2019年01月21日公開
2019年10月22日更新
メレオロンの強さと念能力を考察!パーフェクトプランは特質系?【ハンターハンター】
メレオロンはハンターハンターのキメラ=アント編に登場したキャラクターです。メレオロンはカメレオン型の蟻でキメラ=アントの師団長のうちの一人です。本人自体の戦闘能力は高くありませんが、特質系の念能力の使い手で、神の不在証明(パーフェクトプラン)という能力を使う事が出来ます。ここでは、メレオロンの人物像や強さ、能力の考察、アニメで声優を務めた人物など詳しく紹介していきます。
メレオロンとは?
メレオロンはハンターハンターのキメラ=アント編に登場するキャラクターです。カメレオン型の蟻で、フード付きのつなぎを身にまとっています。キメラ=アントの中では地位も高く、兵達をまとめる師団長の位についています。念能力を使うこともでき、その能力は特質系であると言われています。
メレオロンについて
メレオロンは当初、キメラ=アントの師団長として登場します。女王の死後は、他の蟻たちと同様に自らもまた王となるため、東ゴルトーに旅立ちますが、里親であったペギーを殺されたことから人間だった頃の記憶を取り戻します。このことからメルエムに復讐を誓ったメレオロンは、ゴンたちと共にメルエムを倒すべく、王討伐作戦に参加することになります。
ハンターハンター原作ではメレオロンはゴンと組もうと、名乗りを上げた際に「俺の名前はジェイル…じゃねェメレオロンだ」と言っています。このセリフから蟻の師団長であったときは「ジェイル」と名乗っており、人間の頃の記憶を思い出した後に名前を「メレオロン」と改めたようです。
一方、ハンターハンターアニメ(第2作)では、オリジナルシーンにて、他の師団長らから「メレオロン」と呼ばれているシーンが存在します。しかし、前述のシーンのセリフはそのままであるため、「ジェイル」が人間だった頃の本名で、あえて「メレオロン」で通っているかのような印象となっており、原作とは逆の印象を受けます。
メレオロンの人物像
メレオロンは高飛車で傲慢な性格です。初登場時には部下であるコアラ型の蟻が人間を仕留めた際には、師団長である自分の立場を利用して威張り散らしていました。しかし、人間だった頃の記憶を思い出し、王を倒すためゴンに協力を求めて接触した際には、陽気でノリが良く、砕けた口調で話す、明るく親しみやすい一面も見る事が出来ます。ゴンもそんなメレオロンの性格を「すごく人間臭い」と評しています。
ハンターハンター作中では別の蟻が「人間だった頃の性格はかなり影響している」と発言していますが、上記のようにメレオロンには性格の変化があるように見られます。作中でもメレオロンは、部下からしたら変わってしまったのは自分の方なんだろうなという発言をしていることから、人間だった頃の記憶を取り戻した後の性格が、メレオロン本来の性格であると思われます。
メレオロンは自分の能力の特徴もあってか、かなり慎重な性格でもあります。ゴンと接触した際にも自分の眼で見て話して「こいつは信頼する」と決めたからと語っています。また、自分の能力の特性を理解し、神の不在証明(パーフェクトプラン)の能力のことは「誰も知らないからこそ、この能力は無敵でいられる」と考え、部下にも仲間にも知らせていませんでした。
当時は喫煙者であったメレオロンでしたが、そのことをゴンに指摘され、王討伐作戦決行時にはリスクを可能な限り排除するために、出来る限り禁煙し、消臭剤も使用しておくなど徹底して作戦に臨んでいました。相手に対して準備をしっかり整えておく慎重さはメレオロンの強さの一つです。
メレオロンの初登場回
メレオロンが初登場したシーンはハンターハンター原作19巻・No.189「潜入」です。「メレオロンの人物像」の項目でも紹介しました、部下であるコアラ型の蟻が人間を仕留めた際に、師団長である自分の立場を利用して威張り散らしていたシーンが初登場となっています。特に派手なシーンでもなく、これといった見せ場もなかったため、メレオロンの初登場シーンを覚えている人は多くはないかもしれません。
メレオロンの声優
ハンターハンターのアニメ(第2作)で、メレオロンの声優を務めるのは、飛田展男(とびたのぶお)さんです。飛田さんは1959年11月6日生まれで59歳(2019年2月現在)の声優です。飛田さんは1982年から声優として活躍し始め、2019年現在でも様々な作品に声優として参加しています。声優として飛田さんのその実力は文句なしのプロフェッショナルです。
メレオロンの声優を務めた他には、「東京喰種トーキョーグール:re」にてキジマ式役、「ジョジョの奇妙な冒険」にてストレイツォ役の声優として作品に参加しています。また、ガンダムシリーズにも声優として多数出演しており、「機動戦士Ζガンダム」にて、主人公のカミーユ・ビダン役や「機動武闘伝Gガンダム」のではウルベ・イシカワという重要な役柄を声優としてこなしています。
メレオロンの念能力と強さについて
念能力は特質系
メレオロンは特質系の念能力者です。ハンターハンター作中では、特質系の能力は修行による習得は不可能であり、「生まれつき特質系の性質に属している」か、「何らかの影響で、後天的に自分の系統が特質系に変化する」ことでしか発現しない念能力とされています。発現率が極端に低い念能力であるため、特質系に属するメレオロンの念能力は希少な能力であると言えます。
念能力①透明能力
メレオロンの一つ目の念能力は透明能力です。この透明能力は仮称で、現在作中では能力名は判明していません。この能力は自分を視認できなくする能力です。感知されなくなるのは、視覚だけであるため、足跡や匂いなど何らかの痕跡が残っている場合や、円を使われてしまうと敵に発見されてしまいます。
ラモットの洗礼を受ける前から使用可能であったことから、生まれつき特質系の性質に属していることから発言した能力であると考えられます。メレオロン本人は、この透明になる能力は神の不在証明(パーフェクトプラン)を隠しておくためのダミーのようなもんだと語っています。
念能力②神の不在証明(パーフェクトプラン)
神の不在証明(パーフェクトプラン)はメレオロンの強さの真髄ともいえる能力です。神の不在証明(パーフェクトプラン)はメレオロンが息を止めている間、相手が自分の存在を認識できなくなる能力です。気配や音、匂いなど、果ては円による感知でもメレオロンの存在を認識する事が出来なくなります。メレオロンによるとこの能力はファミレスでいつも水をもらえないような影の薄い奴の究極形だそうです。
そんな神の不在証明(パーフェクトプラン)ですが、感知できなくてもメレオロン自体は存在しており、触ることはできるので、流れ弾やあてずっぽうの攻撃にもダメージを受けてしまう、メレオロンの体から離れた残り香や血痕のほか攻撃を受けたということには気付かれてしまうため、能力発動中でも誰かがいることは察知される場合があるなどの弱点も抱えています。
念能力③神の共犯者
神の共犯者はメレオロンが手で触れている相手にも神の不在証明(パーフェクトプラン)が連動して発動する能力です。連動して発動している間は、共犯者が放った念能力も認識されなくなります。共犯者は息を止める必要がない(息を止める必要があるのは神の不在証明(パーフェクトプラン)を発動しているメレオロンのみ)ため、共犯者はメレオロンに向けて話かけることもできます。
メレオロンの実力
メレオロン自体の強さは、作中で本人が「オレの戦闘能力は蟻の中じゃ下の下、雑務兵級だ」「王どころか師団長級のパンチでも一撃もたねェよ」と語っていることから大した強さではありません。しかし、それでも雑務兵級の強さのメレオロン自身、師団長を務めていたことから、上述した特質系の能力がメレオロンの強さとして蟻たちに認められていたということになります。
メレオロンの強さは上述した神の不在証明(パーフェクトプラン)をはじめとした特質系の念能力にあるのです。神の共犯者を発動した状態では、相手にまったく気が付かれることなく回避不可能の強力な一撃を浴びせることもできるので、メレオロンの性格も踏まえたうえで、真の強さを発揮するのは、信頼できる仲間と組んだ時であると言えます。
メレオロンのステータス
メレオロンのステータスとしては、戦闘能力はメレオロン自身の発言から低めと言えるでしょう。しかし、観察眼・分析能力に優れており、ゴンは王にとって脅威になる程の潜在能力を秘めているだろうと見抜いています。神の不在証明(パーフェクトプラン)をはじめとした念能力も非常に強力な能力であると言えます。
メレオロンの謎や今後を考察
①メレオロンとシュート
メレオロンと組んだナックルの攻撃により、ユピーが絶状態になるまで足止めをするのがシュートの役割でしたが、実はユピーを足止め及び無力化するならシュートがメレオロンと組んだほうが良かったのではないかと言われています。考察も含めて、その理由も詳しく紹介していきます。
シュートについて
本名をシュート=マクマホンといい、28歳で、ナックルと共にモラウの弟子です。UMAハンターを職業としており、操作系の念能力者です。シュートは極端に慎重かつ弱気な性格をしており、チャンスを逃してしまうこともしばしばあります。冷静な時は理知的な人物であり、ナックルの諫め役でもあります。王討伐作戦の戦闘以降、追い込まれ、逆境になればなるほど実力を発揮するようになりました。
ユピーについて
ユピーは本名をモントゥトゥユピーと言いますが、作中では通称としてユピーと呼ばれることが多いです。ユピーは王直属護衛軍の一人で、護衛軍唯一、人間とではなく、魔獣との混成型のキメラ=アントで蟻になる以前の記憶は持っていないため、ほかの蟻よりも一個人としての個性は乏しい傾向にあります。
ユピーは強化系の念能力者です。大雑把な性格で思考を巡らせたり、戦略を練るのが苦手でしたが、ナックルたち討伐軍との戦いを経験することで、念能力の奥深さを知り、敵に対して経緯を抱くなど心境の変化もみられるようになりました。ユピー自身も自身の心境の変化に戸惑いを感じていました。
ナックルの攻撃
ナックルの念能力は天上不知唯我独損(ハコワレ)といい、相手に自分のオーラを貸し付けて利息を課し、破産させる能力です。ナックルが攻撃をしても相手はダメージは受けず、逆に攻撃の際に受けたオーラが自分のものとなります。オーラを貸された相手には「ポットクリン」という、カウンター付きのマスコットキャラクターが取り憑きます。
オーラの利息は10秒で1割加算され、ポットクリンの数値が相手に残っている総オーラ量を越えると、「破産」となり、ポットクリンがトリタテンに変身し、相手は30日間強制的「絶」状態に陥り、念能力が全く使えなくなります。 作中ではナックルが「オーラは通帳残高のようなもの、使えば減るし、利息は逆にかさんでいく」と語っています。
暗い宿(ホテル・ラフレシア)
シュートの念能力は暗い宿(ホテル・ラフレシア)と言います。ダメージを与えた相手を、シュートが持つ籠の中に閉じ込める事ができる能力です。相手に一定以上ダメージを与えるとその部位を閉じ込める事ができ、相応のダメージを与えれば全身を閉じ込める事ができます。閉じ込めたものは籠から出すと元の大きさに戻ります。しかし、能力発動の過程でシュートが気絶してしまうと、能力が解除されてしまいます。
ナックルの逃げ足
瀕死のシュートからユピーの注意をそらすため、メレオロンの神の共犯者を解除して、姿を現したナックルは自分の一番の長所だと考える逃げ足を武器に、ヒットアンドアウェイの戦法でユピーを撹乱します。
ナックルの逃げ足は作中で「仲間を逃がすため景観を殴り倒し、パトカー4台、白バイ2台を相手に一昼夜脚力のみで逃げ切った」と語られており、最高速度を維持し、走り続ける持久力はチーターを遥かに凌駕するとされています。
ユピーに対する作戦
王討伐作戦で護衛軍であるユピーとの戦闘ではメレオロンの神の共犯者で存在を悟られなくなったナックルが天上不知唯我独損(ハコワレ)をユピーに打ち込み、ユピーを破産させ、念能力の使えない絶状態にしてしまおうという作戦でした。しかし、ユピーのオーラ量は底が知れず、時間を稼ぐシュート、後から駆け付けたモラウはダメージを受けボロボロになっていきます。
瀕死になったモラウを見逃してくれ(シュートは仲間によって病院に搬送されていました)というナックルに、ユピーは天上不知唯我独損(ハコワレ)を解除しろと交渉を持ち掛けます。ボロボロのモラウにシュートの姿を重ね、心が折れたナックルは能力を解除してしまい、ユピーに対する作戦は失敗となってしまいます。
シュートとメレオロン
魔獣との混成であるユピーは素の身体能力も高く、宮殿の大階段粉砕するほどの攻撃力を持っていたため、ナックルの天上不知唯我独損(ハコワレ)で絶にしたところで、無力化はできなかったのではないかと言われています。一方、シュートは暗い宿(ホテル・ラフレシア)でユピーの身体に出現した複眼を一つだけとはいえ、閉じ込めることに成功しています。
そのうえ、ナックルは一人ならユピーの攻撃を躱(かわ)して逃げ切るほどの逃げ足を持っており、囮役としては最適です。このことからメレオロンが神の共犯者を発動させ、シュートが意識の外から暗い宿(ホテル・ラフレシア)でユピーを攻撃すれば、ユピーの全身あるいは行動不能になるくらい籠に閉じ込める事が出来たのではないかと言われています。
②メレオロンとノヴ
ノヴは4次元マンション(ハイドアンドシーク)と窓を開く者(スクリーム)という能力を使う事ができます。特に窓を開く者(スクリーム)の能力は作戦に組み込むうえで、非常に有効だったのではないかという説もあります。ノヴの窓を開く者(スクリーム)は両の掌(てのひら)の間に念空間への入口である窓を創り出し、その入口に触れた敵の体を念空間に飛ばすことで、敵の部位を切断する事ができます。
窓を開く者(スクリーム)の攻撃には相手の防御力は無関係のため、メレオロンが神の共犯者を発動させ、ノヴが窓を開く者(スクリーム)でユピーを攻撃すれば、即死あるいは致命傷を与える事ができたのではないかと言われています。作中では、ノヴが討伐作戦のために王宮に侵入した際に護衛軍の凶悪なオーラにあてられ、心を折られてしまったため、直接戦闘に参加することはありませんでした。
③メレオロンの名前の由来
師団長の頃はジェイル、人間の頃はジェイルという名前であったことから、それぞれの名前は「スラムダンク」で知られる井上雄彦先生の「カメレオンジェイル」という作品からとった名前なのではないかと言われています。真偽のほどは不明ですが、メレオロンがカメレオロン型のキメラ=アントであることも考えると、作者である富樫義博先生がここからヒントを得たと考えても不思議ではありません。
④暗黒大陸編では?
人間の世界の常識が全く通じない暗黒大陸では、メレオロンの能力があれば、探索の心強い味方になったはずです。暗黒大陸には危険生物も存在しているため、メレオロンの能力があれば、そんな危険生物を意に介さず探索ができたのではないかと話題になっています。
メレオロンとジャイロについて
ジャイロとは?
ジャイロはキメラ=アントの情が潜入した自然主義国家NGLの設立者で影の首領でした。後にキメラ=アントとなりました。世界中に悪意をばら撒きたいと言った歪んだ思考からNGLの秘密工場で麻薬を製造していました。
キメラ=アントとして生まれ変わった後も、非常に強靭な自我を持ち、女王の命令は一切聞かずに自分の意志のみで行動していました。人間だった頃の記憶も持っており、女王の死後は自身の計画をやり直すため旅立ち、ゴン達のいるNGL国境の街に偶然立ち寄りますが、ゴンたちとは会う事もなくどこかに消えて行きました。
ジャイロの年少期
ジャイロは0歳から12歳までとある飯場(はんば)で育ちました。ジャイロは父親と二人暮らしで、言葉よりも先にレンガの積み方やコンクリートの作り方を覚えさせられ、仕事から戻ると共同便所に行くとき以外ベッドから降りることは許されておらず回数も1日2回夜9時までといった、厳しい生活を強いられていました。
それでもジャイロの小さな宇宙の中では父親は神に等しく、どんなにぞんざいな扱いを受けても父親を慕っていました。しかしとある日、ジャイロは父親が自分に興味がないという事実に気が付いてしまい、ジャイロは近くにあったハンマーで父親の後頭部をくだき飯場を後にします。9年後、ジャイロはNGLを設立します。さらにその9年後、NGLは国家となり、ジャイロは王として君臨することになります。
ジャイロのその後
その後ジャイロはキメラ=アントに殺されるも、ジャイロの凶悪な意思が人間だった頃の記憶を失うことを許さず、ジャイロはジャイロのまま生まれ変わります。大きなことをするにはそれなりに計画がいることを知っていたジャイロは1から出直すことを決めどこかに消えていきます。
ジャイロの正体と伏線
ジャイロの正体については作中でも明言されておらず、メレオロン説、コアラ説、ラスボス説などいくつかの説が立てられています。ここでは、それぞれの説について解説していきます。
正体はメレオロン説
出典: https://frequ.jp
一つ目はジャイロの正体がメレオロンである説です。これはハンターハンターがジャンプで連載している際、休載により時期が空いてしまい、同じような服装をしているメレオロンと勘違いされてしまったというものです。事実、ジャイロは親を自ら殺していますが、メレオロンは里親であるペギーが殺されたことで記憶が戻ったと語っており、ジャイロとは生い立ちが異なります。
正体はコアラ説
二つ目はジャイロの正体がコアラである説です。メレオロンの部下であったキメラ=アントです。これも有力な説であるとは言い難く、コアラはハンターハンター32巻、No.337にて「こうなる前は人を消す仕事をしていた。命じられて引き金を引く。それ以外の時間は誰かを怒鳴ってれば良かった」と語っており、生前影の王であったジャイロとは一致しません。
正体はラスボス説
3つめは、ジャイロがハンターハンターのラスボスである説です。全世界に悪意をばらまきたかったという作中でも屈指の凶悪の思考の持ち主であることやジャイロの進めていた計画が、世界に大きな影響をもたらすものだったのはないかと予想されています。ジャイロはハンターハンター20巻、No.204で一度登場したきりで、その正体は現在も謎に包まれたままです。
5000体のキメラアント
キメラ=アント編後、会長選挙編を経て、暗黒大陸編で再び登場したパリストンにジンが「ハンター協会が鼻音殿挑発に応じれば世界中に、そうでなければ、協会に5000体のキメラ=アントを送り込むつもりだったんだろ」と語っています。このキメラ=アントをどうやって手に入れたのかは謎であり、キメラ=アントであるジャイロの行き先も含めて何かつながりがあるのではないかと考えられています。
しかし、作中でパリストンとジャイロの関係性は語られておらず、パリストンが5000体のキメラ=アントを手に入れた方法も判明しておらず、ハンターハンターの伏線の一つとなっています。
名前の伏線
ジャイロという名前には、野球の変化球の一種のジャイロボールが元ではないかと言われています。ナックル、シュート、パームなどのキャラクターも変化球に分類する事ができますが、ジャイロボールは魔球とも呼ばれます。
ナックルたちはゴンたちとお互いに良い変化を与え合う関係でしたが、魔球であるジャイロは悪意をばらまきたかったとの考えもあり、世界に対して最悪の影響を与える人物であるという暗示なのかもしれません。
9という数字の伏線
ジャイロは何かしら「9」という数字と縁があります。燃焼器に父親からトイレに行くことを許可されていたのは「9」時まで、NGLを設立したのは飯場(はんば)を飛び出してから「9」年後、さらに影の王となったのも「9」年後です。この流れだと作中から「9」年後にさらに事件が起こりそうですが、現在でもジャイロと「9」の関係性については謎のままです。
流星街の伏線
かつての仲間のウェルフィンの推測によるとジャイロは流星街に向かっているとされています。流星街はこの世のすべてを受け入れる場所とされているので、前述した5000体のキメラ=アントを隠すほか、悪意をばらまく準備をするにはもってこいの場所です。作中では飽くまでもウェルフィンの推測の域は出ませんが、ジャイロが流星街に向かった可能性は高そうです。
メレオロンの念能力ハンターハンターまとめ!
ここでは、ハンターハンターに登場するメレオロンの人物像や強さ、念能力、アニメで声優を演じた人物のほか、ジャイロについての伏線など様々な情報について詳しくお届けしました。考察などをふまえて読むとハンターハンターという作品をまた違った視点で楽しめるかもしれません。