リゼロのフェリスはかわいい男の娘？性別や能力・正体をネタバレ解説

リゼロの中盤以降の白鯨戦前から登場するキャラクターのフェリス。ケモミミをつけたかわいい子で、クルシュの右腕として騎士を努めています。そんなフェリスですが、本人も公言しているように「男の娘」です。しかし、クルシュの隣りにいることで、より女性に見てしまうのも事実です。

ここでは、リゼロの中でも注目度の高いフェリスについて、根掘り葉掘りピックアップしていきます。そして、その可愛さに隠された過去や性別、能力に関していろいろと取り上げていきます。

－君を救うためなら、何度でも死ぬ-のセリフでも有名な、小説家になろうの小説投稿サイトから連載の始まった、リゼロことRe:ゼロから始める異世界生活のことで、2013年に書籍化。2014年にはMF文庫Jぶて刊行がスタート。同時期には、コミカライズ＆メディア展開もなされた大人気作品です。

2015年にはTVアニメ化の公式発表を経て、2016年に満を持してのテレビ放送開始。文庫については、ウェブ版と書籍版があり、ウェブ版リゼロのほうが単調な描写が削られてブラッシュアップされていることが特徴で、ウェブ版リゼロにしか無いイベントが挿入されているなど、同一のものが複製されているというわけではなく、一部ブラッシュアップされたものが、書籍化しているのが特徴です。

では、ここからは性別は別として、リゼロの第二のヒロイン。フェリスの真実を追求していきます。フェリスの素性から性別。そして壮絶な過去などいろいろと語られなかった、背景に隠されたストーリーなどを取り上げていきます。そして、フェリスならではのあざとかわいいというポイントをわきまえた可愛さがフェリスにはあります。そのあたりをピックアップしていきます。

リゼロの中で、騎士であり亜人でもあるケモミミのフェリスは、ルグニカ王国のカルステン公爵家の当主。クルシュ＝カルステンの騎士でもあるフェリス。見た目やクルシュの右腕として男装をしていますし、私服はフリフリのかわいい服をきているので、女性かと思いきや、残念ながら男の娘です。そう、俗にいくところの見た目が女の子の男の子ということです。

騎士のイメージは人それぞれですが、いかにもといった騎士が多く登場する中。男の娘というのもなかなかいません。その点からしてもギャップが余計にフェリスの可愛さを引き立てています。性別としては男で騎士なのですが、この見た目。そしてクルシュの隣りにいることによって、余計に性別が混乱して女性と勘違いしてしまいそうになります。

アニメリゼロの中でも、愛嬌の良さとスキンシップの過剰さや、語尾にニャンをつけるなど、知らない人が見れば勘違いしてしまいそうですが、これは見た目の通りにネコをかぶっている状態です。時折、天然の君主のクルシュをからかってみたりなど、いろいろな表情を見せてくれます。

また、あざといほどのスキンシップを見せたと思ったら、合わない人にはとことん怪訝な表情をしたりなど、怒らせたらダメなキャラクターでもあります。デレとトゲの部分の落差が激しく、はっきりとした性格のために、余計にかわいい面が引き立っています。

リゼロの世界観の中で、水の加護を司っているフェリスは、水系の魔法を得意とし到達できる最高点まで達しているスキルの持ち主。その代わり、他の系統がからっきし向いていない。そのため、治癒系の一点突破型の能力を持っていて、死者蘇生直前であれば、どんな傷でも治してしまう騎士というよりもヒーラーなどの、後方支援タイプのスキルの持ち主です。

使い方によっては、相手を殺すこともできるスキルを持っているフェリスですが、封印しておりクルシュに対しても秘密にしている。この治癒系のスキルとカルステン家の後ろ盾によって、剣術には長けていないものの、王国唯一の水魔法使いに送られる青の称号を得ています。

ファンタジー系の強いリゼロのキャラクターで、ファリスの声を演じているのはおっとりとした声が特徴で、多くのアニメに登場している声優さんで、中性的なキャラクターの声を担当したことのある人、堀江由衣さんがフェリスを演じています。2000年以降のアイドル声優ブームのひとりで、水樹奈々さんと田村ゆかりと並ぶ三大巨塔の一人でもあります。

宣材写真として、顔を公開している声優さんが多い中で、年齢を重ねるごとに若返る人がおおく、堀江由衣も年齢が重ねるごとに若返る印象を受ける声優さんでもあります。ある意味。声を仕事としていることで、性別関係なくキャラクターを演じ分けられる素質を持った声優さんです。

こんな見た目で、声優さんも女性。しかし。それでもフェリスは「男の子」なのです。男の娘と見た目が完全な女の子にしか見えない容姿ではありますが、残念ながら「男の子」なのです。設定なのでしかたのないことなのですが、「女の子でも良かったんじゃない？」という意見も多くあります。リゼロ小説版からアニメ化する際にも、フェリスに関しての性別をアレヤコレヤと物議を醸したそうです。

リゼロのクルシュの騎士も努めているフェリスですが、騎士制制服ではないときの衣装が、これまたポイントを抑えた衣装となっていて、フリルを多用した衣装となっています。ブルーを基調としたところは、女性をイメージする「海」や「空」で統一されていて、清涼感や冷たいと言うイメージもありますが、そこは男の娘という意味合いも含めると色味は納得ができます。

フリルを多用したり、大きめのリボンや髪飾りによってより女性らしさが衣装からでています。このことから、フェリスはあえて女性を意識しているのではないかと思える程です。アニメ版リゼロっでは、ここまでフリルを多用しているキャラクターはいないため、余計にフェリスが目立っています。

クルシュとは、リゼロスピンオフ作品にもちらっと取り上げられていますが、クルシュに対してのフェリスの忠誠心の大もとや、フェリスの過去にも関係してきます。そんな中の良いクルシュと一緒にお風呂も入ると言います。あれ？フェリスの性別は男の子です。クルシュも気にしていないようで、男の子であることを確認したとのこと。このふたりについては、このあとで語ることにします。

アニメリゼロの後半でフェリスは、一度ボロボロの布状態の服となっていますが、本人の言う通りに引くは治癒魔法で服は再生できないと言っています。つまり些細な身体の怪我であれば、治癒魔法で治せます。ただ、アニメの23話での、ボロボロの服を来ているのにはわけがあり、一度死んでしまっています。漫画の方でも「一度死んじゃっただけ」とさらっと発言しています。

このことからも、フェリスには性別以外にもいろいろな秘密が、含まれています。小説版リゼロでもこのあたりは語られていないことが多く、ぼかした状態でのキャラクターの台詞になっていたり、明言されていない事が多いため、いろいろな憶測が及ぶのもうなずけます。

ここからは、フェリスの能力に関してピックアップしていきます。先程から能力に関しては、チラホラとでては来ていますが、しっかりとピックアップはしていません。しかし、ここからはじっくりとピックアップしていきます。アニメリゼロでは中盤以降に登場するキャラクターのため、なかなかそこまでスキルを使うシーンがありませんでした。ここでリゼロのフェリスの能力について取り上げます。

水の加護があることによって、フェリスには治癒に特化していてクルシュのもしもの場合には、都合のいい位置に所属しています。ルグニカ王国の青の騎士の称号を得ていて、主に治癒だけでなく水系統の魔法を極めている。水系統に特化していることで、死者蘇生の手前。死ぬ寸前であれば自分の体すら蘇生させてしまうほどの能力を持っている。

リゼロの世界観の中で、水の加護があることは結構優秀なことで、医師など国に無くてはならない加護とも言えます。フェリスがこの加護を受けていることで、クルシュの右腕としての役割の他にもいろいろと、クルシュの手助けをできるようになります。

リゼロの中では語られてないことが多いフェリスの能力として、攻撃手段としての能力もあり、相手に触れることでマナを体内に流すことによって暴走させる事が可能。そのことで操り人形としたり、体内の循環器系を破壊して仕留めることも可能で、攻撃手段としては、えげつないほどのスペックを所有しています。

アニメリゼロの中では、数行の言葉でしか発言しませんでしたが、水の加護を得ているフェリスにとって、この人体操作はまさに「封印しておきたい」能力の一つであることは、間違いありません。小説版リゼロでもあまり触れられていないことからも、本人は、他言したくないのも納得できます。

ここからは、先程までと違い、リゼロのフェリスの壮絶な過去について取り上げていきます。あのフェリスの笑顔の影には、実は。とんでもない過去が関係していました。その過去をピックアップしていきます。そして、その過去があったこその、フェリスがあることがわかります。

リゼロの本編では少ししか語られていませんが、フェリスのあのケモミミはフェリスの魅力の1つではありますが、幼少期はそうも行きませんでした。アーガイル家は人間族の為にそんな家庭に生まれたフェリスは、母の密通によってできた不義の子とされ、疎まれたフェリスは幼少時代の多くを地下牢で10年近く過ごすことになります。

その後に、この虐待事件がカレステン家に知られることで、救出隊が送り込まれます。このときに救出隊に参してフェリスを救出したのが、クルシュでフェリスとクルシュの初対面はこれよりさかのぼり、地下牢である事から陰湿で食事も十分に与えられなかったことの後遺症で、フェリスが剣を持てないのはこれが原因となっている。アニメ版リゼロでは語られない過去にこんな内容があります。

アニメ編では語られていないアーガイル家ですが、父が母の密通が原因と断定してしまっていますが、ストーリーが進むうちに、そこまで単純ではないことが見えてきます。母の父による刺殺事件。そして、フェリスの母は本当に不義を働いたのか？さらにいうと、フェリスの本当の母は誰なのか？」と謎が多くなっています。

リゼロのアニメ版では語られませんでしたが、小説版でフェリスはこのような過去を経験しています。そしてフェリスの生まれたアーガイル家はこれ以降、小説版には姿を出さなくなります。フェリスはクルシュに拾われたことで、騎士となっていますが、この過去があって発育が良くなかったことであのような性別がチグハグな容姿になっているとしたら、悲しいものがあります。

ファリスの父親のびーンが、カレステン家から連れ戻そうとしますが、その理由は母を生き返らせるため。でしたが、その実。母親の死因は病気などの自然死ではなく、父のビーンにより刺殺されたものでした。フェリスの母への同情の言葉を受けた父は、愛するものに裏切られたや責めるような目をみて自責の念に耐えきれなくなった父。ビーンの自暴自棄中条からあります。

結果として、母親殺しに関してはフェリスが亜人であったことも、妻をめった刺しにしてしまったのもこの父がすべての元凶となってしまっていました。自責の念とありますが、これがキーとなりアーガイル家に唯一残った女給がキーとなってきます。

ここで一つの疑問にぶつかります。不義を働いたのが母であれば、父の能力をフェリスが受け継ぐはずは無いのですが、現にしっかりと受け継いでいるフェリス。ということは、不義を働いたのは母ではなく父であることになります。このことでフェリスへの虐待や妻を刺殺した理由に、納得が得られます。

自分の過ちを認めたくないが故の非道な扱い、責任転嫁に10年にも及ぶ地下監禁によるフェリスの発育不良という、壮絶な過去をフェリスは経験しています。この内容からしても、アニメリゼロに取り上げるわけにはいかないのも納得できます。

ここまで何度と無く登場してきたリゼロのフェリスの家系のアーガイル家の女給の存在。作中では協力的な対応やフェリスの違和感などがところどころに描かれていますが、作中では乳母としか描かれていませんが、所々に女給に感じるフェリスの安堵感は、ぼんやりと母の絆を描写しています。そして、しばらくの後。クルシュと女給の会話がありますが、察しのいいクルシュは女給の姿をみるなり、確信を抱いたようでした。

アニメリゼロでもフェリスは亜人の先祖返りの影響でネコ耳が生えています。つまり、フェリスの親は人間族であっても、その祖父や祖母が亜人であったことが証明されてしまいます。つまり。女給が母親という可能性が一番濃厚となっています。フェリスの一番の特徴の大きな瞳と髪の毛の色が、女給の色と同じであることからも母子であることが否応なくわかります。

フェリスが虐待の影響で剣を持てない理由に関しては取り上げましたが、女装する必要はありません。クルシュとフェリスの間でかわされた約束があり、その結果としてフェリスが女装していることになっています。作中では、言及されませんでしたが、いろいろな可能性が巡ってしまいます。アニメリゼロでも絡みの多いクルシュとの関係が見えてきます。

フェリスが幼少期の監禁の痕跡が一部にだけ残ってしまっているから、虐待の痕跡を隠すのではなくあえて肌を出すことで、明るく振る舞うようにしているなど。そして、男の娘を演じることで、過去の自分との決別を図っていることなど、いろいろと考える余地がでてきます。

フェリスの実家でもあるアーガイル家には、いくつもの謎や事件が含まれていて、フェリス自体にも壮絶な過去が背景にあり、今のフェリスを形作っています。フェリスの父はフェリスの力で母をよみがえらせますが、その妻は夫への復習となりますが、ややこしいことには間違いありません。そんな複雑な環境で行きてきたからこその、フェリスのあの仕草が物語っています。

リゼロのフェリスにこんな過去があったからこそのあの笑顔と思うと、なんとも言えない感情が芽生えてきます。

アニメ「リゼロ」のフェリスを語る上で、声優は欠かせないものがあります。リゼロの中でも重要な位置づけのフェリスを務める声優は、大御所と言っても良い方が努めています。まさにリゼロのフェリス役にピッタリの声優となっています。

2000年以降のアイドル声優ブームの一翼で、火付け役でもある堀江由衣さんは、おっとりとした優しい声が特徴的なことから、リゼロように主要キャラクターの右腕のキャラクターや、主人公を演じたりなど多岐にわたります。また堀江由衣さんもアニメキャラクターのような大きな瞳と小顔が特徴的なので、よりアニメとの親和性が高くなっています。

アニメリゼロの中でフェリスを演じていることで、その特徴的な声から堀江由衣さんとすぐに分かる人も多く、キャラに合わせたイントネーションの調整や、声のトーンなどいろいろなニュアンスを加味してフェリスを演じ分けている堀江由衣さんも、レジェントと呼べる声優さんです。

おっとりした優しい声から、中性的なキャラクターを演じることもあり、リゼロのフェリスもそうですが、他にもリトルバスターズ！でも中性的な男の子のキャラを演じています。また、デビュー当時から見た目が変わらないことでも有名で、若返っているという噂があるほどです。

逸話としては、リゼロなどのアニメだけでなく声優業として活躍する上で、ほっちゃんという愛称でも呼ばれている堀江由衣さんは、本人曰く「魔法少女に憧れ」ることで声優デビューしたことでも有名です。出演したアニメはリゼロだけでなくラブひなやフルーツバスケットやいぬかみっ！や化物語など、主要なキャラクタを演じていることから、リゼロに限らずアニメ業界には欠かせない声優となっています。

ここまで、リゼロのフェリスについていろいろとピックアップしてきました。その壮絶な過去から、性別が見た目と全然違うことや、この性別の見た目になった可能性などをいろいろと取り上げてきました。その見た目から可愛さや性別について注目が浴びますが、そうなった原因として壮絶な過去が関係していることを踏まえると、とても切ない気持ちにもなります。

小説投稿サイト「小説家になろう」に連載されていたリゼロ。今では、アニメ化もされていてその人気が伺えます。小説版でも、アニメ版とリンクする点も多く、「あぁ、ここアニメと一緒。」など自分で探しながら読むのも、新たな書籍の楽しみ方と言えます。コミカライズされたことで、リゼロの世界観はより視覚的に捉えやすくなり。より盛り上がりを発揮しています。

リゼロフェリスに関してのかわいいポイントとその笑顔に隠された悲しい背景など、いろいろと取り上げてきました。アニメリゼロでは取り上げられていませんが、小説版のリゼロではキャラクターの性格に至る背景などの細かな説明も、小説として語られています。このことで、アニメ版リゼロだけで走りえないキャラクターの生い立ちなどを、小説でたどることができます。

また、リゼロのフェリスには水の加護を得ることで、死者蘇生の手前までの怪我は何でも治してしまうことで、騎士の称号を得てクルシュの右腕として活動しています。そして、騎士になる過程もアニメ版リゼロでは語られずに、小説版リゼロのみとなっています。そのため、アニメ版リゼロから入って、小説版リゼロに入りフェリスの過去に気づくことで、あの笑顔の影に隠された真実に気がつく楽しみもあります。

また、小説版リゼロから入ったことで、過去の生い立ちなどを知った上でのアニメ版リゼロをみることで、よりキャラクターの表情の影に隠された設定を知ることで、よりリゼロそのものを楽しむことにも繋がります。そして、今回のキャラクターフェリスに関してもどうして性別とは違う格好をしているのかやフェリスの生い立ちなどは、アニメ版リゼロでは少ししか語られていないのです。

リゼロのフェリスを演じるのは、ほっちゃんこと堀江由衣さんで、魔法少女になりたくて声優デビューしたひとで、リゼロだけでなくラブひな！やフルーツバスケットなどの王道のラブコメなどを経験してきている、アイドル声優でもあります。

堀江由衣さんも、アニメ版リゼロのフェリスではありませんが、中性的なキャラを演じることも多く。過去作に多くの中性的キャラクターを演じてきています。このことからも、フェリス＝堀江由衣さんのイメージでの抜擢の意味合いも見えてきます。ここでは、フェリスについて述べてきましたが、アニメ版に限らずリゼロには、語り尽くせないポイントがたくさんあるので、楽しく拝見することにしましょう。