【名探偵コナン】本堂瑛祐の正体は水無怜奈の弟？初登場回や謎を考察

大人気連載漫画アニメ『名探偵コナン』にでてくる本堂瑛祐という登場人物が気になります。『名探偵コナン』49巻のから登場する帝丹高校に転校してきた本堂瑛祐は敵なのか、味方なのか、はっきりせず正体不明で、彼の真の目的が一体何なのでかと、注目が寄せられました。本堂瑛祐の人物についてと、アニメで本堂瑛祐の声を担当している声優についてまとめてみました。

『名探偵コナン』49巻のエピソードに初登場する本堂瑛祐は、コナンが工藤新一の姿で通っていた帝丹高校の2年B組に転校して来ます。新一の幼馴染の毛利蘭と友人の鈴木園子とは同じクラスの同級生です。

本堂瑛祐は失踪したままの姉・本堂瑛海を探しており、その姉がアナウンサーの水無怜奈が似ていることから、情報を得るために水無玲奈と関りのある毛利探偵事務所に近づきます。本堂瑛祐の事件に出くわした時に、時折見せる鋭い眼差しや表情からは、どこか工藤新一や服部平次が見せる雰囲気と似たものがあり、只者ではない様子が伺えます。

「本堂瑛祐」という名前は、イギリスの作家イアン・フレミングが生みの親でハリウッドのスパイ映画で世界的に有名なジェームズ・ボンドと、1967年に「伯林－一八八八年」で江戸川乱歩賞を受賞した作家・海渡英祐から、それぞれ苗字と名前を取って名付けられたようです。苗字をジェームズ・ボンドの「ボンド」を漢字に当てて「本堂」とし、下の名前を海渡英祐の「えいすけ」の読みだけを取り、漢字は「瑛祐」と当てられています。

中世的な顔立ちや細身で華奢な体格に丸縁眼鏡を着用しており、よく女の子に間違えられる本堂瑛祐ですが、健全な男の子です。その証拠に蘭と初めて会った時に、蘭に一目惚れをしてしまいます。とても鈍臭く、何もないところで躓いたり、その勢いで女性の身体に触れてしまったりというコントのようなドジを踏む姿がよく見られます。そのため、園子からは「ドジっ子」と呼ばれています。

本人も「神様に嫌われているとしか思えない」と称するほど、とても運が悪い不幸体質といえるようなキャラクターです。誰にでも軽い敬語で話しかけるフレンドリーさを感じさせるところがありますが、興奮すると人が変わったかの様に口調が荒くなる、激しい部分も持ち合わせています。

本堂瑛祐は転校初日、蘭に一目惚れをしてしまいます。コナンと2人きりになった本堂瑛祐は、蘭と新一のことを知った上で、蘭をほったらかしにして行方知れずの新一の許可を得て、蘭に告白していずれはアメリカで蘭を幸せにするという考えをコナンに打ち明けます。

それを聞いたコナンは、ぼそっと「ダメだよ」と答えますが、本堂瑛祐は「君の意見じゃなくて新一君の意見だよ」といいます。それに対して、コナンが「だからダメだっつってんだよ！」ときつくぴしゃりと言われます。このことから、コナンの正体が工藤新一であると本堂瑛祐は気づいてはいましたが、コナンが工藤新一であると確信するのです。

本堂瑛祐の正体が黒の組織の一員なのではないかと疑惑が出る中、本堂瑛祐と水無怜奈の顔がそっくりなことから、何かこの2人には関係があるのではないかという疑惑も出てきました。それが、本堂瑛祐が水無怜奈の実の弟なのではないかということです。

果たして本堂瑛祐は、女子アナウンサーの水無怜奈の実の弟なのか、黒の組織とは全く関係がないのか、『名探偵コナン』の読者の間では本堂瑛祐の正体が気になるところです。ここから、本堂瑛祐の人物像について迫っていきます。

周りにはドジっ子で癒しキャラといわれる本堂瑛祐ですが、頭の回転が速い切れ者で、誰も気づかないような盲点にも気づくところがあります。最初はコナンに、本堂瑛祐が黒づくめの男たちと関係しているのではないかと警戒されていたほどの人物でしたが、黒づくめの男たちとは何の関係もないことが分かると、ただの頭の切れるドジっ子で収まります。

本堂瑛祐は、コナンに挨拶する際、小学生を相手に話すのではなく、まるで工藤新一に語り掛けるように話していました。本堂瑛祐はコナンと一度も関わったことがないにも関わらず、彼は自身の推理とそれを基にした調査で、最初の時点でコナンを工藤新一だと見破っていたようです。かなりの鋭い洞察力を持っていることが伺え、コナンの正体に自力で迫った人物の1人とされています。

本堂瑛祐は、幼少の頃に事故に遭い、姉に輸血をしてもらったことがありました。その過去の記憶から、姉の血液型がO型と思っていた瑛祐はそれを手掛かりに、失踪した姉を捜索していました。姉の顔に瓜二つの女子アナウンサーの水無怜奈が自身の姉ではないかと考えた本堂瑛祐は、大阪から東京に引っ越してきます。

しかし、水無怜奈の血液型がAB型だと知って姉ではないと思った本堂瑛祐は、また振り出しに戻りって一から調査し直しと落胆していました。ところが、それは本堂瑛祐が姉の血液型を間違えて認識していたための誤りで、後に水無怜奈が実の姉・本堂瑛海であることが明らかになります。姉の血液型を間違えて認識していた理由には、本堂瑛祐がある過去を知らなかったことにありました。

本堂瑛祐の家族構成は父・母・姉の4人家族です。母親は杯戸町3丁目にある奥平角蔵邸で住み込みの家政婦として働いており、瑛祐も母親が亡くなる10年ほど前までは奥平家に住んでおり、そこで育ちます。母親が亡くなった後は、大阪に住む父親のイーサン・本堂の元に引き取られて、本堂瑛祐は大阪で生活をすることになります。

父親は30年前に中央情報局(CIA)の捜査官になったイーサン本堂で、日本で結婚し黒の組織を追っていた諜報員です。姉は本堂瑛海で表向きは女子アナウンサーの水無怜奈と名乗り、父と同じCIAの捜査官です。2人はCIAの潜入捜査で黒の組織に潜り込み、水無怜奈はコードネーム「キール」として活動しています。父親は組織の「ボス」と連絡が取れるくらい組織の中では上の方に位置していたようです。

本堂瑛祐の記憶に合った「七つの子」のメロディーは父親が携帯電話でボスのメールアドレスを入力していた時に聞いたものだったと後で分かります。イーサンはCIAの任務遂行中にある人物を庇うために自害し、他界してしまいます。本堂瑛祐は、父親と姉の本職を知らされず、今まで過ごしていたようです。

本堂瑛祐の登場回は、初登場回で本堂瑛祐が帝丹高校に転校してきて、転校初日から事件に巻き込まれた「もう戻れない二人」のエピソードから計5エピソードあります。1つ1つのエピソードが長めで、本堂瑛祐のドジだけど、頭が切れる謎の少年と読者の注目が集まりました。そんな本堂瑛祐ついて、彼が関わった殺人事件エピソードを一覧にして紹介しつつ、詳しく紹介していきます。

本堂瑛祐の初登場回は、アニメ429話と430話で放送された『もう戻れない二人』です。ある日、蘭のクラスに転校生の本堂瑛祐がやってきます。蘭からその転校生が水無玲奈に似ていると聞かされたコナンは、黒の組織との関係を疑い、本堂瑛祐に対して警戒心を抱きます。

本堂瑛祐は毛利探偵事務所に挨拶をしに来た際に、眼鏡を落としてしまい、目の前にいたコナンに向かい「初めまして、毛利探偵」と挨拶したり、数々のドジっぷりを見せます。コナンは警戒しつつも、彼のペースに巻き込まれて振り回されてしまいます。

そんな時、毛利探偵事務所に居なくなった恋人の捜索依頼が舞い込みます。コナンたちは、恋人が出会ったという群馬の地に赴き、そこで雪に覆われた1台の車を発見します。車の中を覗くと、そこにいたのは既に息絶えた依頼主の恋人の姿でした。

転校早々、殺人事件巻き込まれた本堂瑛祐は、蘭に一目惚れをし好意を寄せます。瑛祐の気持ちに気づいたコナンは、蘭に迫る瑛祐を必死に阻止するのです。このやり取りは定番化し、本堂瑛祐が登場する度に何かと観られる名物場面となります。

本堂瑛祐の2回目の登場回、アニメ446話と447話で放送された『封印された洋窓』です。群馬にある鈴木財閥の別荘に山登りをして向かっていたコナンたちは、別荘に続く橋が崖下に崩れを落ちているのを見て、迎えに来てもらえるように手配しようとします。しかし、森の中で圏外だったために近くに合った別荘を訪ねて電話を借りることにします。

ベルを鳴らしたちょうど同じ頃に、別荘の持ち主の3人のミュージシャンが現れ、その別荘が曰く付きの物件であることを聞かされます。迎えが来るまでの間、時間があったコナンたちは、その釘で閉ざされていた開かずの部屋の様子を裏庭から見ることにします。すると、本堂瑛祐が裏庭の木の上に妙な木箱があるのを見つけます。コナンが巣箱の中を覗いて確認していると本堂瑛祐の悲鳴が響き渡ります。

本堂瑛祐は開かずの間の窓から、誰かがこちらを見ていたといいます。コナンは別荘の中に入り、開かずの間の扉を確認しますが、誰かが入った形跡はありません。その時、開かずの間の隣で作曲の仕事をしていた人物が呼んでも部屋から出てこないと騒ぎになっていました。別荘の持ち主の1人が体当たりで扉を開けると、そこにはロープで首をつり息絶えた女性の姿があり、コナンたちは事件に巻き込まれてしまうというエピソードです。

本堂瑛祐の活躍っぷりは、エピソードの出だしから5回連続でジャンケンに負け、みんなの荷物を担がされたり梯子に上ればそこから落下したりと、不運でビビリなドジっぷりが満載に描かれています。

そんなドジっ子の本堂瑛祐ですが、頭の切れるところがある彼は、何かを疑うかのようにコナンの行動を終始監視し、コナンに隙を与えないよう不可解な行動を見せます。本堂瑛祐に監視されていたために下手に動くことが出来なかったコナンは、時計型麻酔銃で誰かを眠らせることなく、誘導する形で周囲に推理をさせて事件解決に結びつけました。

本堂瑛祐の3回目の登場回は、本堂瑛祐と姉・水無怜奈に焦点を当てたエピソードで、アニメでは462話～465話で放送された『黒の組織の影』です。この回で、本堂瑛祐と瑛海の父のイーサン・本堂は、瑛海と同じCIAで黒の組織に潜入捜査中に、瑛海の失態を庇うために瑛海が殺したように見せかけて自決してしまいます。黒の組織の信用を得た水無怜奈が、コードネーム「キール」の名を手にするきっかけとなった出来事です。

そして、事故を起こして意識不明で入院している水無怜奈についてFBIの捜査のメスが入り、また、水無怜奈が自分の実の姉ではないかと真相を突き止めようとする本堂瑛祐の姿が中心に描かれています。コナンは本堂瑛祐が取った行動が、いつか目にした水無怜奈の取った行動と重なり、2人には何か共通した関係があると睨み、水無怜奈の情報を聞き出そうとする本堂瑛祐に対する警戒心を強めます。

この登場回での本堂瑛祐は、蘭と偶然に街で会い、毛利探偵事務所に遊びに行く冒頭から登場しています。毛利探偵事務所を訪ねた本堂瑛祐は、小五郎と蘭が些細な事で口論となり、間の悪いことにとばっちりを受けます。

そんな中、事務所の電話が鳴り、代わりに電話に出た本堂瑛祐は、誤ってその電話を切ってしまいます。誰からかかってきたのかも分からず、彼らは夕方まで暇を持て余すのでした。本堂瑛祐の不運とドジっぷりな様子がここにも描かれています。

462話～465話の殺人事件のエピソードは、人気ロックバンドのボーカルのロクが橋から突き落とされて殺害された事件です。その殺害現場を目撃したという少年が家で急にロクのことで騒ぎはじめ、テレビでもロクの姿があまり見られなくなったと心配になった、その母親が少年を連れて毛利探偵事務所に相談に来たのでした。

本堂瑛祐が切ってしまった電話の相手はこの母親でした。コナンたちは、少年が目撃した現場を訪れ、調査を開始します。事件を解く手掛かりとなるタトゥーを頼りに犯人を割り出し、事件解決へと導きます。

翌日、コナンたちは、毛利探偵事務所の1階にあるポアロでお茶をしていました。遊びに来ていた本堂瑛祐は、インターネットのホームページの日記で面白い事件を発見したとコナンたちに持ち掛けますが、事件を解決しても報酬が出ないと相手にされません。すると、この事件の面白いポイントは、事件がホームズの小説「赤毛連盟」に似ているところだと語ります。「赤毛連盟」に食いついたコナンたちは、本堂瑛祐の話に耳を傾けます。

インターネットのホームページの日記に記載されていた仕事内容は、あるごみ置き場に置かれたごみを、ごみ収集車が来る前に回収し、次回の燃えるごみの日に出されたごみと、前回に回収したごみを交換するというとても単純なもので、それを1回するだけで5万円の報酬が口座に振り込まれるといいます。

何のために、回収したごみを次の週に出されたごみと交換して出すのか、不審な点が多数あり、コナンたちはまだごみ収集車が来る時間になっていないこともあってその現場に向かいます。そして、そこで起こる銃撃殺人事件に巻き込まれるのです。

本堂瑛祐の4回目の登場回では、本堂瑛祐についての事柄がどんどん明らかになっていきます。アニメ491話～504話で放送された『赤と黒のクラッシュ』で、本堂瑛祐の正体、瑛祐の家族や水無怜奈との関係性について語られる、『名探偵コナン』のエピソードの中でも長編となるストーリーです。ついに本堂瑛祐が姉・本堂瑛海を本格的に探し始め、事情を知った蘭やコナンたちも本堂瑛祐に協力します。

コナンは、蘭から冬休みに入ってから本堂瑛祐と連絡が取れなくなった事と本堂瑛祐が姉の手掛かりを掴んだと話していたことを聞き、秘密にしていた水無怜奈の入院している場所がバレてしまったと推理します。しかし、本堂瑛祐のいう手掛かりとは音信普通だった父親が務めていた会社の仲間を見つけたらしく、父親も会社の人間と姉の行方を捜しているかもしれないというのでした。

コナンは、本堂瑛祐と水無怜奈の関係性が気になって水無怜奈のファンである庵野の元へ向かいます。そして、瑛祐と水無怜奈の血液型についての真実を知ることになります。一方、本堂瑛祐は水無怜奈が入院している病院を突き止めると夜中に忍び込み、水無怜奈の病室を訪れます。

眠っている水無怜奈を目にし、彼女の正体が姉であると考え難かった本堂瑛祐は、興奮を抑えられず衝動的にはさみの先を突き立て殺害してしまいそうになるほどの憎悪を抱えていたようです。眠っているように見せかけて実は眠っていなかった水無怜奈が目覚め、本堂瑛祐に彼女の口から意外な事実が語られます。そして、FBIからも本堂瑛祐の父・イーサンの過去が明かされるのです。

コナンは知りえた様々な情報を基に、水無怜奈の病院に潜伏しているのはCIAではなく黒の組織の誰かだと考え急いで病院に向かうのです。病院には黒の組織の一員だと思われる人物が3人いることが分かります。コナンは絞り出すために作戦を練り、見事、その人物を特定しますが、追っている最中にその人物は自害してしまします。

水無怜奈の入院している場所は黒の組織にはバレていないようでしたが、必ず居場所を突き止めると考えていたFBIとコナンは、敢えて病院を移送するのではなく、黒の組織に帰すことにし、中の様子を伺うように水無怜奈と交換条件を結ぶのです。

本堂瑛祐の5回目の登場回は、アニメ507話と508話で放送された『カラオケボックスの死角』です。蘭と園子が病床から回復した本堂瑛祐の回復を祝うために、カラオケボックスで快気祝いをします。そこで殺人事件に巻き込まれる蘭と園子と本堂瑛祐というエピソードです。蘭と園子と本堂瑛祐は、カラオケボックスに向かう途中で書店に寄り道したコナンと少年探偵団に遭遇します。

この時、コナンは既に本堂瑛祐の正体を知っていたため、彼に対しての警戒心は解かれていました。この登場回での本堂瑛祐はカラオケボックスでトイレから帰る途中で間違えて別のカラオケ部屋を開けてしまいます。そこで、彼は見てはいけないものを見てしまったと怯えるのです。殺人事件が発覚し、警察の取り調べ中に本堂瑛祐は、その時の出来事を語ろうとします。

あまりにも彼の怯えている姿に犯人や犯行現場を目撃したのかと周囲は感じていましたが、本堂瑛祐の口から語られたことは「男と男がキスをしていた」という目撃情報だったのです。それを聞いた周囲は呆気に取られます。その後、キスの相手は男性ではなく、男性の様に見える女性だったと分かります。本堂瑛祐のドジっぷりが楽しめるエピソードの1つです。

この回は本堂瑛祐がコナンと工藤新一が関係しているということを見破る回でもあります。本堂瑛祐はコナンの協力者にはなりませんでしたが、父親と姉がCIAの捜査官であったことを知り、自身もCIAを目指すと決めてアメリカで猛勉強するために留学することを宣言します。

本堂瑛祐の血液型について、瑛祐が知らない過去というものがありました。そのことが原因で本堂瑛祐の血液型が変わっていたことが明らかになっています。そして、もう一つの謎が、本堂瑛祐の名前がアナグラムになっているのではないかということです。ファンの間ではある人物の変装なのではないかという見方をしている読者もいたようです。本堂瑛祐のそれぞれの謎についてみていきます。

前項で水無怜奈が実の姉であるということをご紹介しました。本堂瑛祐が姉の血液型を間違えて認識していた理由は、本堂瑛祐の生まれた当初の血液型はO型ですが、幼少の頃に患った白血病の骨髄移植でHLAを移植した影響でO型からAB型に変わっており、その事実を知らずにいたからでした。

ずっと自分はO型だと思い込み、姉に輸血をしてもらった過去の記憶もあって、姉もO型だと思っていたのです。結果、女子アナウンサーの水無怜奈こと本堂瑛海は、本堂瑛祐の姉であることが判明します。

『名探偵コナン』のファンの間で、本堂瑛祐の正体が明かされていない時に、一時期、本堂瑛祐の名前がアナグラムになっており、本堂瑛祐は実は、黒の組織のベルモットの変装なのではないかという疑惑が浮上していました。ベルモットは裏の顔は黒の組織の一員ですが、表の顔ははハリウッドの大女優で変装には長けており、これまであらゆる変装をして人々を騙してきた過去があります。

深読みしたファンがそのように考えを巡らせていたようですが、本堂瑛祐の名前がアナグラムになっていることに関しては、公表されているのも『名探偵コナン』のファン同士のみで解読できる謎かけ形式になっており、コナンの内容を知らない人が見てもわからないようになっています。

そのアナグラムにも少々無理やりな点があることから、本堂瑛祐がベルモット説の可能性は限りなく低いと考えられていたようです。現在は、本堂瑛祐の正体が明らかにされ、ベルモットでないことが分かっています。

本堂瑛祐は、姉の本堂瑛海によりFBIに協力する代わりに、本堂瑛祐に承認保護プログラムを適用して、黒の組織から瑛祐を守るようにFBIの赤井に頼んでいましたが、瑛祐はそれを拒否し、アメリカ留学を決めました。本堂瑛祐は自分の父親と姉の本職がCIAの捜査官と知り、同じCIAの捜査官になると目標を決め、帝丹高校を去り、アメリカで学ぶ道を選んだのです。

その後の本堂瑛祐の様子は、漫画でもアニメでも描かれていません。本当に留学しているかは定かではないようですが、ファンの間では、コナンや平次と同じぐらいの頭脳を持つ本堂瑛祐ならば、必ずCIAの捜査官になっているだろうと想像を膨らませているようです。

水無怜奈の動向によっては再登場もあり得ると考えられますが、今のところ本堂瑛祐の再登場は予定されていないようです。アメリカ留学でCIAの捜査官となった本堂瑛祐が再び登場し、コナンとタッグを組んで事件を解決に導くという物語を望むファンの声も少なくはないようです。

CIAの捜査官となった本堂瑛祐のドジなキャラクターは果たして健在なのでしょうか？それとも、その頭脳の切れ味が強化され、ドジなところが改善されているのでしょうか？もし、制作されるのであれば、どのようなキャラ設定やストーリーになるのかに期待に胸が膨らみます。

『名探偵コナン』のアニメでドジっ子で癒しキャラの本堂瑛祐の声の担当をしていた声優が気になりるところです。果たしてどんな声優が本堂瑛祐の声の担当をしていたのでしょうか？声の担当をした声優のプロフィールについてまとめていますので是非、チェックしてみて下さい。

『名探偵コナン』で本堂瑛祐の声の担当をしている声優は、ボーイッシュな女の子や少年の声を担当することが多く、関西出身ということもあって関西弁のキャラクターを得意としている野田順子です。声優の置鮎龍太郎は野田順子の高校時代の2つ上の先輩のようです。

野田順子の担任の教師が置鮎龍太郎の副担任をしていたという縁で、置鮎龍太郎が所属する青二プロダクションのパンフレットを手渡されたことをきっかけに、青二塾大阪校に入校し、1993年に『剣勇伝説YAIBA』の女の子の役で見事声優デビューをします。その後、ゲーム『ときめきメモリアル2』の陽ノ下光の声を担当したことで声優として一躍脚光を浴びることになります。

声優・野田順子は声優業だけではなく、音楽ユニットを結成し、自身の名義でＣＤデビューも果たすと、歌手としても活躍し、自身の楽曲を中心としたライブ活動も積極的に行っています。野田順子は青二プロダクションを経てフリーとなった後、TABプロダクション、ケッケコーポレーションと業務提携をしていたようですが、再びフリーとなり、現在も声優を中心とした活動を続けて活躍しています。

【声優・野田順子のプロフィール】

• 愛称：じゅんちゃん/のだじゅん
• 性別：女性
• 出生地：大阪府大阪市
• 生年月日：1971年6月29日
• 血液型：A型
• 身長：163 cm
• 特技：関西弁
• 趣味：ミュージカル音楽を聴く/散歩
• 職業：声優、歌手、ナレーター
• 事務所：フリー

【声優・野田順子の代表的な出演作】

• 『かみさまみならい ヒミツのここたま』ウケロー(TV)
• 『ONE PIECE』たしぎ(TV)
• 『MAJOR』茂野桃子(TV)
• 『BLEACH』有沢たつき(TV)
• 『ラストエグザイル』ディーオ(TV)
• 『黒魔女さんが通る!!』大形京(TV)
• 『ガン×ソード』ジョシュア(TV)
• 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序、破、Q』(映画)
• 『ときめきメモリアル2』陽ノ下光(ゲーム)
• 『真・三國無双シリーズ』星彩(ゲーム)　/他多数

本堂瑛祐の初登場回で眼鏡をかけていなかったため、コナンを毛利小五郎だと勘違いして挨拶してしまうシーンには、本堂瑛祐が可愛いという印象を受けたようです。至近距離にも関わらず、コナンを毛利小五郎と見間違えるとなるとかなりのド近眼なことが分かります。眼鏡をかけていないことに本人が気づいていないというところもかなりのドジっ子です。

本堂瑛祐のドジっぷりを懐かしむ声が多くSNS上で上がっていました。最近の『名探偵コナン』には全く本堂瑛祐が登場してこないので、まるで、友人を懐かしむかのように「本堂瑛祐、どうしてるかな？」というコメントも多く見られました。再登場を期待する声が多く、CIAの捜査官になれたのかどうかの結果も気になるところのようです。本堂瑛祐の後日談を期待するファンも少なくはないようです。

本堂瑛祐が登場したことで『名探偵コナン』に嵌ったというファンもいたようです。ドジで不運に見舞われることが多いキャラクターですが、工藤新一ばりの頭脳と洞察力を持っており、推理しているときと普段のギャップがファンには溜まらないのかもしれません。本堂瑛祐の登場がほとんど見られない最近のコナンでは、やはり本堂瑛祐の登場を懐かしみ、待ちに待っているファンがかなり多いことが伺えます。

ここまで『名探偵コナン』に登場する本堂瑛祐の正体についての謎や水無怜奈と姉弟なのか、という2人の関係性、本堂瑛祐の初登場回からのエピソードを交えて本堂瑛祐という人物について紹介してきました。ドジっ子で癒されるキャラクターで、アニメでは声優の野田順子の中性的な可愛らしい声が加わることで、さらに本堂瑛祐という人物像が脚色され、本堂瑛祐が好きという『名探偵コナン』ファンもいたようです。

『名探偵コナン』で本堂瑛祐が初登場回から真相や正体が明かされるまでの登場回数は5エピソードでした。初登場回では、敵なのか味方なのか、ドジばかり踏むけれど、素なのか、芝居なのかの見分けがつかず、鋭い洞察力を持っている様子から、コナンの正体を嗅ぎ付けてきた黒の組織のスパイなのではないかと疑いが拭えない読者も少なくなかったようです。

しかし、登場回を見るごとに、ドジなのは芝居ではなく、根っからのドジで、癒し系のキャラクターなことが分かり、黒の組織とは関係がないとがほっとした読者もいたようです。黒の組織と関わっていた人物、水無怜奈の弟であるという真実が分かり、父親と姉の本職も知り、自分もCIAの捜査官を目指すと新たな目標のできた本堂瑛祐を応援する声もSNS上では上がっていました。

最近は全く登場しないことから、本堂瑛祐を懐かしむ声も上がっており、再び登場するのはいつだろうかと、心待ちにしているファンもいるようです。アメリカに留学をしている本堂瑛祐がCIAの捜査官に無事になれたのか、結果が気になるところです。本堂瑛祐の後日談が語られたエピソードが出ることにファンの期待は高まります。