ろくでなしブルースの四天王はだれ？最強キャラ・強さランキングも紹介

ろくでなしブルースは、週間少年ジャンプに1988年～1997年に連載された（全42巻）森田まさのりの少年漫画です。東京吉祥を舞台に、主人公前田太尊とその仲間達との日常を描いた学園マンガです。その中でも、他校の強敵とのバトルをメインにした長編シリーズはいずれもストーリーの完成度が高く、ろくでなしブルースの人気を不動の物にしました。

特に、ろくでなしブルースの主人公前田も含まれる、東京四天王と呼ばれる鬼塚、薬師寺、葛西とのバトルは原作でも屈指の人気エピソードです。また、キャラ一人一人が個性的で、未だに最強キャラが誰か？という議論が行われる程、魅力的なキャラが多いのが特徴です。作者である森田まさのりは他にもいくつもヒット作があり、ROOKIES、べしゃり暮らしなどいずれも話題となっています。

ろくでなしブルースでは東京でケンカ最強の呼び声が高い4人のことを東京四天王と呼びます。主人公である吉祥寺の前田太尊、渋谷の鬼塚、浅草の薬師寺、池袋の葛西の4人が、四天王と呼ばれ、恐れられています。次からは、各4人をさらに掘り下げていきます。

ろくでなしブルースの主人公です。帝拳高校の実質的な番長ですが、本人はそんな地位には興味なしの模様。元々は大阪育ちで、実家のお寺の後継ぎにされそうになりましたが、プロボクサーの夢を捨てきれず、家出同然で上京しました。

四天王と呼ばれるだけあり、ケンカの強さは並外れたものですが、それを誇示したりせず、仲間を大切にする姿に周囲からも厚い信頼を得ています。得意技は、ボクシングで身につけた、アッパーカット、ライトクロス、コークスクリューブローなどの多彩なパンチの他に、バックドロップやローリングソバットなど、プロレス技も駆使します。

渋谷楽翠学園を仕切っている四天王の一人。ランチコートがトレードマーク。気に入らない暴走族を半殺しにするなど、非常に冷酷非情な性格です。また、仲間をケンカ相手と一緒に2階から蹴り落とすなど、仲間を恐怖で支配する前田とは対照的なキャラです。

しかし、前田率いる帝拳高校との抗争に負けたことで、仲間との絆の大切さを知り、改心しました。後に再登場した際には、仲間に慕われる良きリーダーになっており、前田達とも和解してます。明確な得意技を駆使する描写はありませんでした、驚異的な怪力を誇ります。

浅草笹崎高校の頭であり、東京四天王の1人です。前田と同じく、ケンカで名を上げることには興味が無く、仲間想いの性格の持ち主です。かつては、吉祥寺に住んでおり、前田の想い人である七瀬千秋に想いを寄せている。ひょんな事から、前田と出会い、千秋を巡って対立することになり、抗争に発展しましたが、最後は薬師寺が前田に破れ、降霜は終わりを迎えます。得意技は、空手で、特に蹴り技が得意です。

池袋正道館の頭で、四天王最強の呼び声も高いキャラです。かつてのケンカで、相手の汚い不意打ちにより破れたことが原因で仲間を失ったことがあり、負けることを極端に恐れています。

仲間を信頼を得るためには、勝ち続けなければならないという思いに囚われ、常に強者との対決を追い求めた結果、葛西は四天王制覇に動きます。鬼塚、薬師寺に完勝し、苦戦しながらも前田をも倒します。しかし、その後前田との再戦では、破れてしまいますが、自分の過ちに気付き、仲間との信頼関係も取り戻してます。

各キャラの紹介にも書きましたが、鬼塚、薬師寺、葛西は前田率いる帝拳高校と大きな抗争となりますが、最終的には敗れ、前田達と和解します。そして、前田と四天王達の戦いの後も、ろくでなしブルースはまだまだ続いていきます！今度はなんと、四天王達全員を巻き込んだ、これまでにない規模の戦いを繰り広げていきます！次からは、その話に迫っていきます。

前田と四天王達との戦いに決着が付いた後、新たな敵が登場します。大阪の極東高校の川島です。10円玉を折り曲げる程の怪力の持ち主で、高校生離れした圧倒的な怪力で極東の番長となっている男です。その力は、四天王である鬼塚も一方的に倒す程です。そんな川島が修学旅行で東京に来た際に、前田達東京四天王と一大抗争を繰り広げました。

東京で暴れる川島に対して、四天王の薬師寺、鬼塚が前田に手を貸します。さらに、葛西まで、川島を倒す為に集まってきます。かつて葛西に敗れた鬼塚、薬師寺と葛西の間に不穏な空気が流れますが、全員に勝っている前田の一言で、その場は事なきを得ます。その後、かつてのことを水に流し、改めて共闘することに合意します。

薬師寺から葛西へ、そして鬼塚へタバコの回し吸いをします。過去のことを水に流し、大阪極東に共に立ち向かうこと決めます！そして、翌朝。肩を並べる東京四天王の四人の姿が。共に川島を迎えうちます。

ついに、大阪から来た川島という巨大な敵を前に、あの四天王達が共に戦うことを決意しました！前田と戦い、負けたことで、それぞれが精神的に成長し、かつての敵同士が手を組みました！まず、川島の前に極東の150人を、葛西、薬師寺、鬼塚で蹴散らします。その間に、前田は川島とタイマンという状況にすることに成功します。

四天王達有利と思われたこの状況に、大阪極東に助っ人鷹橋と梅津が登場します。それをきっかけに、倒した150人が復活していきます。しかし、四天王だけでなく、他の仲間達も合流し、乱闘になります。最後は、前田がライトクロスのコークスクリューブローで川島を撃破！昔の四天王同様、川島も自分の過ちに気付き、改心しました。

これまで主人公の前田を始め、東京四天王の面々、大阪極東の川島を中心に紹介してきました。しかし、ろくでなしブルースには、他にも四天王達に勝るとも劣らない強者が沢山います！次からは、ろくでなしブルース全キャラの強さをランキング形式で紹介していきます！

ろくでなしブルース作中における前田最後の敵です。最初はいい人を演じ、千秋に近づきましたが、その極悪な正体に前田もキレました。ボクシングの腕は本物で、過去帝拳高校の渡嘉敷にも勝ったことがあるようです。

前田の後輩である帝拳高校1年の海老原が9位です。バンダナがトレードマークです。そのケンカの腕は太尊も認めるほどの強者です。飛び蹴りや飛び膝蹴りが得意。基本的に一匹狼タイプでクールなキャラですが、横浜編では敵にやられていた同じ1年のヒロトを単身助けに行こうとするなど、熱い一面もあります。

大阪極東の辰吉が8位です。かつては極東高校の番長でしたが、後に少年院を出所してきた川島にトップの座を奪われてしまいます。しかし、その実力は確かなもので、街でヤクザ風の男2人に絡まれるも、顔を見せただけで、相手が逃げ出す程です。テコンドーの使い手で、強力な足技を武器に戦います。

四天王である薬師寺が7位です。四天王の中で一番最初の登場です。四天王なのに、順位が低めかもしれませんが、意外と負けている描写が多いので、この順位としました。得意技は空手による蹴り技です。

横浜帝拳高校ボクシング部の渡嘉敷が6位です。元々空手家でしたが、顧問である金平に過去の暴力事件をネタに脅迫され、半ば強引にボクシング部に入部させられていました。自分の得意分野でない、ボクシングでも一度前田に勝ったことがあり、格闘センスはかなりのものです。

四天王の一人鬼塚が5位です。最終的には敗れたものの、一度は前田を追い詰めた実力はさすが四天王という所です。前田に負けた後の、更生した鬼塚のよきリーダーっぷりには惚れた人は多いんじゃないかと言われています。強さの方は、先の前田との戦いぶりや、大阪極東の幹部クラスである畑山に圧勝していることから強さは本物です。

後にプロボクサーとなり日本チャンピオンまで上り詰める原田が4位です。日本チャンピオンになってることからも分かる通り、ボクシングの実力は相当なものです。最終回では、なんと太尊とのタイトルマッチで、ろくでなしブルースは幕を閉じます。ケンカの描写はありませんが、後に日本チャンピオンになることを考えると、ランキング上位に入るのも納得できます。

ここではTOP10には、惜しくも入らなかったキャラを紹介します。どのキャラも上位のキャラに負けず劣らずの強キャラです。帝拳高校と同じ吉祥寺にある米倉商業高等学校の頭で元柔道部のエースです。前田と似た性格で、困っている人がいれば見過ごせない性格で、卑怯な事を嫌うせ正義感の強いキャラです。ただし、「玉袋」と呼ばれると激怒し、怪我をしている相手ですら問答無用で叩きのめしてしまう悪い癖を持っています。

吉祥寺では、前田と唯一対等な関係にあり、顔を合わせれば前田とはケンカばかりしています。しかし、その実力は確かなもので、前田と互角のケンカをしています。といっても、本当に中が悪いわけではなく、お互い認め合っており、四天王戦や川島戦でも共に戦う、よき戦友です。ただ、戦う場所が狭いなど得意技の柔道が使えない状況で、負けている描写が多かったため、ランキング外となりました。

太尊の8歳上の兄である前田富士雄です。太尊でさえも、怒った時は手がつけられないと言うほどのケンカの強さの持ち主です。めがねかコンタクトレンズが無いと、何も見えない程のド近眼です。そのせいで、的外れなものや人に殴りかかったりして、よく騒動を起こしています。

パンチパーマにサングラスと見た目が完全にヤクザのような風貌で、職業もホストだったりと、お寺の息子らしからぬ人物です。前述のように、太尊さえも恐れる程の実力の持ち主ですが、戦うも描写も少なく、また高校生では無いので、今回のランキングからは除外しました。

番外編最後に、前田兄弟の父である文尊が登場です。太尊から「世界最強のおやじ」と言われるだけあって、50台にも関わらず、鋼の肉体の持ち主です。その肉体は、握力90kg、パンチ力200キロ、指立て伏せ連続1000回で、親指だけでも60回をこなし、さらには東京～大阪間を下駄で走りきってしまう程の体力の持ち主です。また、トラックにはねられても数日間で復活してしまう程の人間離れした頑丈さを持っています。

とにかく規格外のキャラなので、このランキングに入れるとしたら相当上位に入りますが、富士雄と同じく、高校生ではないという点で今回のランキングからは除外しました。でも、実質最強キャラは文尊で決まり？かもしれません。

四天王最強候補の葛西が3位です。同じ四天王である鬼塚、薬師寺にも圧倒的に勝利し、後にリベンジされたとはいえ、主人公である前田にも勝利しています。その他にも、ケンカで勝っている描写が多く、読者の多くが強さを感じているキャラだと言われています。漫画の描写を見ると、格闘センスはかなりのもので、打撃技、投げ技なども駆使する器用なキャラです。

大阪極東の川島が2位です。前田との戦いで見せたアイアンクローは、前田を持ち上げる程の怪力でした。力だけで言ったら、ろくでなしブルース中でNo.1です。他にも、極東で同じ番長格の辰吉をいとも簡単に倒したりと、圧倒的な強さを見せています。四天王の葛西とは、直接戦っていないので、順位づけが難しいのですが、10円玉を片手で折り曲げたりといった異常な怪力さから2位としました。

ろくでなしブルース最強ランキング1位は、やはり主人公前田太尊です。原田、葛西など負けることもありますが、最終的にはリベンジを果たしており、作中NO1の実力です。得意とするボクシング技以外にも、足技、投げ技と、なんでも出来るオールラウンダーです。

また、このランキングに出てくる全キャラと対戦し、勝っているのは唯一前田だけです。主人公なので、描写が多いというのもありますが、この実績から前田が一位としました。

いかがでしたでしょうか？東京四天王の4人の紹介と独断と偏見で選んだろくでなしブルース最強キャラ・強さランキングを発表しました！現在もネット上では、ろくでなしブルースで誰が一番強いかが熱く議論されています！ネット上には、様々な意見がありますが、やはり葛西、川島、前田のいずれか3人を挙げる声が多いです。

このランキングでは、主人公である前田太尊を1位としましたが、みなさんもこのランキングを参考にして、自分なりにろくでなしブルースの最強キャラ・強さランキングを考えてみて下さい！