ぷりぷりプリズナーの由来と囚人になった理由は?強さや能力を考察【ワンパンマン】

ぷりぷりプリズナーは、アニメ化もされた漫画『ワンパンマン』に登場するキャラクターです。『ワンパンマン』の世界では、ヒーロー協会に所属しているプロヒーローが「正義執行」と称して怪人と戦うなどの活動しており、ぷりぷりプリズナーは囚人なのにヒーローという異色のキャラクターです。この一風変わったヒーロー名の由来や、囚人となった理由をご紹介するとともに、ヒーローとしての強さや能力を考察します。

ぷりぷりプリズナーの由来と囚人になった理由は?強さや能力を考察【ワンパンマン】のイメージ

目次

  1. ぷりぷりプリズナーはどんなキャラ?
  2. ぷりぷりプリズナーの由来
  3. ぷりぷりプリズナーの囚人になった理由
  4. ぷりぷりプリズナーの強さや能力を考察
  5. ぷりぷりプリズナーに関する感想や評価は?
  6. ぷりぷりプリズナー・ワンパンマンまとめ

ぷりぷりプリズナーはどんなキャラ?

ぷりぷりプリズナーのプロフィール

『ワンパンマン』の世界では、ヒーロー協会に所属するプロのヒーローがたくさんいます。個性派ぞろいのヒーローたちの中でも、ぷりぷりプリズナーは、ヒーローなのに囚人、囚人なのにヒーローという異色の存在。かわいい男子たちが大好きなぷりぷりプリズナーですが、女言葉はあまり使わず、男言葉で話します。普段は囚人として服役していますが、怪人が現れると世の中の男子たちを守るために脱獄して駆けつけるのです。

身長220cm、筋骨隆々で、一昔前のアメリカの囚人服のようなボーダー柄の囚人服を身に纏い、胸に大きなハートマークをあしらった彼氏の手編みのセーターを着て、右足首には鎖で繋がった鉄球を付けているというインパクトのある格好で登場したぷりぷりプリズナー。村田雄介先生によるリメイク版漫画では、ぷりぷりプリズナーは、収監されている『臭蓋獄』という凶悪犯専用の刑務所にて、ボスとして君臨しています。年齢は33歳。

ぷりぷりプリズナーの戦闘能力は高く、ビルを次々と倒壊させてしまうほどの強さを備えた、パワーファイター系のヒーローです。強さは力だけでなく、瓦礫に埋もれた仲間を救出したり、同僚のヒーローが敗北により挫折した時は喝を入れるなど、熱い心を持っています。かわいい男子を追いかけているだけではない、ぷりぷりプリズナーは、正しくヒーローなのです。囚人ですが、ヒーローです。

ぷりぷりプリズナーの声優は小野坂昌也

『ワンパンマン』に登場する個性豊かなヒーローたちの中でも一際異彩を放つぷりぷりプリズナーの声優を務めるのは小野坂昌也さん。小野坂さんは青二プロダクション所属の声優で、『スラムダンク』の相田彦一(あいだひこいち)役、『テニスの王子様』の桃城武(ももしろたけし)役、『よんでますよアザゼルさん』のアザゼル篤史(あざぜるあつし)役など、たくさんの作品に出演されています。

ぷりぷりプリズナーのお気に入りはスティンガー

ぷりぷりプリズナーのお気に入りのヒーローは、スティンガー、24歳。正統派熱血ヒーローで、槍先がタケノコ状の愛槍「タケノコ」を武器として戦います。必殺技「ギガンティックドリルスティンガー」は、槍をドリルのように回転させて貫通力アップさせた強力な突き。スティンガーの初登場は、深海王が出現した時。イナズマックスと見回り中、深海王の手下の深海族に遭遇し、ボロボロになりながらも愛槍タケノコで10体を撃破。

元来、お調子者の一面があるスティンガーは、敵を倒して油断していたところに深海王の一撃を受け、重傷を負って戦闘不能に。そこにソニックと共に駆けつけたぷりぷりプリズナーは、「ソニックちゃんは下がってろ!A級11位スティンガーちゃん、A級20位イナズマックスちゃん。どちらも気になる男子だった。それを壊したあなたは許せん」と、単身、深海王に立ち向かったのです。

ぷりぷりプリズナーは、女子高生のごとく、男性のことを「男子」と言います。そして、ヒーロー男子のことを「ちゃん」付けで呼ぶので、スティンガーのことも「スティンガーちゃん」と呼んでいますが、現役小学生のS級ヒーロー・童帝(どうてい)のことだけは「童帝きゅん」と呼んでいます。

ぷりぷりプリズナーは応援したくなるキャラ

ぷりぷりプリズナーは、第1回原作版人気投票では4位にランクインする人気キャラクター。人気の理由は、インパクトのある風貌や特異な立ち位置だけでなく、いつでもポジティブで、熱い心を持ったヒーローだからでしょう。そして、戦いに敗れてもそこから立ち上がり、学習する姿勢に、思わず応援したくなるのです。

TVアニメ「ワンパンマン」公式サイト

ぷりぷりプリズナーの由来

由来は仮面ライダープリズナー

囚人なのにヒーローという『ワンパンマン』の中でも異色な存在、ぷりぷりプリズナーは、『仮面ライダープリズナー』という作品に由来しています。『仮面ライダープリズナー』とは、「新都社」(にいとしゃ)という漫画投稿サイトで連載されていたベルキン先生の作品。同サイトで『ワンパンマン』を連載していたONE先生もこの作品のファンで、『仮面ライダープリズナー』に由来するキャラクターを登場させたようです。

ぷりぷりプリズナーの由来となった『仮面ライダープリズナー』は、残念ながら、現在は削除されてしまっているため、読むことができません。ベルキン先生が、同じ「新都社」に投稿した『アーメンだぶつ』という作品のみ公開中です。

仮面ライダープリズナーはどんな漫画?

『仮面ライダープリズナー』は、刑務所に服役中の主人公が、事件発生の度に出所、変身して戦うという内容だったそうです。「服役中の主人公がヒーローとして戦う」という設定は、『仮面ライダープリズナー』に由来していることがわかります。ヒーロー名はヒーロー協会が付けるのですが、ぷりぷりプリズナーの名前もこの漫画に由来しています。

『仮面ライダープリズナー』自体を読むことが叶わないため、確認は取れませんが、FA(ファンアート)を拝見する限りでは、ぷりぷりプリズナーがボーダー柄の囚人服を着ているところも『仮面ライダープリズナー』に由来しているようです。ぷりぷりプリズナーはライダーに変身することはありませんが、別の意味で変身をするところも、この作品に由来しているのかもしれません。

ぷりぷりプリズナーの囚人になった理由

囚人になった理由は男の子を襲うから

ぷりぷりプリズナーが囚人になったのは、気に入った男子をついつい襲ってしまうからです。常にテレビなどで犯罪者のチェックをしており、好みの男子だとすぐに捕まえに行き、捕獲率は100%。過去に捕まえたA級賞金首を大変気に入ったため、彼が収監された刑務所で一緒に服役していますが、彼はたった一年で髪も抜け落ち、別人のような腑抜けに変貌したと言います。

ぷりぷりプリズナーの囚人らしいセリフ

「一般男子を襲うのは許されないことだが、犯罪者男子だったら成敗も兼ねて一石二鳥。誰も文句を言わないしグッドだ!」という間違った結論に至ったぷりぷりプリズナーは、刑務所内でボスにのし上がり、ハーレムを築いています。そして、かわいい男子たちがピンチに陥っていると知るや否や脱獄して助けに行くのです。初登場のセリフは、「あなたのために脱獄成功」でした。

戦いの度に脱獄

ぷりぷりプリズナーは、怪人が発生すると世の中の男子たちを守るために脱獄して参上します。収監されている「臭蓋獄」という刑務所は脱獄不可能と言われる厳重警備の施設なのですが、ぷりぷりプリズナーの前では無力。毎回、あっさり脱獄しますが、その度に刑期が伸び、いつまでも出所できない状態です。ただし、S級ヒーロー集合など、ヒーロー協会から要請があった場合は、特例として一時出所できるようです。

囚人としてのぷりぷりプリズナー

ヒーロー活動のためとはいえ、脱獄を繰り返すぷりぷりプリズナーの刑期は伸びる一方で、模範囚とはいきません。しかし、刑務所内のボスの座に君臨するぷりぷりプリズナーが、「受刑者みんな仲良くしなさい」と命じたため、刑務所内の治安維持には一役買っているようですが、風紀が守られているかは疑問が残るところ。犯罪者以外の男子たちには、ぷりぷりプリズナーに檻の中にいてもらった方が安全なのは確かです。

ぷりぷりプリズナーの強さや能力を考察

強さや能力①S級

ヒーロー協会に所属しているヒーローたちは強さや活躍によって、S級、A級、B級、C級にランク分けされ、さらにその中で順位付けされています。当初、ぷりぷりプリズナーはS級16位でしたが、新人ヒーローのジェノスが昇格したため、現在はS級最下位の17位。しかし、降格されてもまったく意に介さず、ヒーロー会議でジェノスと顔を合わせた際には「これを機にジェノスちゃんと仲良くなりたい」と考えていたほど。

ヒーローに認定されるにあたり、ヒーロー協会によって身体検査や能力テストなどが行われますが、ランクや順位は単純に強さだけは決まらず、貢献度なども加味されるため、間違いなく最強であるサイタマもまだA級39位です。しかも、S級に上がるには「弱い者はS級になるべきではない」という持論のA級1位のアマイマスクに認められる必要があるため、最下位でも、S級ヒーローのぷりぷりプリズナーは、相当の手練れでしょう。

怪人が出現すると、ヒーロー協会によって脅威判定がなされ、「狼」「虎」「鬼」「竜」「神」の5つの災害レベルに分類されます。ぷりぷりプリズナーが対戦した深海王は災害レベル「鬼」。町全体の機能が停止もしくは壊滅の危機に陥る程度を表し、「A級ヒーロー10人分」、または、「S級ヒーロー1人分」に相当するとされていますが、「鬼」はピンキリで、S級数名でも対処しきれない場合もあります。

現に、S級ヒーローが総出で戦ったメルザルガルドも災害レベル「鬼」に分類されていました。それを考えると、深海王に敢然と立ち向かい、僅かでもダメージを与えることができた、ぷりぷりプリズナーの勇気と強さは、ヒーローランク最高のS級に相応しいと言えます。

強さや能力②エンジェル☆スタイル

ぷりぷりプリズナーの能力のひとつ「エンジェル☆スタイル」は、増強させた筋肉で衣服をすべて破いて全裸になる代償として、戦闘能力がアップするという能力。アニメ版『ワンパンマン』では、某美少女戦士の変身シーンさながらの演出が施されていました。囚人服の上に着ている彼氏の手編みのセーターまで破けてしまったのは大誤算でしたが、パワーファイター系の彼の強さがより活かせる能力です。

強さや能力③エンジェル☆ラッシュ

「エンジェル☆スタイル」で戦闘力が上がった状態から放つ、猛烈なパンチの連打が「エンジェル☆ラッシュ」。パワーファイターのぷりぷりプリズナーが、恵まれた巨体と、「エンジェル☆スタイル」の能力発動で増強した筋肉を活かした技。彼の脳内イメージでは、技発動の前に、白い翼が生えた姿で華麗なバレエジャンプをキメています。妄想力の強さもぷりぷりプリズナーの能力の一つと考えられます。

強さや能力④ダーク☆エンジェル☆ラッシュ

「ダーク☆エンジェル☆ラッシュ」は、「エンジェル☆ラッシュ」の進化バージョン。深海王との戦いの中で、「一発一発ごとに殺意を込めて放つこと」を学んだぷりぷりプリズナーが編み出した邪悪な新技で、脳内イメージの背中の翼も黒色です。「負かされた敵からも学びを得て、すぐに実行に移す」という熱意と素直さは、ぷりぷりプリズナーの何よりの強さ、優れた能力と言えるでしょう。

強さや能力⑤その他の「エンジェル☆〜」

ぷりぷりプリズナーは、他にも、死に物狂いの全速力で駆ける「エンジェル☆ダッシュ」、深い愛で相手を抱きしめてあげる「エンジェル☆ハグ」、平泳ぎのように手を動かして攻撃を払いのける「エンジェル☆パタパタ」、仲間を救出するために瓦礫が積もった中を泳ぐ力技「エンジェル☆クロール」という技を持っています。ぷりぷりプリズナーがエンジェル(全裸)になる限り、まだまだ技は増えそうです。

ぷりぷりプリズナーに関する感想や評価は?

ONE先生の原作漫画からのファンの間でも人気のあるぷりぷりプリズナー。村田先生のリメイク版ぷりぷりプリズナーが登場した時の反響も大きく、「かっこいい!」「待ってた!」との感想が多く見られました。そして、たとえ周囲から賛意が得られなくても、好きなものは好きと言える熱いファンの方が多いようです。

アニメ『ワンパンマン』のキャスト発表があった際も、ぷりぷりプリズナーを誰が担当するのか注目度が高く、小野坂昌也さんとの発表に歓喜の声が上がりました。ファンの皆さんも納得のキャスティングだったようです。

インパクトのある風貌ゆえか、FA(ファンアート)やコスプレイヤーさんの写真などが、SNSにたくさんアップされていたことからも、ぷりぷりプリズナーが皆さんに好かれていることがよくわかります。中には、物をぷりぷりプリズナーに見立ててしまう方もおられて、ぷりぷりプリズナーがしっかりと記憶に焼き付いていることがうかがえました。

アニメのエンディング主題歌、森口博子さんが歌う『星より先に見つけてあげる』について、深く考察された方は、ぷりぷりプリズナーの視点ではないかという結論に至ったそうです。ぷりぷりプリズナーの存在感はすごいです。

そして、日常の一コマを説明するのにぷりぷりプリズナーで例え話をする方も。「エンジェル☆ラッシュの限界を知り、ダーク☆エンジェル☆ラッシュに目覚めた」とは、わかりやすい表現です。

一度見たら忘れない、囚人ヒーロー、ぷりぷりプリズナーは、深く心に刻まれている愛されキャラでした。

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ぷりぷりプリズナー・ワンパンマンまとめ

『ワンパンマン』に登場する異色なヒーロー、ぷりぷりプリズナーは、『仮面ライダープリズナー』に由来している「服役中の刑務所から脱獄して登場する囚人ヒーロー」であることが分かりました。『ワンパンマン』は、漫画サイト『となりのヤングジャンプ』にて絶賛連載中で、アニメも2期決定が発表されています。世の中の男子たちのために戦うぷりぷりプリズナーが気になった方は、ぜひ『ワンパンマン』をご覧ください。

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