ルーキーズのその後の漫画はある？メンバーの3年後の成長や就職先は？

あの大ヒット漫画「ROOKIES-ルーキーズ-」のニコガクこと、二子玉川学園高校の熱血教師とその生徒の卒業後が気になります。そこで、某番組の企画で、不良集団だったニコガク野球部がどうなったのかを作者の森田まさのり先生が3年後の姿をイラストしてくれてます。ルーキーズの漫画・ドラマ情報、簡単なあらすじとメンバーの3年後の姿を一人づつ紹介していきます。

ルーキーズは原作はジャンプで連載した漫画であり、ドラマで幅広い世代から一層人気を呼び込みます。現実ではありえない、そんな高校野球は甘くないが心を閉ざした不良学生たちが熱血教師と出会うことで、夢をもち突き進む感動的な話となっています。そのルーキーズの原作の漫画の情報とドラマの情報はこのようになっています。

「ルーキーズ」は、1998年から2003年まで「週刊少年ジャンプ」で連載します。作者は森田まさのり先生で、単行本の出版数は全24巻です。不良と熱血教師の青春漫画として人気野球漫画の仲間入りをします。ドラマでは見られない、細かな描写も多いのでドラマしか見たことない方は原作の漫画をお読みになることをオススメします。

ルーキーズは2008年からドラマ化されて平均視聴率14%、最高視聴率19%を超える人気から翌2009年には「ルーキーズ-卒業-」が映画にもなっています。主題曲はGReeeeNの「キセキ」でドラマ共に有名になります。出演者も佐藤隆太、市原隼人、小出恵介、城田優、中尾明慶、佐藤健などの豪華若手俳優メンバーが揃い、漫画のキャラクターを忠実に再現されています。

ルーキーズは二子玉川学園高校（通称ニコガク）の不良野球と赴任してきた新人熱血教師の川藤がぶつかり合いながらも、絆を深め甲子園を目指していきます。かつてのニコガクは野球の強豪校でしたが、川藤が赴任すると野球部は不良の溜まり場となってしまっていたのです。野球の知らない川藤は顧問になり、野球部復興するために不良たちを説得していきます。

不良だからと差別せず、向き合う川藤に一人づつ心を開き、夢の甲子園を目指していくのです。それでもニコガクは勝ち進んでいきますが、甲子園予選で目黒川高校から暴力行為を受けてしまいます。骨折などの負傷を負いながらも、目黒川高校に挑みます。だが、川藤はぬれぎぬを着せられた暴力事件で野球部を庇って校長からベンチ入り禁止を言い渡されます。気力を失い諦めかけていた時、川藤が教師を辞任する約束で戻ってきます。

活気が戻ったニコガクは御子柴の満塁ホームランで勝利しますが、翌日の試合は、川藤は去り負傷したチームはコールド負けしてしまいます。そして、ニコガクは1年の出場停止処分を経て、採用試験を受け直し川藤も戻ってきます。天才新入生の赤星が加わり、奇跡のような偶然が重なっていき、夢の甲子園の切符を手に入れます。それから時は経ち、引退した御子柴たちは卒業し物語は完結します。

ルーキーズはその後が描かれています。2009年の5月28日発行のヤングジャンプの26号に1話限りの読み切りが掲載されています。タイトルは「ROOKIES 夢のつづき」となっています。読み切りなので単行本にはなっていないです。原作で甲子園に負け引退した年のドラフトあたりの話です。スカウトも甲子園で活躍した安仁屋や御子柴に注目し、安仁屋はプロ志願届けを出します。

御子柴も大学推薦をもらっていますが、悩んだ末にプロ志望届けを出したのです。そして、平塚も出してます。迎えた運命のドラフト当日、安仁屋は順当に指名をもらいます。だが、御子柴は指名を待ち続けるが指名されぬままドラフト終了してしまいます。そして、御子柴の決意とその後が描かれています。ファンも意外と存在を知らない幻の1話となっています。

川藤 幸一（かわとう こういち）はニコガクの国語教師で野球部の監督です。しかし、野球の基本ルールすら知らない初心者。前の学校で生徒を半殺しにしてしまった過去を持ち、暴力は振るわないと自身に誓います。夢と希望を大切にする熱血教師は格闘技に精通しているため、他の教師と違い不良たちを怖がることはないです。

生徒と真正面からぶつかる間抜けで憎めない男の川藤に不良たちは人として尊敬していくのです。漫画でも数々の熱い名言を残しているので、ジャンプ（集英社）でも人気なキャラクターです。ドラマでは佐藤 隆太が演じた主演の熱血教師、川藤 幸一の3年後は、問題児だらけの野球部ではなく、今度は問題児だらけの美術部を立て直します。そして、その生徒たちと全国高等学校総合文化祭を目指していたのです。

関川 秀太（せきかわ しゅうた）は、ニコガク野球部で最速の男です。金髪モヒカンがトレンドマークのお調子者で、中学時代は陸上部に所属し活躍しています。しかし、素行の悪さを指摘され続け退部し不良の道へ進みます。ニコガクでは心を入れ替えて陸上部に入部しようとしますが拒否されてしまいます。そして野球部に入ります。

部の活動停止以来、ダラダラと過ごしていましたが御子柴に惹かれて復帰は御子柴の熱意により2番目となります。ノーサインで御子柴とアイコンタクトのみでエンドランを行うほど御子柴に信頼を置いています。ドラマで中尾 明慶が演じた関川の3年後は、陸上部のある実業団へ入社することになります。そして関川は日の丸を背負い、陸上の日本代表となっていたのです。

新庄 慶（しんじょう けい）は、ニコガク最強のホームランバッターです。そして、強靭な体を持ち、喧嘩も野球部では最強です。川藤への信頼はすぐに芽生えていたが、仲間たちに対して素直になれずに野球部復帰は一番最後となってしまいます。友達が欲しかった、誰よりも寂しがりやな男です。野球が好きというより仲間のために戦う男です。

野球部襲撃事件の時には、これ以上、問題を起こせない野球部が騒ぎにならないようにみんなを守るため一人で戦っています。そして、実は見かけによらず頭が良いのです。ドラマで城田 優が演じた新庄は、会社員として一度就職するが、川藤の影響なのか会社員の道に合わず、新たに夢を持ち教員採用試験を受け、教師の道を進んでいたのです。

安仁屋 恵壹（あにや けいいち）は、ニコガクの150キロ越えの豪速球エースピッチャーで中学時代から選手として有名だったが、中学時代に完敗した投手が甲子園で滅多打ちにされるのを見て挫折します。不良メンバーのリーダー的存在です。学力は悪くWELCOMEをWELCAMEと盛大に間違えてしまいます。チーム1のモテ男で、マネージャーの塔子の幼馴染です。

普段から素直になれないツンデレ系男子であり、一人で全部背負いこみ怪我を隠し麻酔を打ちながらも投げ続ける男です。そして、ドラマで市原 隼人が演じた安仁屋の3年後は、高校野球を引退した年のドラフト会議で阪神タイガースからドラフト1位指名をもらいます。安仁屋が入団後、阪神はリーグ10連覇の快挙を成し遂げます。

御子柴 徹（みこしば とおる）は、ニコガク野球部のキャプテンでポジションはセカンドです。野球が大好きで強豪と言われたニコガク野球部に入ります。しかし、野球部は荒れ果てしまいます。それから、安仁屋たちにパシリにされてしまいますが、川藤のおかげでパシリ卒業できます。野球部復帰第一号となり、川藤と共に野球部を復興させていきます。

気弱ではあるが、安仁屋が唯一「お前の言うことなら聞く」と言った信頼が熱いキャプテンです。対目黒川戦では、ホームランで勝利を決めてしまいます。ドラマで小出 恵介が演じた御子柴の3年後は、大学を卒業の年にドラフト会議で阪神タイガースに入団します。また安仁屋とチームメイトになります。セカンドの名手として活躍していたのです。

平塚 平（ひらつか たいら）は、ビンボール限定の悪球限定ニコガクの代打の神様で、マネージャーの塔子ちゃんを一途に愛するむさ苦しいムードメーカーな男です。中学から今岡と行動し、性格からか周りに理解されず友達が少ないです。周りの女子からは気持ち悪がられているが、スーパーポジティブな平塚は「周りは俺の魅力に気づいていないだけ」と勘違いします。

口と態度が常に大きいが実力はないです。だが、大事な場面で代打として現れては野生的防衛本能で顔面に来たボールをホームランにする奇跡を生み出します。ドラマで桐谷 健太が演じた平塚の3年後は、プロ志願届けを出しますが、ドラフトで呼ばれずプロの道は無くなります。その後、「ピコっち」という芸名でYouTuberとなっていたのです。

岡田 優也（おかだ ゆうた）は、若菜たち麻雀ではつるむ中だが喧嘩よりナンパの方が得意な男です。自慢のドレッドヘアーとヒップホップをとにかく愛しています。短気な野球部の中で冷静に仲間たちのことを見れています。ドラマで佐藤 健が演じた岡田の3年後は、友達と共にロックバンドを結成し、アーティストの道を進んでいたのです。

湯舟 哲郎（ゆふね てつろう）は、中学時代はサッカー部に所属していたが、若菜の誘いで野球部に入部し部室で麻雀をして遊んでいます。岡田とつるみナンパを得意としています。イケメンで女の子にモテるのだが、美的感覚にズレがある男です。ドラマで五十嵐 隼士が演じた湯舟の3年後は、結婚し子供も生まれて、嫁の会社に就職していたのです。

桧山 清起（ひやま きよおき）は、長髪のヒゲ男で見た目は大人っぽいのだが、中身は子供ですぐカッとなり、喧嘩します。目黒川戦では、全く打てず非常にも川藤から命じられてしまいます。そこからひたむきに努力しスタメンを目指していきます。ドラマで川村陽介が演じた桧山の3年後は、不良の頃からは想像できない職業の警察官となっていたのです。

今岡 忍（いまおか しのぶ）は、リリーフピッチャーのスイッチヒッターであり、投球フォームはアンダースローで打法は一本足と地味にすごい才能の持ち主です。平塚の数少ない友達であり、頭の悪い平塚をできる限り制御する優しすぎる男です。ドラマで尾上 寛之が演じた今岡の3年後は、映像クリエイターとなっていたのです。

若菜 智哉（わかな ともちか）は、いつも岡田、湯舟、桧山たちと部室で麻雀をして暇を潰しています。面倒くさがり屋で自分から喧嘩は売ることはないです。だが、舐められることは大っ嫌いで売られた喧嘩は必ず買う男です。仲間思いで仲間が喧嘩を売られた時は率先して仕返ししにいきます。男気と喧嘩で培った体力を川藤に見込まれ、野球を初めていきます。ドラマで高岡 蒼甫が演じた若菜の3年後は、運送業の仕事に就職していたのです。

ルーキーズのあらすじとルーキーズの3年後を見てきましたが、不良といえば闇金など裏の世界に進む人もいます。しかし、あの不良集団がここまで夢と希望の溢れるような仕事についたのは、やはり熱血教師の川藤の影響と言えます。キャラクターの性格などからしても、将来の姿に納得の声も多いようです。このルーキーズの3年後を見たファンの感想はこちらです。

川藤の名言・格言もルーキーズの魅力の一つです。「努力は無駄にはならないし、努力は裏切らない。必ず報われる時が来る。「あの時の苦しみが今に活きている」と思える日は必ず来る」「退学や停学で本当に更生出来ると思いますか？そんなものは死刑と同じだ！死んだ者がどうやって更生出来ると言うんですか？」「君も嫌な奴がいなくなるより、嫌な奴が凄いいい奴になって友達になれた方がいいだろ！」

「徳の至らない人は暇でする事がないと、つい悪いことをやってしまう。言いかえれば目的を持って頑張ってる人は悪いことしてる暇なんてないってわけだ。だから大事なんだよ、夢ってのは」「お前たちが努力して手に入れた最大の宝。それは可能性だ」とこれでも一部ですが、たくさんの痺れる言葉が漫画に出てきます。人に教える立場の方は特にオススメです。

ルーキーズの3年後と感想を見てきましたが、なかなか平塚や川藤などツッコミどころ満載な夢のある将来が描かれています。夢と絆の青春がテーマとなっているルーキーズらしいです。まだルーキーズを見たことがない方やドラマしか見たことがない方は漫画で見てみることオススメします。川藤の名言も見どころとなっています。