ダイヤのA・御幸一也を徹底解剖！彼女や過去の活躍からモデルまで！

寺嶋裕二先生による漫画作品ダイヤのAは、『週刊少年マガジン』（講談社）で2006年第24号から2015年第7号まで第一部が、同年38号より【ダイヤのA　act2】として第二部が連載されています。原作の漫画以外にも、テレビアニメ・ラジオ・舞台など様々な方面で活躍しており、幅広い層のファンから支持されています。

ダイヤのA単行本の帯にはよくプロ野球選手のコメントが載っています。名シーンも多く、プロ野球が開幕された今・夏の甲子園に間に合う今、ダイヤのAはぜひ読んでいただきたい熱い一作です。

ダイヤのAは主人公・沢村栄純が野球名門校である青道高校で、甲子園出場とエースポジションを目指し奮闘する姿を描いた、高校野球漫画です。その他にもポジション争いやレギュラー争いが熾烈に繰り広げられ、感情移入できる選手が必ず一人は存在するのではないでしょうか。

そしてダイヤのA主人公・沢村栄純やそのライバル降谷が青道高校への入学を決めたキッカケとなった人物が、今回ご紹介する「御幸一也」です。【ダイヤのA】のキーパーソンにして、人気キャラの「御幸一也」。投手二人の人生を変えてしまう「御幸一也」とは、一体どんな人物なのでしょうか？まずはプロフィールをまとめてみました。

ダイヤのA青道高校野球部3年生（第二部現在）の正捕手で、背番号は2番です。179cm、71kgと程よく引き締まったモデルのような体型をしています。11月17日生まれのB型で、趣味・特技は料理です。ヒッティングテーマは「狙いうち」だそうです。作中では他校の選手や監督から「あのイケメンが！」と言われていますが、ファンからも御幸＝イケメンと言われています。

ダイヤのA御幸のトレードマークと言えば、「眼鏡」や「スポーツサングラス」ではないでしょうか。普段は眼鏡、野球をする時にはスポーツサングラスをかけています。

ちなみにこのスポーツサングラス、度は入っていないそうです。作者によると「あのグラサンはめにごみが入らないためのガードみたいなもの」とのことで、野球をする時にはコンタクトをしているようです。実は、眼鏡もスポーツサングラスも外した素顔は一度も描かれたことがなく、また眼鏡からコンタクト・スポーツサングラスに変える瞬間を誰も見たことがないそうです。

ダイヤのAの少し過去の話にさかのぼって、御幸が野球を始めた頃の話をしたいと思います。御幸はリトルリーグより野球をはじめました。ポジションは、誰もやりたがらなかった捕手に魅力を感じ立候補します。江戸川シニア時代には、小柄ながらも中学1年生でレギュラーになります。

そして試合に勝つために年上のチームメイトにもミスを容赦なく指摘していきます。この頃には既に捕手としての才能を開花させ、周囲の大人たちに「投手をさせても大成するのではないか？」と言われるほどの才能を持ち合わせていました。高島礼副部長から青道高校へのスカウトを受けたのもこの頃です。

ダイヤのA御幸の趣味・特技は料理ということですが、テレビアニメ47話にて、実家は「御幸スチール」という町工場であることが判明しました。更には作中の描写から父親と二人暮らしであることが推測され、忙しい父に代わり家事などは御幸が行っていたためなのではないかと言われています。

ダイヤのA沢村や降谷を青道高校へと導いた御幸ですが、御幸を青道高校へと導いた人物がいると言われています。その人物とは、御幸の1学年上の「滝川・クリス・優」です。クリスは青道高校野球部の捕手で、御幸が同じ捕手として尊敬している先輩です。

二人が初めて出会ったのはシニア時代の練習試合です。当時から捕手No.1としての呼び声が高かったクリスと試合する日を楽しみにしていましたが、クリス率いるチームに試合で負け、御幸は改めて野球が楽しいと感じます。御幸は青道高校へ入学後、クリスと正捕手争いを期待していましたが、最後の夏までに怪我の完治がかなわず、正捕手のポジションを外れることになり、御幸はクリスと正捕手争いをしたかったと悔やみます。

御幸はシニア時代に様々な高校からスカウトを受けていましたが、実は成宮鳴からもお誘いを受けていました。当時シニアの有望選手たちを集め、稲城実業で最強チームを作ろうとしていた成宮ですが、御幸は、「そんな強いチームがあるなら戦ってみたいだろ」と、このお誘いを断り青道高校への入学を決めました。現在はライバル同士である両校ですが、同じ地区なので甲子園出場は必ずどちらか一校しか果たせません。

アニメダイヤのAでは声優の櫻井孝宏さんが御幸の声を担当しています。たかぴろ・さっくの愛称で親しまれている櫻井孝宏さんは、ダイヤのAの他にも過去に「コードギアス」シリーズの枢木スザク、「〈物語〉シリーズ」の忍野メメ、「おそ松さん」のおそ松としても出演されています。イケメンキャラとイケボの相乗効果で、2016年に行われた第一回人気投票では、ダイヤのA御幸が見事1位に輝きました。

大人気の舞台【ダイヤのA The Live】ですが、御幸は一体だれが演じているのでしょうか？御幸役を演じているのは俳優の和田琢磨さんです。和田さんは過去に、ミュージカル「テニスの王子様」や、舞台「ノラガミ」、舞台「刀剣乱舞」などにも出演されています。

ダイヤのA御幸のヒッティングテーマは山本リンダさんの「狙いうち」です。「狙いうち」といえば、高校野球の応援歌としてよく使われているので、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか？曲名がボールをヒットする事を連想させることから、明治大学応援団がチャンステーマとして導入した事を皮切りに、プロ野球・高校野球でも応援歌として使われるようになりました。

他にもよく使われる応援歌として「サウスポー」、「アメリカンシンフォニー」、「ルパン三世のテーマ」、「必殺仕事人」等が挙げられます。

イケメン人気キャラである故の宿命とも言えますが、「御幸一也」には彼女がいるのではないかと噂になっています。彼女として可能性のある人物たちを、これから順番に見ていきます。

ダイヤのA御幸は高島礼副部長と仲が良く、作中で唯一「礼ちゃん」と呼んでいます。一人だけ呼び方が違い、下重な様子から少し関係が気になりますが、こちらは彼女ではなく指導者と生徒の関係でした。他の生徒よりも距離感が近いように感じるのは、過去に御幸をスカウトしたのが高島礼副部長であるからだと言われています。

ダイヤのA御幸だけが「礼ちゃん」と呼ぶことに関して、作者は公式ガイドブックのQ＆Aで「何でなんですかね？キャラ的に許されているとしか(笑)」と答えています。

現実世界では、部員とマネージャーが恋仲になる事がありますが青道高校の場合はどうでしょうか？青道高校野球部には女子マネージャーが4人（第一部の時点で）います。1年生が1人、2年生は2人、3年生は1人です。しかしマネージャーとお付き合いしているような描写や公式情報はありませんでした。

今回彼女の有無を調べてみましたが、彼女がいるような描写はありませんでした。ファンブックや公式情報でも彼女の有無に関する情報は見られませんでした。彼女の他にも、御幸には姉がいるのではないかと言われていますが、こちらも描写や情報がないのでいないと考えてよいでしょう。創作（夢小説）などでよく御幸が話題になるので、それが原因ではないかと言われています。

ダイヤのAにはモデルにした高校や人物がいると言われています。作者によると「青道高校のユニフォームは埼玉県の埼玉栄高校、グラウンドや寮は愛媛県の済美高校を参考にした」ということです。ユニフォームと寮をそれぞれ比較してみたいと思います。

ダイヤのA青道高校と済美高校どちらのユニフォームも、真っ白のユニフォームをベースに、高校名を紺色、そしてその周りを黄色で囲むというデザインです。

ダイヤのA作者によると参考資料を取ったそうで、寮の外観は全く同じと言っても過言ではありません。現在、埼玉栄高校の栄心寮は使われなくなったため、看板は外されたみたいです。
 

関東No.1サウスポーの愛称でおなじみ成宮鳴率いる稲城実業は、早稲田実業をモデルにした高校です。青道高校・稲城実業と並ぶ三大強豪の1つである市大三高は日大三がモデルになっています。夏の大会で番狂わせを起こした薬師は常葉菊川を、黒士舘は国士舘をモデルにしています。大阪桐生は言わずもがな、大阪桐蔭がモデルです。

主人公・沢村栄純は和田毅選手がモデルになっています。剛速球の降谷暁フォームの力感は藤川球児選手、雰囲気は野茂英雄選手を参考にしたそうです。次に関東No.1サウスポー成宮鳴は杉内俊哉選手のフォームを参考に、工藤公康選手をモデルにしました。番狂わせの薬師投手・真田俊平は西口文也のフォームを参考にしたそうです。残念ながら、御幸のモデルになった人物については明かされていないようです。

ダイヤのA御幸の活躍した名シーンや名言をまとめてみました。これであなたも「御幸一也」にハマること間違いなしです！！

「投手をマウンドで輝かせるためならなんだってするぜ、どんな嘘でもどんな嫌われることでもな」よく、捕手は投手の女房役と言われます。この言葉は「投手のためになるのであれば、故意に嫌われるようなことでもできる」ということですが、すなわち「投手に対して勝つために尽くす」と解釈できます。

「やるからには結果にこだわりたい…勝つことにはとことん貪欲でありたいと思います」御幸は新チームでキャプテンに就任する事になり、チームメイトの前で決意表明を行います。前年度の夏大会で経験した悔しさから、顔つきも変化しました。

「ゴチャゴチャ余計なこと考えねーで俺のミットだけ見てればいーんだよ」投手の闘志を燃やす一言です。沢村は過去色々考えると思うような投球ができない事が多く、落ち着いて自分のピッチングができるように捕手として放った言葉です。

「グラウンドの中じゃ選手はみんな対等なんだ…学年なんて関係ないっスよ！」これはシニア時代の御幸の言葉です。この頃にはすでに、投手と捕手で1つのバッテリーだから、勝つためなら学年は関係ないと考えています。年上でもバッテリーなのだから、投手の改善点はどんどん指摘していきます。

「甲子園行きを決めた俺達を置いてチームは去れねえだろ？」と春の選抜を前に片岡監督が青道高校野球部を去ろうとしている事に気付き、揺らぐチームメイトたちに新キャプテンである御幸が放った一言です。ここまで5つの名シーンをお届けしましたが、この他にもまだまだたくさんの名シーンがあります。気になる方はぜひ、原作をお読みください！

御幸に関する小ネタ集を集めてみました！ここまでは完璧な御幸の姿や情報をお見せしましたが、御幸にも苦手なものや御幸に関する小ネタまで紹介します。青道高校の野球部の寮生は、白ご飯を3回おかわりし完食する事が決まりです。平気でたいらげる御幸ですが、実は「甘い物」が苦手だという一面もあるようです。

野球に関して御幸は、適格なリード力・捕球力・強肩が備わっている事から天才と言われていますが、「サッカーがど下手」という意外な一面もファンから「かわいい」と愛されています。

ファンから狸に例えらる事の多い御幸ですが、一体なぜなのでしょうか？こちらのツイートがその原因のようです。作者が公式Twitterで、キャラクターの誕生日を祝ったり、不定期に鉛筆で描いた絵を投稿します。このツイートは冗談でスポーツサングラスのイラストを載せたものですが、これが御幸＝狸になっていまったと考えられます。

現在、単行本ダイヤのA actII11巻が絶賛好評発売中のダイヤのA。その中でも今回ご紹介したのは物語のキーパーソンで、とても人気の高いキャラクター御幸一也です。今回は気になる彼女の存在や過去の名シーンに迫ってみましたが、いかがでしょうか？現在ダイヤのA原作では東京選抜入りした御幸が、これまでライバルだった選手たちとチームを組み、アメリカのチームや大学チームと試合をします。

さらなる活躍も期待でき、御幸の帰りも待ち遠しいという声も多く上がっているようです。そして残された青道高校もキャプテンの御幸不在の中、練習試合で負けじと奮闘しています。これからの展開が気になっているファンの方も多いのではないでしょうか。今後も御幸の、そして青道高校の更なる活躍に期待しましょう。