【コナン】工藤有希子の登場回と担当声優は？変装術やベルモットとの関係も考察

大人気漫画『名探偵コナン』の主人公・江戸川コナンこと工藤新一のママで、伝説の大女優としての顔も持つ工藤有希子。今回はその工藤有希子の登場回や声優、そして黒の組織のメンバー・ベルモットとの関係や変装術に関する情報をじっくりご紹介していきます。それではまずはじめに、工藤有希子のプロフィールをご紹介！夫・工藤優作や、新一との関係にも迫っていきます。

カールされた前髪が特徴的で37歳とは思えない美貌とプロポーションを持った、工藤新一（江戸川コナン）のママ“工藤有希子”。夫は世界的に有名な推理小説作家・工藤優作。3年前から優作とロサンゼルスで暮らしていて、優作のことを「優ちゃん」「優作」などと呼び、今でも新婚のように仲の良い姿が描かれています。新一のことは「新ちゃん」と呼び、甘えたり甘やかそうとする親バカな一面も持ちます。

家族愛の強い一方、パワフルな面も。高度な運転技術も持っていて、大の車好きという工藤有希子の愛車はジャガー・Eタイプで、平気でスピード違反を犯したりすることも…。オートバイの免許も持っている工藤有希子ですが、そのキャラクターのモデルはルパン三世の“峰不二子”だということが明かされています。名前の由来も初代峰不二子役の声優、“二階堂有希子”から取られているそうです。

“藤峰有希子”という旧姓で、女優として活躍を見せていた工藤有希子。高校在学中に女優デビューを果たした有希子は、ドラマで坂本龍馬の姉の役を演じたことで「可愛過ぎる」と話題になり一気にブレークしました。その後も様々な作品に引っ張りだこになり、わずか19歳で数々の賞を総ナメする伝説の女優となったのでした。国内どころか世界的にも名が知られるようになり、ハリウッドにも進出しました！

高校在学中に女優デビューを果たした有希子ですが、その頃通っていた「帝丹高校」にも彼女に関する伝説のエピソードがあります。帝丹高校学園祭のミスコンに出場した有希子…その時のライバルとなったのが新一の幼なじみ・毛利蘭の母親“妃英理”だったのでした。同票という結果で決着はつきませんでしたが、帝丹高校創立以来の“伝説のミスコン”として学園内で知れ渡っているようです。

ハリウッド映画界にも進出して大女優として活躍していた有希子ですが、将来を有望視されていた若手天才小説家・工藤優作との大恋愛の末電撃結婚しました。有希子はわずか20歳で芸能界を引退して女優業の第一線からは退いていますが、エッセイを執筆したり、アメリカで時々テレビ番組に出演したり、メディアを通じてファンに姿を見せて活動する事があるようです。

名探偵コナン作中では、工藤有希子と工藤優作の夫婦仲の良さが伝わってくるシーン以外にも、夫婦喧嘩をしているシーンも数多く描かれています。息子の新一からは、「夫婦喧嘩は日常茶飯事」と言われているほど…。有希子が黙って家を出ていくこともあるようですが、最終的には直ぐに仲直りをして再びラブラブな姿を新一と読者に見せつけるという少しお騒がせな一面もあるようです。

名探偵コナンの作中でたびたび変装をして登場することから、工藤有希子は変装の天才とも言われています。しかし同時に、別人になりすますことのできる“演技の天才”でもあります。息子の新一さえも気が付かないほどの別人を演じ切る能力は、言うまでもなく女優時代に磨き上げた演技力と、工藤有希子の天性の才能によるものだと言うことが出来るのかもしれません。

そしてその演技力は、息子の工藤新一にも遺伝していると言われています。黒の組織になって幼児化したことにより“江戸川コナン”という子供を演じなければならなくなった新一。「あれれ～？」など子供のようなセリフを言うコナンを見て、彼の正体を知っている灰原哀は「コナンの演技力と目立ちたがりな性格は母親譲り」だと語るエピソードがあります。

こでまれ名探偵コナンに登場する、主人公・工藤新一のママ“工藤有希子”についてご紹介いたしました！ハリウッド進出も果たした大女優として活躍し、工藤優作との電撃結婚によりわずか20歳で芸能界引退。ここからは、そんな絵に描いたような“伝説的”な人生を歩んでいる工藤有希子のおすすめの登場回をご紹介いたします！工藤有希子の魅力が詰まった登場回、是非一読してみてはいかがでしょうか？

これまで会話の中では登場してきたものの、工藤有希子は原作5巻と6巻に収録された『江戸川コナン誘拐事件』で初登場となりました。アニメでは43話で放送されているストーリーです。蘭たちと両親の話をしていたコナン…すると突然、毛利探偵事務所に“江戸川コナンの母親”を名乗る女性が現れました。もちろん“江戸川コナン＝工藤新一”なので、コナンは両親が日本にいるはずはないと考えました。

誘拐されたコナン…女性のほかにはさらに2人の仲間が！殺されると思ったコナンですが、3人の正体は両親と阿笠博士だったのでした。一時帰国をしていた工藤有希子と工藤優作は新一が自宅にいないことを不審に思い、隣に住む阿笠博士にこれまでの話を聞いたのでした。息子を驚かせるために一芝居うって、今回の『江戸川コナン誘拐事件』を実行したのでした。

離れて暮らしていても、息子の事をいつも気に掛けている有希子たち。新一の現状を知ったことで「アメリカで一緒に暮らそう」と提案しましたが、新一がそれを拒否。「事件を解決したい」という固い意志を持つ息子を見守ることを決断し、再び変装した有希子。毛利探偵事務所にコナンを連れていき、その際小五郎に養育費として1000万円が入った通帳を預けたのでした。

工藤有希子のおすすめ登場回2つ目は、『追い詰められた名探偵！連続2大殺人事件』です。原作14巻に収録され、アニメでは96話で放送されたこちらの登場回は、夫・工藤優作と喧嘩して日本に帰国してきた有希子が登場しています。とある事件の依頼を受けた毛利小五郎でしたが、一緒に連れてきたコナンが犯人の動機とトリックを見事に解決したのでした。しかし…このことがきっかけで、蘭がコナンを疑うことに。

子供ながらに見事事件を解決したコナンが、「新一なのではないか…？」と疑いの目を向けた蘭。コナンの自宅・工藤邸の前で、コナンは蘭から問い詰められ逃げ場のない状況に…しかしその時、コナンたちの前に有希子が。コナンのことを「私の祖父の兄の娘のいとこの叔父の孫」と説明して一先ず難を逃れることに。そしてその後、優作が有希子を日本まで連れ戻しに来たということも判明しました。

事件も無事解決し、久々に家族の再会となったコナンたち。喧嘩して日本に帰ってきた有希子ですが、迎えにきた優作に対して素直にすぐ許してしまいました。優作と有希子のやりとりに終始呆れているコナンでしたが…夫婦間の喧嘩も無事解決し、夫婦仲が良い事がわかるようなエピソードが詰まった工藤有希子登場回となりました。

原作40巻と41巻、アニメでは333話と334話で放送された工藤有希子登場回『似た者プリンセス』では、蘭の母であり有希子の同級生でもある妃英理が登場します。『似た者プリンセス』の物語の中、蘭と英理の目の前で有希子がコナンに対して「自慢の息子」と言いそうになる、おっちょこちょいな一面も見せます。新一をいかに溺愛しているかが分かるような、微笑ましい親子の姿に注目です！

飲み過ぎて酔いつぶれてしまい、依頼人のもとへ行けなくなった毛利小五郎。蘭からの頼みで、英理が依頼人の元へ赴くことになったのでした。依頼人のもとへ向かう際に、優作に頼まれてやってきた有希子と英理が約10年ぶりの再会を果たしました。たびたび張り合うライバル関係でもある有希子と英理ですが、本当はとても仲が良く互いを認め合っている関係でもあります。

その後コナンは、有希子と英理と知恵を合わせながら見事事件を解決します。『似た者プリンセス』の回では、新一や蘭が通う帝丹高校で今も語り継がれる『伝説のミスコン』の話が明らかになります。当時帝丹高校生だった有希子が“プリンセス”、英理が“クイーン”と呼ばれたミスコンの結果は、見事同票引き分けになったのでした。タイトル通り、2人は『似た者プリンセス』と言えるエピソードでした。

アニメ418話で放送された工藤有希子登場回『米花町グルニエの家』は、原作には登場せずアニメオリジナルのストーリーです。また工藤有希子の、可愛らしい一面が見られるのでおすすめの登場回。コナンと同じクラスの歩美が「気に入って見に行きたい」という売り出し中の一軒家がありました。そこでコナンたち少年探偵団は、その一軒家を偵察しにいくことにしたのでした。

一軒家を内覧まですることになった少年探偵団たち…コナンは3階のグルニエから毛利探偵事務所が見えることに気付きました。そして何やら視線を感じていたコナンですが、気のせいだと思い深く調査しませんでした。その翌日…一軒家が買い取られたことを知った少年探偵団。70代の老夫婦が一軒家を購入したことを知り、少年探偵団たちは再び一軒家を訪れたのでした。

そこでコナンは一軒家に住む老夫婦に違和感を覚えました。グルニエからコナンたちの写真を撮っていた老夫婦…コナンたちは博士を使って正体を暴こうと試みました。老夫婦の正体はなんと、工藤優作と有希子だったのです！息子のことが心配だった2人は、グルニエから毛利探偵事務所が見える家でこっそり様子を確認していたのでした。新一に対する、優作と有希子の愛や絆を感じさせるエピソードでした。

これまで名探偵コナンに登場する、新一のママ・工藤有希子の登場回についてエピソードを交えてご紹介いたしました！どの登場回も母親らしい息子を想う気持ちが描かれていて、どこかほっこりさせられるエピソードになっています。それではここから、工藤有希子の担当声優についてご紹介いたします！プロフィールや出演作までじっくり迫っていきます。

工藤有希子の声を担当しているのは、声優の島本須美さんです。高知県の生まれで幼い頃から運動が得意で新体操に励んでいたといいますが、進学先の高校に体操部がなかったことで演劇部へ入部。演劇部では部長を務め、さらに演劇コンクールに参加したことをきっかけに俳優を志すようになったそうです。大学卒業後は劇団に所属し、『花神』『西遊記』などのテレビドラマにも出演されています。

声優としての活動は、1979年に『ゼンダマン』のゲストキャラクター・イブ役でデビューを果たしました。徐々に声優としての活動が増え、劇場版『ルパン三世 カリオストロの城』ではヒロイン・クラリス役に抜擢。アニメージュ主催「アニメグランプリ女性声優部門」で1位を3回受賞、第11回声優アワードで高橋和枝賞を受賞など、数々の受賞歴もある人気と実力を兼ね備えた声優です。

• 本名：越川 須美（こしかわ すみ）
• 出生地：高知県高知市
• 生年月日：1954年12月8日
• 血液型：A型
• 身長：162 cm
• 職業：声優、女優、ナレーター
• 事務所：フリー
• 配偶者：越川大介（お笑いタレント）
• 著名な家族：娘 越川詩織（女優、声優）

【出演テレビドラマ】

• 花神（1977年・NHK大河ドラマ） お竜 役
• 西遊記 第1期第22話「快楽の館 悟浄白骨の恋」（1978年） 美宝 役
• コメットさん 第2シリーズ 第27話「やさしい男と女たち」（1978年）
• ウルトラマン80 第4話「大空より愛をこめて」（1980年） スーパーの姉・広子 役
• 池中玄太80キロ 第2シリーズ1話（1981年） 客室乗務員 役
• 火曜サスペンス劇場「バレンタインデー殺人事件」（1984年）

【出演テレビアニメ】

• ゼンダマン（1979年：イヴ、クレオパトラ）
• ザ☆ウルトラマン（1979年：星川ムツミ、第1惑星の王女）
• ルパン三世「さらば愛しきルパンよ」（1980年：小山田真希）
• うる星やつら（1982年～1985年：雨森露子など）
• 小公女セーラ（1985年：セーラ・クルー）
• めぞん一刻（1986年～1988年：音無響子）
• 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ（2001年：イシズ、神官アイシス）
• きらりん☆レボリューション（2006年：月島うらら〈ルナ〉）
• らき☆すた（2007年：泉かなた）

これまで名探偵コナンに登場するキャラクター、工藤有希子の声を担当している島本須美さんについて詳しくご紹介いたしました！数々の名作に出演されている島本須美さん、今後の活躍も注目されること間違いないと言えるのかもしれません。それではここから、工藤有希子の変装術の秘密について迫っていきます。探偵で息子の工藤新一さえも気付けない、その変装術の真相とは…？

たびたび名探偵コナンの作中で工藤有希子は変装で別人になりすまし、正体を隠して登場する事があります。架空の人物から実在の人物まで変装可能で、顔も身なりも完全に別の人物になりきり、その人物の知人ですらその正体に気付かないほど。目を見張るほどの変装術を披露し、その完成度の高さから息子のコナンでさえも気付かないほどの圧倒的な変装技術を持っています。

工藤有希子が変装能力に長けている理由とは…当時天才といわれていたマジシャン・黒羽盗一の元で、女優の役作りのために弟子入りしていたことがあるからだといいます。黒羽盗一は、初代怪盗キッド・黒羽快斗の父親でもある人物です！役作りのために弟子入りし、ここまで本格的な変装技術を学んだ工藤有希子の女優に対するプロ根性も相当なものだと推測させられます。

ここまで名探偵コナンに登場するキャラクター、工藤有希子の変装術の秘密についてご紹介いたしました！天才マジシャンで、あの怪盗キッドの父親でもある黒羽盗一の元で学んだという変装術…今後もさまざまな変装を見せてくれるのかもしれません！それではここから、黒の組織に所属するベルモットと工藤有希子の関係について迫っていきます。気になる二人の関係とは…？

工藤有希子と黒の組織のメンバー・ベルモット…2人の共通点はなんといっても“変装術がすごい”ということです。実はベルモットも以前シャロン・ヴィンヤードとして活動していたころ、有希子と同じくマジシャン・黒羽盗一の元に弟子入りしていたのです。運命とも言える出会いを果たしたベルモットと有希子、2人はかつて親友同士でした。しかし…ある一件で決裂状態となってしまったのです。

新一と蘭の同級生で鈴木財閥のご令嬢・鈴木園子の計らいによって、豪華列車『ベルツリー急行』に乗車した少年探偵団とコナンたち。列車内で殺人事件が発生しましたが…その水面下で、「ある計画」が黒の組織のメンバーによって行われていたのでした。コナンの助っ人として登場した有希子ですが、ここでベルモットと悲劇とも言える再会をすることとなったのです。

ベルモットが計画のメンバーだと気付いた有希子…自ら組織との争いに買って出ます。コナンたちに銃を向けるベルモットにも臆することなく、必死に守ろうとする逞しくかっこいい姿を見せました。この一件でベルモットとの仲が決裂してしまいましが、銃を向けていたベルモットも実際は撃たなかったり…僅かですが有希子とベルモットの友情を感じさせたエピソードでした。

「コナン見てるんだけど工藤有希子が一番可愛い…」「工藤有希子、あまりにも可愛い」「さすが元女優の貫録がある！アラフォーに見えないほど可愛い」など工藤有希子の容姿はもちろんのこと、性格やしぐさなども可愛いという感想が多く上がっていました。また息子を驚かせようと、凝った変装までしてしまう工藤有希子に対し、「いつまでもイタズラ好きでおちゃめな所が可愛い！」という声も上がっていました。

コナンと再会するたびに、思いっきり抱き締めてほっぺにキスもする親ばかっぷりが作中で炸裂している工藤有希子。「工藤有希子ってかなりの親バカだよな」という感想に加え、「工藤優作・有希子は親バカ夫婦」など、両親揃って親バカと言われている声が多く上がっていました。両親とも海外に住んでいること、そして息子が危険な組織の陰謀を暴こうとしている心配から、再会するたびに親バカにもなってしまうのかもしれません。

「工藤有希子の組織を欺く変装術もすごい…」「あんなにスリムな身体なのに、太った人にも変装できるとは…驚き」「息子のコナンさえも気付かないあの変装スキル…すごすぎる」という有希子の変装術のすごさに対する驚きの声と、「怪盗キッドの父親・盗一がベルモットと有希子に変装を教えたっていう伏線がすごい」という変装術を習得した経緯に対する驚きの声もあがっていました。

今回青山剛昌先生による大人気漫画『名探偵コナン』に登場する、主人公・工藤新一のママである工藤有希子についてご紹介していきました！工藤有希子登場回では息子の新一が大好きな親バカっぷりや、夫・優作のことも大好きだという事が全面に伝わってくるエピソードも満載で作中に良いアクセントをもたらしている人物でもあるようです。

また工藤有希子の声を担当している声優・島本須美さんのプロフィールや、工藤有希子の気になる変装術・ベルモットとの関係までたっぷりご紹介していきました。今後も新一が事件に巻き込まれる度に心配している姿を見せるかもしれませんが、母親らしい強く逞しい姿も見せてくれること間違いないと言えるのかもしれません！