進撃の巨人101話のあらすじと感想ネタバレ!戦鎚の巨人の正体・能力とは?

講談社『別冊マガジン』で連載中の諌山創・作『進撃の巨人』はアニメ化、実写映画化はもちろんスピンオフや様々なコラボも生まれている大人気作品です。物語の中にいろいろな謎が散りばめられていることでもファンを惹きつけている本作ですが、第101話はひとつの種明かし回でもありました。巨人化したエレンの前に姿を現した戦鎚の巨人に迫りつつ、『進撃の巨人』第101話のあらすじと感想をネタバレありでご紹介します。

進撃の巨人101話のあらすじと感想ネタバレ!戦鎚の巨人の正体・能力とは?のイメージ

目次

  1. 進撃の巨人とは?
  2. 進撃の巨人101話のあらすじネタバレ
  3. 進撃の巨人101話登場の戦鎚の巨人の正体
  4. 進撃の巨人101話登場の戦鎚の巨人の能力
  5. 進撃の巨人101話登場の戦鎚の巨人を保有するタイバー家
  6. 進撃の巨人101話のエレンの謎や伏線を考察
  7. 進撃の巨人101話を読んだ感想や評価は?
  8. 進撃の巨人101話のあらすじと感想まとめ

進撃の巨人とは?

進撃の巨人の作品情報

『進撃の巨人(しんげきのきょじん)』は諌山創による 人間vs巨人の戦いを描いた漫画で、2009年から講談社『別冊マガジン』で連載中。2019年1月現在で単行本27卷まで発売されています。2013年にはアニメ化、2015年には実写映画化されただけでなく、ゲームや小説、スピンオフ作品に止まらず、展覧会などのイベントや各種コラボなど、様々なメディアミックス展開されている大人気作品です。

進撃の巨人のこれまでのあらすじネタバレ①巨人の襲来

巨人により滅亡の危機に陥った人類は、三重の巨大な壁に囲まれた城郭都市に逃れました。内側からシーナ、ローゼ、マリアという名の壁には、其々、四方に突出した外縁地区があります。ある日、突然現れた「超大型巨人」にウォール・マリア南端の外縁、シガンシナ区の壁が破壊されて巨人たちが侵入、地区は壊滅。続いてウォール・マリアを「鎧の巨人」に突破され、人類はウォール・ローゼまでの後退を余儀なくされました。

進撃の巨人のこれまでのあらすじネタバレ②エレンが巨人に

シガンシナ区のエレンは、目の前で母を巨人に食われ、故郷を奪われました。エレンは巨人を駆逐することを心に誓い、幼馴染のミカサ、アルミンと共に、「第104期訓練兵団」に入団。エレンたちが訓練課程を終えた日、再び「超大型巨人」と「鎧の巨人」が現れてウォール・ローゼを突破。折しも、巨人戦闘に長けた調査兵団は壁外調査のため不在。104期生たちは、壁内に残る駐屯兵団と共に迎撃しますが歯が立ちません。

エレンはアルミンを庇って巨人に食われ、エレンに強い絆を感じているミカサが絶望したその時、巨人を攻撃する巨人が出現。その巨人を利用した作戦で104期生たちはピンチを切り抜けますが、力尽きたその巨人から姿を現したのは無傷のエレンでした。エレンは処刑されそうになりますが、駐屯兵団ピクシス司令の英断で、巨人化したエレンに巨岩を運ばせてウォール・ローゼの外縁、トロスト区の壁の穴を塞ぐ作戦を決行します。

104期生や駐屯兵団の多大な犠牲を払い、また急ぎ戻った調査兵団の働きもあって、ウォール・ローゼ外縁のトロスト区奪還に成功。エレンを危険視する声もありましたが、調査兵団がエレンの身柄を引き取ることで一件落着。他の104期生もそれぞれ所属を決め、成績上位のアニは憲兵団に、ミカサを含む他の上位者やアルミンは調査兵団へ。エレンは人類最強と謳われるリヴァイ兵長率いる班に配属され、初の壁外調査に出兵します。

進撃の巨人のこれまでのあらすじネタバレ③他にも巨人がいた

調査兵団長エルヴィン考案の、巨人との抗戦を極力避ける索敵陣形でウォール・マリアの穴へと進行する調査兵団を、突如現れた「女型(めがた)の巨人」が襲撃。「女型」の目的はエレンを奪うことでした。それを読んでいたエルヴィンは「女型」ごと巨人の能力者を捕獲しようとしますが失敗、多くの犠牲を出して帰還しました。この時、「女型」と遭遇したアルミンは、「女型」の正体は104期生のアニだと推察します。

アルミンの推察を元に、調査兵団はアニを捕獲しようとしますが、アニに察知され、巨人化されてしまいます。なんとか「女型」を倒したものの、アニは自身を水晶体で覆って閉じ篭り、アニから情報は得られませんでした。「女型」によって部分的に剥離した壁の隙間から巨人が見えたこと、アニの水晶体と壁の素材が同じだったことから、壁は巨人の硬質化能力でできており、人類を巨人から守る壁は巨人そのものだったと分かります。

進撃の巨人これまでのあらすじネタバレ④壁の秘密

壁の秘密を知る「ウォール教」司祭は、自分は秘密を明かせないが、秘密を知った上で公にするか否かを選択する権利がある、とある血筋の者の名を明かしました。104期生で調査兵団所属のクリスタの正体は、レイス家の当主ロッドの落胤ヒストリア・レイスだったのです。その頃、アニの仲間が居ると目される、ヒストリアを含む104期生たちは、「女型の巨人捕獲作戦」から引き離す目的で軟禁されていたところを、無垢の巨人を率いる「獣の巨人」の襲撃を受けていました。

104期生たちは住民を避難させようと同期のコニーの故郷に立ち寄りますが、彼の家で彼の母に似た巨人を発見。無垢の巨人の正体も人間では?と疑いを抱きます。やがて古城に追い詰められた彼らを助けたのは、「顎の巨人」に変身した同期のユミルでした。急行したエレンたちはヒストリアたちを救出、「鎧の巨人」と「超大型巨人」と思われるライナーとベルトルトを捕獲しようとしますが、二人はエレンとユミルを攫って逃走しました。

追撃した調査兵団は、自ら囮となって無垢の巨人をおびき寄せて三つ巴の戦いに持ち込み、混戦の中、エレン奪還に成功。離脱する際、エレンは自分の母を食った巨人に襲われ、ライナーたちが「座標」と呼ぶ力を発動。「座標」で操られた無垢の巨人は、母の仇の巨人に殺到して捕食したのです。ライナーとベルトルトは敗走、ユミルはクリスタを逃した後、二人について行きました。

進撃の巨人これまでのあらすじネタバレ⑤王家の秘密

104期生たちは新生リヴァイ班に配属。ウォール・マリア奪還の鍵になるエレン、巨人の真実を知る立場のヒストリアの保護に当たります。捕縛、尋問した第一憲兵から、彼らが王政を脅かす火種を悉く屠ってきたこと、真の王家はレイス家であるとの情報を得た調査兵団長エルヴィンは、現王フリッツが影武者だと公表し、真の王家の血を引くヒストリアを王に据えるという無血クーデターの計画を駐屯兵団ピクシス司令に話します。

しかし、エレンとヒストリアは第一憲兵に誘拐され、その際の民間人殺害の濡れ衣を着せられた調査兵団長エルヴィンは逮捕、リヴァイ班は指名手配されて追われる身に。対人戦闘に困惑するリヴァイ班を追う第一憲兵を率いていたのは、リヴァイの育ての親ケニーでした。一方、エルヴィンは裁きの場で、中央政府が自らの自の保身しか考えていないことを暴き立て、クーデターに成功しました。

エレンたちを捕らえたレイス家当主ロッドは、実の娘ヒストリアと再会。レイス家が「始祖の巨人」を継承してきたこと、壁の中の人類はレイス家に記憶を改竄されていること、エレンの「進撃の巨人」を保持する父グリシャの襲撃で「始祖」が奪われたこと、「始祖」は王家の血筋でないと発動できないことなどを教えます。ヒストリアに、巨人化してエレンを捕食し、「始祖」を取り戻せといいますが、ヒストリアは拒否。

リヴァイ班によって救出されたエレンとヒストリア。ロッドは巨人化因子を摂取して無垢の巨人になって王都を目指しますが、ヒストリアがトドメを刺し、名実ともに王となりました。調査兵団はいよいよウォール・マリア奪還作戦を実行、エレンの父グリシャが巨人の秘密を残した地下室を目指しましたが、シガンシナ区で「獣の巨人」「車力の巨人」「鎧の巨人」「超大型巨人」に襲撃されます。

アルミンの捨て身の作戦で「超大型」を仕留めて本体のベルトルトを捕縛しますが、「獣」と「鎧」を仕留めるに至らず、「車力」に連れ去られてしまいました。エルヴィンの誘導作戦によって兵士の大部分が死亡。瀕死の重傷を負ったエルヴィンとアルミンのうち片方だけならば、巨人化因子の投与で助けられるという局面で、選択を任されたリヴァイはアルミンに投与。ベルトルトを捕食させて「超大型」を継承させました。

進撃の巨人これまでのあらすじネタバレ⑤グリシャの手記

大きな犠牲を払いながら、エレンはようやく自宅の地下室で父の手記を手にします。そこに書かれていたのは、壁の中の人々が初めて知る事実。グリシャは壁の外から来たこと、壁外の人類は滅んでいないということ、壁外には進んだ科学技術があること、ここは大陸の大国マーレから逃れてきたエルディア人が移り住んだパラディ島という島だということ。そして、グリシャ自身の生い立ちや、巨人の歴史が綴られていました。

107年前、エルディア人が持つ9つの巨人のうち7つを手中に収めた大国マーレはエルディア人を支配。一部のエルディア人はパラディ島の壁の中に逃げ込みました。それが3つの壁に守られたレイス王家が治める世界です。エレンの父グリシャは、マーレ国内のエルディア人収容所生まれで、レジスタンスの「エルディア復権派」に所属。マーレに残ったエルディア王家最後の生き残りダイナ・フリッツと結婚して息子ジークを儲けます。

しかし、ジークが両親を密告したため「エルディア復権派」は壊滅。グリシャとダイナは「楽園」送りとなりました。「楽園」とは海を渡ったパラディ島の沿岸部のことで、巨人化因子を打たれ無垢の巨人として放たれること。パラディ島のエルディア人を壁外へ出さないための防衛措置も兼ねていたのです。ダイナは無垢の巨人にされましたが、グリシャは「フクロウ」と名乗る「エルディア復権派」のスパイ、クルーガーに助けられました。

クルーガーは、壁の中の王から「始祖の巨人」を奪ってエルディア人を救えと言い残し、グリシャを巨人化した上で自分を捕食させ、保持していた「進撃の巨人」を継承させたのでした。ウォール・マリアを取り戻した兵団はこれらの事実を公表し、壁内の巨人を一掃。1年後、エレンたちは壁外調査に向かい、夢にまで見た「巨大な塩の湖」、海に辿り着きました。

進撃の巨人あらすじネタバレ⑥巨人の歴史

「始祖ユミル・フリッツ」は「大地の悪魔」との契約によって授かった巨人の力は、ユミルの死後9つに分けられました。フリッツ家を王と戴くユミルの民であるエルディア人は、その力で諸国を蹂躙、大国マーレをも制圧、エルディア帝国を建国しました。しかし9つの巨人を持つ家同士による内乱が勃発、そこにつけこんだマーレに7つの巨人を奪われて、エルディア人はマーレの支配を受けることに。

フリッツ王は一部のエルディア人を連れてパラディ島に渡り、巨大な壁を築いて閉じこもる際、「安息を脅かせば幾千の巨人で報復する」と言い残していました。これは、壁の中の巨人を解き放って世界を蹂躙することを指し、マーレはこの「地鳴らし」を警戒しています。しかし、フリッツ王は「始祖の巨人」の力で「不戦の契り」を生み出し、「始祖」の継承者にこの平和思想も継承させ、壁外へ出ることをタブーとしたのです。

一方、大陸に残ったエルディア人に対するマーレ人の憎悪は激しいものでしたが、巨人化因子で巨人化できるのも、マーレが奪った7つの巨人を継承できるのもエルディア人だけ。エルディア人を根絶することもできないマーレは、変わりにエルディア人を収容区に閉じ込め、「人類を虐げた悪魔の民族」との教育を施して徹底的に迫害しました。一方で、マーレは巨人の力で隣国との戦争を繰り返し、領土を拡大していました。

進撃の巨人あらすじネタバレ⑥大国マーレの現在

大国マーレは、まだエルディア人の巨人の力を利用した戦争を続行。科学技術の進歩により敵国の兵力が巨人の力を上回りつつありましたが、寿命が近づいたジークとライナーの次の継承者選考を開始。巨人能力者は、ユミルの呪いにより継承から13年しか生きられないのです。戦士候補ファルコは、ガビの代わりに継承者になろうとしますが、成績でガビに及ばず悩んでいたところ、エルディア人傷痍兵クルーガーに励まされます。

ファルコはクルーガーを副長のライナーと引き合わせますが、クルーガーの正体はエレンでした。一方、隠遁生活を送っていた「戦鎚の巨人」を継承する「タイバー家」が表舞台に登場。当主ヴィリーは、敵国を含めた各国の重鎮やマーレ中枢の人々をエルディア人収容区に集めて平和演説をします。タイバー家の真実を明かし、全世界の脅威であるパラディ島の前に一致団結と宣戦布告を求めたその時、巨人化したエレンがヴィリーを殺害。

進撃の巨人の登場人物ネタバレ①エレン・イェーガー

子供の頃、巨人によるシガンシナ区襲撃以来、巨人を憎悪していましたが、自身も「進撃の巨人」「始祖の巨人」を継承していたと判明。能力を駆使して、巨人討伐に挑んできました。父グリシャは、壁外から来たエルディア復興を目指すレジスタンスだったと分かり、父が残した手記から真相を知ります。パラディ島の巨人を駆逐した現在は、エルディア人部隊の傷痍兵を装い、クルーガーと名乗ってマーレ内のエルディア人収容区に潜伏。

進撃の巨人の登場人物ネタバレ②ミカサ・アッカーマン

子供の頃、人買いに両親を殺され、自身も窮地に陥ったところをエレンに救われて以来、イェーガー家で育てられました。エレンには幼馴染以上の絆を感じ、エレンを守るために訓練兵団に入団。首席で終了し、エレンと同じ調査兵団へ。戦闘能力が高く、いざという時の判断も早い。父はレイス王家に対抗したアッカーマン一族、母は同じく王家に迫害された東洋人。

アッカーマン一族とは、旧エルディア帝国時代の巨人研究から発生した特殊能力者の家系です。高い身体能力を持ち、脳内のリミッターを解除することで能力が解放され、優れた戦闘力を発揮することができます。巨人大戦の後、一族を危険視するマーレから逃れてフリッツ王と共にパラディ島に渡りますが、自分たちの血を呪った一族は、表向きは王家との確執により迫害されたという体で隠遁生活に入りました。

進撃の巨人の登場人物ネタバレ③アルミン・アルレルト

エレンとミカサの幼馴染。祖父が隠し持っていた書物に描かれた壁外の世界に惹かれていました。エレンとミカサと一緒に訓練兵となり、巨人化能力に目覚めたエレンの戦術的価値を説くことで戦術家として頭角を表し、調査兵団入団後も数々の作戦を立案。ウォール・マリア奪還作戦の折、超大型巨人に決死の作戦で挑み、重傷を負いますが、巨人の髄液を投与されて巨人化、ベルトルトを捕食することで超大型巨人の能力を継承しました。

進撃の巨人の登場人物ネタバレ④リヴァイ・アッカーマン

「人類最強」と謳われる調査兵団の兵士長。潔癖性で目つきも口も悪いですが、兵や市民からの信頼は絶大。地下街出身ですが、調査兵団長となる前のエルヴィンに見出され、調査兵となりました。害をなすようなら自分が殺すと、巨人と判明したエレンの監視を引き受けたのもリヴァイ。身元不詳で、ずっと「リヴァイ」と名前だけ名乗ってきましたが、育ての親「切り裂きケニー」は、実の伯父、ケニー・アッカーマンと判明。

進撃の巨人の登場人物ネタバレ⑤ヒストリア・レイス

エレンと同じ104期生の一人、クリスタ・レンズ。誰にでも好かれる「いい子」でしたが、それは素性を隠すための姿。クリスタの正体は、真の王家レイス家の当主ロッドの妾腹ヒストリア。家から追放され、死亡率の高い兵士に志願したのです。偶然素性を知った同期のユミルは、自身の生い立ちと重ねて同情し、彼女を命がけで守りました。ヒストリアは、兵団のクーデターによりレイス王家が打倒された後、壁内統治のために女王に。

進撃の巨人の登場人物ネタバレ⑥ライナー・ブラウン

エレンと同じ104期生。実は「始祖の巨人」奪還を命じられたマーレ陸軍エルディア人戦士で、「鎧の巨人」の継承者でした。ウォール・マリア、ローゼ襲撃を果たしたものの、アルミンに正体を見破られて撤退。調査兵団がウォール・マリア奪還作戦を行った際、「獣の巨人」、「超大型巨人」と共に再び調査兵団を襲いますが敗走。マーレに帰還後は戦士隊副長として、後進の指導やマーレ軍の戦闘に参加。

進撃の巨人の登場人物ネタバレ⑦ガビ・ブラウン

マーレ陸軍エルディア人戦士隊の戦士候補生。ライナーの従姉妹で、「鎧の巨人」継承を目指しています。天真爛漫ですが、戦闘となると大胆不敵な行動をとります。人一倍、巨人の力で大陸を蹂躙したエルディア人の血を恥じており、エルディア人の贖罪と名誉回復のためにマーレのために尽くそうとする気持ちが強い少女。

進撃の巨人の登場人物ネタバレ⑧ファルコ・クライス

マーレ陸軍エルディア人戦士隊の戦士候補生。「獣の巨人」継承が決まっているコルトの弟。同期のガビに好意を持っており、「鎧の巨人」継承を目指す彼女を守るためには自分が継承者になるしかないと思っています。エルディア人傷痍兵クルーガーと身分を偽ったエレンと懇意になり、家族への手紙を投函したり、古い友人だという副戦士長ライナーと引き合わせたりする、素直で優しい少年。

進撃の巨人に登場する巨人ネタバレ①始祖の巨人

現在の継承者はエレン・イェーガー。王家に継承されてきた巨人で、フリッツ王と共にパラディ島に持ち込まれて以降はレイス王家が保有。ウォール・マリア陥落まではフリーダが保持していましたが、巨人化したグリシャが襲撃してフリーダを捕食。そのグリシャをエレンが捕食して継承。他の8つの巨人を含めたすべての巨人を統べる力を持ちますが、王家の血筋ではないエレンはその能力を発揮できません。

進撃の巨人に登場する巨人ネタバレ②進撃の巨人

現在の継承者はエレン・イェーガー。「いついかなる時代も自由を求めて進み、自由のために戦った」とされる巨人。マーレでレジスタンスとして活動していた父グリシャが逮捕されて「楽園」送りになった際、「進撃の巨人」の保持者で、マーレに潜伏中のレジスタンス「フクロウ」が自らを捕食させ、継承させました。ウォール・マリア陥落後、グリシャがエレンに巨人因子を投与して、自分を食わせることでエレンに継承されました。

進撃の巨人に登場する巨人ネタバレ③超大型巨人

現在の継承者はアルミン・アルレルト。壁よりも高い50m級の巨人。巨体を生かした攻撃の他に、筋繊維を消費して熱蒸気を発します。マーレに奪われた7つの巨人の一体で、ウォール・マリア陥落時にはシガンシナ区、ウォール・ローゼ陥落時にはトロスト区の城壁を破壊。その時の継承者は104期生のベルトルト・フーバー。ウォール・マリア奪還作戦を妨害した際に、巨人化因子を投与されたアルミンに捕食されて継承。

進撃の巨人に登場する巨人ネタバレ④鎧の巨人

現在の継承者はマーレ陸軍エルディア人戦士隊副戦士長ライナー・ブラウン。硬質化させた皮膚で覆われた巨人で、砲弾やブレードでダメージを受けない程の硬質化した皮膚に覆われ、肉弾戦が得意な巨人。ウォール・マリア、ローゼにも体当たりで穴を開けました。ユミルの呪いにより、現継承者のライナーの寿命が迫っているため、次の継承者選定が急がれています。マーレに奪われた7つの巨人の一つ。

進撃の巨人に登場する巨人ネタバレ⑤女型の巨人

「女型(めがた)の巨人」の現在の継承者は104期生で憲兵団所属だったアニ・レオンハート。ライナーと同じくエルディア人戦士でした。調査兵団に捕獲された折、水晶体に閉じ篭ったアニはそのまま幽閉されています。「女型」は機動性と持続性に優れ、拳や項(うなじ)など部分的に硬質化することも。ウォール・マリア、ローゼ陥落時には、無垢の巨人を呼び寄せる力で巨人たちを壁内に引き入れた。マーレに奪われた7つの巨人の一つ。

進撃の巨人に登場する巨人ネタバレ⑥獣の巨人

現在の継承者はマーレ陸軍エルディア人戦士隊戦士長ジーク・イェーガー。エレンの異母兄。ジークはエルディア復権派のグリシャとエルディア王家最後の生き残りダイナ・フリッツの息子ですが、父母をレジスタンスとしてマーレに密告して地位を築きました。「獣の巨人」は体中に体毛を纏っており、長い腕を活かした投擲攻撃や、無垢の巨人を操る能力があります。マーレに奪われた7つの巨人の一つ。

進撃の巨人に登場する巨人ネタバレ⑦車力の巨人

「車力(しゃりき)の巨人」の現在の継承者はマーレ陸軍エルディア人戦士隊所属のピーク。ピークは巨人化した時の四足歩行の影響なのか、普段は気怠げで動作も緩慢ですが、判断力は優れています。「車力」は四足歩行型の巨人で、持続力が高く、斥候や輸送を担当するだけでなく、砲台を背負うことで機銃掃射も可能。砲台で砲手を務めるのがパンツァー隊です。マーレに奪われた7つの巨人の一つ。

進撃の巨人位登場する巨人ネタバレ⑧顎の巨人

「顎(あぎと)の巨人」の現在の継承者はマーレ陸軍エルディア人戦士隊所属のポルコ・ガリアード。継承者だったポルコの兄マルセルはライナーたちとパラディ島に渡った際、無垢の巨人に襲われました。マルセルを食って人間に戻ったのが104期生のユミル。ライナーはユミルをマーレに連行、ポルコはユミルを食って「顎」を継承しました。「顎」は強力な顎と爪を持ち、小柄ですが機動性が高い巨人。マーレに奪われた7つの巨人の一つ。

進撃の巨人に登場する巨人⑨戦鎚の巨人

「戦鎚(せんつい)の巨人」は「タイバー家」が代々継承している、マーレに奪われた7つの巨人の一つ。現在のタイバー家当主はヴィリー・タイバー。「戦鎚の巨人」や「タイバー家」については次の『101話あらすじネタバレ』などでご説明します。

Thumb進撃の巨人の種類一覧まとめ!九つの巨人の能力や正体・継承者をネタバレ解説 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

進撃の巨人101話のあらすじネタバレ

101話あらすじネタバレ:ゾフィアの死

世界の国々の代表者やマーレ軍の上層部まで一堂に会した、ヴィリー・ダイバー主催の平和集会でヴィリーが演説しているところを、「進撃の巨人」になったエレンが襲撃。「戦鎚の巨人」の継承者と思われるヴィリーを捕食し、なおも集会場を蹂躙して人々を殺戮する様は、かつてシガンシナ区を巨人たちが襲撃した様子と重なります。集会を襲撃した目的は、マーレの国力を削ぐことと、マーレが保有している巨人を奪うことでした。

マーレ陸軍エルディア人戦士隊の戦士候補生の一人、ゾフィアはクールな性格で、天真爛漫なガビとは対照的でしたが仲良しでした。平和集会に参加していたところ、エレンの襲撃で瓦礫の下敷きとなって絶命。突然の惨劇に固まるガビとウドを候補生のリーダー、コルトが連れ出そうとしますが、ゾフィアを助けようとしたウドは逃げ惑う人々に踏み潰されて瀕死の重傷を。ガビの心にパラデイ島のエルディア人への憎悪の炎が灯ります。

101話あらすじネタバレ:戦鎚の巨人の正体

巨人化したエレンが惨劇を繰り広げる平和集会の会場で、瓦礫の中から姿を現したのは、タイバー家に居たメイド風の黒い服を着た女性。「兄さん、タイバー家の務め、大変ご立派でした」と呟くと、巨人化能力を発動させました。タイバー家当主ヴィリーが「戦鎚の巨人」だと目されていましたが、真の継承者はヴィリーの妹だったのです。

101話あらすじネタバレ:エレンと戦鎚の巨人の戦い

「戦鎚の巨人」が体を生成し終えないうちに攻撃を仕掛ける「進撃の巨人」。拳を硬質化してトドメを刺そうとしたところ、地面から巨大な槍のようなものが生えて、エレンを貫き、動きを封じます。「戦鎚」はその隙に体を完全生成し、さらに巨大なハンマー=戦鎚でエレンの項を狙って攻撃。完成した「戦鎚」の口元は格子で覆われ、ハンマーで項を狙ったことからも、「戦鎚」の目的はエレンを捕食ではなく抹殺であるとうかがえます。

101話あらすじネタバレ:ピークとポルコ

「進撃の巨人」出現の前に、「車力の巨人」の継承者ピークと「顎の巨人」の継承者ポルコは、内通者によって地下の落とし穴に落とされていました。古典的な方法ですが、狭い場所では巨人化できないため、巨人能力者の罠としては有効なのです。異常を察知したピークがパンツァー隊に支持しておいたため、間も無く二人は救出され、戦列に加わろうとしますが、空中を自在に飛び回る調査兵団たちの姿を見て驚愕するのでした。

101話あらすじネタバレ:マーレに立体機動装置?

立体機動装置とは、パラディ島で使用されている兵器で、巨人の弱点の項を削ぐために開発されました。トリガーで、氷瀑石という燃料から作ったガスをコントロールして、ワイヤー付きのアンカーを発射したり、ワイヤーを巻き取ることで空中移動します。トリガーの先には、ブレードや雷槍(爆薬付きの槍)を発射する装置や短銃を装備し、巨人戦、硬質化能力を持つ巨人戦、対人戦と使い分けます。

マーレ軍は立体機動装置を使いませんが、この対巨人用の兵器の存在は知っています。ピークはウォール・マリア奪還作戦を襲撃した際に、立体機動装置を見ているので、立体機動装置の使い手がマーレの空を飛ぶ姿を見て、広場で巨人化したエレンに遭遇する前に、パラディ島の兵が襲撃してきたと悟りました。逸るポルコを尻目に、ピークは対人戦闘に有効な、パンツァー隊の砲台を装備しに行きます。

101話あらすじネタバレ:マーレの兵力

「戦鎚の巨人」が地面から生やした槍に貫かれた「進撃の巨人」は、槍を折って再び「戦鎚」と戦いまが、そこへマーレ陸軍の「対巨人野戦砲」の砲撃が。「対巨人野戦砲」は敵国から押収したものですが、平和集会の祝砲として会場付近に設置されていたものです。「進撃の巨人」は項を守りますが、その隙をついた「戦鎚」がハンマーを振り下ろして「進撃の巨人」の頭部を砕いてしまいます。

「始祖の奪還」を国是としてたマーレ兵たちは、「始祖」を保持しているエレンを砲撃することを躊躇いますが、マーレ陸軍エルディア人戦士隊隊長のマガトは、「今後は巨人の力に頼らない」のが新たな国是だと言います。「始祖」を屠ればパラディ島の威力を削ぐことができ、また「始祖」が再びパラディ島の手に渡っても対抗する技術力があるので巨人の時代は終わりつつあるのです。

101話あらすじネタバレ:ミカサの活躍

「戦鎚の巨人」に頭部を砕かれ、「進撃の巨人」の項から露出したエレン。「戦鎚」はエレンを捕食するつもりはなく、項にいるエレンにハンマー振り下ろそうとします。「戦鎚」が「最期に言い残すことはあるか?」と問うと、「今だ、ミカサ」と呟くエレン。飛来したミカサが雷槍を打ち込み、それを合図に「対巨人野戦砲」を攻撃する調査兵たち。ミカサはようやく会えたエレンに「お願い、帰ってきて」と告げるのでした。

進撃の巨人 作品公式サイト

進撃の巨人101話登場の戦鎚の巨人の正体

黒メイド服の女性が戦鎚の巨人

「進撃の巨人」が集会場に姿を現した時、最初にしたことはヴィリーを捕食することでした。タイバー家当主のヴィリーは「戦鎚の巨人」が保持していると予想したからです。「戦鎚」が奪われたとマーレの人々も思ったことでしょう。しかし、壊滅状態の集会場の瓦礫の下から出てきた女性が能力を発動すると、「戦鎚の巨人」が出現。タイバー一族に付き従っていたこの黒いメイド服の女性が「戦鎚の巨人」の正体でした。

戦鎚の巨人の正体はヴィリー・タイバーの妹

「戦鎚の巨人」を保持していた黒いメイド服の女性は、タイバー一族の従者のように見えましたが、実はヴィリーの妹でした。レイス王家が、ロッドを当主としながらも弟のウーリや娘のフリーダが「始祖の巨人」を継承していたように、巨人を保有する家系では一族の当主と巨人の継承者は別にしておくシステムなのでしょう。政敵などから狙われやすい当主が巨人を継承するのは危険との判断だと考えられます。

進撃の巨人101話登場の戦鎚の巨人の能力

戦鎚の巨人の能力①硬質化

「戦鎚の巨人」の頭部はヘルメット状のもので覆われ、「進撃の巨人」や「女型の巨人」のように頭髪は見えません。このことから、「鎧の巨人」のように皮膚の硬質化能力があるようですが、「鎧」のように全身を覆っているわけではないので、細身の「戦鎚」も機動性を失うことなく活動可能です。

戦鎚の巨人の能力②地面から円錐状の物体

突然地面から生えた巨大な円錐状の物体が「進撃の巨人」を貫いた時、マーレ陸軍エルディア人戦士隊隊長マガトは「一番槍を入れたのはこの私だ」と言っていますが、この物体は戦鎚の巨人が生成したものです。これより前に、マガトは進撃の巨人に向けて銃を撃っています。もちろんノーダメージですが、パラディ島に対する何らかの決意表明であり、その思いがこの台詞に繋がったのでしょう。

戦鎚の巨人の能力③ハンマー

「戦鎚の巨人」は、「進撃の巨人」を巨大な槍で縫い止めているうちに、巨大なハンマー=戦鎚を生成して攻撃します。「戦鎚の巨人」の名前は、このハンマーのように、武器を生成できる能力を表しているのでしょう。この時に生成したハンマーの叩く面は肉叩きのようにトゲのある形状で、「進撃の巨人」を項ごと叩き潰そうという意図がみえます。

戦鎚の巨人の能力④物質化

②の地面から円錐状の物体を出現させたり、③のハンマーを生成するのは物質化能力と言えるでしょう。巨人の硬質化能力の応用版かもしれませんが、ここまで具体的な形状のものを生成できる巨人は今までいませんでした。武器以外の他のものも生成できる可能性をうかがわせます。

戦鎚の巨人の能力⑤話ができる

「戦鎚の巨人」は巨人の姿のままエレンに語りかけました。「獣の巨人」以外の巨人は声は出せても喋ることはできません。話ができる能力を持つことは、人間や他の8つの巨人と対話する役目を担う巨人ということかもしれません。

進撃の巨人101話登場の戦鎚の巨人を保有するタイバー家

タイバー家とは?

エルディア帝国貴族家のひとつで、代々「戦鎚の巨人」を継承している一族。巨人の力で世界を蹂躙したエルディア帝国が、巨人を保持する家系同士で争い始めた「巨人大戦」の折、マーレ人ヘーロスと結託して、同士討ちを誘発してフリッツ王をパラディ島に引かせました。その功績から、世界の国々から救世の末裔と讃えられており、エルディア人が迫害されるマーレに於いて、特別待遇を受けています。

マーレの影の権力者であるだけでなく、他国への影響力も大きいタイバー家ですが、マーレの民意を尊重し、政治にも戦争にも不干渉を貫き、ひっそりと生きています。しかし、「戦鎚の巨人」を保持しながらも戦闘に参加しない姿勢を不満に思うエルディア人戦士も存在します。タイバー家の現在の当主はヴィリー・タイバー。

タイバー家の歴史

「巨人大戦」を終結させ、巨人の脅威から世界を守ったとされていたタイバー家でしたが、真実は違いました。巨人が世界を蹂躙してきた歴史を嘆き、虐げられたマーレに同情したフリッツ王は、タイバー家と共にエルディア帝国の幕引きを画策。マーレ人ヘーロスを英雄に仕立て上げ、タイバー家と組んで内部抗争の末に「巨人大戦」を終結に導き、できるだけのエルディア人を連れてパラディ島に篭ったというのが真実でした。

タイバー家当主の演説の意味

平和演説の中で、タイバー家当主ヴィリーは、真の歴史とパラディ島の現状を語りました。ヴィリーはこの演説で、「始祖」を継承したエレンが「不戦の誓い」を破って、壁の巨人を操って世界を蹂躙する「地鳴らし」の可能性を示唆することで、マーレへの敵意の矛先をエレンに向けると共に、マーレに残ったエルディア人擁護のために「エルディア人=被害者」であると世界に印象付けようとしました。

そのためにヴィリーは、エルディア人収容区で世界各国の要人やマーレ軍上層部を招いた集会を開き、危険を冒して公の場に姿を見せ、仕上げとして聴衆の前で自ら巨人化したエレンに襲われるという演出をしたのです。第100話では殺害されるところまで描かれていましたが、第101話で捕食される様子が描かれています。

タイバー家の目的はエルディア帝国の復活?

第99話に描かれているヴィリーの平和演説の中で、パラディ島はクーデターが起きたこと、「始祖の巨人」はエレンに奪われたことを話し、パラディ島による「地鳴らし」の脅威が迫っていると世界の人々の前で喧伝しました。「始祖」は王家の血筋の者しか発動することができないので、エレンが「始祖」を保持している限りは脅威になり得ないはずですから、この矛盾した発言から、2通りの予想ができます。

1つは、「「始祖」の記憶情報がないタイバー家は、「始祖」は王家の血筋の者のみ発動可能ということを知らない」。もう1つは、「大陸に残ったタイバー家とパラディ島のレイス王家は来るエルディア帝国復活を賭けた「地鳴らし」で協調関係にあったものの、クーデターで従来の王政が倒れてヒストリアが立ったことでそれが果たせなくなった」。果たして、タイバー家の目的はエルディア帝国復活なのでしょうか。

進撃の巨人101話のエレンの謎や伏線を考察

101話の謎や伏線:アニ再登場はある?

第99話では、集会に集まった人々の中にアニの父がライナーの母と話す姿が描かれていました。アニの父は「アニは生きてる。帰ってくると約束したんだ」と言っています。事実、アニは今も自ら生成した水晶体に閉じこもった姿のまま、調査兵団によって幽閉されていますが、マーレとの戦闘が始まった今、アニや「女型の巨人」が必要とされる日がくると予想されます。

101話の謎や伏線:レイス地下礼拝堂

レイス家が「始祖の巨人」継承の儀式などに使用する地下の礼拝堂は、青白く光る結晶に覆われた広い空間でした。その空間を支えていた柱は、「戦鎚の巨人」が出現させた巨大な円錐状の物体に似ています。ロッド・レイスは地下礼拝堂は「ある巨人が作った」と言っていましたが、それは「戦鎚の巨人」なのか、「始祖の巨人」にも同じ能力があるのか、気になるところです。

101話の謎や伏線:簒奪者はエレン?

「戦鎚の巨人」は、エレンにトドメを刺そうとしたその時、「簒奪者エレン・イェーガー」と語りかけました。「始祖の巨人」を奪ったことを指すなら、「略奪」「強奪」などの言葉も遣えますが、権力や地位を奪うことを表す「簒奪」という言葉を選んだことに意味がありそうです。タイバー家やマーレは、「始祖」の力は王家の血筋のもの以外では発動できないということを知らず、「始祖」=王位と考えているのでしょうか。

101話の謎や伏線:戦鎚の巨人と始祖の巨人

ヴィリーはフリッツ王に従った結果とはいえ、真に平和をもたらしたフリッツ王の代わりにその栄誉を受け、他のエルディア人が迫害される中で優遇されてきたタイバー家を「卑しいコソ泥」と評したことから、フリッツ王への特別な敬意が感じられます。自ら泥を被ってパラディ島に身を引いた「始祖の巨人」を持つフリッツ王は、大陸に残ったエルディア人の未来を「戦鎚の巨人」を継承するタイバー家に託したのかもしれません。

進撃の巨人101話を読んだ感想や評価は?

『進撃の巨人 第101話』は、巨人化したエレンの平和集会襲撃というショッキングな場面から幕を開けました。前話が演説中のヴィリーを殺害したところで終わっていたので、この第101話への期待の高さが、読者の感想からも滲み出ていました。

「戦鎚の巨人」の正体が明かされたり、「戦鎚の巨人」vs「進撃の巨人」という巨人同士のバトルが見られたりと白熱の場面が続いた第101話ですが、子供の頃、あんなに巨人を憎んでいたエレンが、巨人の姿で民衆を殺戮していく姿に胸が痛くなるという感想もたくさん見受けられました。過酷な戦いであっても、巨人を倒すためだけに戦っていた頃が懐かしいという感想もありました。

この第101話でようやく登場した「戦鎚の巨人」ですが、容姿については微妙という感想ありました。他の巨人のように筋骨隆々なフォルムではないからでしょうか。

しかし「戦鎚の巨人」の、次々に武器を生成して使い熟す戦い方は、他の巨人には見られない戦い方。「戦鎚の巨人」の強さに圧倒されたという感想もたくさん見られました。そして、その「戦鎚の巨人」と戦うエレンの練度も大したもの。追い詰められてしまったエレンですが、巨人になりたての頃と違ってまだ余裕がありそうです。項から姿を見せたエレンがカッコイイとの感想も。

エレンの危機に駆けつけたミカサ。成長したミカサの姿が美しいという感想も見られましたが、何より気になるのはミカサの「エレン、お願い、帰ってきて」という台詞。エレンとミカサがしばらく離れていたことをうかがわせる台詞ですが、「帰ってきて」という言葉は意味深すぎるという感想も多数ありました。

そして、第101話にして9つの巨人が今回で揃ったことで、読者の巨人についての予想や考察も加熱。それぞれの巨人が象徴するものについての予想を交えた感想、巨人の成り立ちについての感想なども見られました。また、この記事でもご紹介した、アニの再登場を望むといった感想もありました。

パラディ島への脅威を利用して敵国と同盟締結を目論んだマーレですが、そのための集会を逆にパラディ島の勢力に襲撃されしまったマーレ。大きな歴史のうねりや憎しみの連鎖、人の性などが描きこまれた第101話には、「圧倒された」という感想や「ここまで描けるなんてすごい」といった感想も目立ちました。

盛りだくさんの内容でしたが、まだエレンと「戦鎚の巨人」のバトルは続いています。ミカサもエレンと合流してさらに戦いが白熱しそうです。新装備になった調査兵団の戦いや、マーレ側の他の巨人とのバトルに大いに期待するといった感想や、ガビやファルコはどうなるのかといった感想もありましたが、総じて第102話が待ちきれないという感想が多かったのは言うまでもありません。

Thumb進撃の巨人をネタバレ考察!残されている謎・伏線や重要設定をわかりやすく解説 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

進撃の巨人101話のあらすじと感想まとめ

いよいよ姿を表した戦鎚の巨人の正体は、タイバー家当主ヴィリーではなく、彼の妹でした。まだまだ続くバトル。エレンや調査兵団はなぜマーレを襲撃したのか?マーレの巨人たちを捕獲できるのか?まだ姿を見せないリヴァイ、ハンジたちはどうしているのか?『進撃の巨人 第101話』のあらすじと感想をご紹介してきましたが、『進撃の巨人』からますます目が離せません。

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