地獄先生ぬーべーの雪女「ゆきめ」がかわいい！結婚までの馴れ初めや初夜は？

地獄先生ぬーべーは週刊少年ジャンプにて1993年から1999年まで連載していました。原作真倉翔先生、作画岡野剛先生による二人組の作品です。地獄先生ぬーべーのアニメは1999年から1997年の間放映されていました。ジャンプの「友情、努力、勝利」のコンセプトの他に「ホラー、ラブコメディー、教育、お色気」など様々な要素を取り入れ、幅広い世代から多くの支持を得ました。

地獄先生ぬーべーはアニメ化だけでなく、アニメ映画化、OVA、PSゲーム化など幅広いメディア展開に成功しています。原作コミックス全31巻の総発行部数2000部です。2006年には全20巻の文庫本が発売されました。2014年から地獄先生ぬーべーNEOの連載が「グランドジャンプ」で開始されました。前作から12年後の世界で、教師となった元の教え子の稲葉響子と再会する所から物語が始まります。

地獄先生ぬーべーに出てくる妖怪・雪女の「ゆきめ」は幼い頃、猟師に射殺されそうだった所をぬーべーに助けられました。それから一途にぬーべーに恋焦がれ、16歳になって「好きな男を凍らせて傍らに置く」という雪女の掟に従い、山を離れてぬーべーに会いに来ました。ぬーべーを拉致し、止めようとした生徒達を殺そうとしましたが、ぬーべーに阻まれ、山に行く事を拒絶された為、人間界に定住します。

ぬーべーや生徒達と過ごす内に雪女らしい冷たい心に人間らしい心が芽生え、妖怪としての冷酷な影は鳴りを潜め、16歳の女の子らしい表情を見せるようになります。しかし、人間界の定住と人間との恋は禁忌であり、山から来た山の神の使者に妖力を吸い取られて雪の結晶に戻されてしまいます。その後冷酷な雪女として復活しますが、ぬーべーの尽力によりこれまでの記憶を取り戻しました。

雪の結晶に戻される前は日光や熱などに弱く、手料理は凍っているものばかりでしたが、復活後は日光や熱に対する耐性がついていて、火を使った料理も出来るようになりました。ぬーべーとは雪の結晶に戻される前に想いを通わせ、復活後に恋人関係になり、原作終盤でぬーべーとゆきめは結婚しました。その後結婚したぬーべーとの間に6人の子供を設けます。

鵺野鳴介は地獄先生ぬーべーの主人公で生徒達からは「ぬーべー」と呼ばれ慕われています。日本で唯一の霊能力教師で左手に鬼の力を封じ込めた「鬼の手」を持っています。鬼の手は妖怪達と戦う為の武器であり、零の心を読んだり、零や妖怪の傷を治癒したり、様々な用途で使われています。幼少時は強い霊力を持っていたせいで霊障に悩まされ、酷いいじめを受けていました。

恩師の美奈子先生はぬーべーと同じ境遇で、ぬーべーは彼女のおかげで捻じ曲がらず、まっすぐ育つ事が出来ました。美奈子先生はぬーべーの除霊に失敗し、命を落とす事になり、彼女の遺志を継いでぬーべーは教師になりました。責任感が強くですが、金銭面でだらしなく、ドジでスケベな一面もあります。呆れられていますが、彼の人柄や人望により同僚の教師や、生徒達からは敬愛されています。

ぬーべーのルックスや優しい性格、運動神経抜群と女性にモテる要素はたくさんあるのに「幽霊の話しかしない」という欠点のせいで女性にモテません。ただし、妖怪やオカルト話に動じない女性達からはモテモテで、当初はぬーべーを嫌っていたリツコ先生も彼に妖怪から助けてもらってから見直して心惹かれていきました。ゆきめには当初「人間と妖怪の恋愛は不可能」と彼女の想いには応えようとしませんでした。

ゆきめに対して不可能と言い続けていたぬーべーですが、後にゆきめへの想いに気付いて告白します。しかし、告白直後にゆきめは妖力を奪われた事によって雪の結晶に戻されて死別してしまいました。ゆきめが復活を果たして以降は正式に恋人関係になり、原作終盤でゆきめにプロポーズを果たし、無事に結婚しました。ゆきめは当時16歳だったので周りから「犯罪ではないか」という指摘をぬーべーも気にしていたようです。

幼い頃、山の中で人間の猟師に殺されかけていた小さなゆきめを偶然助けたのがぬーべーでした。ぬーべーは怪我をしたゆきめの手当てをして、その事がきっかけでゆきめはぬーべーに惚れこみます。16歳になったゆきめは「好きな男を凍らせて傍らに置く」という雪女の掟に従い、山を下りてぬーべーの元にやってきました。

ぬーべーを山へ連れ帰ろうと氷漬けにしようとしますが、ぬーべーの生徒達に阻止され、ぬーべーからも拒まれてしまった為、人間界に定住し、ぬーべーの傍で生活するようになります。あの手この手でぬーべーを誘惑し、アプローチしますが、「人間と妖怪の恋愛は不可能」だとぬーべーにはあしらわれてしまいます。それでもめげずに頑張るゆきめに心を打たれ、かわいいと応援するファンは多かったようです。

ぬーべーから「人間と妖怪の恋愛は不可能」と突っぱねられる事が多く、人間にならないと結ばれないと思い詰めたゆきめに山の神の使者が「美しい人間の女性の魂を食らえば人間になれる」と嘘をついてゆきめにリツコ先生を殺させようとします。しかし、人間の世界で暮らすようになったゆきめに人間を殺す事は出来ず、山の神の使者に妖力を吸い尽くされてしまいました。

そこにゆきめの想いを自覚して助けに来たぬーべーが来て、ゆきめは救出されます。ぬーべーはゆきめに想いを告げ、ゆきめは涙を流しながら嬉しそうに笑いました。これから先の事を話しますが、妖力を吸い尽くされてしまったゆきめは雪の結晶に戻ってしまい、両想いになったぬーべーの腕の中で息絶え、死に別れてしまいます。

ゆきめの体は雪の結晶に戻されてしまいましたが、その結晶を使って別個体「ゆきめ」として再生し、伝説通りに冷酷な雪女としてぬーべーと敵対関係になります。しかし、ぬーべーの「鬼の手」から今までの想い出や気持ちを伝えられたゆきめは徐々に記憶と温かい心を取り戻しました。当時、真倉先生は「ヒロインは死ぬべきだ」という考えを持っていてゆきめの死の回はドラマチックで「生き返らせて」という反響が多かったそうです。

復活して以降は、童守町に住み、ぬーべーにお弁当を作ったりしています。相思相愛ですが、二人の関係は曖昧なままな時期がありました。当初、ゆきめと復活後のゆきめは別人格という設定なのですが、記憶を取り戻したゆきめは前と変わらない人格の為、同一人物なのか別人なのかで当時はファンの間で意見が別れました。文庫本ではゆきめの設定を補完するエピソードが収録されています。

ぬーべーとゆきめは両想いながらはっきりせず、うやむやになっている期間もありましたが、無事に相思相愛である事を認め、人間と妖怪という垣根を越えて、生徒達の後押しもあってぬーべーはゆきめにプロポーズしました。ただ、ゆきめは妖怪の為、ぬーべーと入籍して正式な夫婦になる事は出来ません。正式な夫婦になれなくても式だけは挙げたいというゆきめの望みを叶える為、ぬーべーは頑張ります。

しかし、結婚式当日、ぬーべーは山の神の使者の邪魔が入り、結婚式場に現れません。ゆきめは心配しながら支度を始めます。山の神の使者の邪魔を振り払い、結婚式場にボロボロの体で到着したぬーべーですが、遅刻したせいで式場で式を挙げる事が出来なくなってしまいます。ゆきめは童守小学校に氷の教会を作り、ぬーべーとゆきめは氷の教会で結婚式を挙げ、みんなに祝福されました。

結婚式を挙げ、非公式ではありますが、無事に夫婦となれたぬーべーとゆきめの新婚初夜ですが、もちろん週刊少年ジャンプは健全な雑誌ですので、初夜の描写はありません。しかし、ぬーべーと和解した鬼の手の覇鬼が初夜についてからかうように語って、怒ったゆきめがボコボコにしようとして鬼の手の持ち主であるぬーべーに攻撃しています。覇鬼の言葉からラブラブな初夜を過ごした事がよくわかるシーンでした。

連載5周年を迎えた際の扉絵でぬーべーとゆきめの新婚初夜を生中継するという企画がありましたが、こちらももちろん二人の初夜が中継されることはなく、次のページでほかのキャラクター達が乱入して二人の初夜中継は中断されました。がんばるぞと初夜に対して乗り気だったぬーべーとゆきめは少々残念そうにしていました。ぬーべーとゆきめの初夜が見たかったという声もありました。

地獄先生ぬーべーNEOではぬーべーとゆきめは別々に暮らしています。夫婦関係が破綻していると響子に誤解されてしまいますが、実はゆきめはぬーべーの霊力を浴びすぎて「霊力病に」という不治の病にかかってしまいました。ぬーべーが傍にいるとゆきめは弱って命を落としてしまう危険性がある為、二人は別々に暮らすしかなくなってしまいました。

ゆきめは命を縮めてもいいから一緒にいたいと願いますが、ぬーべーは愛するゆきめを死なせたくなくて距離を置き、冷たく接してしまいます。久しぶりに再会した二人は妖怪に襲われた生徒達を力を合わせて倒し、ゆきめの想いを知ったぬーべーは「霊力病」を治し、一緒に暮らそうという目標をお互いに立て、以後はまめに連絡を取り合い、ラブラブな様子を周囲に見せています。

ぬーべー自身、仕事に打ち込まなければゆきめの事ばかり考えてしまう為、ゆきめと距離を置いていたと言っていたり、妻への想いを周囲に隠すことはなく、彼女を心から深く愛している事が言動の端々から伝わってくる描写が多くあります。周りが呆れるぐらいラブラブで熱い夫婦は新婚当初とほとんど変わりありません。ゆきめは生計を立てていたアイス販売を事業化し、女社長としてバリバリ働いています。

健気に一途にぬーべーに想いを寄せるゆきめは本当にかわいいと言われています。いつでも一生懸命ぶつかり、ぬーべーにあしらわれても諦めずに頑張っているゆきめの恋する姿はかわいいです。ゆきめのアプローチにぐらつきながらゆきめの想いに応えないぬーべーにやきもきしたファンは大勢いたでしょう。シリアスな場面でも体が熱くなって雪だるまに避難するゆきめの茶目っ気もかわいいです。

ぬーべーの為に雪女の掟を破り、雪女にとって過酷な夏の暑さの人間界に住み着き、命がけで好きな人を守ろうとするゆきめは健気でかわいいヒロインです。愛する人の為に一生懸命な姿は老若男女問わず、かわいいと思わされるでしょう。ゆきめのまっすぐな思いに心を打たれて応援するファンも多かったでしょう。ゆきめの見た目もとてもかわいいので、画面にいるだけでかわいいと言っている人も多くいました。

死の淵に立たされても、ぬーべーに対して穏やかに笑えるゆきめは本当にぬーべーを深く愛している事が伝わってきます。体を張ってゆきめを守ろうとするぬーべーのゆきめを想う気持ちが伝わってくるシーンでもあります。ぬーべーを愛しているゆきめの愛の大きさは心を打たれますし、やはり健気で一途なゆきめがかわいいという声が多いです。

ゆきめは見た目もかわいいですが、仕草もとてもかわいいです。ぬーべーの前で見せる笑顔だけでなく、雪だるまの姿で泣いたり、悪戯がばれた子供のように舌を出す画像もとてもかわいらしいです。16歳の少女らしくかわいい仕草や表情にかわいいと言っているゆきめファンが多いです。ゆきめが亡くなった回を見て読むのをやめようとしたファンもいたぐらいゆきめは人気があります。

ぬーべーとゆきめが結婚する前、恋人でもなかった頃、二人の子供ではという「ゆきべー」が現れました。ぬーべーそっくりの眉毛にゆきめによく似た髪型の子供はぬーべーとゆきめの子供ではないかと疑われていました。しかし、ゆきべーは冬になって妖力が高まったゆきめがぬーべーの想いを募らせて生み出した妖気のかたまりでした。なので、似ていても二人の子供ではありませんでした。

山へ帰ったゆきべーでしたが、「地獄先生ぬーべーNEO」で童守町に戻ってきて、ぬーべーと再会します。最初は自分達の子供ではないと受け入れられなかったぬーべーとゆきめですが、生徒達を守ろうとするゆきべーの行動を見て、自分達の子供だと受け入れました。以降は定期的に童守小学校に顔を出してぬーべーや生徒達と交流を持っています。

たくさんの苦難を乗り越えて、夫婦になったぬーべーとゆきめは12年後の世界で「霊力病」という病のせいで一緒に暮らす事が出来なくなりました。仲が良く、一緒にいたいと願う二人にはとても辛い状況でしょう。「地獄先生ぬーべーNEO」の中で「霊力病」を治し、家族みんなで暮らせる日が来ることを祈りましょう。