「僕なんかに殺されるようじゃ君は希望の踏み台ですらない」というのは、希望のためならばその踏み台となるための絶望を欲する狛枝凪斗ならではのセリフです。どれだけ狛枝凪斗が執着しているのかが分かります。

スーパーダンガンロンパ2ではミスリードをさせるために狛枝凪斗は強硬手段にでます。自分で手足を縛り、両足を刺して未来機関の裏切り者に自分を殺させます。「より輝く希望が見たいから試練として絶望を与える」と言い、希望のために自ら命を落とす結果となってしまうのです。

スーパーダンガンロンパ2は狛枝凪斗の声優だけでなく、前作に登場した十神の姿もありました。声優さえも使ってあらゆる伏線やミスリードでプレイヤーを翻弄させるダンガンロンパに、悔しいと感じる方もいるようです。

声優の緒方恵美さんによる狛枝凪斗の演技力に惚れている方もたくさんいました。緒方恵美さんは希望に狂気じみた執着をしている狛枝凪斗の声優を好演しています。ミスリードという理由がなくても、緒方恵美さんが声優を務めていて良かったという意見が多数ありました。

不幸に会いながらも自分の思い通りに事が運ぶ幸運を持っている狛枝凪斗は、どんな超高校級よりも強いのではないか、チートキャラだという方も多いようです。希望にあまりにも執着するシーンさえも人気のポイントです。

狛枝凪斗の正体は超高校級の絶望で、江ノ島盾子亡きあとの絶望の残党でした。狛枝凪斗はスーパーダンガンロンパ2では希望に執着して裁判を翻弄したり、絶対絶望少女では2代目江ノ島盾子を育てるために召使いになったりと、強烈なキャラクターでした。まだゲームをプレイをしていない方やアニメを見たことがない方は、ぜひチェックしてみてください。